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滋賀報知新聞(ニュース)平成13年7月6日(金)第12726号
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里山の厄介者“竹”の有効利用へ
陶芸製作の燃料に光明
=13日からネイチャーセンターで作品展示=
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村松氏の指導で窯に次々と竹を投げ込む遊林会のメンバー
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(湖東・八日市市)
里山を覆い尽くす勢いで加速度的に勢力を拡大する竹。里山保全活動が進む八日市市建部北町の河辺いきものの森でも竹との格闘が続いているが、里山保全ボランティア団体の遊林会では竹炭、竹垣、クラフト教室など、伐採した竹の有効利用も同時に取り組んでいる。
そんな竹を一気に大量に活用できる方法として、竹を陶器製作の燃料にする利用に白羽の矢が当たり、このほど、湖東町平柳にある芸術村、平成の杜湖東ヘムスロイド村の村松卓工房で、竹だけを燃料にした製作実験が試みられ、その可能性に大きな期待が出てきた。
同工房ではこれまでにも、河辺いきものの森から切り出された雑木の薪(まき)を燃料に使った製作に取り組んできたが、竹だけを燃料にするのは今回がはじめて。それだけに、実験開始前から、窯の温度を適温にまで上げることができるか、そのためにはどれだけの竹が必要なのか、竹の灰による自然釉(ゆう)でどんな色や光沢ができるのかなど、不安と期待が参加者の胸の中に入り交じっていた。
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燃料の竹の炎で焼かれる作品
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遊林会は河辺いきものの森から二トントラック七台分の竹を運び込み実験に備えた。六月二十九日夜、村松さんの作品が入れられた穴窯にいよいよ点火、二昼夜かけて竹が窯に次々と投げ込まれ、順調に温度が上昇していくが、途中、温度が思ったより上がらず、やむを得ず薪の投入も検討された。
しかし、最後まであきらめずに空気の調整など試行錯誤を重ねた結果、七月一日未明には待望の摂氏一二○○度まで温度を上げることに成功。自然冷却を待って、四日に窯から作品が出された。この作品は、十三日から十五日まで、河辺いきものの森内のネイチャーセンターで展示され、その成果を市民に見てもらう。
遊林会では、今回の実験の成果と課題を検討し、次回の製作につなげて行くことにしている。さらに、「竹で焼いた作品に自然釉独特の味が出れば、オリジナルブランドの陶器製作に期待ができるだけでなく、竹を燃料として大量消費する道が開かれ、里山での竹の増殖を食い止めることができる」と夢を膨らませている。
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2001ミス中山道愛知川宿
コンテスト参加者募集中
=推薦者にも賞金1万円=
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(湖東・愛知川町)
愛知川町商工会は「2001ミス中山道愛知川宿」二人を決めるコンテストの応募者を、九月十二日まで募っている。
応募できるのは、今年の四月一日現在、高校生を除く十八歳から二十五歳までの未婚の女性。ただし、未成年者の応募は、親権者の同意があること、また、他のコンテスト等の任期が残っている人は応募できない。
九月二十四日に愛知川町商工会館(同町愛知川、町役場隣)で非公開の審査を行い、ミス中山道愛知川宿二人を決定。選ばれた二人には賞品として東京ディズニーランド二泊三日ペア旅行、推薦者には賞金一万円が、それぞれ贈られる。また、応募者全員にも記念品が贈呈される。
ミス中山道愛知川宿は、「中山道六十六番祭」(十月二十八日)をはじめ、「中山道宿場会議愛知川大会」、商工会の年間行事、「山東町柏原宿やいと祭り」などに参加して、中山道愛知川宿のPRに花を添える。
応募と問い合わせは、愛知川町商工会「ミス中山道愛知川宿コンテスト」係(TEL0749―42―2719)へ。また、ホームページ(http://www.biwa.ne.jp/~echi66th/)で直接応募することもできる。
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永源寺の利川プラスチック
湖上を歩ける“フロート”デザイン
連携事業で新製品開発
=産学官で産業振興=
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利川プラスチックと成安造形大らがデザインした水上用フロート
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(湖東・永源寺町)
付加価値の高い製品開発など、市場へ提供するには個性的かつ創造性あるデザインが求められている。産業振興の一つとして県では、企業と成安造形大学、東北部工業技術センター、工業技術総合センターとが連携する「デザイン連携事業」を実施しており、昨年の採択四企業はこのほど新製品化に成功した。
同事業は、企業からデザインに関連した新製品開発の計画を募集し、採択プランを選定。委託先の成安造形大学がデザイン開発を行い、この提案を受けた企業が製品化に取り組むもので、昨年は十件の応募プランから、県扇子工業協同組合青年部「竹伸会」(安曇川町)・株式会社銀工房(志賀町)・株式会社利川プラスチック(永源寺町)・つぼ忠(彦根市)の四件が選ばれた。
永源寺町市原野にある利川プラスチック(利川暉社長)では、水上用フロートの製品開発に取り組み、琵琶湖の湖上を歩いて渡れるレイクウォーカーのデザインを完成させた。これは、内部の補強リブや外周補強材が不要で、高強度を保つ一体型のフロート(特許出願中)。
デザインの提案は成安造形大学の人長信昭教授、磯野英生助教授、立神まさ子氏、工業技術総合センターの野上雅彦氏。
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みんなで調べよう
「川の健康診断」
=参加者募集中=
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水生生物の営みを育む水路で健康診断を実施
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(湖東・能登川町)
暑い夏は、クーラーのきいた部屋よりも“川”! 能登川町立博物館は、環境学習の一環として地元・山路川の状況と水生生物を観察する「川の健康診断」を開催する。
町内には琵琶湖につながる川や湧き水が流れる水路が数多くあり、今では貴重種となったタナゴやハリヨ、ムギツクなどの魚たちも生息している。近年では、魚や昆虫等の生態系調査を行い、自然環境の保護を訴える市民活動グループが各地で生まれており、同町内には館の開館以来、子供たちの環境学習を担う水生生物調査会(同町山本)が活躍。今回の観察会でも協力し、自然の素晴らしさと保護の必要性を伝える。
開催日時は七月十五日の午後一時半からで、同館体験学習室で説明を受けた後、山路川で川の健康状態を調査する。
三十人程度の参加者を募っており、希望者は同館カウンターで申し込む。詳しくは博物館(42―7007)まで。
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大地の響きから学ぶ地球環境
ストップ・フロン滋賀
=コンサート開催=
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(湖南・大津市)
ストップ・フロン滋賀(宮川琴枝代表)はこのほど、コンサート「土と弦が奏でる大地の響き」を石山駅前の近江倶楽部で開催した。このコンサートは、病んでいる琵琶湖や地球の土から生まれた土器の壺の不思議な音色と、植物のつるからできている弦楽器の響きに耳を傾け、人間の営みや地球環境を考えようと企画された。
「愛」をテーマに環境カウンセラーの萩由美子氏によるバイオリン演奏が行われ、続いて土の響きとして、作曲家・河合正雄氏と陶芸家・中野亘氏の土笛や壺など手作りの楽器を使った暖かみある「東風(こち)コンサート」が開かれた。約二十人の参加者は、自然が生み出した楽器の音色を心ゆくまで満喫した。
宮川代表は「今国会(第百五十一回)でフロン回収・破壊法案がやっと可決された。九月には栗東町でオゾン層保護と温暖化防止をテーマにした集いを開催する予定で、その成功に向けて力を合わせていきたい」と話していた。
今回は「普遍性につながる個性を求めて」をテーマに、作家十六人の銅板や松、発砲スチロールなどさまざまな材料を用いた約三十五作品を展示。
「作品には必ず自分の訴えたい思いがある。その思いを言葉で語り、作家から見る人に近づかなくてはいけない」(同館理事長・萩駿さん)との考えから、展示作品すべてに作家のコメントが添えられており、初めて訪れた人でも作家の思い描く世界を体感することができる。
また、「できあがるまでに事態は二転三転いやもっと転がる。こうして柔軟にゴロゴロと転がしていると、なにか大切な事をぐっとつかめるような気がする」(亀井和代氏のコメントより)など迷い悩みながら作品づくりをしている作家の心に出会える。
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