滋賀報知新聞(ニュース)平成13年2月7日(水)第12556号

日本史上・考古学上の大発見に反響

現地にどっと1300人

=能登川町「亀塚古墳」で見学会=


現地での説明に耳を傾ける参加者ら

(湖東・能登川町)
 「日本史上、考古学上の大発見」として今月初め、全国のテレビや新聞で大々的に報道され、一躍注目の的となった能登川町長勝寺・神郷両地先の亀塚古墳(かめづかこふん)でこのほど現地見学会が開催され、関西圏を中心とする各地から約千三百人もの人が押し寄せた。

 同古墳は、JR能登川駅の東約一・八キロ、乎加(おか)神社の裏手に位置し、北東には縄文後期の集落跡・正楽寺遺跡、西側には弥生後期から古墳、鎌倉時代まで約千年以上にわたって栄える湖東地域の中心集落・斗西(とのにし)遺跡、中沢遺跡が隣接している。

 地元では「亀山」の名で親しまれ、長年の間正式に調査されることなく地元の氏子の手により大切に保存されてきたが、県の緊急雇用創出事業の一環である同町内遺跡詳細分布調査測量委託事業において、昨年十二月から実施されている遺跡範囲確認調査で「最古級の前方後方墳であり、かつ平野部に存在するものでは初の高い墳丘を持つもの」であると判明。さらに、邪馬台国卑弥呼に唯一反発した男子を王とする国『狗奴国(くなこく)』の王墓の可能性も高く、新聞各紙はいずれもトップでこの大発見を報じた。

 当日の見学会は、予想をはるかに上回る人数に急きょ二部に分かれて行われ、現地を前にした参加者らは説明に耳を傾ける傍ら熱心にカメラを構え、貴重なその姿を写真に収めていた。

 大阪市から訪れた五十代の男性は「現地を見て『こんなところに?』と、驚いた。主体部の発掘はまだとのこと。今後のさらなる調査に期待したい」と興奮ぎみに語り、地元住民らも「昔から古墳というのは聞いていたが、これほどのものとは」と驚きを隠せない様子だった。


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特産品でまちづくり

アイデア料理を募集

=竜王町でコンクール=

(湖東・竜王町)
 竜王町は、二十四日に同町農村環境改善センター(山之上)で開催する「手づくり加工品展示会&フォーラム」で展示するアイデア料理を募集している。

 部門はパン(菓子類を含む)、またはフルーツ(ジャム、ジュースを含む)の二部門で、募集数は先着五十点。町内外を問わず誰でも参加でき、一人(一グループ)につき二品まで出品できる。

 希望者は、所定の用紙に必要事項を記入し、十五日までに同町産業振興課(TEL58―3706)、または同町農村環境改善センター(TEL57―1029)へ提出する。

 なお、当日は午前九時からの開会式の後、静岡県で特産品づくりによるまちづくりに取り組む太田隆子氏(天竜市夢未来くんま)が、「かあさんたちの村おこし」を講演する。

 トークタイムでは、伝統食に詳しい榎和子・滋賀女子短期大学学長をコーディネーターとして迎え、「竜王のうまいものづくりを考える」をテーマに活力あるまちづくりについて考える。

 パネリストは、竜王町そば振興会の菱田淳子氏、やまのうえレディースの眞野のぶ子氏、健康農園ビタミン村の邑地礼子氏、竜王町あえんぼグループの勝見ふぢ江氏、かがみの里グループの林みち代氏が務める。


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近江八幡・水の郷

キャンペーン大使募集

=観光物産協会 =

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡観光物産協会では、来年度の「近江八幡・水の郷キャンペーン大使」を募集している。
 夏のびわ湖まつり感謝使節を兼ね、同協会や市の主催行事に曜日を問わず参加できる十八歳以上の市民で未婚、男女は問わない(高校生は不可)。

 一年間に渡り近江八幡の観光、物産のPR活動の第一線で活躍してもらう。募集人数は二人で、他のミスやコンパニオン等の契約を結んでいないこと。

 認定されると十万円の旅行クーポン券と同協会加盟の企業から商品券やディナー招待券など十点の副賞が贈られる。三月二十五日に非公開の面接審査を行い、適任者を選考する。

 問い合わせと応募先は、同協会(TEL 32-7003)へ。締め切りは三月十九日。


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道徳教育へ5つの提言

実践活動振興会議報告

家庭・地域社会との連携で
=生き方見つめる環境づくり =

(全 県)
 平成十二年度のテーマ「道徳教育・・学校と家庭・地域社会との連携を深める(提言)」について審議してきた県道徳的実践活動振興会議(会長・村田昇滋賀大名誉教授、委員十三人)は、このほど審議内容をまとめ、西堀末治県教育長に報告書を提出した。報告書は、各市町村の教育委員会に配布され、実践に移される。

 同会議は、県教委が学校・園における道徳教育の推進と充実への方策などを審議するため、教育関係者、PTA代表、学識経験者、地域、企業、青年、青少年健全育成団体などの代表を集めて設置。テーマに沿って五回の審議を行ってきた。

 報告書は、青少年のモラルの低下や問題行動の増加は社会的な問題であり、解決に向けて道徳教育の充実は重要課題であり、学校だけでなく家庭や地域社会が一体となって進めるところに大きな成果が見出せるとして、「学校への提言・・家庭や地域に開かれた道徳教育を推進しよう」「子どもへの提言・・自分の生き方を見つめ、考えよう」「家庭への提言・・子どもとともに生き方を考えよう」「地域への提言・・未来を担う子どもを地域で育てる雰囲気を高めよう」「社会への提言・・子どもの心が育つ社会をつくろう」の五つの提言を行い、次のような実践のポイントと課題を掲げている。

【学校への提言】▽「道徳」の特質についての理解を深める▽体験だけでは豊かな心は育たないことを理解しよう▽開かれた道徳教育の推進▽道徳の時間に心を耕そう▽校長として道徳教育推進へのリーダーシップを発揮しよう

【子どもへの提言】▽自分を見つめる時間を大切にし、自分のよさを伸ばす▽地域活動に子どもの発想を生かす▽ボランティア活動に挑戦しよう▽自分の意見や考えを発表して交流しよう

【家庭への提言】▽家族のふれあいを大切に▽ルールやモラル、善悪を子どもにしっかり語ろう▽親も子どもとともに学ぶ姿勢をもとう

【地域への提言】▽あいさつを交そう▽子育てへの支援を行おう▽地域のよさに目を向けよう▽伝統文化や行事を大切にしよう▽環境を大切にする態度を育てよう▽地域の学びと交流の場として公民館を活用しよう▽地域の組織の連携をふかめよう

【社会への提言】▽子どもにかかわり続け、信頼関係を深めよう▽大人のモラルや生き方を問直そう▽国際的視野に立った日本人を育てよう


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