|
|
滋賀報知新聞(ニュース)平成13年4月4日(水)第12620号
|

湖国農業生産の3分の1まかなう
県下最大の農済組合誕生
=八日市市緑町に事務所開設=
|
開所式でテープカットを行う中村功一八日市市長、中西副組合長、岡田副組合長、中谷代表監事(右から)
=東近江農業共済組合事務所玄関前で=
(湖東・広域)
東近江地域の農業共済事業の合併により新たに誕生した「東近江農業共済組合」は二日、八日市市緑町の事務所で開所式を行い、業務をスタートさせた。
開所式では、役員と職員ら関係者約百人が出席して、東近江地域の農業振興と発展を願い、中西長嗣副組合長らによるテープカットなどで開所を祝った。
昨年十一月の合併仮調印以後、業務開始に向けて設立委員会(会長・北川弥助県議)による協議が続けられ、先月十六日には県から設立の認可を受け、この日の開所となった。
新組合は五月二十六日に開催される総代会まで、役員会の理事互選で組合長に北川弥助氏(五個荘町)、副組合長(常務・代理)に中西長嗣氏(前県農政水産部次長)、副組合長に岡田力氏(日野町)、代表監事に中谷哲夫氏(近江八幡市)、参事に新前功氏(前五個荘町主監)が就き、四月二十九日の総代選挙(定数百人)のあとの総代会で新体制を決める。
今回の東近江地域の六市町(八日市・近江八幡・安土・永源寺・五個荘・能登川)と蒲生・大中の湖の二組合の農業共済組合合併により、二市七町の農家戸数一万一千五百九十一戸、年間生産額二百五十億円、共済事業十八万五千件と、県内の約三分の一の農業生産を誇る県下最大の農業共済組合が誕生した。
業務は総務、事業第一、事業第二の三課制で行い、事業第一課が農作物・家畜・畑、事業第二課が果樹・園芸・建物・農機具のそれぞれの共済を担当する。
メインメニュー|全 県| 湖東・湖北|
湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長|
取締情報| リンク| E-Mail

八日市に陶画「こもれ陽」
布引焼窯元小嶋太郎さんが寄贈
=木々から漏れる光の世界=
|
陶画「こもれ陽」を
手渡す陶芸家の小嶋さん
(湖東・八日市市)
布引焼窯元で陶芸家の小嶋太郎さんはこのほど、制作した布引焼の陶画「こもれ陽」を八日市市に寄贈した。
寄贈された陶画(縦八十センチ、横百十センチ)は、小嶋さんが今年一月に十年ぶりとなる個展を滋賀県立近代美術館一階ギャラリーで開催したときに出品していた。
「こもれ陽」と題した画には木々の間から漏れ落ちたやわらかな太陽の光線が深いベージュ色の樹木の色合いに絶妙に溶け込み、見る人の心を静めてくれるような味わいがある作品に仕上がっている。
布引焼は、独特の多彩な窯変を何度も重ね生み出す微妙な色の変化が特徴で、奥深い透明感と無限の広がりを表現する特有の技法で焼き上げられ、丹念に手描きされた寄贈の陶画からは温もりさえ感じられる。
メインメニュー|全 県| 湖東・湖北|
湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長|
取締情報| リンク| E-Mail

元滋賀文化短大学長
小林氏 教育長に就任
=永源寺町教育委員会が選任=
|
小林圭介氏
(湖東・永源寺町)
永源寺町教育委員会は、現教育長の辞任(三月三十一日付け)に伴いこのほど臨時教育委員会を開催し、新教育長に県立大学名誉教授で県立短期大学名誉教授の小林圭介氏を選任。
小林氏は四月一日付けで就任した。任期は、前任者の在任期間である平成十四年十二月二十四日まで。
小林氏は、滋賀県立短期大学教授(昭和五十四年四月〜平成八年三月)、滋賀大学教授(平成七年四月〜同九年三月)、滋賀文化短期大学学長(平成九年四月〜同十二年三月)、滋賀文化短期大学教授(平成十二年四月から同十三年三月)を歴任。
永源寺町では清流保全検討委員会座長(平成十年一月〜七月)、介護保険事業計画策定委員会委員長(平成十一年三月〜同十二年三月)を務めている。理学博士、農学博士。六十一歳。彦根市平田町243番地の16。
メインメニュー|全 県| 湖東・湖北|
湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長|
取締情報| リンク| E-Mail

五個荘町河曲区が「21世紀ビジョン」策定
住民主体の地域づくりへ
=小串町長、専門家招き発表会=
|
小串町長、専門家を
招いて開かれた発表会
(湖東・五個荘町)
『老いも若きも生き生きと生活できる』住民主体の地域づくりを目指す五個荘町河曲区「河曲二十一世紀ビジョン策定委員会」(田附良一座長、横田眞事務局長)は、これまで取り組んできた活動成果をマスタープランとしてまとめ、このほど発表会を開いた。
少子高齢化、新興住宅の増加など地域を取り巻く環境がめまぐるしく変化する中で、古くからの地域の伝統や文化、規約や習慣といったものの保存・継承が住民の間で大きな問題となっている。
同委員会は、二十一世紀という新たな世紀を迎えるにあたり、今の地域にとって本当に必要な物・事とは何か、また、必要でないものは何なのかを住民自身が考え、地域への愛着やそこに暮らす価値を見い出していこうと、区長・副区長・評議委員を除く住民代表七人により平成十年四月に結成された。
活動は住民アンケートによる意見聴取を中心に三か年計画でプランづくりを行い、より実践的なプラン作成を目指すため、専門家である岐阜大農学部生物生産システム学科生産流通管理学講座教授で同大農村計画学研究室主宰の松本康夫氏にも協力を依頼。同学科の学生岸岡俊博さん(22)に第三者として考える同区の将来像を同時進行で描いてもらった。
発表会は、両者のプラン披露と意見交換、最終プラン策定に向けた検討を目的に開かれ、まずは同委員会がまとめたプランの解説が行われた。
アンケートは地域を形成するものとして大きく「区行政」「社会資本」「環境」「福祉」「教育」「青年」「人権・趣味」「農業」「寺院」「神社関係」の十項目から成り、資料ではそれに対する住民の回答と問題点を集計それにより考えられる「今すべきこと」「将来すべきこと」がまとめられている。
これによると、区行政の規約について「知らない」と答えた人は「知っている」もしくは「大体知っている」と答えた人(四一%)を上回る五九%に上り、「隣組」の存在についても「必要性を感じていない」との意見が出、地域に対する無関心さが浮き彫りになった。また、農業後継者や門徒の減少など一早い対処が必要とされる問題が数多くあることが分かり、問題点の多さに委員らは「実態を把握したもののあまりに膨大で、手も足も出ない状況」と活動を終えての感想を述べた。
これを受けて松本教授は「これだけのデータをまとめたことは評価するが、プロセスを経ていない」ときっぱり。「アンケート結果はあくまで個人の要求であり、集落を考えての意見ではない。第一に『どんな村にしたいのか』をイメージし、そのイメージを住民同志で共有することが大切。むらづくりは土地活用」とアドバイスし、計画策定の手法や手順を伝授した。続いて、岸岡さんが区内の状況を把握した上で作成したオリジナルの農村プランを、田園・居住などにゾーン分けした具体的な図面を使って紹介し、委員らの関心を集めた。
行政を代表して出席した小串町長は、同区の活動に対し「町の先人を切ってくれた」と高く評価、「今後、全町に浸透し、住民の意識改革につながればと思う。町づくりの参考にしたい」と大きな期待を寄せていた。
委員会では今後、発表会での意見を含めた最終プランを五月中旬にもまとめ、区長へ提出したいとしている。
メインメニュー|全 県| 湖東・湖北|
湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長|
取締情報| リンク| E-Mail

日野町で開所
県内最大の定員70人
わたむきの里作業所
=東近江初の精神障害者支援センターも=
|
開放的なデザインに仕上げた「わたむきの里作業所」
(湖東・日野町)
社会福祉法人わたむきの里福祉会(光吉明治理事長)が、日野記念病院隣の町有地(日野町上野田)で建設を進めてきた県内最大規模の作業所「わたむきの里作業所」が完成し、二日に開所した。
作業所内には、精神状態が不安定な人の相談に応じる精神障害者地域生活支援センターが東近江地域で初めて設けられ、九日から業務を開始する。
同作業所を運営する社会福祉法人わたむきの里福祉会は、無認可の日野の里共同作業所とわたむき共働作業所が昨年三月に共同設立。建設に向けた準備については、平成九年から進めてきた。
新しい施設は、鉄筋コンクリート二階建てで、建物面積は千六百平方メートル。一階に授産施設と食堂、二階には精神障害者地域生活支援センター事務局とサロンが設けられている。総事業費の約四億円は、自己資金千三百万円と県・町の補助金一億千万円、日本船舶振興会など民間からの二億二千万円などで賄った。
外壁は温もりのあるれんがで統一し、内装は白を基調にした落ち着いた造りに仕上がっている。また、車いすの人でも無理なく使えるリフト付きのトイレなど、施設内のバリアフリーに配慮したほか、吹き抜けや中庭から自然光をうまく取り込んで、開放感あふれる施設になっている。
授産施設の対象者は、身体(定員二十人)、知的(同三十人)、精神(同二十人)の障害をもつ人で、作業は、▽お茶のパック詰め▽竹炭の製造▽ウエスの加工・販売▽ポン菓子の製造・袋詰め▽その他の下請け作業―を行なう。
精神障害者地域生活支援センターでは、精神に障害のある人が職員によるカウンセリングや同じ悩みを持つ人同士の交流を通じて心のゆとりを取り戻し、社会復帰を目指す。また、併設したサロンルームでは、土、日曜日を中心に余暇支援事業を行なうことにしている。
指導員の盛井彰司さんは、「精神障害を持つ人については百人あたりに一人いると言われ、家庭や仕事の悩みなど多岐にわたって引きこもりになるケースが多い。どんな悩みでもいいのでどんどん相談に来てほしい」と呼びかけている。精神障害者地域生活支援センターの電話番号は、TEL0748―52―6032。
メインメニュー|全 県| 湖東・湖北|
湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長|
取締情報| リンク| E-Mail
|