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滋賀報知新聞(ニュース)平成13年3月16日(金)第12598号
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公立47高校で入試合格発表
受験生にそれぞれの春
=八日市高校では361人が合格=
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張り出される合格者の受験番号を待ちかねて探す受験生や保護者 =八日市高校で(午前七時)=
(湖東・八日市市)
一週間前に一万二千三百八十六人が試験問題に望んだ県下公立高校四十七校で十四日早朝、入試合格発表が行われた。長かったのか短かったのか、受験生にとっては不安と期待でいっぱいの一週間だったに違いない。
三百八十一人が受験した八日市市上之町の県立八日市高校でも、午前七時の合格者の受験番号が張り出される前から会場のセミナーハウス前には保護者らが詰めかけ、首を長くして発表を待った。
教職員らにより合格者の受験番号が張り出されると、目を皿のように大きく見開いて、顔をくっつけるように受験番号を探す親子や、友達と一緒に見に来た受験生の姿が見られた。
自分の受験番号を見つけ、大きくうなづき、喜びとホッとした安心の笑顔で遠慮がちにガッツポーズ、友達とガッチリ握手する男子生徒。隣では、抱きあって喜ぶ女子生徒。子どもを張り出された紙の前に立たせて合格の瞬間をレンズに収める母親。家で待つ子どもや母親にさっそく携帯電話で“合格コール”する父親。合格者の受験番号をノートに控える中学教諭。
同校では三百六十一人が合格。自分の力で臨んだはじめての試練。喜びを味わうことができた受験生にも、悔しい思いをした受験生にも、まだまだより大きくて険しい試練が待ち構えている。今回の結果をこれからの自分自身の成長の糧として、それぞれの目標に向かってがんばってくれることを願う。
発表前日の十三日には卒業式で義務教育を修了した。別れの春であり、それぞれの新たな出発の春である。
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北海道〜日野
修学旅行で民泊した酪農家庭へ
日野高生が自作曲で恩返し
=インターネット中継で合唱披露=
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思い出を胸にオリジナル曲を合唱する生徒たち
(湖東・日野町)
修学旅行でお世話になった人へオリジナル曲で感謝の気持ち届けたい・・。
そんな思いにかられた県立日野高校三年生がこのほど、昨年九月の修学旅行で民泊した北海道の酪農家庭と同校をインターネットで中継し、自作の合唱組曲「北海道賛歌」を披露した。
オリジナル曲は、思い出をもとに音楽担当の中村秀雄教諭が作曲し、作詞は三年生の生徒全員が参加。北海道をイメージさせるさわやかで軽快なメロディーに、民泊先の家族との交流や、潮風舞う海辺や光降り注ぐ大地の風景をつづった歌詞がつけられた。
▲インターネットによる中継(画面左側が生徒)
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授業では、北海道豊富町の酪農家、三澤弘則さん宅と同校をインターネットで結び、お互いにカメラとパソコンを通じて、画像と音声、文字(メール)をやりとりした。生徒たちは第一声で「元気ですか」と、教室のプロジェクターに映った三澤さんに懐かそうに呼びかけ、北海道の降雪状況を尋ねたり、その後の学校生活を報告した。
オリジナル曲の披露では、中村教諭が奏でる伴奏にあわせて、生徒一人一人が出会った人や景色を思い出すように丁寧に歌い上げ、北の大地へ歌声を届けた。
同校は昨年初めて民泊形式の修学旅行を実施し、漁業・酪農体験を通じて生徒と現地の家庭との交流を図った。受け入れ先の稚内市と豊富町では行政・住民から温かい歓迎を受け、始めおっくうだった生徒たちも次第に打ち解け、今でも個人的な交流が続いているという。
学年主任の保井三千雄教諭は、「今回のオリジナル曲は、お世話になった稚内市と豊富町に贈るとともに、北海道のFM放送でも紹介してもらえれば」と話している。
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ふるさとの山めぐる四季
写真展「綿向山讃歌」
=日野写真同好会が開催中=
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日野町わたむきホール虹で開かれている写真展「綿向山讃歌」
(湖東・日野町)
日野町のシンボル、綿向山の四季を取り上げた合同写真展「綿向山讃歌」(日野写真同好会主催)が、同町わたむきホール虹で開かれている。
会場には、綿向山に抱かれた日野の里を撮影した作品三十八点が並べれ、ふるさとの山に寄せる人々の深い思いが紹介されている。四月一日まで。
雄大な綿向山をバックに、五月晴れの空の下行われる田植えや、夕闇の中でぽつんとたたずむ地蔵などがレンズに収められ、古来から人々の生活に溶け込み、信仰の対象として崇められてきた存在感が際立つ。
また、山頂から手が届きそうな星の軌跡を追った作品や、残雪の中で見せる厳しい表情、満開の桜の向こうにたたずむ風景からは、綿向山が見つめ続けてきた悠久の時間が感じられる。
なお、同展で出品されているのは次のみなさん(敬称略)
▽岡崎直次「山うららかに」「晩秋の輝き」
▽岡田健司「星を友に」「夏の風物詩」「黎明」
▽小野英治「惜秋」「暮色」
▽園城清「秋望綿向」「蒼穹に侘つ」
▽川原善治「田植」「そば畑」
▽小澤重吉「旧家」「お地蔵さん」
▽澤勇「夕焼け雲」「彌生」
▽杉村貞次郎「遠望」「ブルーメの丘にて」
▽角田勝洪「朝霧の綿向」
▽瀬川善一「ダム口よりのぞむ綿向山」「ほいのぼりと綿向山」
▽関谷新吾「木華の輝き」「早春の神嶺」
▽外池良三「雪中の綿向」「綿向冬景」
▽野口幸雄「残雪の北山茶畑」「残雪」
▽野澤修二「点景」
▽橋本晃一「残照」「ファンタジー」
▽馬場完「暁景」「故郷」
▽久村能康「黎明!綿向山」
▽堀孝夫「綿向遠望」「晩秋の木立」
▽吉村仙二郎「新緑」「若葉のささやき」「田植のころ」。
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野坂昭如氏が記念講演
開学10周年祝う
=あす滋賀文化短大=
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(湖東・八日市市)
学校法人滋賀学園(森美和子理事長)経営の滋賀文化短期大学(田中愽一学長)は、十七日午後一時半から「開学十周年記念式典」を八日市市布施町のキャンパスで催す。
同二時四十分から作家の野坂昭如氏の記念講演「これからの教育」が行われ、一般参加も可。
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大切なことを気付かせてくれた“あやかし”
沖島舞台に新たな伝説の発信
=東近江創作ミュージカル「エピソード」=
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5周年記念作品
「エピソード〜そして伝説へ〜」の舞台
=近江八幡市文化会館で=
(湖東・近江八幡市)
島のみんなで、私たちにしか伝えられないことを、湖のために伝えていこう。東近江創作ミュージカル第五弾「エピソード・そして伝説へ」は、観客に、地域の人たちに、世界に向かって、メッセージを発信した。
淡水湖内にある日本唯一の小学校、沖島小学校を舞台に、島の人々にのりうつり、島や人間たちを支配しようとする、かつて琵琶湖の水がもっときれいだったころに沖島に住んでいた動物やカッパたちの化身“あやかし”。
“あやかし”との戦いの中で、そして、アカネにのりうつった二十年前に水死したトモコが書いたノートから、湖を汚している人間への反乱と、きれいな湖への思いに気付いた子ども達や先生。
「きっと、みんなで湖がきれいになるように、魚がいっぱいとれるようにする。島の人にも、いや、島の外の人にも、みんなに考えてもらうから」という願いが島の神様に届き、“あやかし”たちを竜神が追い払う。
「この島がもっともっと好きになった。この湖ももっともっと好きになった」というアカネの言葉でエンディングを迎えたミュージカルは、グランド・フィナーレでは“あやかし”たちもカッパたちも、子ども達や先生と一緒に、楽しい歌と踊を繰り広げ、沖島小学校の先生と子ども達の「沖島太鼓」が舞台を盛り上げた。
東近江創作ミュージカル「エピソード・そして伝説へ」は、十日、十一日の二日間、近江八幡市文化会館で開かれ、両日とも、立ち見客が出るほど会場いっぱいに詰めかけた観客に大きな感動を与えた。
そして、アマチュアミュージカルとしての歩みの中で育んできた、演技力だけでなく、大道具や小道具、メイキャップ、衣装、照明、音響など、舞台を演出する裏方の技術の完成度にも、目を見張るものを感じさせた。
第五作目を迎えてはじめて、地域住民で組織する「ミュージックカンパニー・クレムス」が企画、製作を担当。住民手づくりミュージカルの再スタートは大成功を収め、地域住民へのミュージカル文化の着実な浸透を実感させた。
今回の作品は、地域の人たちとともに歩んでいくミュージカルの「エピソード」として人々の心の中に新たな灯りをともすとともに、琵琶湖と水、命を支える大切な環境に対する人間のやさしさと勇気、連帯の大切さを訴え、「伝説」として一人ひとりの心に刻み込まれた。
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