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滋賀報知新聞(ニュース)平成13年7月31日(火)第12754号
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法雲氏に大差 山下氏が圧勝
参院選滋賀選挙区
比例代表でも有村さん当選
=八日市 保守地盤回復の兆し=
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自民圧勝の山下英利氏
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(全 県)
参院選滋賀選挙区(改選数一)は二十九日に投票が行われ、自民前職の山下英利氏(48)が三十二万票以上を獲得し、他の三候補を大差で破り圧勝した。県下の投票率は、昨年十月の参院補選(四一・九〇%)を大きく上回り五八・一六%と、小泉改革への期待を中心に政治への関心を呼び起こす結果となった。比例代表では、地元(愛知川町)出身で自民新人の有村治子氏(30)が十一万票近くを獲得し、見事初当選を果たしている。
選挙区では、公明党の支援を受けた山下氏が三十二万二千三百二十二票の支持を集め、民主新人の法雲俊邑氏(十六万三千八百四十票)を倍近く引き離したほか、共産新人の川内卓氏(六万六千二百九十五票)と自由連合新人の北田緑氏(三万三千九百十六票)を寄せ付けなかった。
大差をつけ勝利の山下氏は、県民の期待に添うため「湖国の発展に結び付く改革を進めていく」と、小泉改革への取り組みについて述べ、「県下での自民党の足元を固めていくことも私の仕事」と、ねじれた保守基盤の正常化に意欲を示した。
八日市市(投票率五三・九七%)では、選挙区で山下氏が八八四二票、法雲氏五九一九票、川内氏一八四三票、北田氏が九〇一票を獲得している。一方、比例代表では、自民党(六七六九票)、民主(四一七七票)、公明(一九二三票)、共産(一六九八票)などの順。
支援を受けた公明票を差し引いても山下氏が、法雲氏をジャスト一〇〇〇票の差を付け、武村正義元大蔵大臣(民主党)のひざ元で大勝利したことで、旧さきがけ誕生以来、あいまいに推移してきた保守基盤に回復の兆しをうかがわせる結果となった。
比例当選の有村治子さん
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比例代表で自民が力を注いだ有村氏は、個人十万九千百十票(うち県内九千二百九票)を獲得し初当選。全国的に支持基盤を持たないハンデを負いながらも、誠実さと庶民性豊かなマドンナ候補として、小泉総理の全国遊説に同行するなど選挙中盤から注目を集めていた。
自民党八日市支部選対長の中島敏県議は、この結果を受け「多くの市民の皆さんの支援の輪が広がった。心からお礼を言いたい」との喜びを語り、今後も「地道な活動を続けていきたい」と、与党勢力の拡大へ努力する考えを示した。
比例代表における八日市市での上位得票者は次のみなさん。
1.山本香苗(公明)一三二六票2.有村治子(自民)七二五票3.高見裕一(民主)五五三票4.舛添要一(自民)二六三票5.若林秀樹(民主)二〇三票6.高祖憲治(自民)一五五票7.藤原正司(民主)一五一票8.扇千景(保守)一一四票9.小野清子(自民)一〇八票10.田嶋陽子(社民)一〇七票
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手づくりケースで開票作業効率アップ
八日市市 投票率最下位脱出
=参議院議員通常選挙 県平均にはとどかず=
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手づくりのケースを使って続けられる比例代表の開票作業―市立聖徳中学校体育館で―
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(湖東・八日市市)
二十九日投開票が行われた参議院議員通常選挙では、小泉人気で投票率の大幅アップが予想されたが着たいしたほどは伸びなかった。八日市市は昨年十月の参院補欠選挙で投票率県下最下位のだったことから、十二日の公示から、投票率アップに向けた市をあげての啓発作戦を展開、選挙管理委員会をはじめ、関係者は投票当日の有権者の出足を心配していた。
各種啓発活動の成果もあってか、今回は選挙区で五十三・九七%(比例代表五十三・九五%)で、県全体の五十八・一六%にはまだおよばないものの、なんとか最下位を脱出することができた。ちなみに、今回の最下位は彦根市の四十九・七六%、トップは西浅井町の七十七・一一%。
また、今回から比例代表に非拘束名簿式が導入され、政党名だけでなく、候補者名も記入できるようになったことから、開票作業がこれまでより長引くのではないかと心配された。しかし、八日市市の開票所となった市立聖徳中学校体育館では、午後九時から選挙区と比例代表、同時に始まった開票作業では、リハーサルもなかったわりにはスムーズに作業が進み、午前一時半前には全ての作業を終えることができ。
比例代表の開票作業は、開票台に開けられた投票用紙を、まず、政党別と候補者名五十音別に整理、さらに一人ひとりに分別していくという手間のかかるものとなった。そこで登場したのが選挙管理委員会手づくりの開票整理作業用ケース。作業台には、政党や個人名をつけたケースがいくつも並び、作業にあたった市職員はたくさんのケースの中から間違いのないよう、腕をいっぱいに伸ばしながら、投票用紙をケースに振り分けた。
投票時間が長くなり、開票開始時間の遅くなった上に、投票方法が複雑になれば、当然、作業時間も長くなる。となれば、市職員の手当の経費もかさむことになる。今回、“秘密兵器”登場によるスムーズな開票作業は、経費の面でも貢献した。
参考に、八日市市内の投票所(二十八個所)ごとの投票率ベスト3とワースト3は次の通り。
【投票率ベスト3】野村町公民館(六十九・七二%)▽上平木公民館(六十七・○三%)▽慈眼寺会館(六十六・七四%)
【投票率ワースト3】野口教育集会所(四十六・五四%)▽野村沖会館(四十九・一三%)▽南部公民館(四十九・三五%)
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観ているだけじゃ物足りない!
自由出品『表現2001展』
=漫画家・山谷さんなど多数参加=
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(湖東・八日市市)
無審査・自由出品制の展覧会『表現2001展』が八月七日から十九日まで県立八日市文化芸術会館で開かれる。
表現展実行委員会と県文化振興事業団(八日市文化芸術会館)の主催で、八月十日には、今夏の思い出をマンガで表現する「マンガ絵日記を描こう!」が開かれ、雑誌“YOUNG
YOU”“KISS”などで活躍する漫画家・山谷宗子さんを講師に迎える。無料。定員三十人。
翌十一日は「似顔絵を描こう!」が行われ、八日市高卒業生のイラストレーター・迫間美佳さんが指導。親子や友達など相手が必要だが、一人で参加の場合は描きたい人の写真を持参する。無料。定員三十人。
最終の十九日には、フォーラム「マンガ表現の可能性を考える」が予定されており、牧野圭一教授(京都精華大学芸術学部マンガ学科、ストーリーマンガコース)がマンガの表現の現在と可能性を説く。このほか、漫画家の乾良彦さん、イラストレーターの井田剛さんらが参加する。無料。
いずれも午後一時の開演。月曜休館。申込みと問い合わせは同実行委の中祖さん(0748―24―2355)または同館(0748―23―6862)へ。
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強豪・びわ敗る 若きイレブン熱戦
能南スポ少 六年生チームが優勝
=第4回能登川南CUP大会=
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六年生大会 能登川南VSびわの決勝戦
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(湖東・能登川町)
サッカーを通して参加選手の友好親善を図り、心身の健全育成と競技力の向上を目指す「第四回能登川南CUP大会」(能登川南スポーツ少年団育成会サッカー部主催、滋賀報知新聞社など後援)が二十八、二十九日の両日、能登川町ふれあい運動公園で開催され、真夏の太陽に負けない熱き戦いを繰り広げた。
五年生と六年生の二大会に分けて開き、県内各地から各八チームの計十六チームが出場した。チームには、びわサッカースポーツ少年団(びわ町)や桐原ジュニアFC(近江八幡市)などの歴代優勝チームも含まれており、能登川南FCは両大会に各一チームが出場。また、六年生大会には能登川東サッカースポーツ少年団も出場し、前後半各二十分の試合を力いっぱい走り抜けた。
初日の午前九時、ホイッスルの音と共にキックオフ。5年生大会の一回戦は、第二回大会の優勝チーム・安土スーパーヒーロズを能登川南が一対〇で敗り、続く二回戦はリブラ五個荘と〇対〇の接戦、なだれ込んだPK戦で五対三と勝利を収めた。勢いにのった決勝戦では、桐原ジュニアを相手に善戦を繰り広げたが二対〇で破れ、能登川南は準優勝となった。
翌日の六年生大会では、強豪・びわサッカースポーツ少年団と能登川東サッカースポーツ少年団が対戦し、惜しくも二対一で能登川東が初戦敗退した。一方、能登川南は、先の全日本少年サッカー大会滋賀大会でベスト8入りした自信からか、昨年の優勝チーム・米原ジュニアフットボールクラブを十一対一で圧勝し、二回戦の北里スポーツ少年団(近江八幡市)も三対一で勝ち越した。応援のトーンも上がった決勝戦、びわサッカースポ少との激しいボール争奪が展開され、乾いた砂煙を上げながら能登川南がシュート。後半もさらに一点を追加し、二対〇で初の優勝の座をつかんだ。
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下水道の工事中断訴訟・和解
大森町の団地住民と不動産会社
住民側が和解金80万円
=道路は寄付採納して市道に=
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下水道工事か再開されることになった団地内の道路地。白い破線は敷設管ルート
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(湖東・近江八幡市)
団地内の道路となっている土地を所有する不動産会社を相手取って、市が進める公共下水道工事を認めるよう近江八幡市大森町の団地住民らが起こしていた住民訴訟で二十六日、大津地方裁判所彦根支部が提示した和解調停案を双方が受け入れることで合意し、中断されていた工事は再開されることになった。
宅地開発した業者は、道路用地を市や町に寄付採納し、市道や町道に地目変更されるのが通例だが、昭和四十八年以前の開発については法的な拘束はなく、開発業者が地権を握ったままになっている場合が少なくない。
この場合、道路に面する住民が公共下水道事業の権利を平等に受けられるよう市が、開発業者に寄付採納の指導を行い、解決することがほとんどで、今回のように裁判に訴えて解決に導いた例は同市で初めて。
地域住民の生活の権利を住民自らが守るために解決策を裁判所に求めた先例になる意義は大きい。
問題となった道路地は、大森町一五五で団地内の一角。地権者は大阪市北区中津二ー三ー一○に本社がある株式会社・大匠。
昨年十二月から団地内の下水道工事が始まり、問題の道路地まで進んだところ、同社が所有権を主張して管埋設工事を承諾しなかったことからトラブルが起きた。
住宅に下水道管が接続できなくなった十三所帯が、入居当時から生活道路として利用し、土地は公衆道路として非課税扱いになっているにも関わらず、工事を許可しないのはおかしいとして訴えていた。
同彦根支部で開かれた和解の席には、大匠、大森町自治会の代表と土地の寄付採納を受ける市の三者が出席した。
和解案は、▽住民側が、会社側が提示した道路地の不動産評価額を基準に算出した和解金八十万円を八月三十日までに支払う▽会社側は、市に道路寄付採納手続きを和解金の受領と同時に行う▽市は、道路地を市道認定とする、としたもの。
和解成立を受けて自治会では、近く経過報告会を開くことにしている。市でも工事再開に向けての地元説明会を改めて行うことにしている。
和解が成立したことについて原告代表となった小栗勝則自治会長は「住民の生活権が守られる結果になってよかった。和解金の支払い方法は自治会内で検討したい」と話している。
また、大匠に工事の承諾を求めてきた市は「解決してよかった。市道への登記が完了すれば直ぐに工事にかかりたい。一ヶ月ぐらいで完工するだろう」(松本敏男・市民環境部次長兼下水道課長)と問題が解決したことに安どしている。
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