滋賀報知新聞(ニュース)平成13年3月10日(土)第12591号

新ふるさと市町村圏計画

東近江行政組合が基本構想策定

私たちが育むハートフルオアシス
=将来像 新世紀文化創造交流圏=

(湖東・広域)
 東近江行政組合(管理者・川端五兵衛近江八幡市長、二市七町で構成)は、今後十年間の地域づくりの指針となる「東近江ふるさと市町村計画」を策定した。平成三年度から始まった計画に代わって、十一年度から新計画の策定作業に取りかかり、アンケート調査やシンポジウムなどをもとに基本構想をまとめた。

 十三年度を初年度とした基本計画では、最終年次の二十二年度の人口を二十四万人、昼間人口を二十五万人に設定し、事業推進へは三年毎に見直すローリング方式をとっている。

 東近江地域の将来像を「私たちが育むハートフルオアシス東近江『新世紀文化創造交流圏』」に置き、良好な住環境や活力ある地域経済、自然に恵まれた農村形成、個性的な文化の創造、豊富な歴史遺産、世界との交流機能など、圏域住民の幸福を追及する理想郷とした。

 この実現に向け▽心地よく、安心して暮らせる環境づくり▽支え合い、幸福で満たされる社会づくり▽世界と交わり、はばたくための基盤づくり▽たくましい経済と都市・農山漁村が育つ地域づくり▽新世紀文化を拓く魅力的な人づくり―に取り組む。

 このほか、シンボル的な施策に「パートナーシップ型地域形成」「創造・交流を支える基盤と環境の創出」「ネットワーク形成と新文化創造」の三本柱に掲げた。圏域内での情報交換、学習情報システムの構築を図るとともに、ボランティア活動、市民活動、NPOなどの活動支援と交流促進、企業活動の支援と新たな産業の振興、住民と行政によるパートナーシップ形の事業を推進する。

 一方、空港や鉄道、道路、などの高速・広域交通網の整備促進、圏域内外の人・物・情報の交流、発信拠点機能の強化を図る。また、福祉・保健・医療ネットワークの構築はじめ、環境にやさしいリサイクル型社会の構築、民間・公共施設の広域的ネットワーク化、自然・文化・歴史を生かした広域交流事業の推進と地域情報の発信、安心と豊かさが感じられる生活文化の創造を目指す。

 東近江地域は、広域的にびわこ空港、臨空都市整備、びわこ・京阪奈線(仮称)鉄道建設、東海道新幹線湖東駅(仮称)、名神名阪連絡道、地方拠点都市計画、近江歴史街道計画、リゾートネックレス構想、平和祈念館(仮称)整備、リゲインハウス整備、首都機能移転構想などのビッグプロジェクトを抱えている。


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開市1400年記念祭開幕

歴史あるまちの再興願って

=鑑定予選会にお宝続々=


旧家から持ち込まれたお宝を鑑定する予選会

(湖東・八日市市)
 八日市市で「開市記念祭」が八日開幕、今年は特に開市から一千四百年目に当たることから、例年を上回る規模で二十五日まで盛大に繰り広げられる。

 聖徳太子が市を開いたとされる三月八日朝、八日市商店街連盟、八日市商工会議所、ほない会で組織する「聖徳太子の開市記念祭実行委員会」役員をはじめ、市、市観光協会など関係者約三十人が市神神社で、記念祭の成功と“市のまち”の復興と発展を祈願した。

 また、午後からは二十五日のイベントで催される「聖徳太子のお宝鑑定団」の予選会も同神社で開かれ、伊万里焼や湖東焼などの陶芸品、屏風(びょうぶ)、掛軸、蒔絵(まきえ)台などが市内外から次々と持ち込まれ、中嶋高名宮司らによって鑑定が行われた。

 中には、鉄斎、春挙などの日本画のビッグネームや、野口謙蔵直筆の書簡や色紙など、旧家に眠る芸術品や逸品が登場、出品者からは「本物でしょうか」「どれくらいの価値があるのですか」など、熱心に質問が出ていた。

 予選会は十八日にも午後一時から同神社で開かれ、二十五日にテレビなどで的確な鑑定ぶりが人気の岩崎鉱晶氏に鑑定してもらう作品が決定する。


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明るく目立つ駅前に

新観光案内所オープン

=安土町 =


仙波町長らがテープカット

(湖東・安土町)
 JR安土駅前に新しく安土町観光案内所が完成し八日、仙波秀三町長や町観光協会役員らが出席してオープン式が行われた。

 これまで駅前の天守塔下にあった観光案内所が、手狭になってきたのと日陰で暗く、町外からの観光客に分かりにくかったことから、駅前広場の改修に伴い新築された個人ビルと賃貸契約を結び、一階に移転した。

 新しい案内所は、六八平方メートルの広さで中央に十四人ほどが座れる大きな木製テーブルを設置し、周囲の壁面に展示棚を設けて安土城をはじめ町内や東近江地
オープンした観光案内所の内部

域の観光パンフ、ガイドブック、土産物等を展示し販売も行っている。
内部には、障害者用トイレや小さな厨房室、町内の観光地を紹介するビデオ用テレビなどが設置され、コーヒーや紅茶等の喫茶メニューを揃えた珈琲処「あずち」も併設している。

 腰板や天井、テーブルなどに木材を多用した内装が、落ち着いた雰囲気をかもしだし、街路に面した南側の広い窓ガラスから日差しを取り入れる採光デザインが室内を明るくしている。
 開所時間は午前九時から午後五時までで当分の間は、休日なしで同協会が臨時職員一人を置いて運営管理する。

 安土城をはじめとする歴史文化財を目当てに来町する観光客は年間のべ約六十万人で、歴史番組の放映などで年々その数は増えている。そのうち案内所にはおよそ三万人が訪れている。

 珈琲処「あずち」は、安土城築城前の安土山に佐々木氏の狩場で的を立てかけた築地があったことから「あづ(ず)ち」の町名になったという通説にちなんで名付けた。


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自由活発に思いや意見

「津田内湖再生への夢」

=小学生の作文集=


作成された小学生作文集「津田内湖再生への夢」

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡ロータリークラブ(北野貢会長)が、小学生を対象に「津田内湖再生への夢」と題して募集した作文をまとめた文集をこのほど作成した。

 昨年八月に発足した「津田内湖を考える市民会議」の呼びかけ団体でもある同クラブが、次代を担う子どもたちに津田内湖復元についての夢や希望を作文にして自由に語ってもらい、その思いを伝えていこうと公募したところ、地元の岡山小学校の児童から六十作品が寄せられ、それらを一冊(A四判二四ページ)にまとめた。

 寄せられた作文には、「昔のようなきれいな水の津田内湖になったらいいなあ」や「もどせるものなら戻して欲しい」など再生に期待する思いや「干拓なんてしなければよかったのに」、「莫大な復元費用はどうするの」など現状を直視した意見や心配する記述もあり、子どもの目から見た率直な考えが表れたおもしろい読み物になっている。

 同クラブでは、一人でも多くの市民に読んでもらい今後の活動の参考にしてほしいと話している。百十部作成し、市役所関係課や同市民会議などに配布した。


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