滋賀報知新(ニュース)平成13年9月10日(月)12800号

八日市市 防災総合訓練

御園小を拠点に実施

震度6強の大地震を想定
=各機関との緊密連携を点検=

(湖東・八日市市)
 百済寺断層を震源とするマグニチュード7・2の直下型地震が発生し、八日市市では震度6強を記録――を想定した防災総合訓練は、九日午前六時半から約八百人が参加し、同市御園町の市立御園小学校を拠点に行われた。

 地震発生とともに道路には亀裂が生じ、電気・水道・電話などのライフラインも機能が停止、各地での家屋倒壊に加え火災も発生するなど、実情に即した訓練を行い、防災活動への指揮と技術の向上を養う。

 また、地震による土砂災害や火災など各種の災害防止や、防災意識を高めるとともに、各関係機関と緊密な連携により、人命救助を第一とした被害防止に力を入れ、地域住民の安全確保に主眼を置いた。非常召集と災害対策本部設置訓練、避難誘導訓練、防災関係機関との連携による総合訓練が三本柱で、各持ち場での役割を確認、地震発生と同時に、市地域防災計画に基づき市職員、消防団員が定められた担当区域の被害状況を把握し、一次集結所である各地区公民館に出向き本庁に連絡する。被害状況の報告を受け、災害対策本部(本部長・中村功一市長)を市役所内に設置した。

 各自治会、消防団、市議会、市職員ほか消防署、警察署、社会福祉協議会、医師会、日赤奉仕団、関西電力、NTTなどに出動協力要請を呼びかけ、それぞれが定められた担当部署につき各訓練を行なった。

 現地から「住宅密集地において倒壊家屋の発生など被害甚大」の報告に基づき対策本部は避難勧告を決定。広報車三台で避難を呼びかける一方、一次避難場所(地域内の公園)に集まった地域住民を市職員、消防団員らが拠点避難場所の御園小学校に避難誘導する。御園小では同九時半まで次の総合訓練を行なった。

 救出救護(消防署、消防団)▽初期消火(消火器=老人クラブ、バケツリレー=婦人防火クラブ)▽火災防ぎょ(消防団、消防署、自警団)▽交通規制(警察署)▽炊き出し(消防団、日赤奉仕団、社会福祉協議会)▽応急救護(医師会、保健センター)▽救援物資配布(災害ボランティア)▽給水(ろ水器による給水=水道課)など。

 このほか、救急講習(消防署)や災害伝言ダイヤル(NTT)、高所作業車体験乗車(関西電力)、地震体験車グラグラ号の展示・体験(消防署)、煙体験コーナー・防火啓発看板の展示(消防団)などの防災体験コーナーも設けた。


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93歳以上を対象に

実りのつどい

=11日 大凧会館=

(湖東・八日市市)
 九月の敬老月間で八日市市は、十一日午後一時半から「長寿バンザイ実りのつどい」を八日市大凧会館(同市東本町)で開催し、外出機会が少なく地域で開く敬老会などに参加できない九十三歳以上のお年寄りを祝うことにした。

 九十三歳以上の高齢者は市内に約百人いるが、このうち出席を予定しているのは十五人前後で、ボランティアスタッフが会場の手伝いやお年寄りの送迎などを担当する。自由参加で一般市民も参加できる。同三時四十五分まで。

 つどいは、五個荘町てんびんだいこ郷音の和太鼓演奏がオープニングを飾り、聖徳保育園児の出し物や島田守男さん(布施町)のマジックショー、大凧会館での記念撮影などのほか、敬老祝品が贈呈される。


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全国コンクール初出場の2人が入賞

ジュニアの北村さん 後藤さん

=内藤ひろみバレエ研究所=

ジュニアA(小学生)入賞 北村奈緒子さん
(湖東・八日市市)
 名古屋市でこのほど開催された第十一回全国バレエコンクールで、八日市市本町の内藤ひろみバレエ研究所からジュニアA(小学生)に出場した北村奈緒子さんと、ジュニアB(中学生)に出場した後藤紫子さんの二人が、そろって大須ういろ賞に入賞、中西留美さんもジュニアBで入選を果たした。

ジュニアB(中学生)入賞 後藤紫子さん
 コンクールは、新人の発掘と二十一世紀にはばたくバレエダンサーの育成による芸術文化の振興を目的に、ジュニアA、同B、同C(高校生)、シニアの四部門について、予選、決選を四日間にわたって行った。

 審査はボリショイバレエ団のユー
ジュニアB入選 中西留美さん
リー・グリゴロビッチ芸術監督を審査委員長に、すべてロシアバレエ界をリードするトップ指導者で構成するという、国内では他に類を見ない、権威ある審査員が担当、また、上位入賞者には海外バレエ団への道が開けるとあって、毎年、全国からプリマやプリマドンナを目指すダンサーたちが大勢参加する。

 同研究所から今回出場の七人も健闘、中でも初出場にもかかわらず決選に残った北村さんと後藤さんは、日頃のレッスンの成果を存分に発揮して、入賞に輝いた。

 今回の成績について指導する内藤ひろみさんは、「それぞれ大きな自信になったと思います。これからの成長が楽しみです」と、喜びを語った。


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神秘の一瞬シャッターに

中野晴生『湖沼の伝説』

能登川町立博物館で始まる
=全国450湖沼を撮影行脚=

湖沼の美しさと謎を秘めた伝説が人気の中野晴生写真展
(湖東・能登川町)
 「四季折々に様々な表情を見せてくれる。もちろん、どんな思いで訪れたかによっても―」。日本全国の湖沼を旅し、神秘の一瞬を収めた中野晴生さんの写真展『湖沼の伝説』が能登川町立博物館で始まった。

 湖沼の伝説は、湖に伝わる伝説と原風景を紹介した作品群で、霧の摩周湖伝説(北海道弟子屈町)や八方池の龍神伝説(長野県白馬村)、悲劇の通り池伝説(沖縄県伊良部町)など計四百五十カ所の湖沼を撮影取材。滋賀県内では、余呉湖の羽衣伝説や三島池、小女郎ヶ池が取り上げられ、水に生きる人々の想いや湖の美しさを追求している。

 これらの作品は週刊新潮に連載されたほか、今年三月の県内初展示(県立琵琶湖博物館)で関心を集め、母なる湖・琵琶湖を縁に能登川町立博物館でも展示されることになった。
 中野さんが愛用するカメラは、ディアドロフビューとタチハラウッドの8×10。総重量三十キロを担いで通なき道を歩き、わずか十カットのフィルムにシャッターチャンスを狙う。

 湖沼の撮影について中野さんは「雲の切れ間から一条の光が差し込むと、ハッとするほど違った顔になる。私は、その湖にいる主を撮りたい。伝説を生み出した湖沼の美しさ、水の透明感、冷たさや温もりなどを感じてもらえれば」と話し、四十点の作品と撮影機材を展示する。
 入場無料。会期は九月三十日まで。問い合わせは同博物館(TEL0748―42―7007)へ。


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カルタで学べる

滋賀の自然環境

=“みどりと絵本の企画舎”作製=

滋賀の自然がいっぱい詰まった元気カルタ
(全 県)
 子どもから大人までカルタで遊びながら滋賀の自然が学べる「みず・みどり・みんなイキイキ元気カルタ」をこのほど、みどりと絵本の企画舎“Wind Note”の薮内秀美さんが作製した。

 日本最大のビワコオオナマズや県鳥のカイツブリ、琵琶湖の沖合にだけ住んでいるニコロブナ、多くの生き物のすみかとなっているヨシ原、里山の写真、ライフスタイルの変更やグリーン購入を訴えるものなど薮内さんが手掛けた四十五枚の絵札は、絵ハガキとしても利用でき、県外の人にも滋賀の自然環境について知ってもらうことができる。

 読み札には、“おひげが自慢!琵琶湖の主だよビワコオオナマズ”“再製品を積極的に購入しようよグリーン購入”“一日一回琵琶湖のことを考えようよわたしたち”など、簡潔な文章で自然に関する問題意識を養うことができ、裏側には解説文も添えられている。定価は千五百円。詳しくは、みどりと絵本の企画舎(電話0748―36―8531)まで。


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