滋賀報知新(ニュース)平成13年10月2日(火)12825号

新企画「日本の西洋館」

滋賀報知新聞社出版局が刊行

全国に広がる洋風建築を収録
=文明開化を象徴する明治の建物=

本社出版の豪華本「日本の西洋館」
(湖東・八日市市)
 滋賀報知新聞社出版局は、各都道府県の市町村や教育委員会、歴史資料館、郷土記念館などの協力を得て、明治の洋風建築にポイントを置いた豪華本「日本の西洋館―風土に生きる明治の洋館―」を刊行した。A4判、厚表紙二百四十ページ、外装化粧箱入り。

 この一冊は、大正・昭和初期などにも優れた西洋館が建てられている中で、文明開化の波が押し寄せた明治の洋館に限って紹介し、近代化という大きな目標に向かって、先人達が築いてきた遺構をたどることにした。豊富に使われたカラー写真からは、その息吹がひしひしと伝わってくる。

 日本における西洋館の歴史は、開国とともに外国人技術者によって幕を開け、西洋技術を見よう見まねで取り入れた地方の棟梁らの努力で全国に広まった。この擬洋風建築は、一口で言うと和洋折衷のちぐはぐな建物だったが、文明開化の流れの中で、新しい時代に期待する人々の気概あふれる愛すべき建物でもあった。

 現在のコンクリートとガラスの建築は、もはや洋風でなく普遍的なものとして、当然のように受け止められている。建築物は実用的で機能的でなければならないが、もう一つ大切な要素として、私たちの記憶を蘇らせる力を持っている。育った家や通った学校など、記憶は常に建物に結び付き、喚起を呼び起こす。

  本書「日本の西洋館」は、改めて洋風建築の個性的で優雅なたたずまいを思い出させ、高層ビルが立ち並ぶ現代建築の中で、忘れ去られている何か大切なものを語りかけ、教えてくれる一冊である。一冊二万五千円(税込み)。

 購入希望者は、〒527―0015八日市市中野町一○○五、滋賀報知新聞社出版局(TEL0748―23―1111)へ申し込む。


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いにしえのロマンと幽玄の世界

新趣向で こころ揺さぶる

=蒲生万葉まつり 琵琶演奏や能楽会も=

月、かがり火、船岡山を舞台背景に演じられた能楽会――八日市市万葉の森船岡山で――
(湖東・八日市市)
 万葉集ゆかりの八日市市万葉の森船岡山で先月二十九日、いにしえのロマンとともに日本文化や地域文化を楽しみ、そのすばらしさを伝え、育てようと、「蒲生野万葉まつり」(同実行委主催、市・市教委・市観光協会後援)が開かれ、大勢の市民や観光客らが万葉のロマンと幽玄の世界に酔いしれた。

 十九回目の今回は、これまでより開始時刻を午後三時に遅らせ、会場も芝生広場に集中させるなど、まつりの趣を大きく変更しての開催となり、「万葉の文化にふれる」「万葉を味わう」「和の調べを楽しむ」の三つのテーマに沿って進められた。

 午後三時から平成十二年度蒲生野短歌会蒲生野大賞の歌碑除幕式が船岡山で行われたほか、万葉相聞歌レリーフ前ではあかね合唱団や八日市ばやしの発表、今年度蒲生野短歌会の表彰式などが行われた。会場中央に特設された能舞台で歌人の小西久二郎さんによる講演「湖東の万葉」が終わるころには、会場はすっかり夕闇に包まれ、船岡山から十三夜の月が昇りはじめ、中村功一市長ら十二人の市民代表による万葉集朗詠では、万葉の歌が蒲生野に響きわたった。

 月あかりとかがり火、万葉の森のライトアップに浮かび上がった能舞台は会場を幽玄の世界に一変。合戦の世に命を委ねた源平の物語「直実と敦盛」「衣川」を、高橋旭妙さんと旭仙さん親子が幻想的な筑前琵琶の調べに乗せて、参加者の心にしみわたる演奏で魅了した。

 そして、張り詰めた空気のなかでの観世流能楽師、田茂井廣道氏らによる能楽会では、「茜さす紫野行き……」の歌が入る謡「右近」や、面(おもて)や西陣織の衣装をつけて琵琶の名手であった平経正の霊の修羅の苦しみを題材にした能「経正」が演じらると、参加者は、能の魅力に息を飲んだ。また、能の歴史、能面や音楽、能の中の和歌など、能の特徴についての解説で能の楽しみ方も学ぶことができた。

 このほか会場では、万葉茶会、蒲生野弁当をはじめ蒲生野や紫草にちなんだ物産の販売なども、市物産振興会、市茶道団体、糠塚町生産組合、八日市南高校、地元自治会などの協力で行われ、まつりを盛り上げた。


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ときめき歴史ウォーク

=7日から受付開始=

(湖東・五個荘町)
 五個荘町は、健康づくりと歴史探訪を兼ねた「ときめき歴史ウォーク」の参加受付を、七日から開始する。

 二回目の今回は、近江商人の足跡と史跡を訪ねる中山道を歩き、藤野家住宅や阿自岐神社などを巡る(帰りは近江鉄道)。参加費二百円(入館料・交通費・昼食代は自己負担)。

 対象者は、約十四キロを踏破できる町内在住または在勤者で、定員五十人になり次第締め切る。問い合わせは近江商人博物館(TEL0748―48―7101)へ。


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400人交通事故ゼロ誓う

蒲生町で日野地区交通安全大会

功労者(団体)・優良運転者に
=鎌掛長寿会など3団体25人表彰=

蒲生町あかね文化センターで開かれた大会
(湖東・日野町)
 交通マナーを向上させ事故撲滅を図る日野地区(日野・蒲生町)交通安全大会が、先月二十九日に蒲生町あかね文化センターで開催され、約四百人が出席した。

 大会では始めに、日野地区交通安全対策協議会の山中壽勇・蒲生町長が、「安心安全な町になるよう、一人ひとりが努力できる大会にしたい」とあいさつし、正しい交通ルールとマナーを実践するよう呼びかけた。

 また、今江明弘・日野署長は、今年度の同署管内の交通死亡事故二件がいずれもお年寄りが関係することを共通点として指摘し、「生まれ育った我が道、長く育ったまちの道という、昔のままの気持ちでおられる。交通事情が変わったことを知ることが大事」と、注意を促した。

 これに続き、交通安全功労者・優良運転者表彰、アトラクションなどが行われたあと、シートベルト着用や飲酒、過速度運転の追放などを六項目を挙げた大会宣言を決議して閉会した。

 なお、同大会で交通安全功労者・優良運転者として表彰されたのは次のみなさん。
  〈交通安全功労者(団体)表彰〉

 【日野町】鎌掛長寿会(鎌掛)西桜谷老人クラブ連合会(北脇)徳田峰雄(十禅寺)服部あかり(大窪)中西佳子(同)

 【蒲生町】長峰幼稚園PTA(蒲生堂)中谷佐(宮川)蔵立和夫(蒲生堂)
  〈優良運転者表彰〉

 【日野町】▽無事故無違反十五年以上=吉澤鈴美(木津)大澤千代三(松尾)村田とし子(松尾)福本武(鎌掛)藤澤滋夫(同)武崎節子(杉)野田輝夫(北脇)東市郎(小御門)麻原清司(豊田)山中光男(小谷)落合啓造(中山)▽十年以上=東野八郎(村井)三浦捨(松尾)池元光春(中山)▽五年以上=吉澤康雄(木津)杉原晴司(河原)落合和幸(中山)落合喜子(同)宇野徳五郎(増田)

 【蒲生町】▽無事故無違反十五年以上=石岡昌一(下麻生)西村隆(合戸)徳田泰三(桜川西)谷口ちゑ子(木村)木瀬恵美子(市子殿)▽十年以上=土川雅美(宮川)


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空き缶リサイクルで得して!

商工会が回収機設置

=地元の買い物カードに加算=

商工会館前に設置された空き缶回収機

(湖東・日野町)
 日野町商工会は、資源をリサイクルすることで環境改善に貢献しようと、同町商工会館前におさんぽカード対応空き缶回収機(保健センター隣)を設置した。

この回収機は空き缶二本につき、同町内の商店街で導入している買い物カード「おさんぽカード」に一ポイント加算される仕組みになっている。

投缶できるのは、きれいに水洗いされ、つぶれていない空き缶。ただし、国内で販売されていない缶類や、缶詰類の空き缶、スプレー缶、バーコードのないものは受け付けない。 


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