平成20年12月8日(月)

◆全県/東近江・永源寺◆
都市と農村住民が交流
移住など熱く語り合う
空き民家の活用へ
1泊2日で田舎暮らし体験

◆東近江◆
八日市郷土文化研究会が発行
「蒲生野」40周年記念号
=地域先人の生きざまを研究発表=


◆東近江◆
高齢者の交通死亡事故が多発
県下32人うち10人占める
=東近江署管内 指導訪問や老ク啓発=


◆東近江◆
第1回東近江市選手権
=水泳競技大会―出場者募集=


◆東近江・八日市◆
新酒「初舟」発売
近江酒造


◆東近江・五個荘◆
金堂まちなみ保存交流館が開館
近江商人の心髄「おもてなし」
百貨店王・中江冨十郎邸
=蘇生プロジェクトで保存修理=


都市と農村住民が交流

移住など熱く語り合う

空き民家の活用へ
1泊2日で田舎暮らし体験



◆全県/東近江・永源寺◆
▲君ヶ畑、政所町など東部7集落を散策する参加者ら

 永源寺東部地域で先月末、空き民家の活用や田舎暮らしについて都市と農村住民が語り合う「田舎暮らし体験ツアー」が行われた。

 過疎化や高齢化が進む中山間地域の活性化を図ろうと、東近江市と県、県立大学が進める取り組みのひとつで、空き民家の活用や地域活性化に向けて、地元住民と検討が進められてきた。

 ツアーは、実際に都市の人々に地域の実態を知ってもらうとともに、地元住民にも都市住民の田舎暮らしに対するニーズを感じてほしいと、日帰りおよび一泊二日の二コースで七つの集落(蓼畑町、杠葉尾町、黄和田町、政所町、箕川町、蛭谷町、君ヶ畑町)を散策したもので、県内外から応募した三十代から七十代までの三十一人が参加した。

 参加者らは、地元住民に案内を受けながらそれぞれの集落を散策し、地域の暮らしぶりに質問したり、写真に収めながらゆったりと見学した。箕川町では、地元の山を中心に活動する「永源寺スギファンクラブ」代表の阿野信雄さんから活動内容を聞いたほか、蛭谷町の木地師資料館などを見学し、木地師発祥の地・永源寺の歴史を学んだ。

 この後、郷土料理に舌鼓を打ちながら親睦を深める意見交換が行われ、都市から農山村への移住・定住などについて語り合った。宿泊コースの二十人は翌日、こんにゃくづくりや山登り、木工クラフトなどを体験し、豊かな自然に親しんだ。


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八日市郷土文化研究会が発行

「蒲生野」40周年記念号

=地域先人の生きざまを研究発表=


▲発行された「蒲生野」40周年記念号
◆東近江◆

 八日市郷土文化研究会(中島伸男会長、会員二百四十人)は、主に湖東地方の歴史・民俗・文化を中心に、地域にまつわる秘話をまとめた会員レポートや随筆などを掲載した機関誌「蒲生野」を年一回のペースでまとめ、このほど「発足四十周年記念号」(A5判、百八ページ)を発行した。

 巻頭には、市史を読む会百回記念での出目弘前会長の思い出話や、渡辺守順顧問の講演内容「近代小説の東近江市」が記載され、武村正義元大蔵大臣の特別寄稿「真冬の仏像めぐり」、中島会長の「伝説で追う惟喬親王(これたかしんのう)の足跡(1)」が興味を誘う。

 八日市飛行場に関しては、第八航空教育隊に所属していた映画俳優の故三船敏郎の軍隊生活を書き記した「世界のミフネの航空兵時代」(中島会長)、布引丘陵に今も残る「掩体壕づくりに参加して」(小杉弘一さん寄稿)が目を引く。

 このほか「佐和山城主・堀秀政」(高橋一氏)、「戦時下の学校生活」(和田徳蔵氏)、「戦争の惨禍を語り継ぐ」(久田政男氏)、「湖東の巨匠・沢ちゅうさん」(加藤幸蔵氏)、沢島忠監督の「人と作品」(野村しず一氏)、「子どもの遊びいまむかし」(村田昌平氏)などが掲載され、会員の自由意見の場「談話室(万葉慢歩)」や地元歌人の「蒲生野歌壇」も設けられている。

 編集担当の藤本長藏事務局長は、温故知新を研究会課題の一つに挙げ、蒲生野を読むことによって「人はそれぞれの時代にどう生きてきたのか、何を求め、どう対処してきたかがうかがえる」と語り、それは「混とんとした現代に生きる我々に、少なからずヒントを与えてくれるのではないか」と話す。

 機関誌「蒲生野」は、会員以外の一般にも一部二千円で頒布され、希望者は、中島会長(TEL0748―23―2255)か藤本事務局長(TEL0749―45―1486)へ申し込む。


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高齢者の交通死亡事故が多発

県下32人うち10人占める

=東近江署管内 指導訪問や老ク啓発=


▲高齢者宅を啓発訪問する交通安全協会女性部員ら
◆東近江◆

 東近江署管内における交通事故で死亡した人は、昨年に比べ六人増の十二人と急増している。このうち六十五歳以上の高齢者は十人で、八人増えたばかりでなく、全死者の八割以上に達するなど、最悪の事態に陥っている。

 県下の交通事故による死者は六十九人で、うち高齢者は三十二人と半数以下にとどまっているが、東近江署管内の高齢者十人は県全体の三割以上を占めている。

 特に、夕暮れ時から午後八時にかけての死亡事故が八件発生し、うち六人が高齢者で、五人が歩行中だった。昼間では自転車乗用中が目立つ。

 このことから東近江署は、高齢者の交通死亡事故多発警報が発令された先月、管内の高齢者宅約五百世帯を交通安全協会女性部と共に訪問した。

 多発している高齢者死亡事故の現状ほか、歩行や自転車、運転中の注意点を説明し、夕暮れ以降の外出時にはパンフレットと共に手渡した反射材を使用するよう呼び掛けた。

 一方、東近江市老人クラブ連合大会の研修会でも、県警本部交通安全推進ふれあいチームを招き、同様の啓発活動にも取り組んでいる。東近江署がまとめた年内の交通死亡事故状況(十一月二十一日現在)は次の通り。


 (1) 一月二十日午後五時半、建部下野町の県道、普通乗用―歩行者、七十代の女性死亡
 (2) 一月二十四日午後七時前、林田町の国道、軽トラ―大型トラック、七十代の男性死亡
 (3) 二月十日午後七時半過ぎ、山上町の国道、軽トラ―歩行者、七十代の女性死亡
 (4) 三月三十一日午後八時前、川合町の県道、普通乗用―歩行者、五十歳の男性死亡
 (5) 四月十二日午後二時過ぎ、日野町の町道、軽乗用(単独)、九十代の男性死亡
 (6) 五月三日午後二時過ぎ、桜川東町の市道、農耕トラクター(単独)、七十代の女性死亡
 (7) 五月八日午後十時半過ぎ、種町の県道、自動二輪―軽乗用、三十代の男性死亡、
 (8) 六月二日午後八時前、下二俣町の県道、軽トラ―歩行者、七十代の女性死亡
 (9) 八月十八日午前十一時半、垣見町の市道、軽乗用―自転車、七十代の女性死亡
 (10) 十月三日午後七時半前、東今崎町の市道、普通乗用―歩行者、七十代の男性死亡
 (11) 十月十九日午前十時半過ぎ、建部下野町の県道、軽乗用―自転車七十代の男性死亡
 (12) 十一月七日午後五時半前、五個荘竜田町の市道、普通乗用―歩行者、七十代の女性死亡


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第1回東近江市選手権

=水泳競技大会―出場者募集=


◆東近江◆

 東近江水泳連盟は、来年一月十八日に東近江市能登川プール(垣見町、二十五メートル公認)で開催する「第一回東近江市選手権水泳競技大会」の出場者を募っている。

 種目は、自由形・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライの五十、百メートル(中高校生は二百、四百メートルも)と、個人メドレーの二百、四百メートル、団体によるリレー、メドレーリレーがある。年齢区分は「小学二年生以下」「小学・四三年生」「小学五・六年生」「中学・高校生」「一般」。参加制限は一人二種目以内(リレー、メドレーリレーを除く)。

 参加料は、市内在住、在勤、在学および市内水泳団体所属者は一種目五百円(上記の条件で日水連SWMSYSエントリーが出来ない場合は六百円)、市外の人は一種目七百円(同エントリーが出来ない場合は九百円)、リレー種目は市内外ともに一千円。

 申し込みと問い合わせは、〒527―0113東近江市池庄町496、湖東プール(TEL0749―45―1213)へ。締め切りは今月十七日(午前中必着)。


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新酒「初舟」発売

近江酒造

◆東近江・八日市◆

 東近江市産の米と鈴鹿の水で醸造した生まれた近江酒造の新酒「初舟」が発売された=写真=。


 生原酒のコクと味わいが特徴で、新酒ならではの風味が季節感を醸し出す。一・八リットル入り二千三百十円。問い合わせは、同酒造(22―0001)へ。

 


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金堂まちなみ保存交流館が開館

近江商人の心髄「おもてなし」

百貨店王・中江冨十郎邸
=蘇生プロジェクトで保存修理=

▲金堂まちなみ保存交流館の除幕式


◆東近江・五個荘◆

 保存修理が行なわれていた近江商人の本宅・旧中江邸(東近江市五個荘金堂町)がこのほど、まちづくり活動の拠点となる「金堂まちなみ保存交流館」として開館した。運営主体は、地元住民らでつくるNPO金堂まちなみ保存会(西村實理事長)。全国には八十カ所の国重要伝統的建造物群保存地区があるが、地元保存会が運営するのは大変珍しく、全国の関係者らから注目を集めている。

 旧中江家住宅は、大陸の百貨店王と称され、戦前の朝鮮・中国に二十店舗もの三中井(みなかい)百貨店を築いた中江四兄弟の三男・冨十郎が住んでいた屋敷で、その孫に当たる一夫氏が所有していたが、昭和五十年頃から無住となり、売却の意向を示していた。

▲開館式であいさつする西村理事長
 家人も思い悩んでの決断だったが、地域にとっても思い出深い屋敷であり、金堂町と町並保存会(同NPOの前身)が「景観保全のために」と、当時の五個荘町に保存を要望し、その結果、建物は中江氏が寄付、土地は同町が購入。合併後、伝建事業として東近江市が引き継ぎ、五年にわたる保存修理が行われてきた。

 しかし、市の財政は厳しく、管理運営を地元でお願いできないか―と相談が寄せられ、同住宅を地区の交流館にする「近江商人屋敷蘇生プロジェクト」がスタートした。さっそく、運営のための準備会とまちづくり研究が行われ、目指す交流館を▽住民にとって「生きがい」の場▽近江商人の心髄「おもてなし」の場▽老若男女の「学び」の場―と位置づけ、実践のための組織強化としてNPOに発展させた。

 当時を振り返る西村会長は「これは正直、大変だと思いました。保存会は自治会の一組織で、収益はほんの少しだけ。しかし、他の伝建地区に行かれた方はお気づきと思いますが、金堂には町並み保存の紹介や湯茶のもてなし施設がない。こうした活動拠点を持つことは発足当初からの夢だったんです」と話し、当時の壁色に復元された室内を感慨深く見渡した。

 交流館は、観光客の休憩場所や物産販売、観光案内をはじめ、会議や自治会の催し等に解放するほか、伝建保存事業にかかる現状変更の事前相談など、修理・修景に関する市の相談窓口も開設(月・火曜日の午前九時〜午後四時)される。設計工事費総額は約七千万円。延べ床面積約四百三十二平方メートル。

 


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

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