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滋賀報知新聞(ニュース)平成13年7月5日(木)第12725号
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山下、30万票突破の勢い
12日公示の参院選滋賀選挙区
比例とセットで大幅上積み狙う法雲
=「自共対決」全面の川内、若者の支持訴える北田 =
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(全 県)
十二日公示、二十九日投開票の参院選滋賀選挙区(改選数一)は、昨年十月の参院補選に立候補した自民現職の山下英利氏(48),民主新人の法雲俊邑氏(53)=自由、無所属の会推薦、社民支持,共産新人の川内卓氏(45)の三人と、自由連合新人の北田緑氏(30)の計四人が立候補の予定だ。そこで公示が一週間後に迫った滋賀選挙区動向を追ってみた。
(敬称略)
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山下氏
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法雲氏
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「法雲を(十万票近い)大差で破り、連合滋賀に壊滅的打撃を与えて、次期衆院選に出る武村正義や奥村展三に引導を渡す」と滝一郎・自民党県連幹事長の鼻息が荒い。山下の選対は、すでに市郡単位で後援会組織(計十六万人)や女性組織「なのはなの会」(三万人)の立ち上げを終え、磐石の態勢。しかし「先の総裁選で湖国党員の投票率が六一%にすぎず、油断はできない」(河本英典・自民党県連会長)と手綱をゆるめない。
このため全比例候補に県議をはりつけ、建設、農業など三十二職域支部を通じて関係団体の締め付けを行い、比例票を確保して「山下票」の掘り起こしに力を注ぐ。「比例では非拘束名簿方式のため、市町村単位で貢献度が出る。厳しく査定していく」(河本県連会長)とも。今月五日には職域支部全体会を開く。湖国でも吹き荒れる「小泉旋風」で、革新系無所属の山田耕三郎(昭和六十一年)以来の三十万票突破へ邁進中だ。
山元勉民主党県連代表は「投票率六〇%と見て、三十万票が目標」と声を張り上げる。この三月にさきがけ滋賀と合流した民主党県連は、衆院の三選挙区ごとに総支部を結成し、各市郡で支部を立ち上げた。今回は、三総支部が独自色を発揮。一区は、連合滋賀大津地協と県議や市議、組合中心の従来型。二区は、旧さきがけと民主党との合併に関わる同党設立総会を六月から四市六郡で開催。三区では、六月に守山市、野洲・中主町、草津市・栗東町、今月六日には甲賀郡水口町で決起集会を行う一方、甲賀郡は奥村後援会がミニ集会を展開している。
またもう一つの焦点は、同党比例候補のうち、連合出身が九人にのぼること。党県連では、比例票とのセットで「法雲」の上積みを狙う。比例候補を抱える旧産別は約六万五千人だが、一人四、五票運動を展開中。下戸薫連合滋賀会長は「連合にとって試される選挙」と重大に受けとめていた。
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川内氏
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北田氏
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川内陣営では、「国民」に痛みを押し付ける『小泉改革』ではなく、国民本位の改革をと「自共対決」を全面に出して総力戦で臨んでいる。白石道夫共産党県委員会副委員長は「比例代表は十三万票、選挙区は十五万票が目標だ。今回、比例代表は、第一次が九人、第二次が十六人となっているが、第一次全員の当選を目指している。比例について県委員会では、近畿・北陸の八府県でスクラムを組んで京都の候補者を当選させたい。比例は、基本的に一般の有権者には党名、党員には名前を記入してもらう」方針だ。
選挙区では政党としての闘いを中心に据えながら、川内の個人的魅力も訴えていく。また比例の関係で、ポスターなど法定宣伝物や候補者カーが大幅に増えるため、これらを最大限に活用したいという。
自由連合参院県総支部代表の北田緑はこの二日、滋賀選挙区への立候補を表明した。北田は、京都府立山城高校を卒業後、会社勤務や俳優業を経験。県内の国政選挙(選挙区)では、昭和五十五年の参院選で共産の桐山ヒサ子以来、二十一年ぶりの女性候補である。
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説得力ない
硫化水素発生メカニズム
=環境監視研究所の中地氏がRDで反論中 =
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(全 県)
滋賀県は応用地質株式会社に委託して、今年二月から三月にかけて、RD最終処分場内外の地下水および浸透水を計九カ所から採水し水質分析を実施した。
この調査結果に対し、県調査委員会は評価と対応策として「No3で環境基準を超えているが、直ちに人の健康に影響を及ぼすものでないことから、調査モニタリングを継続して実施していく」と対応方針で述べているが、それでよいのだろうか。ダイオキシン類の異性体組成まで詳しく見ると、No3の地下水が他の浸透水や地下水と全く違ったものであることがわかる。No3の地下水は2・3ピコグラムーTEQ(毒性等量)/リットルと環境基準を超えていることは前述したが、異性体組成を見るとOCDD(八塩化ジベンゾジオキシン)が一五〇〇〇ピコグラム/リットルと異常に高いことがわかる。他の浸透水や地下水に含まれているOCDD量が二〜九八ピコグラム/リットルと比較するとその差が際立つ。No3の地下水になぜ高濃度のOCDDが含有しているのかという観点で調査をする必要があると考える。
OCDDが高濃度で
ある原因として焼却灰由来の可能性が高いが、No3の地下水と他の浸透水や地下水との間に、百倍から千倍以上の濃度差が生じたのか調査、検討しないとRD処分場の環境汚染の構造が究明されない。地下水中のダイオキシン類濃度が総じて高濃度であることは、作業員の証言にあるように焼却灰を埋め立てたことを立証しているとも考えられる。ダイオキシン問題の専門家が委員長をしているにも関わらず、ダイオキシン類の異性体組成についてなんらコメントしていないのは調査結果を十分検討していないとしか考えられず、県の調査委員会のいい加減さ、怠慢を示しているといわざるを得ない。
処分場内の廃棄物層からなぜ高濃度の硫化水素が発生したのか、県調査委員会は詳細に検討されているが、結論としては「高濃度硫化水素の発生原因となる多量の有機物の存在は確認されず、調査地点では硫酸イオンの発生源として石膏ボード以外のものは見当たらなかった。少量の有機物(強熱減量九%)でも雨水中の溶存酸素で嫌気的に生物分解されて硫化水素の発生原因となったと考えられる」としているが、いろいろ調査したけれども高濃度硫化水素の発生メカニズムを説明するには十分な証拠が集められなかったことをていねいに説明しているに過ぎない。
実験室で石膏ボードからの硫化水素の発生が実験的に証明されたが、廃棄物層中で高濃度の硫化水素が発生したと説明できる証拠が揃わなかった。硫酸還元菌の存在や硫酸の存在、その発生源の有機物など大きな廃棄物に付着した微細な廃棄物の溶出試験や含有量試験を実施したが、説得力のある結果が得られなかったといえる。
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現代アート発信基地へ
夏季展「比良から新しい風が」
=16日まで比良美術館=
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(湖西・高島町)
比良美術館(高島町鹿ヶ瀬岩倉)は七月十六日まで、夏季展「比良から新しい風が―Part12―」を開催している。同美術館は、平成十年に開館し、若手、ベテランを問わず作家の思いが作品からにじみ出る現代アートを春、夏、秋それぞれ二回ずつ年間六回の企画展で紹介している。
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どの角度から見ても楽しめるアートの数々
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今回は「普遍性につながる個性を求めて」をテーマに、作家十六人の銅板や松、発砲スチロールなどさまざまな材料を用いた約三十五作品を展示。「作品には必ず自分の訴えたい思いがある。その思いを言葉で語り、作家から見る人に近づかなくてはいけない」(同館理事長・萩駿さん)との考えから、展示作品すべてに作家のコメントが添えられており、初めて訪れた人でも作家の思い描く世界を体感することができる。
また、「できあがるまでに事態は二転三転いやもっと転がる。こうして柔軟にゴロゴロと転がしていると、なにか大切な事をぐっとつかめるような気がする」(亀井和代氏のコメントより)など迷い悩みながら作品づくりをしている作家の心に出会える。
同美術館館長の萩恭子さんは「現代美術は作品から伝わってくるものが見る人によって異なるところに面白さがある。気軽に現代美術を鑑賞してほしい」と話していた。
入館料は一般、大学生八百円、高校生、中学生六百円、小学生四百円。問い合わせは、同美術館(電話0740―37―0777)へ。
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県内で初の試み!
美術館との連携授業
=草津市老上小で実施=
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(湖南・草津市)
草津市立老上小学校(馬場輝代校長)はこのほど、「新学習指導要項」(来年施行)で美術館を活用した鑑賞授業の必要性が盛り込まれたため、県立近代美術館、県立陶芸の森、ミホ・ミュージアムの三館との連携による授業を県内で初めて試みた。
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4枚のカードを使って物語りを作る生徒たち
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今回は「本物に触れる」を共通テーマに、三年生から六年生のうち四クラスで授業を実施。四年一組の生徒四十人は「アートな一家の物語」と題して創造性や自己表現力、友達とのコミュニケーション能力を養うことを目的としたゲーム形式の授業を、近代美術館ボランティアスタッフ十一人のアドバイスを受けながらが体験した。ゲームは、日本画、洋画など絵はがきだいの複製図版カードから男性と女性、住みか、ペットなどのイメージに合うものを四枚選び出し、物語を考えるもので、作者を知らなくても手軽に作品に接することができる。
物語の発表では、生徒らが積極的に手をあげ、泣き虫な女の子に父親が猫を買ってあげる物語や好きな人に告白する物語を披露し、ほかの生徒も発表に聞き入っていた。生徒の多くは「物語を作るのがおもしろかった。またやりたい」と目を輝かせていた。
一方、同校図工科の角玲子先生は「子どもの感性にいかに響かせるかは学校では限界がある。このように美術の専門家が学校に協力してくれることで、生徒も教師も学習でき成長できる。子どもたちが、この授業をきっかけに美術への興味を広げてくれれば」と手ごたえを感じていた。
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ろうけつ染めと
染織の作品展
=わたむきホール虹=
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山代善三氏の
染織「狩倉」
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(湖東・日野町)
ろうけつ染めの玉淵秀峰氏(大津市)と染織の山代善三氏(京都市)による作品展が、日野町町民会館わたむきホール虹で開かれている。
会場には、水墨画のような濃淡で湖国の風景を表現したろうけつ染め十五点、赤や黄など鮮や
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玉淵秀峰氏のろうけつ染め「琵琶漁歌」
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かな糸を一本一本丹念に織り上げた染織十八点が並べられている。
玉淵氏は東京日本デザインスクールデザイン総科を卒業。染色作家・藤井保氏から染色技術を学び、大津市で大津特殊友禅を開業、アトリエを開いている。大津市展、県展などで入選、入賞。通産大臣賞を受賞。
山代氏は父・亀之助氏に織り技術を師事。
洛匠研究会で織り帯の技術向上に打ち込み、独自技術を開発する。古代ロマンをモチーフにした織り額作品のほか、衣装から室内装飾まで幅広く制作している。
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