滋賀報知新聞(ニュース)平成13年2月12日(月)第12561号

幼児期の過干渉が非行につながる

もともと悪い子どもはいない

=PTA大会で元暴走族総長が熱く語る=


会場いっぱいに詰めかけた保護者らに熱く語りかける伊藤氏(アピアホールで)

(湖東・八日市市)
 このほど開かれた第七回八日市市PTA大会(八日市市PTA連協主催)で、会場の八日市駅前のアピアホールは元暴走族総長の教育論を聞いてみようと集まった約三百五十人の保護者や一般市民で埋った。

 人のやさしさで非行から目覚め、今では非行や不登校などの青少年と生活をともにするなどして、立ち直りへの支援活動を続けるカウンセラーとして活躍、その献身的で熱烈な活動ぶりと、自らの経験から得た確固たる教育理念が全国的に注目を集め、東近江地域で開かれる教育集会にもひっぱりだこの伊藤幸弘氏が、「体当たり子直し親直し=最高の出会いが子どもを変える=」と題して、熱く子育てを語った。

 講演は、“過保護”と“過干渉”の違いと使い分けを中心に進められ、「○〜四歳までは“過保護”に育て、愛情を子どもに充分そそげば、子どものストレスを取り除ことになり、思春期を迎えて“過干渉”になっても親の言うことを聞くようになる」とし、今の青少年の非行や不登校は幼児期の親の“過干渉”が原因で、やさしくて寂しがりやの子どもが大きくなると、自分の行き場所がなくなったり、常に自分を認めてもらえないと非行や不登校などの問題行動を起こすようになると指摘。

 また、幼児期の“過干渉”は、親の勝手な“子ども像(人間性)”を子どもに押し付けるもので、これは“親の自己満足”に過ぎない。親との依存関係が少なく“過干渉”で育てられた子どもは、大きくなると人への依存度が高く、外面が大人でも内面は幼稚で、非行に走らなくても“支持待ち人間”になってしまうとも、手がけた多くの事例から分析した。

 同時に、「もともと悪い子はいない。幼児期の子育ての失敗は、いい出会いがあれば必ずよみがえることができる」と強調する。
 講演に先立って、小・中学生の野外体験活動「八日市市サマービレッジ」の模様について、長年サマービレッジ実行委員として青年リーダーを務めてきた竹内基恭さんによるスライド発表も行われた。


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長谷川集平さんの

絵本づくりトレーニング

=能登川町立図書館=

(湖東・能登川町)
 能登川町立図書館で二月二十四・二十五の両日、絵本作家長谷川集平さんによる催し「絵本づくりトレーニング」が開かれる。

 催し「その一」は、紙に黒丸を描いて文章を付けるなど、絵本を考えるポイントが見えてくる「おべんとう絵本をつくろう!」。
 教室は二十四日午後二時〜と二十五日午前十時半〜の二回行われ、参加者は二日間通して参加できる人に限る。参加費は無料で、定員は三十五人。各自、黒マジック・ノリ・エンピツ・消しゴム・ノート(メモ・スケッチ用)を持参する。

 一方、催し「その二」は、講演会「絵本は夢見るばかりじゃない」。『絵本のことを考えることは、人生とか世界を考えるのと同じことになってしまうかもしれない』と、ひたすら絵本とは何かを厳しく問い続けてきた長谷川さんに、絵本について存分に語ってもらう講演会で、二十五日午後二時から同館集会ホールで開催する。定員は八十人で参加無料。

 参加希望者は同館へ電話するか、カウンターにて直接申し込む。問い合わせは同館(TEL0748-42-7007)へ。

 長谷川さんは、絵本作家兼ロックミュージシャン。武蔵野美術大学在学中『はせがわくんきらいや』で第三回創作えほん新人賞を受賞し、その後、絵本や小説、評論、作詞作曲など多彩な表現を試みる。『すいみんぶそく』(童心社)『トリゴラス』(文研出版)『石とダイヤモンド』(講談社)など著書多数。


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市民、事業所、市の協働を重視

「さわやか環境審議会」が答申

「環境基本条例」制定に向けて
=さわやか環境週間の創設など要望 =


川端市長に答申書を手渡す北村会長

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市は、この三月議会に上程を予定している「市環境基本条例」について幅広い見地から意見や提言を求めてよりよいものにするために昨年九月、市さわやか環境審議会(会長・北村裕明滋賀大教授、委員十五人)を設置し、同条例のあり方について諮問。その答申書が五日、川端五兵衞市長に提出された。

 同条例は、環境行政の推進を市政の主柱の一つとする同市が今後、環境基本計画を策定し、施策を執行していくに当たり、そのバイブルとも言うべきもので、条文にどのようなまちづくりの指針が示され、明文化されるかが注目される。
 そうした観点から条例に専門家や一般市民から幅広い意見や見識を反映さそうと同審議会の意見を求めていた。

 同審議会は、これまでに市民環境フォーラムを含み五回の審議会を開催し、条例の目的や意義、施行に伴う課題と関係機関の役割などについて論議を重ねてきた。
 答申では、良好な環境の保全と創造を図るために基本的な指針を示し、市行政、市民、事業所の三者が担うべき役割の分担とそれぞれが連携を図りながら取り組んでいく仕組みを明記することに主眼を置いてまとめた。

 具体的には、「市民、事業者、市の三者が協働を図り活動する仕組み」、「時代にあった新しい水環境文化の創造」、「子どもたちへの環境教育」の三つの内容を同条例の方向性の中に加える必要性や市独自の「さわやか環境週間」の創設、環境基本計画の施策推進にあたり、市民、事業所、市の三者が協働し合意を得る場とする「水と緑の市民環境会議」と、基本方針を具体化する市長の付属機関「環境審議会」を設置することを求めている。

 市では、条例の制定を受けて平成十四年度末までに環境基本計画を策定する。同条例は、県下七市のうち五市で制定されている。


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野外活動を楽しもう!

3月「早春のつどい」

=荒神山少年自然の家=

(全 県)
 県立荒神山少年自然の家(彦根市)は、三月十、十一日の一泊二日で、野外活動を通じて交流を深める「荒神山早春のつどい」を開催する。豊かな自然に囲まれて、野外炊事や火祭り、自由交歓など様々な野外活動を繰り広げる。

 対象は県内居住の小学四年生から中学三年生までで、定員は百人(定員を超えた場合は抽選で決定)。参加費は二千八百円(一泊四食、リネン費、活動費など)で、当日に受付で支払う。

 参加希望者は、はがき裏面に「早春のつどい参加申込」と明記し、保護者氏名と参加者氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、学校名・学年を記入し、二十三日までに〒522―0047彦根市日夏町宮前4794、 県立荒神山少年自然の家「荒神山早春のつどい」係へ郵送する。問い合わせは、県立荒神山少年自然の家(TEL0749―28―1871)へ。


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運営委員と塾生募集

新たな発想力と行動力

=淡海ネットワークセンター=

(全 県)
 淡海ネットワークセンター(財・淡海文化振興財団)では、センターの運営に広く県民の意見を反映することを目的に運営会議の委員を公募する。
 募集人員は五人以内で、県内に居住または勤務し、市民活動を実践しているか市民活動に関心がある二十歳以上の人が対象。

 任期は、今年四月から二年間で、運営会議に出席して淡海ネットワークセンターの運営について広く意見を述べたり、提言を行ったりする。会議は概ね年間六回程度を予定。会議出席時に報酬および旅費を支給する。

 応募方法は、淡海ネットワークセンター運営委員応募書に必要事項を記入し、「NPOやボランティアの活動をより広げるためのあなたの考え」、または「淡海ネットワークセンターの運営についてのあなたの意見」を八百字以内にまとめた作文を添える。締め切りは三月十五日。

 また、同センターでは、地域の課題を発見し、解決のための方策を考え、そのための運動や事業をおこす地域プロデューサーの養成講座「おうみ未来塾」の第三期受講生を募集している。

 開講期間は二年間で、一年目は講義を中心として、土曜か日曜日に月一同程度開講。単に聞くだけでなくディスカッションして内容を深めることに重点を置いている。また、県内のまちづくりなどの先進地のキーバーソンに出会い、成功の結果とともにそのプロセスを学ぴ意見交換する。

 二年目はグルーブに分かれ塾生自身がテーマを出して研究に取り組んでいるが、グルーブ研究が中心で全員が顔を合わす機会が少ない。このため、県外の先進地視察や講義など二ヶ月に一回は集まる機会を設けている。

 「おうみ未来塾」は、塾生自身が創る塾で活動分野、年代の違う人が集い、その中でお互いが考え経験し、刺激しあい、ネットワークを広げそのプロセスを通じて新たな発想や行動力、ネットワーキング力を自ら養い、その経験を地域で活かしていくことがねらい。締切りは四月十六日。五月上旬に応募者全員に結果を通知する。

 いずれも応募先と問い合わせは、〒520−0806大津市打出浜14ー15、淡海ネットワークセンター(TEL077−524−8440)へ。


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