滋賀報知新聞(ニュース)平成13年3月7日(水)第12588号

パネル展「子供の笑顔を守る」

8日から八日市・図書館ギャラリー

ロータリーのポリオ根絶支援
=井田先生 10日に活動報告会開く=

井田亮委員長

(湖東・八日市市)(一部既報)
 世界保健機関(WHO)は、昨年秋に京都で開催した国際会議で、西太平洋地域三十七か国でのポリオ(小児マヒ)根絶宣言を行った。民間の代表として活動支援したのが国際ロータリー二六五○地区(京都・奈良・福井・滋賀)世界奉仕委員会だった。

 この中心的な役割を果たした井田亮委員長(54)=八日市ロータリークラブ会員=は、八日から活動記録パネル展「子供の笑顔を守る」を八日市市立図書館二階ギャラリーで二十五日まで開催する。

 同市東本町に井田歯科東診療所を開きながら活動の舞台裏を支えた井田委員長は、カンボジアやベトナム、ラオス、ネパール、中国・ミャンマー国境などでポリオワクチンの投与を七年間にわたって行ってきた。

 今回のパネル展(約六十点)では、ワクチン投与までの活動を記録した写真だけでなく、現地の実情がうかがえるほか、各国の恵まれた自然環境、暮らしぶり、子供たちとのふれあいなどにも接することができる。

 井田先生は、ロータリークラブ会員の協力があってこそ「偉業が達せられた」と話す。私ひとりだけでなくメンバーの活動報告として企画し、市内から二橋貞雄さん、村田真一郎さん、山形芳男さん、谷口良治郎さん、回渕一治さんらの活動も紹介されている。

 なお、井田先生の講演「ポリオ根絶活動報告」が十日午後二時から会場集会室で開かれ、四府県九十一クラブ(六千二百人)が加盟する国際ロータリー二六五○地区の山崎時雄ガバナーも報告会に駆け付ける。


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まちの活性化を聖徳太子で!

八日市開市記念祭

=お宝鑑定団 8、18日に予選会開く=

(湖東・八日市市)
 八日市開市記念祭(実行委主催)が八日から始まり、八日市ゆかりの聖徳太子をシンボルに各商店街で特別記念セールが行われる。

 二十四日までの大売り出し期間中、五百円買い上げ毎に聖徳券一枚が手渡され、十枚で一回の抽選を引くことができる。特賞「大阪ミステリーツアー」に招待・優待(各二十五組五十人)するほか、開市聖徳賞(三千円相当の商品)、番外賞(加盟店特選ラッキーチケット)などの各賞を取りそろえている。抽選会は十八―二十四日(いずれも午前十時―午後五時)に商工会議所で行われるが、聖徳券に限ってイベント当日のWチャンス抽選にも参加できる。

 開市記念祭最終の二十五日には、駅前通の一部を歩行者天国にして、TV人気番組「なんでも鑑定団!」で活躍中の岩崎紘晶氏による鑑定とトークショーやピエロパフォーマンスショウ、聖徳太子ウルトラクイズ、聞き耳コンテスト、和太鼓演奏と教室などを催すほか、市神神社境内で開市一四○○年記念開運紅白もちまき大会を行う。

 なお、お宝鑑定団の鑑定予選会を八日と十八日の両日(いずれも午後1―3時)に市神神社で催し、骨董品の値打ちがどの程度かを体験してもらうことにした。詳しくは同実行委(TEL0748-22-0186)へ。


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あなたは直視できますか?…

人間が左右した動物の最期

=図書館で児玉小枝写真展=


何か言いたげにカメラを見つめる犬の写真

(湖東・能登川町)
 ここに、間もなく生命が尽きようとしているどうぶつたちの、二組のポートレートがあります・・。そんな前書きに始まる児玉小枝氏による注目の写真展「ラストポートレート」が、能登川町立図書館で二十八日まで開催されている。

 一方は家族の愛と献身的な介護に見守られ、もう一方は人間に捨てられ、暗く冷たいガス牢の中で命を絶たれようとしている、あまりに対象的な動物たちの最期。同写真展では、人間の気持ち一つで運命の明暗を分けた命の現実を、「明るい老犬介護」と「どうぶつたちのレクイエム」の二タイトル、計九十点のポートレートで紹介。一九九八年より全国各地で巡回展示され、その強烈なインパクトで人びと反響を呼んでいる。

 「どうぶつたちのレクイエム」では、冷たく存在する鉄格子の向こう側、この先自らの身に起こる出来事を知ってか知らずか静かに眠る犬の姿、何か言いたげにカメラを見つめる彼らのまなざしがそのままに捉えられ、作品の前に立つと実際にその場に居るような錯覚さえ感じ、何もしてあげることのできない無力感を痛感させられてしまう。

 また「明るい老犬介護」では、脳梗塞で足が立たなくなってからも手拭いで後足を吊って支えてもらい散歩するのが日課という樋上花、目が見えず毎日寝たきりで、飼い主に二時間置きに寝返りを打たせてもらっている門田こちび、元猟犬で年を取り捨てられるものの今は優しい里親の元で暮らす長濱ジャスパーなど、八匹の老犬が登場する。

 一枚一枚の写真からは家族とともに幸せに暮らす様子が生き生きと伝わり、ほのぼのとした印象を与えてくれる反面、動物と共に生きることの意味や飼う者の責任の大きさを改めて考えさせられる。入場無料。

 児玉氏は、幼いころから犬や猫、ハムスターなどさまざまな動物たちと生活し、その動物好きな性格から、動物病院や猫のいるタウン誌編集部で働きつつ、ライフワークとして動物と人との共生をテーマに取材活動を展開。現在、雑誌『Title』(文芸春秋)でコラムを連載中。問い合わせは同館(TEL0748-42-7007)へ。


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県営みずすまし事業「竜王南部地区」

住民主体の推進構想まとまる

=調査・教育・管理で環境調和農業=


ヨシなど湿地帯と沈砂池を組み合わせた浄化池完成予想図

(湖東・竜王町)
 県営みずずまし事業「竜王南部地区」事業推進構想案が、五日に竜王町役場で開かれた同事業竜王南部地区委員会で発表された。

 この構想は、農業の生産性を維持しながら、環境に調和した農業を推進し、琵琶湖の環境保全を図ることを目的に策定された。
同事業は、日野川流域の惣四郎川と祖父川に挟まれた同地区の約八十ヘクタール(薬師、島、鵜川の三地区)を水質保全モデル地区に指定し、総事業費三億七千万円を投じて、平成十一年度からハードとソフトの両面で進められてきた。

 今回の構想案では、今後整備を進める浄化池などのハード施設を官民一体で管理することで、住民活動や環境学習、環境調和型農業の盛り上がりを狙った。管理計画は短期、中期、長期に分け、環境調査(水質・生物)と環境教育、環境管理の三項目で事例を挙げている。

 環境調査では、モニタリングと水質・生物・資源などの調査を短期から長期にかけて一貫して行う。モニタリング調査については、短―長期にかけて調査地点と項目を追加する。

 環境教育は、自然に調和した農業の重要性を広くPRすることで、身近な生活を見直そうとするもの。内容的には、案内版や広報、ニュース発行、観察会、ボランティア研修が挙げられている。

 環境管理では、樹木や草地、水辺、沈砂池の管理を盛り込んだ。短期と中期、長期にかけて、生物に配慮した樹木・草地の管理、水辺の泥上げ、草刈り、沈砂池のしゅんせつを行う。

 管理手法については、竜王町と日野川改良区が主体になって行う施設・設備の点検・管理、地域住民が主体になって進める水質浄化に役立つ水生植物などの植生管理をそれぞれ明確化した。

 さらに同構想の実現に当たって、地域住民の計画と実践、管理活動に対して行政、学校、総合調整役(住民と行政の調整、活動の誘導)、企画・運営役(助言指導、勉強会の実施)、自然解説者(計画の具体化支援、調査・分析支援)が、それぞれの立場を生かしながら支援、貢献できる仕組づくりが重要としている。

 なお、同構想のハード事業については、循環型かんがい施設である浄化池の整備計画が進められている。この施設は、沈砂池とヨシの湿地帯を組み合わせたもので、水田から引き込んだ排水を自然浄化できれいにし、再び水田で反復利用するのが目的。


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沖島を“あやかし”に渡すものか!

感動をメッセージとともに

=東近江創作ミュージカル「エピソード」=


掃除中に古いノートを見つけたアカネ

(湖東・広域)
 琵琶湖に浮かぶ沖島の小学生アカネが、新校舎建築でもうすぐ取り壊される校舎で見つけた一冊の古いノート、そこから事件は始まった……。

 東近江創作ミュージカル第五弾「エピソード=そして伝説へ=」は、いよいよ十日午後六時半、近江八幡市文化会館で開幕する。

 湖を汚す人間にのりうつり、島を支配しようと企む“あやかし”。それを阻止しようと勇気を出して戦う島の子どもたちや先生。そこには、島の支配をめぐる戦いだけではなく、現代社会への大きなメッセージが。

 昨年のクリスマスイブのオーディションで集まったキャスト七十人、スタッフ四十二人の百十二人は、二か月あまりと限られた時間の中で、感動の舞台づくりへ最後の汗を流している。オープニングとグランド・フィナーレでは沖島小学校の子どもたちと先生も、「沖島太鼓」でステージに登場、見事なバチさばきを披露する。

 脚本・演出を宝塚歌劇団の中村暁氏、振り付けをミクルミュージカルカンパニーの宮川明子氏、音楽を大町達人氏が担当。宝塚ミュージカルコンクールで銀賞と銅賞に輝いた第二・第三弾を手がけたあのトリオの復活で、ダイナミックでテンポのいい、楽しいステージが期待できる。

 ステージに流れる音楽、振り付けなどには、これまでの作品のエッセンスがところどころにちりばめられ、東近江創作ミュージカル五周年記念作品としての集大成とも言える作品に仕上がっている。とにかく、住民参加、住民手づくりのステージは、アマチュア集団の作品とは思えない、家族で楽しめる感動のファンタジックスミュージカルだ。

 チケット販売の方も、十一日公演はほぼ完売で、十日公演分も残りわずか。問い合わせは、近江八幡市文化会館(TEL0748―33―8111)など、東近江地域の各公共ホールのプレイガイドへ。全席自由の一千円(当日一千五百円)。


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