滋賀報知新(ニュース)平成14年7月1日(月)第13132号

準備進める 丁野永正氏

今秋に迫る八日市市長選

ようかいちポリシー塾開き
=仲間とまちづくり構想練る=

(湖東・八日市市)
 十一月末の任期満了に伴う八日市市長選に向け、県立農業大学副校長を最後に県庁を退職した丁野永正(ようの・えいしょう)氏(58)は、市町村合併協議が進む中で、同市最後となる市長こそ市民の手で選ぶ機会が必要として、無投票阻止を訴え出馬に向けての準備を進めている。今年に入って毎月一回、主宰する「ようかいちポリシー塾」を開き、同級生や市政に関心を持つ仲間らとともに、将来のまちづくりなどを話し合ってきた。

 昭和二十九年から始まった市長選は、過去十三回のうち半数以上の七回が無投票に終わっている。増して十一月十日告示、同十七日投開票と決まった今回の市長選は、現在進む市町村合併の協議がまとまれば、同市最後の市長とともに、誕生する新市の市長に近い存在となることから、丁野氏は「だれかが無投票を阻止しなければならない」と、出馬準備に至った動機を語る。

 一年間で二回(昨年一市三町、今回二市五町)の住民説明会が開かれ、市民判断に混乱を招く市町村合併問題では、スローガンに「東近江は一つ」を掲げている。将来展望から広域行政に取り組んできた二市七町の合併基本パターンを尊重し、財政的自立可能な「後世に悔いを残さない合併にすべき」と、現在進む合併協議に異論を唱えている。

 二十一世紀における大きい行政課題は3K「介護、環境、危機管理」にあるという。世界的な問題の環境への取り組みは欠かすことができず、危機管理の中でも日常的な健康管理や高度医療の確保、介護施設の整備など、医療・介護サービス体制の充実強化に求めている。これらの事業が自主財源で賄える財政力を持つためにも「広域合併しかない」という。

 将来のまちづくりに「若者に夢を持たせる政策」を最重点に置いた。これからの地方自治体は、自立独立の精神が肝要で、青少年が羽ばたき躍動する政策を展開し、地域の個性やカラーを出すべきだし、生活基盤づくりや観光・イベントにおいても、もっと「特色が発揮できるよう工夫する余地が残されている」と指摘する。

 このことから、丁野氏が打ち出す市政改革路線は三点に絞られている。財政改革の決め手として民間ベースに合わせた人件費の削減、高度医療と長寿生活を快適に暮らせる療養施設の充実に置いたほか、分権改革の柱となる市町村合併については、八日市市と近江八幡市の八・八ラインを中心とした東近江統合を基本にまとめている。

 三本柱の基本路線とは別に、ポリシー塾が打ち出すまちづくり構想「楽市楽園シティー」には、安心してくらせるまち▽働く場所のあるまち▽楽しくショッピングができるまち▽市民のための生活基盤が揃うまち▽医療と介護の充実したまち▽これからの教育に熱心なまち▽ふるさとの歴史・文化の薫るまち▽市民のふれあい交流があるまち――の八項目を掲げた。

 丁野氏は、立命館大法学部卒業後、昭和四十三年に県庁入り。高校教員ほか教育、福祉、商工・観光など、ほとんどの分野を経験し、農業大学副学長を最後に今年三月、県庁を退職した。同市建部瓦屋寺町一三四―二五。五十八歳。

 晩秋の市長選には、現職の中村功一市長(70)が地方自治五十年の経験と実績を掲げ、元気都市ようかいちの実現へ、市民と共に歩む市政を求め、六月議会の冒頭で出馬表明している。


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校長先生の熱血道徳授業

ビデオ作品から生き方学ぶ

=玉園中学のハートシアター=

行商姿で授業をはじめる堀内校長
(湖東・八日市市)
 八日市市立玉園中学校では、堀内了顕校長による道徳の授業としてハートシアター(映像授業)が開かれ、生徒たちが自分を見つめ直し、生き方について真剣に考えるきっかけをつかんでいる。

 授業は堀内校長がビデオ「てんびんの詩」に登場する生徒たちと同年齢の主人公の大作と同じ大正時代の行商姿でてんびん棒をかついで登場。ビデオを鑑賞し、近江商人となるためのなべぶた売りの修業で失敗を繰り返しながらも、多くの人との出会いやふれあいの中で自分の力で苦難を乗り越え、「商い」や「人生」について考え、発見して行く大作の姿を通して、生徒たちは自分自身の生活をもう一度見つめ直した。

 ビデオを見て感動で思わず涙した生徒もあり、授業のあと、「心を通じ合わすことは大切なことだと思う」「家族や親戚の厳しさは、実は、やさしさなんだと思った」「これから、自分も相手の気持ちを考えて行動できるようにしたい」「同じ年の自分たちと比べてまったく違うのに驚いた。お母さんが作ってくれた弁当に文句を言う自分を情けなく思う。周りで支えてくれる人に感謝しなければいけないと思う」「最初は甘えていた大作が努力する姿に感動した」「人間はとことんやればなんだってできるとおもった」などの感想文を残している。

 また、授業のために衣装から道具まで五個荘町内の施設などから実際に使っていたものを借りてそろえたという校長先生の熱心な授業に、「楽しかった」と感想を書いている生徒も多かった。

 同校では、校長先生による授業が全校生徒に対して実施されるほか、保護者もハートシアターとワークショップなどに取り組み、「子育て」や「家族」について考えることにしている。


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「きちんと磨く」意識付け

=蒲生北小児童が人形劇で学ぶ=

虫歯菌たちが登場する人形劇に見入る児童ら(体育館で)
(湖東・蒲生町)
 虫歯を作らない習慣を身に付けてもらおうと、大津市のおはなし会“ころりん”(内田とし子代表)による虫歯予防を啓発する人形劇が、蒲生北小学校の全校集会で児童約四百人を前に披露された。

 北小では、六月を歯の衛生強調月間と位置付け、自分の歯に関心を持ち、一生使える歯を自分で守ることを目的に、歯の健康教育に取り組んでいる。

 「おいらムシバイキン」と題した人形劇は、歯磨きをせずに寝てしまった小学生・たっちゃんの口の中で、菌であるムシババーンとミュータッチャンが協力して、仲間を増殖させ虫歯を作るストーリーで、途中に「歯磨きしない子大好き。虫歯は一度なると治らない。好きな物も食べられなくなる」と軽快なリズムに乗せた歌や人形の踊りを交え、歯磨きの大切さを伝えた。

 同会のメンバーが歯科技工士に習って作った本物そっくりの歯が出てくると、児童は身を乗り出して劇に見入っていた。

 また、同小の保健委員が、歯磨きなどに関する児童のアンケート調査結果を発表し、「給食の後にはどのクラスも歯磨きができているが、朝に歯磨きをしていない人が多いことが分かった。新しい虫歯を作らないよう歯磨きをし、虫歯になったときはすぐに歯医者に行きましょう」と呼びかけた。

 児童の虫歯について、若井啓子養護教諭は「六年生の虫歯の本数は、北小で平均二・〇七本となっている。県平均は一・六八本で、平成二十年には一本にするよう県が目標を打ち出している。子どもたちにとっても歯磨きは、成果が目に見えるので、“きちんと磨く”という意識付けに力を入れていく」と話していた。


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日本一を体感しませんか?

第25回「富士登山」

=参加者を募集中=

(湖東・日野町)
 日野町体育協会は、七月二十一、二十二日(一泊二日)に開催する第二十五回「日野町民富士登山」の参加者を募集している。

 標高三千七百七十六メートルと日本一を誇る富士山にチャレンジする同登山では、経験豊富なリーダーが付き添い、初めての人でも無理なく山頂まで登ることができる。

 日程は、二十一日午前六時に日野町役場に集合し、バスで移動後、午後三時に五合目から登山を開始する。夜に八合目の山荘に到着し、仮眠をとり、二日目の早朝に山頂目指して再び出発、ご来光をおがむ。日野町役場への帰着は、同日午後八時の予定。

 参加対象者は、健康な小学五年生以上(小中学生は保護者同伴)で、日野町外の人も参加できる。参加費は、旅費や宿泊費、食費、保険料などを含めて、一人二万八千円。定員は、先着四十人となっている。参加希望者は、申し込み書に必要事項を記入し、参加費を添えて同町教育委員会社会教育課社会教育係まで申し込む。問い合わせは、同課(電話52―6566)へ。


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8月8日、びわ湖ホール

「びわ湖感謝祭」開催

=加藤登紀子さん来場 =

(全 県)
 びわ湖まつり、びわ湖感謝祭実行委員会は8月8日午後1時から、びわ湖ホールで「びわ湖感謝祭〜母なる琵琶湖に抱かれて〜」を開催する。

 第1部の「琵琶湖の恩恵に感謝する集い」では、県知事・県議会議長・下流府県代表が「琵琶湖へのメッセージ」を、また県内中学校から募集した「水の作文」の入賞作品の表彰と発表を行う。

 環境学習船「湖の子」の元船長さんのことばや卒業生との交流を通じて、住民と琵琶湖とのかかわりについて考えたり、「茅の輪(ちのわ)」に琵琶湖のヨシを使った大阪天神祭(天神橋筋商店街)や絵本「ヨシものがたり」も紹介する。

 大阪のNPO「自然と緑」が活動を発表し、琵琶湖の上流と下流とのつながりを見直す。

 第2部では、加藤登紀子さんと県内少年少女合唱団等の「びわ湖ふれあいコンサート」を開催する。入場無料。会場では、琵琶湖の保全に資する取り組みのために使う募金活動も行う。

 実行委員会では、琵琶湖の恵みに対する感謝の気持ちや、琵琶湖での思い出、あるいは未来の琵琶湖への語りかけなど、「琵琶湖へのメッセージ」を募集している。応募方法は、Eメール・kanko@pref.shiga.jp(県観光振興室)へ。

 「びわ湖ふれあいコンサート」は、入場無料たが、整理券が必要。申込みは、80円切手を貼った返信用封筒を同封し、〒520−8577大津市京町4丁目1−1、滋賀県商工観光政策課観光振興室内・びわ湖まつりびわ湖感謝祭実行委員会事務局へ。7月19日締め切り。1人2人までの申込める。問い合わせは同事務局(電話077−528−3741)へ。


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