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滋賀報知新聞(ニュース)平成13年2月27日(火)第12578号
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市民総ヘルパー運動公開講演会
宅老所「駒どりの家」の活動
=きょう 八日市市役所別館で開催=
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(湖東・八日市市)
市民総ヘルパー運動に取り組む八日市市は、二十七日午後二時から連続講座の公開講演会「安心して老いられるまちを目指して」を市役所別館(旧勤労福祉会館)で開催する。
神戸市長田区で宅老所「駒どりの家」を運営する神生昭夫さんを講師に招き、高齢者福祉活動の実際「駒どりの家の活動から」を講演してもらう。神生さんは当初、地域に特別養護老人ホームの設立を目指す市民運動を展開していたが、地域福祉の活動に力を入れ、十年前から駒どりの家の運営に携わっている。
阪神大震災の時も公的な施設でのサービスより早く活動を再開し、地域住民を受け入れ、現在は宅老所(週五日間)と食事会(同一日)を行っている。連続講座受講生(四十一人)のほか一般市民も先進的な取り組みを学ぶことができる。
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グループ万華鏡の啓発劇から
心と心に橋をかけていこう!
=部落解放をめざす女性のつどい=
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在日韓国朝鮮人との結婚差別問題と部落差別問題を重ね合わせるとともに、差別に対する“傍観者”の問題をも投げかけたグループ万華鏡による啓発演劇 =八日市公民館大ホールで=
(湖東・八日市市)
八日市市内の女性団体が一堂に会して部落差別問題の解消について考える「第十七回部落解放をめざす八日市市女性のつどい」(同実行委、市、市教委主催)が、二十四日午後から市立八日市公民館で開かれた。
“友よ、心に橋を!〜ともに手をつなごう〜”をテーマに開催されたつどいには、実行委員会(野瀬フミ委員長)を組織する市内二十団体のメンバーや一般市民ら約二百人が参加。
開会式では野瀬委員長、海外友之進市助役、福山憲二市議会議長が、「二十一世紀は人権の世紀、すべての人の人権が尊重されるよう、きょうのつどいの成果を地域に」「行政と市民が協力して安全で平和な社会を」など、昨年十二月に制定された『市人権条例』のもとでの、あらゆる差別の撤廃と人権が尊重される社会の建設を訴えた。
つどいでは、自分たちの体験や経験をもとにした劇を通して部落差別の不合理を訴え続け、四年前の朗読劇に続く上演となる、市内の女性でつくる“グループ万華鏡”が、部落差別とともに大きな差別問題である在日韓国朝鮮人差別問題を折り込み、結婚を前に苦悩しながらも差別を乗り越え幸せをつかもうとする若い男女と、胸を張ってふるさとを名乗り、好きな人と人生が送れる社会の実現を願う母の姿を描いた啓発劇「友よ心に橋を! ハムケ・ソムル・チャッチャ 〜ともに手をつなごう〜」で問題提起を行った。
啓発劇鑑賞のあと参加者は七つの分散会に分かれ、劇の内容を自分自身に置き換えて、「交流を通じて互いに認め合うことが大切」「差別は少なくなったようで、実は見えにくくなっているだけではないか」「親から子どもへ伝わる偏見」「結婚は本人の意思を尊重して見守っていきたい」など、活発に意見を出し合った。
最後に、市教委の西川裕次同和教育課長が、「今まで橋のなかったところにたくさんの橋がかけられ行き来ができるようになった、これからは人と人、心と心に橋をかけ、今世紀の早い時期(きょうにでも)に同和問題の解決を」「生を産み出す母、女性として、子どもたちに『差別をしない』と言えるよう勉強したい」「つどいに参加できなかった人へどのようにして輪を広げていけばよいか」など、分散会での意見内容をもとに最後のまとめを行った。
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会場はさながら撮影会ムード
艶やか人間雛をパチリ!
=五個荘町でひな祭りイベント=
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人間雛に熱心にカメラを向ける観光客ら
(湖東・五個荘町)
五個荘町の近江商人屋敷・旧外村繁家で二十四・二十五の両日、同町の感謝使節らふんする人間雛が登場し、来場者らに白酒を振る舞うユニークなパフォーマンスを行った。
同町内の観光施設五館で開催中の企画展「商家に伝わる雛人形めぐり」にちなんで毎年行われている催しで、今年も感謝使節を務める二人、辰巳瑠衣子さん(24)と市田亜紀さん(20)が内裏雛、遠方から同町に寄宿している淡海文化専門学校の学生八人が三人官女と五人囃子の衣装を身にまとい、大人には白酒を、子どもたちには雛あられと玩具をもてなした。
週末ということもあって、朝からひっきりなしに訪れる観光客たち。思わぬもてなしと豪華な出迎えに大感激するのも束の間、「いい記念になる」と熱心にカメラでその姿を収め、会場はさながら撮影会の賑わいぶりを見せていた。
感謝使節の一人、辰巳さんは「一足早いひな祭りをこのような形で迎えられ、感激しています」と感想を語りながら、四方八方から次々に焚かれるフラッシュに笑顔を振りまいていた。
総勢百セットの雛人形が一堂に集まる同企画展は、旧外村宇兵衛家・旧外村繁家・あきんど大正館・近江商人博物館・歴史民俗資料館の全五館で三月三十一日まで開催。期間中は旧外村宇兵衛家で甘酒の接待(一杯百円)が受けられる。
入場料は▽五館共通券/大人七百五十円、小人二百九十円▽近江商人屋敷(旧外村宇兵衛家・繁家)二館とあきんど大正館の三館共通券/大人四百円、小人百五十円▽近江商人博物館/大人二百円、小人百円▽歴史民俗資料館/大人三百円、小人百円・・で、詳しい問い合わせは五個荘町観光協会(TEL0748-48-6678もしくはTEL0748-48-2100)へ。
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有線放送生かしIT革命
東近江で進むインターネット網整備
最新技術でサービス向上図る
=トップ切る竜王は高速接続も=
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竜王町立図書館ではインターネットが人気
(湖東・竜王町)
有線放送網を生かしたインターネット整備が、昨年四月に開設した竜王町を皮切りに、昨秋の日野町、この二月の永源寺町と東近江地域で続々と進められている。県内で初めて取り組んだ竜王町有線放送は、「有線放送が逆風にあえぐなか、逆に設備を生かす方向で最先端の情報技術を導入し、加入者へのサービスを向上させたい」と意気込む。
現在、同町(約三千五百戸)の有線放送加入者数は約二千三百戸で、うちインターネットサービスを受ける家庭は三百五十戸と昨年からうなぎ登り。将来的には行政、医療情報伝達への活用も考えられることから、今春スタートのパソコン教室をはずみに広い普及が期待される。
昭和三十年代、農村を中心に普及した有線放送は、地域の情報システムとして大きな役割を果たしたが、今では携帯電話をはじめとする情報機器の普及や、老朽化した設備の維持管理費の負担から、全国的に閉局が相次ぐ。
竜王町情報通信システム高度利用研究会は平成十年三月、維持コストがかかる有線放送網のインフラを生かして、独自のインターネット網の再構築を提言。これを受けて同町有線放送と有識者が共同研究を進め、町内のインターネット接続業者(プロパイダー)と連携して、昨春からサービスを開始した。
同サービスの加入者にとって魅力的なのは、安い基本料金でインターネットが使い放題できること。一般的にインターネットを利用する料金は、電話会社とプロバイダーへの基本料金に加えて、インターネットにアクセスする度に電話回線の使用料金も追加される。これに対して同町の場合は、同町有線放送と町内のプロバイダーへの基本料金だけで、独自の有線ケーブルを活用するため電話回線の使用料金は不要になる。
さらに、有線放送網に導入する「非対称デジタル加入者線(ADSL)」は、NTTが自社の電話回線で進める総合デジタル通信網(ISDN)に比べて約十二倍も早く接続でき、大きな期待が寄せられている。
有線放送網を生かした「情報ハイウェイ整備」を構想する同町は、「来年度予算を踏まえて、竜王町にふさわしい情報通信システムを研究会などで考えたい」と、インターネット活用に前向きだ。
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うまい!「大麦めん」商品化へ
県製麺工業協同組合が試作品
食物繊維は米の10倍以上
=業界での生き残りをかける=
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商品開発に成功した大麦めんは、
うどんとそばの中間の感じ
(全 県)
滋賀県製麺工業協同組合(中川治雄理事長・加盟33社)が、大麦を主原料にした新商品「大麦めん」の開発に成功し、その試作品の求評会が二十三日、安土町の県加工指導センターで開かれた。
県内の麺製業界は、価格競争による製造コストの低減化と消費者ニーズに応える高品質化の狭間にあって厳しい経営状況に追い込まれており、業界での生き残りをかけて二年前から大麦めんの開発に取り組んできた。
新しい麺素材を調査研究する中で米よりも十倍以上の食物繊維が含まれ、カルシウムも四倍、そして二倍の栄養価を持つ大麦に着目。製粉メーカーの協力も得ながら試行錯誤を重ね、試作品までこぎ着けた。
開発された大麦めんは、大麦粉と小麦粉を主原料に少量の食塩、卵白粉などをミックスしたもので、現在のところ大麦四○%、小麦五○%の配合割合で小麦の方が多い。将来は大麦を五○%まで上げて、商品価値を高めたいとしている。
大麦には腸の働きを活発にする「不溶性食物繊維」と血糖値の上昇を抑える作用や動脈硬化予防に効果がある「水溶性食物繊維」がバランスよく含まれており、年々減っている日本人の食物繊維摂取料量を補う健康食品としても有望視される。
また全国でも山梨県の製麺企業が大麦五○%含有の大麦うどん(乾麺)を商品化し、販売しているだけで生麺はまだないこと、滋賀県が近畿で最大の大麦産地で原材料が地元で調達でき特産品への育成も可能であることなど、同組合では潜在的な魅力があり、商品価値が高いと判断している。
この日の求評会には、県調理師会や栄養士会など調理のプロや消費者グループの代表など三十人が出席。説明のあと、温かいかけ麺と冷やしたつけ麺の二種類が各出席者に運ばれ、食味や食感などの試食結果をアンケート用紙に記入した。
大方の反応は「そばでもないうどんでもない、おいしさがある」、「こしがあって食べやすい」など良好で、関係者らはさらに自信を深めていた。
中川治雄理事長は「多くの好評をいただいており、すでに引き合いもある。今後は、生麺、ゆで麺、冷凍麺、乾麺のどれがいいのか検討を重ねたい。大麦は割高なのでその分高くなり、うどんの一・五倍、一袋七十円ぐらいになるのでは。年内にも売り出したい。滋賀県産の大麦を使えばお土産としても喜ばれるのでは」と販売開始に意欲を燃やしている。
大麦めんは、現在、乾麺が少量生産されているだけ。新開発の生麺が消費者に受け入れられれば全国初のデビューも近い。
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