滋賀報知新聞(ニュース)平成13年2月9日(金)第12558号

東近江水稲直播サミット

成功例発表や課題出し合う

=雑草対策から後継者問題まで=


事例発表者によるパネルディスカッション=JAグリーン近江本店大会議室で=

(湖東・広域)
 低コストや農作業の省力化などが魅力の、米の直播栽培の普及定着をめざす「東近江水稲直播サミット」(県中部地域農業改良普及センター主催)が、このほど八日市市のJAグリーン近江本店大会議室で開かれた。

 会場には東近江地域二市七町の稲作農家ら約百人が参加。同センターによる直播栽培のメリットや成功のためのポイントなど簡単な説明が行われたあと、実際に直播栽培に取り組んでいる農家などによる事例発表が行われた。

 藤田豊さんは、集落の農地を一農場方式で経営し、直播栽培の収穫量が従来の移植栽培を逆転するまでになり、さらに規模拡大を考えているが、安定した収穫をめざして試行錯誤している八日市市建部北生産組合の取り組みを、近江八幡市大中町の徳田為宏さんは、昨年の第一回サミットで直播栽培を決意し、ショットガン方式での栽培で、移植栽培と変わらない収穫量を上げることができた、永源寺町高木営農組合の久田隆史さんは様々な方法に取り組んだ結果、直播栽培にたどり着き、すべて兼業農家の組合の中で今では二十戸が一○○%直播での栽培に取り組んでいること、滋賀蒲生町農協の山中克己さんは、直播栽培の普及・技術向上のための具体的な支援内容などを、それぞれ発表。

 つづいて行われたこの四人にコーディネーターとして県農業総合センターの林吉一が加わってのパネルディスカッションでは、省力化による作業負担の軽減など直播栽培による効果や、雑草対策などの問題点、後継者育成・確保などの課題などについて話し合った。


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21世紀のまちづくりへ

環境保全 いっしょに考えよう

=愛東町 13日にフォーラム=

(湖東・愛東町)
 愛東町は、十三日午後七時から町総合福祉センター・じゅぴあ会議室で開催する「愛東町の21世紀を共に考える環境フォーラム」への参加を、地域住民に呼びかけている。参加自由。

 フォーラムは、次世代により良い環境を引き継ぐため、人と自然との共生を基本に町にかかわるあらゆる人々の協動によるまちづくりをはじめようと開かれる。
 町環境基本条例検討委員会委員長の北村裕明滋賀大教授による基調講演「なぜ環境基本条例が必要なのか」、同委員会の堤昭子副委員長と澤田康弘委員による提案「こんな内容が条例に盛り込まれればいいな」、同委員会委員でもある藤井絢子滋賀県環境生協理事長をコーディネーターに迎えて意見交換「みんなで造ろう21世紀の愛東町を」を行い、意見交換では参加者から環境保全に関する要望や提案も出してもらう。

 フォーラムに関する問い合わせは、同町税務住民課(TEL0749―46―2261)へ。


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宴に舞う亨保内裏雛もユニーク

商家に伝わる 雛人形めぐり

=総勢100セットを公開 五個荘町=


豪華な雛人形がずらりと並ぶ近江商人屋敷内

(湖東・五個荘町)
五個荘町内の商家に代々受け継がれてきた伝統的な雛(ひな)人形を一挙公開する「商家に伝わる雛人形めぐり」が、同町金堂の近江商人屋敷をはじめとする観光施設五館で始まった。三月三十一日まで。

 近江商人の本宅が残る同町内には、商家の財力と文化水準を物語る貴重な美術品が数多く残され、親から子へ、子から孫へと受け継がれる雛人形もまた、稀少なものが多くある。

 同展ではそうした貴重な伝統あるものをはじめ町内各戸から寄贈された多彩な雛人形の数々を一堂に集めて、本来その家でしか見ることが出来ない優美な姿を紹介している。開催されている施設は、旧外村宇兵衛家・旧外村繁家・あきんど大正館・近江商人博物館・歴史民俗資料館の全五館で、飾られている人形の数は総勢百セットにのぼる。

 土人形シリーズや流し雛など各館それぞれに見どころも多く、特に外村繁家に飾られた亨保内裏雛(亨保時代)は内親王が宴を楽しんでいる姿が特徴的で、ひなまつりのにぎやかなムードが伝わってくる。歴史民俗資料館に飾られている最大の「御殿雛」も、高さ約一・四メートル、幅約一・三メートル程の立派な御殿を中心に十畳間いっぱいのお飾りが付いて圧巻。

 また、期間中、旧外村宇兵衛家では百円で甘酒の接待が受けられるほか、二月二十四・二十五の両日には「人間雛まつり」が催され、同町のキャンペーンレディー・あきんど大使扮する内裏雛らが、来館者に甘酒・白酒を振る舞う。先着五十人の子どもにはヒナアラレのプレゼントも。

 入場料は▽五館共通券/大人七百五十円、小人二百九十円▽近江商人屋敷(旧外村宇兵衛家・繁家)二館とあきんど大正館の三館共通券/大人四百円、小人百五十円▽近江商人博物館/大人二百円、小人百円▽歴史民俗資料館/大人三百円、小人百円・・で、

 詳しい問い合わせは五個荘町観光協会(TEL0748-48-6678もしくはTEL0748-48-2100)へ。


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頑張れ市民会議

湖国21記念シンポ

=17、18日 =

(湖東・彦根市)
 湖国二十一世紀記念事業協会と草津コミュニティ支援センターは「頑張れ市民会議!」をテーマにしたシンポジウムを十七、十八日の両日、彦根市の琵琶湖コンファレンスセンターで開催する。

 昨年度、同協会が実施した第一弾「川の流れのように」は河川の上・中・下流の市民を“つなぐ”というテーマだったが、今年度は“まず感じることから始めよう”をテーマに構成。一泊二日の合宿形式で市民会議に関わる人たちが膝をつき合わせて懇談する。

 参加者は市民会議に関わるすべての人(市民、行政、企業、研究者など)で、参加費は一万円(宿泊、資料代含む)。申込方法は、氏名、ふりがな、年齢、住所、電話番号、e-mailアドレス、所属、参加している会議を記入の上、「頑張れ市民会議」事務局(湖沼会議市民ネット内)へ。電話077(561)5383、FAX077(561)2124、 Eメールtutumitalk@livedoor.com


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琵琶湖博物館で民族資料展

「フナをとる漁具」を開催中


アラメエリ=水中に立てた簀(す)に導かれ、魚はツボに集まる。

(湖南・草津市)
 県立琵琶湖博物館は三月十五日まで、第一回琵琶湖博物館民族資料展「フナをとる漁具」を開催している。

 同博物館は昭和五十三年から平成七年まで、県教育委員会が県内各地から収集した民具六千五百点あまりを収蔵し、その整理を進めているが、その資料整理の成果を一般に公表する「琵琶湖博物館民俗資料展」を行っているもの。

 第一回目は「フナをとる漁具」。フナはもっとも身近な淡水魚の一つで、琵琶湖周辺では古くから食されてきた魚だが、フナをとるためには、タツベ、竹篁、網篁、オオギ、オシアミ、小糸網、そしてエリなどを使った多種多様な方法が知られてる。今回は、こうした漁法で実際に使われた漁具、百点ほどを展示している。

 時間は午前九時三十分〜午後五時(入館は午後四時三十分まで)観覧料は大人五百円(四百円)、大学・高校生四百円(三百二十円)、小・中学生二百五十円(二百円)。カッコ内は二十人以上の団体料金。休館日は毎週月曜日、休日の翌日。


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