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滋賀報知新聞(ニュース)平成13年4月3日(火)第12618号
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緊急輸入制限発動求む
セーフガード
=八日市市・中村市長が要望=
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(湖東・八日市市)
中村功一八日市市長は、国内農産物の価格安定に向けた「農産物の緊急輸入制限措置(セーフガード)」について、このほど国へ発動の働きかけを求める要望書を国松善次知事に提出した。
WHO(世界貿易機関)発足以来、五年間に三百万トン近くのミニマム・アクセス米が輸入され、需給と米価に大きな影響を与えている。一方、野菜についても景気低迷による消費の減少や外国産野菜の輸入増大によって、価格が大幅に下落し生産費さえ賄えない状況に追い込まれている。
このような現状を打破しようと、農業者が自信と誇りを持って農業に取り組むことができる環境整備を速やかに実施するよう、知事から国に働きかけてもらうことにした。
要望書によると、外国産野菜の輸入増大により、価格が著しく下落している状況を踏まえ、速やかに一般セーフガードの発動を行うことや、輸入急増の事態に機動的・効果的に対応できるよう一般セーフガードの手続などの見直しを求めている。
さらに、ミニマム・アクセス輸入米が、国内の米需要バランスに影響を与え国内農業を圧迫することのないよう、総合的な国境措置と適切な国内管理体制の確立、特にWHO農業交渉に当たっては、最近の米の消費動向と米価の下落等を十分に踏まえ、米のミニマム・アクセスの削減に向けた取り組みを要望している。
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長山杯 秦荘が制す
吉沢体振主催「春の少年野球大会」
準優勝は3年連続の綾野
=吉澤大会長 今シーズンの活躍を期待=
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長山杯を制した
秦荘スポーツ少年団
【決勝戦】
綾野ガッツ
1000010 2
042100X 7
秦荘スポーツ少年団
【3位決定戦】
佐和山スポーツ少年団
0000120 3
0000000 0
和迩野球スポーツ少年団
(湖東・広域)
ちびっこ野球のシーズン開幕を告げる「第十三回長山杯争奪・春季少年野球大会」(吉沢体育振興事業団主催、滋賀報知新聞社後援、凸版印刷エレクトロニクス事業部、日本少年野球ボーイズリーグ・オーミボーイズ協賛)の決勝戦は先月三十一日、小雨模様の八日市市上大森町の長山公園グラウンドで行われ、秦荘スポーツ少年団が初優勝を果たし参加三十二チームの頂点に立った。
決勝戦は、Aゾーンから勝ち上がった秦荘と、Bゾーンを制した綾野ガッツが対戦し、一投一打に目の離せないゲーム展開となった。好投をみせた両投手の踏ん張りほか、固い守りでハッスルプレーが飛び出すなど、優勝戦にふさわしい試合運びをみせた。
一回表、三安打で一点を挙げた綾野に対し、秦荘は二回裏、一アウト満塁からボークやデッドボールなどで四点と逆転し、三回裏にもスクイズなどで二点をもぎ取り試合を決めた。両チームとも、その後それぞれ一点を追加したが、秦荘が7対2で綾野を寄せ付けなかった。
三位決定戦は、秦荘に3対2と惜敗した和迩野球スポーツ少年団と、綾野に7対0の大差で破れた佐和山スポーツ少年団が争った。両チームとも好投が光る試合だったが、投打に勝る佐和山が3対0と和迩を完封で下した。
閉会式には準決勝に残った上位四チームが顔を見せ、吉澤澄雄大会長(同事業団理事長)は「春(長山杯)の結果が秋の大会(一・一・三平成杯)の目標になる。どれだけ成長するか今シーズンを見守り、秋に元気な姿を見るのが楽しみ」と、野球にかける少年を励ました。協賛のオーミボーイズ・村山孝之代表も「このような立派な大会でプレーできる選手諸君は恵まれている。このチャンスを機に頑張るように」と、シーズン突入に向け野球少年の奮起を促した。
表彰式では、上位三チームに優勝旗や準優勝旗などのほか、各選手の首には記念メダルが掛けられ、秦荘の土田翔也主将ら二人に最優秀選手賞、加藤大悟捕手ら三人に特別賞が贈られた。また大会を通じグラウンドを沸かせた二十五人に優秀選手賞、五人に敢闘賞が手渡された。
そぜぞれの名前が読み上げられるたびに、選手やスタンドから歓声が沸き、やっと緊張の糸が切れた少年に幼いあどけなさが戻った。今大会には地元八日市はじめ県内と三重から三十二チームが参加。今シーズンを占い、ちびっこ野球の開幕を告げる長山杯の三日間にわたる熱戦の幕は閉じられた。
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五個荘町の旧藤井家住宅など
県指定文化財・新たに9件
=選定・選択を含め計415件に=
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有形文化財に指定された旧藤井家住宅
(湖東・広域)
県教育委員会はこのほど、県文化財保護審議会(伊藤唯真会長)の答申に基づき、県有形文化財五件、選択無形民俗文化財二件、県指定史跡二件の計九件を県指定文化財として新たに加えることを発表した。これにより、選定・選択を含めた県指定文化財数は四百十五件となった。
五個荘町宮荘の旧藤井家住宅は、近代の和風建築として初めて選ばれた。
構造は、木造平屋建て桟瓦葺約二百二十平方メートルの客殿、同約百四平方メートルの洋館の二棟から成り、近江商人の中でも繊維関係の豪商・藤井彦四郎により一九三三(昭和八年)に客殿が、三四年(同九年)に洋館が建てられた。
客殿は周囲に廊下を廻し、南側の庭(池泉回遊式庭園)に面するよう座敷三室が並ぶ書院建築。上手の主室は三畳大の床の間を構え、付け書院には花頭窓、用材には上質のヒノキを使用している。
一方、洋館は、内装・照明器具にいたるまでスイスの山荘を模して作られており、いずれも当時の富豪層の接客を主とした建築事例として貴重とされる。現在は、五個荘町の歴史民俗資料館として活用されている。
このほか、永源寺が所蔵する「寂室元光墨蹟(じゃくしつげんこうぼくせき)」・「三千仏名経(さんぜんぶつみょうきょう)」・「山号ならびに寺号(さんごうならびにじごう)」の三件が有形文化財に指定された。
寂室元光墨蹟は、一行書一幅、山号ならびに寺号三幅、出山釈迦図賛一幅、道俊頂相賛一幅の計六幅から成り、「永源寺」は縦約三十三センチ、横八十四センチの大きさ。
寂室元光は一二九〇年(正応元年)に現在の岡山県に生まれ、十六歳の時に鎌倉禅興寺の約翁徳倹の門に入り元光という名を、三十一歳で元に渡り、中峰明本などに参じて、明本から寂室の号を与えられた。
永源寺は、七十一歳の時にかねてから寂室に私淑していた近江守護六角氏頼に招かれ開山、七十八歳で没するまで住した。
なお、県教委は「新指定展」として県立琵琶湖文化館、市立長浜城歴史博物館の二か所で寂室元光墨蹟など有形文化財四件を公開する。
その他指定を受けた文化財、展示日程などは次の通り。
〈有形文化財〉
【御上神社文書】二百六十五点▽野洲町三上838・御上神社所有
〈選択無形民俗文化財〉
【牛飼の宮守行事】水口町牛飼・牛飼区保護
【延勝寺の太鼓踊り】湖北町延勝寺・延勝寺太鼓踊保存会保護
〈県指定史跡〉
【湖東地域の群集墳】上蚊野古墳群および平柳古墳群▽秦荘町上蚊野〜湖東町平柳約二万三千七百九十八平方メートル
【清水山城郭郡】新旭町熊野本十八万二千六百八十四平方メートル
〈新指定展〉
【県立琵琶湖文化館(大津市打出浜1-1)】
▽日時=四月一〜十五日(月曜日休館)の午前九時〜午後五時
▽入館料=大人二百五十円、高校・大学生二百円、小・中学生百二十円
▽問い合わせ先=電話077-522-8179
【市立長浜城歴史博物館(長浜市公園町10-10)】
▽日時=四月十七日〜五月十三日(会期中無休)の午前九時〜午後五時
▽入館料=一般四百円、小・中学生百円
▽問い合わせ先=電話0749-63-4611
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街角ぶらりひょうたん博物館
縁起物ずらり1千個
=愛知川町の新名所 船橋さん開設=
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船橋さんと自慢の作品
(湖東・愛知川町)
愛知川町にこのほど、新観光スポットが誕生。同町沓掛の船橋利平さん(77)が、自作のヒョウタンを展示する私設の「街角ぶらりひょうたん博物館」として、近江鉄道愛知川駅近く、同町市のJA東びわこ愛知中部地域センター隣にオープンさせた。
船橋さんは平成五年から、町の活性化を図ろうと自身の趣味を生かしたヒョウタンづくりに取り組み、ヒョウタンの栽培、普及、指導、研究を続けてきた。これまでに全日本や県の瓢箪(ひょうたん)会主催の展示会で数々の賞に輝いたほか、日本愛瓢(あいひょう)会会員として小学生や地域の人たちにもヒョウタンづくりのおもしろさを広げている。
博物館は同センターの古い木造の米倉庫を借りて少し手を加えているが、古い建物にヒョウタンが展示され、何とも言えない雰囲気を出している。
管内には一千個あまりのヒョウタンが所狭しと展示されているが、どれ一つ取っても同じものはない。大津絵や七福神、トラや竜など、縁起物の絵も自身が絵付けしたもので、絵心のある船橋さんらしいすばらしい出来映えに驚かされる。
同町でも観光名所の一つとして町の観光と文化の発展への期待を寄せており、平元真町長も「愛知川町をヒョウタンの町に」と、博物館のオープンを祝った。
同館では、希望者にヒョウタンの育成やヒョウタンづくりの指導、苗の分配なども行っており、「びん細工てまり」に続く町工芸品に育てようという夢も膨らんでいる。
入館無料。不定期休館。問い合わせは、TEL0749―42―2290へ。
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やりがいある農業めざして
7軒が家族経営協定
=愛東町で湖東地域初の調印式=
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家族経営協定に調印する家族=愛東町役場で=
(湖東・愛東町)
愛東町内の七軒の農家が、このほど町役場で「家族経営協定」に湖東地域ではじめて調印した。
協定は、夫婦や親子が休日、給与、役割分担を決め、対等な立場で仕事をすることで、やりがいや生きがいをもって農業経営に取り組むための契約書のようなもの。
同町では、農業委員会が事務局となって、農業委員会長、農業指導センター委員長、認定農業者、女性農業者リーダー、農業後継者クラブ員など十九人で構成する「愛東町家族経営協定推進委員会」を昨年十一月に発足し、研修や啓発活動を行うとともに、農家の労働を支えている女性の地位向上や後継者育成の基盤として、協定調印の促進を図ってきた。
今回協定を結んだ人たちは、「協定を結んで縛られるのではなく、それぞれがゆとりをもって経営に参画していきたい」「結婚する子どもにとっても、後継者として自立心を養う良い機会だと思っている」「これからもっと、地域に広めていきたい」など、意欲的な感想を述べている。
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