滋賀報知新聞(ニュース)平成13年2月20日(火)第12570号

八日市市 川合寺自治会

県と近隣景観形成協定結ぶ

郷土の歴史が薫るまちづくり
=織田画伯の「桜」をシンボルに=


中村市長に報告する福田まちづくり委員長

(湖東・八日市市)
 八日市市川合寺自治会(中根金治郎会長、二十四戸)は、ふるさと滋賀の風景を守り育てる条例(風景条例)に基づき、県から近隣景観形成協定地区の認定を受けた。このほど福田徳三郎まちづくり委員長が中村功一市長を訪れ、認定の報告を行った。

 同協定は、自治会や町内会などにおいて、建物の形や色彩の調和、緑化など景観形成について取り決めを結び、相互に協力して美しい住みよいまちづくりを進めていく制度で、市町村長の推薦を受け知事が認定する。

 川合寺自治会は、市が提唱する緑の湖(うみ)づくりに呼応して、町内の緑化に積極的に取り組み、昨年四月から近隣景観形成協定の締結に向け、会合や先進地視察などを行い、今回認定の「花と緑と桜画のロマンが薫る川合寺まちづくり協定」を締結した。同市では金屋総自治会に次いで二番目となる。

 協定では、住民が花づくり活動を通して親睦を図るとともに、桜画にまつわる郷土の歴史を継承し、潤いと安らぎ、誇りを感じる美しいまちづくりの推進を目的とした景観形成の取り決めを行っている。

 具体的には、建物の形態や色彩、道路沿いの生け垣や柵、庭への中高木の植栽など、周辺景観への配慮を求めているほか、地域が輩出した桜画家「織田瑟瑟(しつしつ)」にちなんで、桜をシンボルにしたまちづくりに取り組む。織田画伯は、川合寺出身の江戸時代の画家(1779〜1832)で、桜画を得意とした。

 福田まちづくり委員長は「美しい潤いのある景観づくりを進める一方、まちづくりに郷土の歴史を生かしていく」と述べ、中村市長は「ふるさとの歴史を知り誇りを持つことは大きな力になる」と、同市の北の玄関口となる川合寺のまちづくりに期待を寄せた。


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介護保険や生活習慣病を再認識

元気でいきいきがんばろう

=八日市地域勤労者互助会のセミナー=


簡単なテストで自己体力をチェックする参加者
=八日市市役所別館中ホールで=

(湖東・八日市市)
 地域の中小企業事業者や従業員を対象にした「ライフワークセミナー」(八日市地域勤労者互助会主催)が十七日午後から八日市市役所別館中ホールで開かれ、参加した約二十人の会員は“充実した時間(とき)を過ごすために”をテーマに、介護保険制度や生活習慣病についての理解を深めた。

 セミナーは会員の心身の健康増進などを目的に毎年開催されている。今回は、今年度からスタートした介護保険について再認識してもらうおうと、まず、八日市市長寿社会対策室職員から介護保険制度の仕組や保険料、利用方法などについての解説「介護保険で老後は安心」を聞き、積極的な情報収集と相談、自分自身が納得して適切にサービスを利用、介護が必要になっても住みなれた家で老後が送れるように、などのアドバイスを受けた。

 つづいて市保健センターの保健婦から「いきいき生活=身も心も健康に=」と題して、がんや心臓病、糖尿病など生活習慣病にならないための食生活、酒やたばこ、ストレス、運動、休養、定期健診などについて、一日の塩分量や運動量など、具体的な数字や例で自己管理の大切さを学んだ。

 また、簡単な体力テストで自分の体力年齢を測定したり、仕事の合間にすわったままできる体操に取り組み、健康への関心を高めた。


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リズミカルなステージ観客魅了

わたむきホールで演劇祭

=アマチュア劇団熱演繰り広げる=


日野町で開かれた演劇祭

(湖東・日野町)
 県内のアマチュア劇団が集まる「日野町演劇祭」が、同町わたむきホール虹でこのほど開かれ、力強い熱演がステージいっぱいに繰り広げられた。

 この催しは、演劇を地域文化として育てようと毎年行われているもので、高校生から一般の劇団五団体が町内外から出演した。

 トップバッターの日野高校演劇部は、オカルト風の芝居を披露。不思議な物語展開の中に、リズミカルでユーモアの利いたせりふも加えられ、観客は思わず笑いの渦に引き込まれ、会場はリラックスした雰囲気に包まれていた。


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奥野町長3期目へ意欲

日野町長選挙きょう告示

無投票当選の公算大
=空港積極推進に全力=

(湖東・日野町)
 任期満了に伴う日野町長選挙は二十日に告示される。選挙準備を進めているのは現職の奥野弘三町長(74)陣営のみで、無投票になる公算が大きい。

 候補擁立を目指していた住民グループ「住民本位の日野町政をつくる会」(対中芳喜代表)は、人選が難航しているため断念するものと見られる。同町長選挙はこれまで十二回行われ、今回が無風に終われば、無投票は五回目になる。

 続投目指す奥野町長は、昨年の十二月議会で出馬を正式表明し、最重要課題である空港に関して「町内の全関係集落に同意をもらい、環境が整った。これからも期待に勢一杯応えたい」と、積極推進の姿勢を示している。

 三期目への公約は、「人の和と対話」を基本路線に、(1)びわこ空港と名神名阪連絡道路の建設促進(交通)
奥野弘三日野町長
(2)図書館の第二期整備(教育)(3)男女共同参画社会づくりの推進(福祉)(4)東近江行政組合ごみ焼却炉の更新問題(生活環境)を主なものとして挙げている。

 とくに、町政で大きな柱に掲げる空港問題に関しては、「(建設予定地で環境アセスなどを)安全に調査できる確かな状況にするため、住民と話し合い、アセス調査と設置同意を併せてお願いしたい」と、計画前進に向けて意気込む。

 このほか、論議が高まっている市町村合併については、「職員の中で研究しているところ。日野の文化を守れるような形にしたい」と地域性を強調し、「メリット、デメリットを公開して住民全体で論議し、どこの市町と合併するか考えていきたい」と慎重な姿勢を示している。

 奥野町長は、昭和六十二年に日野町農協組合長理事、平成二年に県信用農協連専務理事を歴任し、空港推進を掲げて平成五年に初当選。これまで農業公園「ブルーメの丘」の誘致、幹線道路や下水道、各地区公民館の整備を進めてきた。同町佐久良八六四。

 なお、同町長選は二十五日、町内二十六カ所で投票され、わたむきホール虹大ホールで即日開票される。有権者数(平成十二年十二月二日現在)は、男性八千五百七十五人、女性九千三百六十一人の計一万七千九百三十六人。

 


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横幅30mの鍵型に決定

安土町の「あしあとモニュメント」

2100人の足形大集合
=3月初旬着工・5月中旬完成 =

(湖東・安土町)
 21世紀を迎えた記念イベント「あしあとモニュメント」づくりに取り組んでいる安土町役場の21プロジェクトチームは、主旨に賛同し多くの人々から寄せられた足形プレートをどのような造形物として仕上げるか検討を重ね、このほどその原案となるデザインを決めた。

 同チームは、新世紀の町行政を担っていく若い職員の感性を生かし、町が進むべき方向性の一つを探し当ててもらおうと平成十一年七月に発足し、世紀を渡る記念イベント事業に取り組んできた。

 「あしあとモニュメント」もそのひとつで21世紀への夢や期待、願いなど世紀を渡る橋上に居る人々の想いを足跡として次代に残そうと、昨年七月一日の老蘇小を皮切りに十一月二十六日まで計十回町内各地のイベント会場等に出かけ、広く一般に足型取りの参加を呼びかけた。

 その結果、目標としていた二○○一人を達成し、最終的には二一○○人、一、六○五枚の足型プレート(横23センチ縦35センチ厚さ2センチ)が集まった。それぞれの足型は、信楽町の窯業場で陶板に焼成し保管されている。その中には、アサヒビール名誉会長で同町に親戚がある樋口廣太郎氏や国松善次知事などの政、経済界人や重い病床に伏す子どもが、自らの命の尊厳を託した足あとなども含まれている。

 モニュメントのデザインについて同チームでは、足型取りの参加者からどんなモニュメントにしたらいいか、アンケート調査を行い、希望の多かった「全体像は21型」、「参加者全員がまとまったもの」、「新世紀の戸を開けるような形」、「あしあとをイメージした足形にする」などのアイデアを取り入れ、原案を決めた。

2100人、1605枚のあしあと陶板を貼り合わせて製作されるモニュメントデザイン

 モニュメントの大きさは横幅約30メートル、最大高約12メートル、最低高約2メートル60センチの鍵型の平面形。前、後方に30センチ差の緩やか傾斜を設けたコンクリート基礎台(奥行12メートル)に、仕上がった各自のあしあと陶板を受付番号順に貼り付けていく。左円形部分の中央は「夢」と「希望」を象徴する造形物を信楽の陶芸家に制作を依頼して据え付ける。

 設置場所は、文芸の郷内の信長の館東側緑地で永久保存する。設置工事は三月初旬に着工し五月中旬完成の予定。
 同チームでは、四月下旬までに足あとの参加者全員に除幕竣工式の案内状を送り、みんなにモニュメントを披露して完成を祝うことにしている。竣工日は現在未定。


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