滋賀報知新聞(ニュース)平成13年3月24日(土)第12607号

地域とともに開学10周年

さらなる発展をめざして

=滋賀文化短期大学で記念式典=


記念式典であいさつする森美和子理事長

(湖東・八日市市)(一部既報)
 八日市市布施町の滋賀文化短期大学(森美和子理事長)が開学十周年を迎え、このほど國松善次県知事、中村功一八日市市長をはじめ、開学支援及び運営関係者ら約二百人が出席して、記念式典が同大学で開かれた。

 滋賀文化短大は、「東近江地域に高等教育機関を」という地域の要請にこたえ、学校法人初代理事長の森はな名誉学園長の「常に新しい息吹を」という建学の精神により、蒲生野の歴史と自然豊かなこの地に、「生きがいを科学するニュートン・カレッジ」をめざす地域に根差した大学として、平成二年四月開学。これまでに、約二千人の卒業生を社会の第一線に送り出している。

 また、八日市市をはじめ、周辺地域の福祉や環境問題などに積極的に助言、参画して、行政や市民運動の良きパートナーとしてリーダーシップをとりながら、住民を巻き込んだまちづくりにも大きく貢献し、地域の期待と信頼を寄せている。

 記念式典では、田中慱一学長が「二十一世紀に入り、戦後五十年以上が過ぎ、科学の進歩、教育の高度化が目覚ましい時代を迎え、次ぎの世代に何を引き継ぐべきか、地域の一員として何をなすべきかを常に問いかけながら、今後さらなる発展をめざす」と式辞を述べた。

 また、森美和子理事長が開学当時の苦労を振り返り、多くの人々の支援に感謝の気持ちを述べるとともに、「一つの節目を迎え、これまでの歩みを糧に、地域の大学として、市民の要望にこたえながら、精いっぱいがんばっていきたい」とあいさつした。

 続いて國松知事、中村市長が「シンクタンクの場として地域に開かれた大学に」「新しい福祉を日本各地に発信してください」と、大きな期待を込めて開学十周年を祝い、最後に学園理事の岩永峯一衆議院議員が、「新しい時代の要請にこたえられる大学に」と謝辞を述べ、締めくくった。

 式典のあと、同志社グリークラブ友情出演による祝賀合唱、作家の野坂昭如氏による記念講演「これからの教育」も行われた。
 同短大では開学十周年記念事業として待望の図書館を平成十三年度中の完成をめざして建設する。


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上水道水源地近くの砂利採取計画

6割近くの反対署名集める

=県へ不認可求める八日市市自治連合会=

(湖東・八日市市)(一部既報)
 八日市市五智町にある上水道水源地(五智浄水場)近くの砂利採取計画問題で、市自治連合会(熊木喜一会長、市内百七十五自治会で構成)は二十三日、市民から集めた反対署名を認可権者である知事に対し、申請窓口である八日市土木事務所長を通じ提出した。

 自治連は、去る十二日に不認可を求める陳情を知事や県幹部に行う一方、水源地を保護し「安心できる命の水を守ろう」と署名活動に乗り出し、約一週間で二万五千七百六人の市民から反対署名を集めた。三月末現在の人口は約四万五千人で、不認可を求める署名は六割近くに上る。

 今回の署名数は二十一日現在で集計されたもので、一部地域での回収がまつりなどで遅れていることから、最終集計を二十六日に行った上で追加提出することにしている。最終的には三万人以上に達する見込み。
 計画では、愛東町の開発業者が同市中小路町川原口の二万七千平方メートル(地権者二十九人)のうち採取面積二万三千平方メートル(深さ五メートル)から八万九千五百立法メートルの砂利を採取する。

 許可申請が受付機関の八日市市に提出されたが、「地下水への影響が懸念される(特に渇水期)」との調査結果から、申請書を県に送ることなく検討を加えていた。これ以上待てないとして業者が直接提出した許可申請に対し、県は今月中にも判断(認可・不認可)を下さなければならない。


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南幼稚園とすみれ保育所を合築

児悠の里・あじさい幼児教育センター竣工

=木の香漂う園内に広々園庭=


竣工した
「児悠の里あじさい幼児教育センター」

(湖東・五個荘町)(一部既報)
 五個荘町が同町金堂で昨年六月から建設を進めてきた南幼稚園とすみれ保育所を合築した施設「児悠の里(じゆうのさと)あじさい幼児教育センター」が、このほど完成し、二十二日に関係者約五十人が出席して竣工式が行われた。

 同施設は、南幼稚園とすみれ保育所の老朽化と、幼稚園での三歳児保育や預かり保育、保育所利用の低年齢化に対応するため、教育内容のより一層の充実と推進を図ることを目的に建てられた。

 敷地面積は約六千四百平方メートル、園舎は鉄骨造一部二階建てで、延べ床面積は約三千平方メートル。伝統的建造物群保存地区に隣接するため外観は景観に配慮した瓦葺きに白壁の和風建築になっており、園内は床・壁・扉にいたるまで木材を使用した贅沢な造り。園庭には桜並木に囲まれた人口小川が流れるなど広々とした空間が確保され、色とりどりの遊具が数多く配されている。定員は保育部(三歳児未満)六十人、幼稚部(三歳児以上)百七十人。

 穏やかな春の陽気に恵まれた竣工式では、小串勲町長が「多くの人の協力により、県下に誇れる、教育の町・五個荘にふさわしい施設が完成した。幼児教育は、その子の将来に大きな影響を与える重要な時期。この新しい施設で健全な精神と健やかな体を育んでくれることと期待している」とあいさつし、出席者と完成を喜び合った。また、アトラクションとして「てんびん太鼓郷音」も登場し、晴れやかな演奏を披露した。


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五個荘出身の作家外村繁

生誕100年を前に生涯を舞台化

=24、25日 てんびんの里で公演=


生誕100年を迎える外村繁(昭和36年、書斎にて)

(湖東・五個荘町)
 五個荘町出身の作家、外村繁の生誕百年を前に、同じく同町出身のシナリオ作家深尾道典氏がその生涯を舞台化。

 二十四・二十五の両日に東映掌劇場公演「日を愛(かな)しむ=外村繁の生涯=」として五個荘町てんびんの里文化学習センターで上演される。

 東映掌劇場は、深尾氏が東映俳優養成所講師などを務める傍ら、五個荘町歴史博物館や同センターの顧問を兼務している関係で、地元独自の地域に根差した劇場公演を目指して設立された。

 六回目を迎える今回の公演は掌劇場創立十周年という節目にもあたり、そのシナリオは、深尾氏が地道な取材・調査を経て書き上げた渾身の大作。同時代の批評にとらわれず、また、夫婦ともガンという死病に冒されながらも書き抜いた外村繁像、外村文学の神髄が、鮮やかに描き出される。

 チケットは前売り千七百円、当日二千円で、同センターほか八日市文化芸術会館、近江八幡市文化会館、蒲生町あかね文化センター、日野町わたむきホール虹、能登川町中央公民館などで発売中。問い合わせは、てんびんの里文化学習センター(エ0748-48-7100)へ。


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安全運転心がけて!

竜王町の小学生が

=啓発活動繰り広げる=


交通安全を訴える小学生

(湖東・竜王町)
 竜王小の交通少年団の子どもたち十六人がこのほど、新入学(園)児の交通事故防止運動(四月十五日まで)の一環として、学校近くの県道で啓発キャンペーンを繰り広げた。

 この取り組みは、一般の人に事故のない安全なまちを呼びかけるとともに、子ども自身にもルールを守る大切さを理解してもらおうと、町内の小学校で毎年実施されている。

 啓発キャンペーンでは、警察署員らが通りがかりの自動車を誘導し、おそろいの青のベレー帽をかぶった子どもたちが、「交通キャンペーンをしていますのでよろしくお願いします」と呼びかけながら、手づくりの啓発グッズを手渡していた。受け取ったドライバーは、「ありがとう。ご苦労様」とにっこり、心を引き締めてハンドルを握っていた。

 なお、入学シーズンを前に展開される同運動は、(1)子どもに対する交通安全教育・指導の徹底(2)保護者などに対する交通安全意識の高揚(3)通学・通園道路の安全確保の推進・・の三点に重点を置き、広報活動や安全運動を繰り広げる。


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