滋賀報知新(ニュース)平成14年7月25日(木)第13160号

1人制なら女性登用とん挫か

副知事2人制の復活問題

竹内、大橋氏など 多士済々な女性候補
=山川氏後任は、田口氏か西堀氏 =

(全 県)
 国松善次知事が知事選で再選を果たした直後、副知事を二人制とし、うち一人に女性を登用することを表明したことに対し、十七日の七月定例県議会代表質問で、与党会派の県議から「行財政改革で副知事を一人にしたのに、再び副知事を二人制に戻すのはあまりに唐突」などの反対意見が相次いだ。二期目の国松県政の試金石と見られる副知事人事問題を追ってみた。       【石川政実】


 現在の副知事は、県職員生え抜きの山田新二氏である。同氏が副知事に就任したのは昭和六十三年七月からで、現在、四期半ばであり、任期は平成十六年七月まで。稲葉稔前知事、国松現知事の二代にわたって、副知事を務めている。

 県が副知事二人制を初めて導入したのは、平成三年四月からである。びわこ空港に備えて、自治省(現在の総務省)から岩波忠夫氏を迎え入れたもので、同氏が退任する平成七年三月まで、山田、岩波両副知事時代が続いた。その後、琵琶湖環境部が新設されたことに伴い、平成九年四月から山脇康典氏が出納長から副知事に就任した。十二年六月に同氏が退職するまで、山田、山脇両氏による副知事二人制が続いたが、行革の観点から山脇氏の退任をもって、副知事一人制に戻した。それだけに、県議会では、知事選直後に国松知事が副知事二人制復活を宣言したことは、まさに青天の霹靂(へきれき)だった。

 また三役での女性登用としては、十年十月から労働省(現厚生労働省)出身で同省関連の財団法人雇用開発センター研究調査部長であった山川明子氏を出納長に迎えた。副知事二人制として、うち一人を女性とする国松発言は、任期を二年残した山田副知事の温存を示唆したと議会筋では受け止めている。

副知事二人制になると想定した場合、県職員の間では、国松知事が女性副知事に起用すると考えられる人として、民間人から、竹内佐和子・東京大学大学院助教授が予想されている。経済学者で、県の「次世代の滋賀を語る会」の委員の一人でもある。また長浜市出身の大橋照枝・麗澤大学国際経済学部国際経営学科教授もありえる。環境マーケティング戦略などユニークな切り口で知られる。県内では、柴田いづみ・県立大学環境科学部環境計画学科教授の名もあがってこよう。この他に現実味はないが、経済小説家の幸田真音氏を推す声も。これらの女性に共通するキーワードは、“経済”といえる。

 県の歴代の副知事のうち、中央官僚の登用は、前川尚美氏(昭和五十四年七月〜同五十七年三月)、紀内隆宏氏(同六十一年十月〜六十三年七月)、岩波氏の三人のみで、いずれも自治省組(現総務省)である。しかし“経済”をキーワードにするなら、中央官僚からは高橋はるみ・北海道経済産業局長といった、総務省よりも経済産業省などのキャリア女性に白羽の矢が立ちそうだ。

 この九月県会で、山川出納長の退任が決まれば、内部起用の場合、、田口宇一郎・理事員(県庁OB)、西堀末治・教育長が有力視されているが、田口氏が一歩リードか。また、広田義治・総務部長の起用も。ただ県議会が今後も副知事二人制に難色を示せば、女性副知事は、事実上、とん挫する公算が大と見られる。  


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完全学校週五日制

休日はテレビやゲーム

=実施状況の調査結果 =

(全 県)
 県教委は、完全学校週5日制実施にともなって、児童生徒の休日の過ごし方を把握することにより、今後の学校教育推進の資料とするために実施した、調査結果を公表した。

 調査は、6月22日および23日の朝8時頃から夕方6時頃までの間の過ごし方について県内27小学校の2、4、6年生各1学級計2、267人と28中学校の2年生各1学級の計903人から回答を得た。

 その結果、小学校では、朝8時から夕方6時頃までの間、一番長くどんなことをして過ごしたかについては、土曜日は「各種の文化・スポーツ活動(17・9%)」が1位で、2位が「テレビやゲーム(16・5%)」であった。

 「買い物やゲームセンター」は9・6 %、「野山や湖、川や公園で遊ぶ」は9・4%、「何をするということもなくのんびり」が7・3%、「家族とのだんらんや手伝い」6・8%、「けいこごと」5・4%と続いている。

 日曜日は「テレビやゲーム(17・3%)」が1位で、2位が「各種の文化・スポーツ活動(14・9%)」だった。

 次いで「買い物やゲームセンター」が13・2%、「野山や湖、川や公園で遊ぶ」が10・6%、「家族とのだんらんや手伝い」が8・0%、「学校の勉強」や自分で調べる勉強」が 6・0%、「何をするということもなくのんびり」が5・0%と続いている。

 中学生では、朝8時頃から夕方6時頃までの間、一番長くどんなことをして過ごしたかについては、土曜日は「部活動や各種の文化・スポーツ活動(23・9%)」が1位で、2位が「学校の勉強や自分で調べる勉強(23・0%)」であった。

 次いで「テレビやゲーム(14・7%)」、「何をするということもなくのんびり(10・5%)」と続いている。
 日曜日においては「学校の勉強や自分で調べる勉強(30・3%)」が1位で、2位が「部活動や各種の文化・スポーツ活動(16・6%)」、次いで「テレビやゲーム(13・8%)」、「買い物やゲームセンター(8・8%)」と続いている。

 なお、土曜・日曜日の上位を占めている「学校の勉強や自分で調べる勉強」は、6月下旬から7月上旬に、中学校での期末テストが行われたことも一つの要因と考えられる。

 また、小・中学生とも一番長くしていたことに「テレビやゲーム」が高い率を示しているのは、この時期にサッカーのワールドカップが開催されていたことも一つの要因と考えられる。

 一番長くしたことを「だれとしたか」をみると、小学生は「友達や家族」が約7割であり、中学生では「友達や家族」が約4割となっており、1人で過ごした生徒の方がやや上回っている。

 また、休業日に行ったことをみると「テレビやゲーム」をした児童生徒が約7割と高いが「家庭学習」も小学生で約4割、中学生で約6割、「読書や音楽鑑賞など」は小学生で約2割、中学生で約3割と、それぞれなっている。

 このようなことから、小、中学生とも、多様な活動を行っていることがうかがえ、家庭学習や読書などもなされている。

 また、多くの児童生徒が、友達や家族と休業日を過ごしていることもうかがえる。


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ミホ・ミュージアムで特別展 

「古代バクトリア遺宝」開催

=中央アジアの“黄金の国”紹介=

ライオングリフィンを模した銀器
(湖南・信楽町)
 ミホ・ミュージアム(信楽町桃谷)は、特別展「中央アジアの黄金の国│古代バクトリア遺宝」を開催している。三百点の展示品を通じ、古代中央アジアの優れたヘレニズム文化をひもとく一方で、古代地中海・ギリシャ文化の発生とその展開を紹介する。八月十八日まで。

 バクトリアは、アレクサンダーの東征以降、アラル海に注ぐオクサス川流域にギリシャ人の植民が行なわれ、紀元前三世紀中ごろ成立した代表的なヘレニズム国家。ギリシャ古典では、勇猛な人々が住む豊かな国と伝える。

 周辺地域からは古来、貴金属や宝石が産出され、同国も古代オリエント世界に供給する「黄金の国」と考えられ、人と文化が交差する地域性から優れた芸術が生まれた。最近までギリシャ古典のみで知られ、二十世紀後半に遺跡が発掘されるまで幻の王国とされてきた。

 展示品の一つ、ライオン・グリフィン形の銀器(紀元前五世紀│前四世紀頃、イラン)は、胸部に注ぎ口があったと考えられ、バビロニアやアッシリア、イランの伝統要素が美しく調和された特徴を持つ傑作品の一つ。

 頭部には、野生山羊の角や鳥のような装飾、まぶたとほお、上あごにはアーモンド型の意匠が施されている。グリフィンは守護聖獣としてしばしばペルシャの建築、装身具、器などで取り上げられている。

 入館は、大人千円、大高生八百円、小中生三百円。問い合わせは同ミュージアム(0748-82-3411)へ。 


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JR南草津駅東口

フェリエ南草津オープン!

=専門店、図書館など=

店内で行なわれたテープカット
(湖南・草津市)
 専門店ビル「フェリエ南草津」が十八日、JR南草津駅前東口にオープンし、約二万人の買い物客でにぎわった。UFJ信託銀行が、民間ノウハウを生かしながら、公共性に配慮したまちづくりを展開しようと、市と公有地三千六百平方メートルについて三十年間の土地信託契約を結び、建設したもの。

 総事業費四十三億円が投じられた同ビルは、鉄骨造六階建てで、延べ床面積一万六千五百平方メートル。一│四階は、若者に人気のおしゃれなカフェやカジュアル・アウトドアショップが入るほか、五、六階には同市の公共施設(図書館、レンタルホール、フィットネスクラブ)を備える。

 同ビル一階で行なわれたオープニングでは、行政、工事関係者らが出席した。古川研二・草津市長は、「これらの施設が多くの市民に愛され、誰もが気軽に利用でき、交流できるよう、運営に努めていきたい」とあいさつした。


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これがアケボノゾウ!

水口で復元骨格展示

=ゾウの変遷紹介=

アケボノゾウ復元骨格
(湖南・水口町)
 みなくち子どもの森自然館(水口町北内貴)は、特別展「水口にいたゾウ」を開いている。約二百万年前に同町周辺で生息していたアケボノゾウを紹介するもので、普段見ることのできないアケボノゾウの骨格が展示されている。九月一日。

 会場には、アケボノゾウ復元骨格一体のほか、ゾウの祖先(メリテウム、マンモスゾウなど)の復元模型八体、ゾウの臼歯や足跡の化石九点も展示している。

 二百五十万│百万年前に日本で生息していたアケボノゾウは、体高約二メートルほどの小型のゾウ。同町や甲西町の野洲川河床で足跡が見つかっている。

 入館は大人二百円、小中学生百円。問い合わせは同館(0748-63-6712)まで。


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