滋賀報知新聞(ニュース)平成13年3月23日(金)第12606号

大凧テーマの絵画「大空へ」

=画家ウィリアムズさん八日市南高に!=


ウィリアムズさんの風景画から学び取ろうとする生徒

(湖東・八日市市)
 八日市市春日町の県立八日市南高等学校(山本辰己校長)の玄関口に、風景画家として名高いブライアン・ウィリアムズさんの絵画「大空へ」(縦八十センチ、横百十センチ)が飾られている。

 同作品は、環境保全に熱心に取り組んでいるウィリアムズさんが、以前から交流のあった同校緑地デザイン科の生徒から依頼を受け制作した。彼独特の空に八日市名物大凧の飛揚が描かれた温かみのある風景画に生徒たちの感心は高い。

 ウィリアムズさんが八日市を題材に描いたのは今回が初めてで、同校井上升二教諭は「緑地デザインをする上で、本物を見ることは大切。生徒の参考になれば」と胸を膨らませる。

 一方、滋賀県内の風景から環境を問いかける作品が多く、八日市市立図書館でも五十六点を所有し、一般の人々にも味わってもらおうと無料の貸し出しを行っている。


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2回戦へ八日市勢 3チーム勝ち上がる

第13回長山杯少年野球大会

県内外から32チームが出場
=あす 4強入りかけ激戦展開=


選手宣誓は八日市北の片岸大輔主将

(湖東・広域)
 吉沢体育振興事業団(吉澤澄雄理事長)主催の「第十三回長山杯争奪・春季少年野球大会」(滋賀報知新聞社後援、凸版印刷エレクトロニクス事業部、日本少年野球ボーイズリーグ・オーミボーイズ協賛)は二十日、小春日和に恵まれた長山公園グラウンド(八日市市上大森町)で開幕し、一回戦十六試合が行われた。

 ちびっ子野球のシーズン開幕を告げる今大会には、地元八日市の六チームを含む県下三十一チームに三重の一チームを加えた計三十二チームが参加し、新六年生を先頭に各チームのハッスルプレーに期待が寄せられた。激戦の中から八日市勢の玉雄レッドスターズ、御園スカイラーク、八日市ビクトリーの三チームが二回戦へと駒を進めている。

 開会式では同市立玉園中学校ブラスバンド部が演奏する行進曲に乗り選手五百人が堂々と入場し、吉澤大会長(事業団理事長)の「試合を捨てず最後まで頑張って下さい」との開会宣言で第十三回大会は開幕した。

 深田正治大会名誉会長(滋賀報知新聞社長)は、自費運営の吉澤理事長をたたえるとともに、野球を通して「みんなが支え合う精神を養い立派な人になってほしい」と、出場選手を励ました。

 来賓から「伝統ある大会で力いっぱいのプレーを」(海外友之進助役)や「何事にも目標を持って」(福山憲二議長)、「野球を通じ多くの友達を」(村田利子市議)「大会で勝つ喜び、負ける悔しさを覚えて」(武田善勝教育部長)などとの激励が送られた。

 今大会から協賛を得たオーミボーイズの田中義孝監督は「今季最初の大会となり、みんなが協力し合って盛り上げていきたい」と、選手の元気なプレーに期待を寄せ、八日市北スポーツ少年団の片岸大輔主将が出場三十二チームの団旗を従え「元気いっぱいのプレーをします」との選手宣誓を行った。

 初日は、四ゾーンに分かれて出場全チームが対戦し、一回戦十六試合を消化した。主力メンバーが卒業し実力未知数の新六年生チームは、伯仲の激戦を展開する中で、冬場に鍛えた力と技が明暗を分けた。

 二日目(二十四日)は一回戦を勝ち上がった十六チームが四強入りを目指し、最終日(三十一日)には準決勝、決勝、三位決定戦を行う。両日とも試合開始は午前十時。二回戦の対戦チームは次の通り。

【Aゾーン】秦荘スポーツ少年団―水戸スポーツ少年団◎玉緒レッドスターズ―八幡スポーツ少年団◎和迩野球スポーツ少年団―甲南第一ウイングス◎能登川南スポーツ少年団―関スポーツ少年団

【Bゾーン】御園スカイラーク―岩根スポーツ少年団◎五個荘スポーツ少年団―綾野ガッツ◎八日市ビクトリー―能登川西スポーツ少年団◎佐和山スポーツ少年団―三雲スポーツ少年団


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東京芸大の実践を紹介

まちなみづくりパネル展

=28日まで るーぶる愛知川 =


調査・研究の成果を紹介するパネル展

(湖東・愛知川町)
 近江鉄道愛知川駅内にあるコミュニティハウスるーぶる愛知川で、日本各地の歴史的町並みを研究・調査している東京芸大まちなみづくり倶楽部の実践成果を紹介するパネル展が、二十八日まで開かれている。

 同倶楽部は、東京芸大建築科の前野まさる教授とその研究室、研究室OBで構成。岡山県などで歴史的町並みについて建築史学的に調査研究を行っている。
 長い歴史のなかで築かれた知恵と技を「住まう人に学ぶ」姿勢を基本に、文化財的価値を把握するだけでなく、その価値の活用や住民参加を促すまちづくり活動の実践につなげてきた。

 近江鉄道や国道8号が通り、中山道の宿場町として歴史をもち、今もその面影を残す町並みが残る愛知川町としても、その実践をわがまちのまちなみづくりを考える上で、大きなヒントになる。

 今回は同大学の協力により、研究室に展示されている解説パネルをそのまま借り受け、地域住民に見てもらって、まちなみづくりへの関心を高めてもらおうというねらいもある。

 るーぶる愛知川での展示終了後は、引き続き三十日からびんてまりの館でさらに規模を拡大して、日本全国の歴史的町並みなども一緒に紹介する企画展が開かれる。


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一人ぼっちでないお母さん

子育てのパワーアップ!

=近江八幡市保健センター=


ひまわり館で開かれた
「お母さんのパワーアップ講座」

(湖東・近江八幡市)
 ひとりぼっちのお母さんをなくそうー。近江八幡市の「お母さんのパワーアップ講座」が十九日午前十時からひまわり館で開かれた。

 少子化の拡大で近所に遊ぶ子供が居ないことや地域のコミュニケーションがますます希薄になる中で、密室になりがちなお母さんの子育てを応援し、同じ子育てに取り組んでいる親同士の交流を深めていく楽しみを広めて育児ストレスを発散してもらおうと市保健センターが開いた。
 会場には広報紙などの参加呼びかけで約五十人のお母さんたちが訪れた。

 開会あいさつのあと、子育てサークルOBの宿谷幸子さんと安倍映子北里幼稚園長が、市内で取り組まれているで子育てへの新しい挑戦と成果、子育てサークルの役割などについて実践報告を行ったあと、「親同士がつながることの意味」と題してこころの子育てインターネット関西運営委員・砂野加代子さんが講演した。

 砂野さんは講演の中で「夫婦間で気付なかった子育ての問題点や我が子に対する接し方はどうかなど、サークルに入ると良く見えてくる。夫をサークルに引っぱり出して親同士で子育てを考える場はますます必要になってくる」と説き「地域の中に私の居場所が有ることや話しを聞いてくれる人やそうした場があることが大切」と訴えた。

 また「子供はいろんな大人と接することによって学ぶ、親も他人の子供にふれあうことで、子供に対しての視野が広まる。子育ての物差しは一つではない」と
全国で展開されている親同士のサークルの取組や現状を紹介しながら、複数で子育てを考えることのメリットを力説し、毎日の疲れでパワーダウンしかけているお母さんたちを元気づけた。


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障害者福祉の向上へ

第5回「糸賀一雄記念賞」

=候補者を募集 =


子どもたちと語らう故・糸賀一雄氏

(湖南・石部町)
 財団法人糸賀一雄記念財団(石部町・県立近江学園内)は、第五回糸賀一雄記念賞の候補者を募集している。

 同賞は、生涯を通じて障害者福祉の向上に取り組んだ故糸賀一雄氏の心を受け継ぎ、障害者やその家族が安心して生活することができる福祉社会の実現に寄与することを目的として、多年にわたり障害者福祉の分野で顕著な活躍をする人に授与するもの。

 候補者の対象・資格は、個人を対象(二人以内)とし、日本、東アジア地域、東南アジアおよび西太平洋地域(ただし、オーストラリアおよびニュージーランドを除く)に居住し、障害者福祉に関する活動実績が高く評価、今後の一層の活躍が期待される人。
 募集期間は五月三十一日まで。受賞者には賞状および賞金二百万円が授与され、今年十一月ごろに授賞式を予定。詳しくは同財団(0748―77―0357)へ。

◆糸賀氏の略歴◆
 滋賀県庁で秘書課長などを歴任。昭和二十一年十一月、戦後の混乱期の中で池田太郎、田村一二氏の懇請を受け、知的障害児等の入所・教育・医療を行う「近江学園」を創設したほか、西日本で初の重症心身障害児施設「びわこ学園」を設立。全日本精神薄弱者育成金(手をつなぐ親の会)の理事なども努め、国の制度づくりに尽力した。

 また、障害の早期発見・対応のための乳幼児検診システムづくりを行うなど、日本の障害者福祉の基礎づくりに多大な業績を残し、人間の新しい価値観の創造を目指した人権尊重の福祉づくりを展開。主な著書に「この子らを世の光に」「愛と共感の教育」「勉強のない国」「精神薄弱児の職業教育」がある。


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