滋賀報知新聞(ニュース)平成13年3月9日(金)第12590号

東近江の一般会計25億8千万円

平成13年度当初予算成立

ふるさと市町村圏計画に沿い
=安全で安心の暮らし確保=

(湖東・広域)
 東近江行政組合(管理者・川端五兵衛近江八幡市長)の三月定例議会がこのほど開かれ、提出の十六議案は原案通りすべて通過し、構成二市七町の分担金などで事業展開する平成十三年度当初予算が成立した。

 新予算は、本年度を初年度とし新たに策定された「東近江ふるさと市町村圏計画」(目標年次二十二年度)の基本構想に沿って編成され、安全で安心して暮らせるまちと新世紀文化創造交流圏を目指し、今後十年間の地域づくりの足掛りとなる。

 一般会計は、二十五億二千十三万八千円と、前年度当初に比べ三億六千万円(一二・五七%減)の大幅減を示した。これは能登川消防庁舎(四億七千万円)が完成したことによる。

 人件費(十九億九千三百五十八万円)や公債費(一億四千八百六十一万円)の義務的経費(構成比八五・○一%)が会計を圧迫する中で、消防車両の購入など将来への投資充実に努めた。

 歳入の九○%以上を占める各市町からの分担金は二十二億八千九百万円と、前年より六千五百万円((二・七七%減)の減額を示し、国や県の支出金も千四百万円(三三・五四%減)となった。これでも不足するため財政調整基金などから一億四千万円(二一・八八%増)を取り崩し、借金に当たる組合債(二千六百万円)で切り抜けた。

 歳出のほとんどは消防費の二十二億八千二百万円で、予算合計の九○・五六%を占める。日野消防署水槽付消防自動車など三台を更新(三千四百万円)するほか、日野消防署改修と能登川消防署解体工事に五千百万円を計上している。

 このほか、山岳救助や積載車など震災用資機材の整備(千二百万円)や住宅防災機器の新導入(八十四万円)、救急救命士の養成と救急隊員の技術向上(六百七十万円)、高齢者向け緊急通信システム機器更新(二百万円)などに力を入れた。

 一方、特別会計の救急医療は一億一千三百万円(五・二八%増)を計上し、新たに三百万円で小児救急医療体制を充実させる。ふるさと基金事業会計(八百五十万円)では、イメージアップ推進(二百十万円)や創作ミュージカル支援(百万円)、夏の祭典(安土町・二百万円)、広域観光の促進(四十八万円)などに取り組む。


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東近江の社会教育関係者一堂に

ボランティア生かすまちづくり

=講演や全体討論の研修会開く=


「ボランティア活動を通した地域の連帯感の回復をめざして」をテーマに開催された研修会 =アピアホールで=

(湖東・広域)
 ボランティア活動をはじめ、社会教育活動の充実を図ろうと、「東近江社会教育委員・公民館運営審議会委員研修会」がこのほど八日市駅前のアピアホールで開かれた。

 研修会には、東近江二市七町の社会教育委員や公民館運営審議会委員、公民館や教育行政関係者ら約九十人が参加。「ボランティア活動を通した地域の連帯感の回復をめざして」をテーマに、講演や全体討論などを行った。

 午前中は、「市介護保険事業計画」「市青少年育成基本計画」などの作成に携わり、市の福祉・教育などに様々な形で助言、指導している滋賀文化短大の田中慱一学長が「福祉における市民参加とボランティア活動」と題して、まちづくりへのボランティア活動のかかわり方などについて講演。

 昼食をはさんでの全体会では、能登川町からドラゴンカヌー大会の取り組みから「スポーツ振興を通して地域の活性化を!」、近江八幡市からボランティアサークルや講座など「学習の成果を地域活動に生かす」、蒲生町から万葉集の相聞歌をもじって取り組んでいる「あかね運動の取り組みについて」、それぞれの取り組みの成果や今後の課題などの提案があり、これを受けて、住民が主体的に参加できるまちづくりなどについて討議が行われた。


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イチゴ狩り 30分食べ放題

おいしさにホッペが落ちるよ!

=愛東町で 2農園が17日オープン=

(湖東・愛東町)
 愛東町内のハウス栽培のイチゴが実をつけはじめ、十七日からイチゴ園がオープンする。
 イチゴは「とちおとめ」と「章姫(あきひめ)」の二品種で、滋賀県方式少量土壌培地耕栽培で育てられた。赤く色づいた実を手でもぎ取り、そのままかミルクをつけて、採れたてのみずみずしい甘さが口いっぱいに広がる。

 二軒の農園で合わせて二万二千八百株を植え、約二十三万個のイチゴが順次実をつける予定で、五月末までイチゴ狩りを楽しむことができる。開園は午前九時からで、その日のイチゴがなくなり次第閉園となる。

 入場券は、道の駅・あいとうマーガレットステーション(同町妹)の「あいとう直売館」で。中学生以上一千円、三歳以上中学生未満八百円。

 イチゴ園「田村農園」と「川副農園」のハウスは、いずれもそこから徒歩五分以内のところにある。ハウス受け付けで入場券を渡し、カップとミルクを受け取ったら中に入り、三十分間いくら食べてもOK。

 問い合わせは、同ステーション(TEL0749―46―1110)まで。


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県内20団体200人が集合

淡海の魅力を県内外へ

=観光ボランティアガイド交流研修会=


五個荘町で開かれた
「淡海観光ボランティアガイド交流研修会」

(湖東・五個荘町)
 県内で各地で活躍する観光ボランティアガイド団体で構成する「淡海観光ボランティアガイド連絡協議会」は六日、五個荘町てんびんの里文化学習センターを会場に「交流研修会」を開催した。

 地域の魅力を土地の言葉で紹介する観光ボランティアガイドの活動は、全国各地で広がりを見せ、ここ滋賀県でも二十余りのガイド団体が地域の活性化や観光振興、イメージアップなどに大きな力を発揮している。

 同協議会は、相互の連絡を図りながら、滋賀の魅力を県内外の観光客へ発信していこうと平成九年七月に発足し、現在、近江八幡市、八日市市、長浜市、日野町など二十団体が所属。こうした交流研修会は平成十年度から年二回のペースで開き、ガイドのレベルアップを図っている。

 五個荘町での開催は今回が初めてで、会場には会員ら約二百人が参加。中田幸子会長の「県民全員、国民全員がガイドであれるように」との力強い第一声に続き、来賓で出席した川那辺周一県商工観光政策課観光振興室長も「県では現在、長期的な観光のあるべき姿を検討し、新年度予算では前年比一五・七%増の四億八千万円の予算を挙げ、現在審議してもらっている」と今後観光に取り組む意欲の大きさを示した。

 交流研修会ではまず、地元五個荘町で活躍するグループ「らんこんとる」が、町のイベントでの臨時案内所の開設や手話によるガイド、町並みの清掃作業、小学生ガイド体験の講師など、日ごろの活動内容を紹介するとともに、平成八年からわずか四年でガイド件数・利用者数の実績共に約三倍にも伸びていることを報告した。

 次に、日野町・彦根城・野洲町・八日市市の各団体が、同じく活動状況などそれぞれの事例を発表。「ボランティアであるがゆえに、いざ人数が集まらない」といった問題点にも触れた。

 また、続いて行われた分科会では、「ボランティア精神を考える」「ガイド技術の向上のために」「円滑な組織運営のために」「まちづくりに参加する」の四つをテーマに各グループが意見を交換。午後からは地元ガイドの案内で五個荘町内の観光地を視察し、活用できる技術や知識を持ち帰った。


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画家・野口謙蔵 今年で生誕100年

鬼才の足跡たどる記念事業

=出身の蒲生町や県立近代美術館で=


県を代表する洋画家、野口謙蔵(昭和19年没)

(湖東・蒲生町)
 蒲生町は七日、今年で生誕百周年を迎える同町出身の洋画家、野口謙蔵の功績を称える記念事業計画案を、同町議会に提出した。

 生誕百年の節目であり、二十一世紀スタートの年でもある二〇〇一年に顕彰事業を展開することで、湖国の自然を愛した野口謙蔵の画業を全国に広げるもの。五―八月を中心に、町内外で企画展や講演会、見学会などが開催される。

 野口謙蔵は明治三十四年(一九〇一年)六月十七日、蒲生郡桜川村(現在の蒲生町)綺田で裕福な造り酒屋の次男として生まれた。東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業後は、実家近くのアトリエを拠点にふるさとの風土を描き続け、昭和十九年(一九四四年)で病没した。代表作は、帝展で特選を受賞した「獲物」「閑庭」「霜の朝」など。なお、記念事業の計画案は次の通り。

【資料展「野口謙蔵四十三年の生涯」】家族や友人との交流を紹介し、四十三年の生涯を浮き彫りにする/六月九―十七日、七月十一〜二十日、八月一〜十二日/あかね文化センター小ホール。

【講演会】第一回「野口謙蔵と米田雄郎」六月十七日▽第二回「野口謙蔵の絵の世界」八月十一日/いづれも蒲生町あかね文化センター。

【見学会「野口謙蔵のふるさとをたずねて」】県立近代美術館や野口記念館(同町綺田)、能登川博物館の関連企画展を見学して足跡をしのぶ/六月十七日、八月十一日 定員八十人。

【八日市文芸会館企画展「野口謙蔵遺作展〜謙蔵が描いた蒲生野の四季」】蒲生野の自然に焦点をしぼり、ふるさとを見つめ続けた謙蔵の生き方を探る/五月十九〜二十七日。

【写生会】青少年を対象にした洋画写生会を開催する。美術関係者から指導を受けることで、絵を描く楽しさを実感してもらい、文化芸術の振興につなげる/夏休み期間中。

【関連事業】県立近代美術館企画展「野口謙蔵遺作展」六月九日〜八月十九日▽能登川町立博物館企画展「大前栄次郎展」六月六〜二十四日。


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