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滋賀報知新聞(ニュース)平成13年4月7日(土)第12623号
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気付いた時はもう遅い
痴ほう学ぶ講演会
=八日市で市民100人参加=
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痴呆の早期発見の重要性を説く淵上施設長
(湖東・八日市市)
老人性痴ほうの早期発見と予防方法について学ぶ「八日市高齢者保健福祉のつどい〜頭の寝たきり防ぎましょう」(八日市市主催)が、同市浜野町アピアで約百人の市民が参加して開かれた。
講師に介護老人保健施設あいかわ(岐阜県)の淵上哲施設長を迎え、「脳の健康と痴呆予防」をテーマに講演が行われ、参加した市民はメモを取りながら熱心に耳を傾けていた。
淵上施設長は「老人性痴ほうは、症状ではなく脳の働きで発見します。痴ほうの症状が現れてきた頃には、脳の働きは重度の状態で回復は難しいでしょう。脳の働きを測るかなひろいテストやMMSなどで、早期に発見すれば、脳リハビリにより回復も可能です」と元気なうちから脳の働きを測定しておくことの重要性を説いた。
最後に、「身体だけでなく精神面も健康であるお年寄りが多いことが本当の長寿社会です。生きがいを大切に役割ある人生を送りましょう」と述べた。
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2代目もやっぱり「トトロのバス」
新移動図書館車にバトンタッチ
=アニメソング響かせ八日市市内巡回=
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壁画家の松井エイコさんによる
夢が広がる車体のデザイン
(湖東・八日市市)
八日市市立図書館の移動図書館車が新しくなって、今月から運行をはじめた。「トトロのバス」として子どもたちからお年寄りまで、市民に親しまれた初代同様、アニメ「となりのトトロ」のテーマソングを響かせながら、市民のもとに夢の世界を届けている。
平成二年の運行以来、十年間活躍してきた初代車両の更新に伴って導入されたもので、バスベースの車両からトラックベースの車両に変わったものの、規模や機能はほぼ先代と同じ。
ボディーのデザインも初代と同じ壁画家の松井エイコさんが、「こころの羽ばたき」をテーマに描いたもの。あたたかみのある色合いと、やさしい図柄が特徴。
運行もこれまで通り水・木・土・日曜日、図書館から一キロ以上離れ、度々本館を利用することが困難な子どもたちやお年寄り、一般市民が待つ、市内の幼稚園、保育所、老人福祉施設、公民館など公共施設二十七個所のステーションを三週間に一度の割合で巡回、三十分の停車時間で貸し出しや返却のサービスを行う。
車両には常時約三千冊の本が積み込まれ、前もって連絡(TEL24―1515)しておけば予約にも応じてくれる。
巡回予定日に「トトロ」の歌が聞こえてくると、子どもたちが教室から飛び出してくる、ステーションにいつものお年寄りの顔が見えないと職員が家まで呼びにいくなど、本を通した市民と図書館とのコミュニケーションも生まれ、三週間に一度の巡回を楽しみに待つ市民も多く、市民の読書習慣や文化向上に果たす移動図書館の役割は大きい。
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農業だって立派な職業
2家族が「家族経営協定」
=能登川町内で初の調印式=
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家族経営協定に調印する家族
(能登川町役場で)
(湖東・能登川町)
家族一人ひとりが共同経営者として営む新しい農業の形を目指して、能登川町内の農家二家族がこのほど、町役場で「家族経営協定」に調印した。
同協定は、夫婦や親子が休日、給与、労働時間、家事を含めたそれぞれの役割分担などを文書により明確化し、対等な立場で仕事をすることにより、やりがいや生きがいをもって農業経営に取り組んでもらおうというもので、家族間で交す契約書のようなもの。
東近江地域では中部地域農業改良普及センターがチームを編成して、専業農家を対象に啓発活動や協定調印の促進を図り、平成七〜十一年に近江八幡市・安土町・八日市市で各一軒がすでに調印している。
日野(一軒、三月七日)・竜王(二軒、同月十六日)両町に続いて行われた今回の調印式には、栗見新田の湯ノ口孝生さん、大中の上田弘さんの家族が出席し、協定書に署名、調印した。
同センターでは「昔ながらの慣習が根深く、敬遠する人ばかりで県内での普及は難しいのが実情。今回の調印をきっかけに今後ますます広まっていけば」と話している。
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家畜の排せつ物で発電
県がバイオガス活用モデル事業
県畜産技術振興センターに
=来年度プラント整備、展示=
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モデル事業が行なわれる
県畜産技術振興センター
(全 県)
風力、太陽発電など新エネルギー利用が模索される中、県は資源循環型社会の在り方を県民に考えてもらおうと、家畜の排せつ物から発生したガスを利用して発電する「バイオガス活用モデル展示事業」を進めている。
今春早々にも検討委員会を立ち上げ、平成十四年度には日野町山本、県畜産技術振興センターにバイオガスプラントを整備する。
計画によると、総事業費一億五千万円を投じる施設の一日処理能力は、約五トンとバイオガスプラントとしては小規模なもの。家畜の排せつ物などから二百三十立法メートルのメタンガスを発生させ、センター必要電力の五〇%にあたる四三十キロワットを発電する性能を持つ。
具体的には、同センターや他の県研究機関などから出された家畜、魚類の排せつ物を、三十八度の中温度に保ったタンク内で発酵させ、都市ガス並みの火力をもつメタンガスと液肥に分離。ガスはタービンに送り込んで発電と熱供給に利用し、液肥は有機肥料として農場で活用を図る。
なお、事業推進に向けて、県関係者や学識経験者からなる検討委員会が、平成十三〜十五年度の三年にわたって、バイオガス発電の施設評価、地域から排出される有機性ごみのバイオガス化の効率調査、自治体や各団体に対して新エネルギー利用への促進支援を検討する。
県農政水産部畜産課は、「実用性あるものを建設するには、三十トン処理規模のプラントが必要で、莫大なコストがかかる。今回の施設は最小規模のものだが、環境熱心県としての自主性を県民のみなさんに啓発するため建設したい」としている。
バイオガスプラントは、北海道の酪農地帯で導入が試みられているもので、農村部での普及に期待されている。実用化に向けては、建設コストや発電効率の向上などまだまだ課題は多く、北海道の大学などで研究が進められているという。近畿地方の自治体では、京都府八木町が、生ごみによるバイオガス発電に取り組んでいる。
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ほとけの国・滋賀をビジュアルに
ガイドブック「近江山辺の道」
=湖東の山辺、比叡山の道を紹介=
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(全 県)
「近江歴史回廊構想」を展開している県は、「ほとけの国」滋賀県の歴史文化をビジュアルに分かりやすく紹介したガイドブック「近江山辺の道―湖東山辺の道・比叡山と回峰の道」を発刊した。県内の書店で購入できる。
大きさはA5版で、二百四十二ページ(うちカラー三十二ページ)、二千冊を発行。淡海文化を育てる会(代表・西川幸治県立大学人間文化学部教授)が編集を担当した。
近江歴史回廊探訪ルート「湖東山辺の道」「比叡山と回峰の道」を中心に、観音像や人物、名所なども解説。豊富な写真やイラストを盛り込み、一帯の概要やストーリー、歴史文化資源を分かりやすく紹介している。
同様のシリーズではこれまで、「近江戦国の道」(平成七年三月)「近江東海道」(同八年三月)「湖西湖辺の道」(同九年三月)「近江中山道」(同十年十二月)、「近江観音の道」(同十一年十二月)が発刊されている。
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