滋賀報知新(ニュース)平成13年9月16日12807号

蒲生野短歌会 入賞作品決まる

全国各地から400首の応募
大賞に湖東町の村川さん

=今月29日の万葉まつりで表彰=

(湖東・八日市市)
 八日市市野口、糠塚両町に広がる万葉の森船岡山で、今月二十九日に開催される蒲生野万葉まつりに向け募集していた「蒲生野短歌会」の入賞作品が決まった。

 全国各地の二百一人から四百首の作品が寄せられ、県内九十五人(うち市内二十二人)と県外百六人の作品について、このほど審査会を開き各賞を決めた。県外に住むブラジル人一人からの応募もあった。

 応募数は、昨年(二百二十二人、四百三十五首)に比べ二十一人、三十五首の減少をみたが、内容的にはレベルも向上し、同短歌会の質の高さが定着してきたことを伺わせている。

 蒲生野大賞(賞金十万円)は湖東町祇園三五六、村川源一さん(53)の作品「好きだよと手の平に書く初デート大凧遊ぶ蒲生野は初夏」が獲得した。村川さんの作品は、来年の同まつりで歌碑建立される。

 続く紫野賞(同五万円)に水戸市河和田町、風間晶さん(70)の「夕映えの標野の中にまつ王(きみ)をケータイ電話で先ずは言問う」が、標野賞(同三万円)には湖東町祇園、豊田俊美さん(70)の「大凧は海渡るらし倫敦(ろんどん)にジャパンウイークの華と請はれて」がそれぞれ選ばれた。表彰式は、まつり当日の会場で午後四時十五分から行われる。他の入賞は次のみなさん。

 【特選】安藤萬喜男(京都市)小西惠(兵庫県中町)小杉富美子(湖東町小八木)保泉キヨノ(埼玉県滑川町)関谷末吉(日野町仁本木)林垣内弥寿(奈良県大淀町)大林和美(安土町東老蘇)

 【佳作】伯谷都志恵(大阪市)土谷尚子(大分市)新井瑠美(城陽市)高田政五郎(八日市市浜野町)向井靖雄(岸和田市)望田寿美子(行田市)近藤好広(城陽市)橋場冨美子(長浜市)南川市次郎(八日市市建部日吉町)北川美智子(大津市)
 なお、昨年の短歌会で蒲生野大賞に輝いた北川美智子さん(大津市)の作品「蒲生野は恋の聖域若鳥の一心のこゑ耳にこだます」は、歌碑に刻まれ今年のまつりで建立される。今回で七基目。


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洋画家・岡野靖夫の世界

神秘の空間への誘い

=21日まで るーぶる愛知川=

岡野氏の独特の世界に魅了される作品展
(湖東・能登川町)
 能登川町立能登川中学校で教壇に立ったこともある大津市在住の洋画家、岡野靖夫氏(67)の作品を紹介する「岡野靖夫 油彩展」が、愛知川駅コミュニティーハウスるーぶる愛知川で二十一日まで開かれている。

 会場には、淡い色彩で描かれたヨーロッパの風景や宗教美術などと一緒に鮮やかな色彩でカーニバルの仮面が描かれ、仮面が浮かび上がって見える神秘的な独特の画風が、見る人を魅了する。

 岡野氏は光風会会員で、日展など国内だけでなく、国外でも高い評価を得ている。会場に一歩足を踏み込めば、今回展示の十一作品による異次元の世界へと誘われる。

 かつて能登川中学で指導を受けたという卒業生が、当時を懐かしみながら見学する姿も見られる。


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県荒茶品評会審査

日野町の木田さんが

=農林水産大臣賞を受賞=

日野町林業センターで開かれた県荒茶品評会審査
(湖東・日野町)
 県荒茶品評会審査がこのほど日野町林業センターで開かれ、地元の日野町のお茶十二点のほか、土山町百二十七点、信楽町六十五点、水口町十点の計二百十四点が出品された。今年は不順な天候が続いたが、県内産特有の味わい、香りに優れた茶が多く、上下位の差がなかった。

 品評会では、せん茶とかぶせ茶の二部門に分かれ、茶の色と香り、味わい、茶葉外観の四点について審査。農協や県、茶商共同組合の関係者ら十三人の審査員は、湯のみに注がれたお茶を口に含んだり、香りを匂って、今年の出来具合を慎重にチェックしていた。

 なお、各部門の一等入賞者に贈られた特別賞は次の通り。敬称略

  せん茶

 【日野町】農林水産大臣賞・全国農協連合会滋賀県本部長賞=木田光夫(西大路)

 【信楽町】近畿農政局長賞=植西健友(上朝宮)県知事賞=辻本治央(中野)日本茶業中央会長賞=小川伊之輔(上朝宮)茶生産団体連合会長賞=井田龍平(上朝宮)関西茶業協議会長賞=片木寿(宮尻)県議会議長賞=洞芳一(上朝宮)

 【土山町】県農協連合会中央会長賞=中村伊助(大野)

  かぶせ茶

 【土山町】近畿農政局長賞=安井健人(前野)県知事賞=立岡啓(北土山)日本茶業中央会長賞=グリーンティー藤井春樹(徳原)全国茶生産団体連合会長賞=安井健人(前野)


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実りの秋を告げる
第2回「棚田まつり」
=16日 高島町畑の棚田で=

昨年の「棚田まつり」で稲刈りをしている参加者
(湖西・高島町)
 日本棚田百選の一つ畑の棚田(高島町)で十六日、第二回「棚田まつり」が開催される。主催は、高島町棚田ふれあい交流実行委員会(西澤与志宣委員長)。 農業者の高齢化が進み、後継者不足に歯止めをかけたい畑の棚田に、都市部から多くの人に訪れてもらい交流を図るとともに、棚田の持つ多面的機能や自然景観に直に触れ、棚田保全や農業への理解を深めてもらうことが狙い。

 午前中は、五月十三日に田植えを行った三十八組の棚田オーナーがたわわに実った稲を刈り、脱穀や棚田探検をする棚田体験スクールも行われる。

 会場では、地元農家の人が講師となって、杉を使った壁飾りを作る“焼杉”や簡単に作れる“わら細工”ほか計四つの体験コーナー、新米の棚田米おにぎりや無料で配布される棚田なべを食せる屋台が設置され、味覚を通しても棚田を満喫できる。

 また、棚田まつりチラシに添付されている抽選券で、棚田米や畑漬けなど特産品が当たる“わくわく抽選会”、保育園園児が作ったかかしなど約二十点を審査し棚田大賞を決める“棚田かかしコンクール”も実施され、出品されたかかしは約一カ月間、棚田に設置される予定。

 畑の棚田までは、会場に駐車場がないため、しゃくなげ運動公園駐車場(黒谷)からシャトルバスが運行される。問い合わせは、高島町役場農林水産課(電話0740―36―1121)まで。


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懐かしさ感じる「水墨画クラブ展」

=ガリバーホールで開催中=

クラブ会員の自信作約四十点を展示
(湖西・高島町)
 高島町文化協会は三十日まで、「水墨画クラブ展」をアイリッシュパーク内ガリバーホール(高島町)のホワイエで開催している。これは、同協会に所属するクラブが、年に一度の割合で順番に展示を行っているもの。

 入場無料。

 今月は、平成六年に同協会の承認を受けた“水墨画クラブ(辻正信会長)”が、月一回の村田秀穂氏指導のもと、高島町内在住で六十〜九十歳の会員約二十人が書き上げた自信作約四十点を展示している。

 作品には“山桜”“秋草”“初雪”“雨あがり”など題名が付いており、軸や色紙に墨の濃淡だけで描かれた風景や草花は、どこか懐かしさを感じさせる。

 絵、書道、生け花、民謡、踊りと多彩な趣味を持つ八十九歳の石倉駒治郎さんは「はがきを書くときにも絵を添えるようにしている」と普段から熱心に練習に励んでいる。開館時間は、午前九時から午後九時半まで。


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