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滋賀報知新聞(ニュース)■平成14年3月5日(火)第12997号
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東近江は1つ で浮く年額数十億円の人件費
市町長など4役と議会だけでも5億円
数字が示すスケールメリット
=枠組みと合併規模の重要性 =
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(湖東・広域)
各市町村で進められている合併論議が、ようやく住民レベルにまで降りてきた感がある。それは、どこの市町とペアーなるのかが、住民の目にはっきり見え、具体的な論議が広がってきたことに起因している。
そもそも市町村合併は、多額の債務が重なり首が回らなくなった国が、人口10万都市を算定基準にして各自治体に配分している地方交付金を減らして、予想される財政危機を乗り切っていくために考えついた施策。「これからは地方自治体への交付金を減額せざるを得ないので、必要な行政財源は出来るだけ各自治体で工面しなさい」というのが本音の主旨。そのために、国や県にあった権限を委譲(地方分権)するから、それをうまく活かして自活していく道を探りなさいという意向が大きく働いている。
財源に恵まれた自治体ならともかく、財政規模の弱いほとんどの市町村は、弱い者同士が一緒になってムダを省き、行政資金を効率よく活用して、時代に乗り遅れないまちづくりを進めていく課題に直面している。その課題解決策の中で最も有効なのが市町村合併である。最もそのように国が仕向けたことでもあるため、アメとやゆされる手厚い支援策が用意されている。
合併を目指す市町村が、行政機構をスリム化して事業効率を高め、今必要でない事業を見直し、集められる財源で出来るだけの行政サービスを提供するには、どのような税金の使い方がいいのか、また、サービスを落とさず金をかけない手法にはどんなものがあるのかなどを検討しあう場が、合併協議会である。
いわば行政運営にかかる財源の確保を隣り同士の市や町が一緒になることで解決していこうとする財政資金と行政サービスのバランスの問題でもあり、これが解決されなければ、合併は失敗に終わる。
新しい枠組みの都市づくり計画もそれを支える財源があって実るもので、資金がなければいくら優れた計画でも「絵に描いた餅」に終わってしまう。
新しいまちを建設していくために必要な財源は国が認める「特例債」が準備されているが、これはあくまでも借金。住民が償還していかなくてはならないことから、出来る限り既存の資産を活かして借金を作らない合併を目指さすことが望まれる。とどのつまりは「お金」の問題に集約される。
役所のリストラ必至
優秀な人材だけを残す
合併メリットの筆頭に行財政の効率化により効果的な行政運営の実現が挙げられている。それでは、行財政の効率化とはどんなものか、果たして金額にしていくらなのか。東近江地域が合併すれば、必ず余剰する市町長などの特別職や議員の報酬額の例を挙げて検証したのが表1「2市7町の特別職等の月額報酬対比表」である。
この表は、東近江地域2市7町の各市町4役と正副議長、一般議員の各報酬額を月額でまとめたもので、もし、東近江地域9市町が合併すれば当然1人に削減される首長、助役(2人制も考えられる)、教育長、議長、副議長、そして定数削減が見込まれる議員すべての報酬総額を同地域の人口21万4千人に最も近い現在の大津市(28万5千人)を比較例に挙げて、必然的に湧出してくる余剰金を割り出したものである。
横の段は各市町別、縦の枠は役職別の合計額を表記している。まず、役職別で見ると「市・町長」では2市7町合わせて月額674万円の報償が支払われ、単人の大津市長と比較すると月額564万の差額が見られ、年額では6、768万円(印ロ)になる。これは東近江地域の市長が1人になれば、ボーナスを除いて年額七千万円近く削減できるということをあらわしている。
同じように助役、収入役、教育長の金額を加算していくと余剰額はどんどん膨らんでいく。議長、副議長と進むとさらに増幅され、議員定数を大津市と同数の38人とした場合では、一般議員だけで月額1、139万8千円の削減が可能となる。
すべての役職の月額報酬総額6、132万円(印ロ)を大津市単独の同総額から差し引きしたのが3、481万2千円で、年額で比較試算すると4億1、774万4千円にものぼる。ただし、これらには年2回のボーナスが含まれていないのでこれらを含めると、各役職が単人になることで削減出来る報酬年額はおよそ5億円にも達すると想像出来る。
ところが、市・町職員の役職別による同じ試算はもっと顕著に表れる。表2は「役職別の給与表」である。この表は、近江八幡市と安土町だけに絞ってあるが、事情は各市町とも同じ。一つの市に合併すれば役職ポストも当然、激減するはず。
この表を見ても分かるように2市7町の地方公務員2、859人が一つの市の職員になれば、必然的に浮いてくる管理職の人件費と表1で示した削減できる合計年額を含めると全体でその総額は年間数十億円にのぼることは確か。
標準的な中学校の体育館(建設費約5億円)や立派な地域公民館が、ただ合併することにより毎年複数棟、新築できる計算にもなる。
2市7町が合併して職員を配置転換することにより巨額の余剰金が生まれる、スケールメリットの好例である。
合併すれば当然、同じ仕事の職員はだぶつくことになる。少なくとも管理部門の職員は余ってくる。その職員をこれまで手薄だった部署に異動しても余る場合は、民間と同じようにリストラも十分考えられ、さらに行政の効率化が見込める。
地方公務員が削減されていくことと同時に、独自に新しい政策立案が出来る優秀な人材が求められてくることは必至で、現職員の能力向上も同時に要求されてくる。合併後、真っ先に影響を受けるのは地方公務員で、職員としての意識改革につながる絶好の機会としてとらえる見方もある。
現在、東近江地域では合併の枠組みの是非について愛東町や湖東町の参入も含めた熱い論議があるが、スケールメリットが活かせない合併には住民の期待は膨らまない。
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八日市 「現状枠組み」7割支持
市町村合併アンケート
9割以上が「必要」と答える
=「東近江は一つ」は3割=
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(湖東・八日市市)
八日市市における東近江地域の市町村合併に関するアンケート調査で、合併を必要としている人が九割以上を占め、このうち愛東・湖東両町の参入を含め、七割が「一市三町の枠組み」を支持し、大同合併「東近江は一つ」を望む声は三割にとどまっていることが分かった。住民投票条例では大同合併を訴える人が現状打破の対抗手段として必要としている。
滋賀報知新聞社は、協議が進む合併の枠組みに対し今後の判断材料にと、このほど東近江全域を対象にアンケート調査を行った。この中で二市七町の住民から寄せられた回答には大き隔たりがみられ、関心を示す八日市市民(八十四人)の意見を中心に集約することにした。
市町村合併は「必要」の七十八人(九二・八%)に対し、「不必要」(五人)を大きく上回り、ほとんどが合併の必要性を感じている。合併が必要と答えた人に東近江の枠組みについて尋ねたところ、現在の枠組み「八日市・蒲生・日野・永源寺」(四十一人)に愛東・湖東の参入(十三人)を支持する市民(六九・二%)が、東近江は一つを大きく上回っている。住民投票「必要」は、枠組み不支持の二十四人(三〇・七%)に過ぎない。
この回答は、「行政主導と思わない」や「現在の枠組みに納得」「住民の意見反映(分からない含む)」に連動し、住民への説明が行き届いている様子がうかがえる。一方、各市町の動きについて「好ましくない」(三五・八%)が一市三町を除く動きに不満を呈している。八日市市民から寄せられた意見は次の通り。全体的に愛東・湖東の参入を打ち出している。
【一市三町】
○ 一市三町で説明を受けてきた
○ 強力かつ積極的に進めるべき
○ (他の参入は)時間的に間に合わない
○ 近江八幡との合併は絶対反対
○ 後から「東近江は一つ」というのは変
○ 近江八幡・竜王の動きは無節操
○ (野洲町など)揚げ句の果ての近江八幡の動きは厚かましすぎる
○ 都市化が進む市との合併はイヤ
○ 専門的な知識が必要だから行政主導は止もう得ない
○ 八幡・竜王の動きは遅い
○ 市の広報に掲載されるだけでは、市民に認識されているとはいえない
【東近江は一つ】
○ 過去の確執にとらわれず、将来に向けて若い世代で協議を
○ 一市三町合併ありきで説明を受け、住民の意見が受け止められないまま進められるのが怖い
○ 首長や議員は住民の立場を無視
○ 初めから二市七町での話し合いを何故しなかったのか
○ 勝手にするな住民無視
○ 首長の考えやメンツで枠組みが決まっているように思える
○ 現在の枠組みでは何のための合併か
○ 未来を見つめた議論が必要
○ まず八日市・八幡を一つにすべし
○ 大きい方が国・県への発言力が高まる
○ 議員数を半減すべき
【合併不必要】
○ 財政的に止むを得ないというが合併特例債は借金
○ 公共料金値上げの心配も大いにある
○ 情報も与えず判断しろという市の姿勢は高飛車
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能登中卒業生の展覧会
「原点―旅立ち―」
=3年間の美術作品 10日まで=
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3年間の成長と思い出が詰まった卒業展覧会「原点―旅立ち―」
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(湖東・能登川町)
十二日に卒業式を迎える能登川中学三年生の卒業展覧会「原点―旅立ち―」が、能登川町立博物館で開かれている。十日まで。
新しい旅立ちを前に心に残る思い出を―と、企画・準備・運営の全てが生徒たちによる手づくり展覧会で、四年目の今回は、美術の授業中に制作した三年間の作品群が紹介されている。
学校帰りに実行委メンバーが飾り付けをし、人物クロッキーや木版画のほか、おとな顔負けの水墨画、ボックスアート、自慢できる能登川のとっておき風景など、約四百七十点もの作品が展示されている。
卒業生は三百十人。生徒数が多いことから全員の作品紹介の機会がなく、ほとんどの生徒が一度も飾ってもらったことがないという。美術担当教諭は是非この機会に発表し、鑑賞される喜びを味わって欲しいと話しており、会期の十日まで生徒たちが順次受け付けを行い、仲間や館関係者、地域住民との係わりを学ぶ展示となっている。入場無料。月・火曜休館。
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白壁のまち、全国にPR
五個荘町あきんど大使
=15日締め切り=
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(湖東・五個荘町)
五個荘町では、近江商人発祥の地「白壁と蔵・屋敷の町てんびんの里五個荘町」を代表し、まちの観光PRに協力してもらえる「五個荘町あきんど大使」を募集している。
観光PRや公的行事などに活躍し、曜日を問わず参加できる満十八歳以上(平成十四年四月一日現在で、町内外者を問わず)の人が対象で、任期は来年三月三十一日まで。募集人数は二人。選任者へは十万円相当のクーポン券および記念品が贈られる。
応募は、町役場地域生活課・てんびんの里文化学習センター・農村環境改善センターに備え付けの応募用紙に必要事項を明記し、町観光協会事務局へ持参もしくは郵送する。メールでの応募も可能。締め切りは三月十五日(必着)。
応募・問い合わせは、〒529―1442神崎郡五個荘町塚本二七九、五個荘町観光協会(電話0748―48―2100、FAX0748―48―6698、Eメール akinai@mx.biwa.ne.jp )へ。
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プロ・アマ出演のビックイベント
県内最大「びわこ人形劇まつり」
=31日 蒲生町あかね文化センター=
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びわこ人形劇まつりのポスター
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(湖東・蒲生町)
県内最大の人形劇の祭典「びわこ人形劇まつり」(蒲生町文化振興事業団主催)が、三十一日に蒲生町あかね文化センターで開かれる。人形劇を鑑賞することで親子のふれあいを深めるとともに、県内で活動しているアマチュア人形劇サークルの交流、発表の場を提供するのが目的。
まつりでは、地元蒲生町の劇団「森のどんぐりさん」など十一団体の人形劇のほか、模擬店、子ども用品を扱うガレッジセールが、同センター前の駐車場に並ぶ。
入場は前売り六百円(当日七百円)で、ペアー券なら千円で購入できる。三歳未満は無料。チケットを扱っているのは、蒲生町あかね文化センターと平和堂(蒲生、八日市、近江八幡、水口)の各店、近江八幡市文化会館、県立八日市文化芸術会館、日野町わたむきホール虹で。
また、主催の蒲生町文化振興事業団は、会場におけるリサイクルショップの出店者を募集している。家でしまったまま眠っている子どもの洋服、趣味で作った小物、いらなくなったおもちゃが対象。募集数は三十組で、出店料金は一区画につき五百円。申し込みは所定の用紙に必要事項を記入し、あかね文化センター内の同事業団(0748―55―0207)へ。
なお、当日のプログラムは次の通り。
【大ホール】人形劇トロッコ「ざるしばい・さるかに」(10時半)▽糸あやつり人形劇団みのむし「ピノキオ」(14時半)
【小ホール】ちびっこ人形劇「ちびたま」「おおきなかぶ」、森のどんうりさん「オッキョちゃんとかーたろう」(11時半)
【学習室3】人形劇おはなしU・F・O「みっつのおねがい」、YMCAトラのパンツ「てぶくろ」(12時半)
【学習室5】人形劇サークルコロボックル「三枚のおふだ」、おはなし会ころりん「らくがき」「おいら虫歯イキング」(11時)▽人形劇団ココン「ガラガラドカーン」ほか(13時半)
【学習室6】紙芝居グループ「てんとうむし」「ねずみくんとブランコ」、人形劇サークル我楽多「ふなになったげんごろう」(12時)
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