(湖東・広域)
八日市市、永源寺、日野、蒲生町の1市3町合併協議会に近江八幡市、愛東、湖東の1市2町が参入するのかどうかを検討する2市5町合併研究会が29日、八日市市役所別館で開かれた。第4回を迎える今会合では、事務局側から7月上旬に実施した住民アンケート調査の結果について報告が行われた。
2市5町合わせてのハガキの回収率は31・8%(発送数5万1、552通)で、全人口の1割に当たる1万7、942人から回答が返送されてきた。
回答の結果は、近江八幡市は「2市5町」を選んだ人が最も多く26・99%、次いで「加わらない」の25・39%で、「2市3町」は16・78%、「わからない」15・04%、「(2市5町でも2市3町でも)どちらでもよい」12・37%、「その他」3・43%だった。
愛東、湖東町では「1市5町」が突出して多く66・23%、次いで「加わらない」22・41%、「2市5町」8・0%となり、住民の意思がはっきりあらわれた。
1市3町は、30・92%を占めた「1市3町」が最多で、次いで「1市5町」が27・24%、「2市5町」15・91%、「わからない」11・28%、「2市3町」8・18%、「その他」6・47%と続く結果となった。
近江八幡市は「2市5町」と「2市3町」に「どちらでもよい」を含めた1市3町への参入を支持する回答は56・14%と過半数となり、また、愛東、湖東町も66・23%の高い比率で行政が示した方向性に民意が反映されていることが分かった。
その一方で、参入を申し込まれた1市3町の住民は、回答がバラバラに分散する結果となった。
1市3町の結果について意見を求められた中村功一八日市市長は「(1市5町、1市3町を合わせた割合が過半数を超えることから)2市が加わる議論を進めるのは危惧される。(現在進行中の)1市3町ですら難しい面があり、今後、時間的な制約の中で2市は大変難しいと思う。2町の参入は1市3町で充分議論する余地があるのではないか」と発言。(私的な見解としたうえで)1市5町の方向性を暗に示した。
これに対し、奥野弘三日野町長は「(2市5町、2市3町、1市5町を合わせた割合も過半数になることを指して)数字の見方によって判断は大きく変わるが、1市3町の枠組みの拡大を考えるべきではないか」と違う視点を示し、2市5町の枠組みを主張した。
山中壽勇蒲生町長は「枠組みの拡大を求める意見もある」と慎重な受け止め方を示した。また、久田元一郎永源寺町長は「1市2町の申し入れを受け入れようという思いは50%を越えている」と枠組みを拡大する方向がよいのではないかとの見識を示唆した。1市3町の各議長からも首長と同様の意見が出された。
このあと、議長を務める高村与吉会長が、最終結論は参入の申し入れを受けた1市3町で判断してもらい、研究会は今回で解散にすると通告したことから、川端五兵衞近江八幡市長が「結論を聞く場がないのはおかしい」と研究会の存続を求めた。奥野日野町長からは「もう少し2市5町で詰めるべきではないか」、山中蒲生町長からも「1市2町の思いも聞き取れてないので継続してほしい」などの意見が出された。
高村会長は、本日の研究会の解散と同時に会長を辞したいとも発言したことから最後の枠組の結論をどの場で示すのかについて不透明感が会場に広がった。
その後、会長の辞任の撤回を求める発言も出たが、高村氏の決意は覆ることなく「もう一度、会合を開くべき」と主張した副会長の岡弘太郎日野町議長が「(高村会長から)副会長に会長を代行してもらいたい」との要請を受け、研究会を存続することになった。
このあと、1市3町で今後の対応について話し合い、至急に1市3町の首長議会代表者会議を開いて1市2町の申し入れに対しての回答を決めることにした。
結論を出す直前までに来た同研究会の幕引き際が、極めて後味の悪い結果に終わった背景には1市3町間の合併論議に不調和音が高まっていることや、枠組みに参入するもしないも明確な理由が見出せない葛藤が各委員にある。
判断の参考にするために実施された1市3町のアンケート結果が、いずれも過半数となる回答が得られず、見方によっては判断の異なる分析もできるなど複雑化し、ただの参考にとどまったに過ぎないこともあげられる。
しかし、1市2町の参入の申込みは、いずれも過半数を超え、一定の民意を得ていることははっきりした。
「結論は一刻も早く」と各委員が異口同音に唱えるのとは反対に、枠組みの解決は段々先延ばしになっている。
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もぎたての果物を手に味覚の宝庫竜王町をPRする観光親善使節ら
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(湖東・竜王町)
竜王町観光親善使節の竹山由美子さんら同町観光協会(竹山茂会長)の一行がこのほど、町の観光PRのため、滋賀報知新聞社を訪問し、冨田正敏社長と歓談した。モモやブドウなど地元で収穫した果物を手に竹山さんは「味覚の宝庫である竜王町のあたたかさや豊かな自然を県内外の人に伝えていきたい」と観光キャンペーンへの意気込みを語った。
訪問では、同協会事務局の森川半兵衛氏と山之上生産組合の谷村俊二組合長理事が「山之上の地域一帯を観光農園として整備し、訪れた人がくつろげ、自然に触れる感動を体感してもらえるよう新しいかたちの空間づくりに力を入れてきた。また、減農薬や有機栽培で環境にやさしい農業を実践し、安全で安心な農産物を消費者に提供することを第一に考えている。こういった取り組みを広く知ってもらい、もぎたての果物のおいしさを多くの人に味わってほしい」と“味覚のふるさと竜王町”をアピールした。
これを受け、冨田社長は「いつでも生産過程を見に行くことができ、手の届く所にある地元の農作物は、消費者に安心感を与える。大いにPRを」とエールを送った。
竜王町では、南部の丘陵地約七十ヘクタールを整備し、体験と発見が味わえる観光農業の推進を図ろうと、平成八年度に(株)アグリパーク竜王を設立させた。特に、味覚のふるさとを演出する農林公園には、多種多様な果物が植栽され、ブドウ四ヘクタール、ナシ七ヘクタール、カキ三・五ヘクタールがもぎとり食べ放題のフルーツ王国となっている。
同農林公園の開園は、ブドウ狩りが八月一日〜九月三十日、ナシ狩りが八月十日〜十月二十日。このほか、竜王町内の川守観光ぶどう園と希望が丘観光ぶどう園でも、ブドウ狩りが一日からオープンする。
詳しくは、同町観光協会(電話58―3715、ホームページhttp://www.bcap.co.jp/dragon/)へ。
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板東三津五郎「吉野山」
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(湖西・大津市)
十代目板東三津五郎の襲名披露「松竹大歌舞伎」が、九月六日に県立芸術劇場びわ湖ホール(大津市打出浜)で公演される。
午後一時からの昼の部は、舞踊の名作として知られ、新三津五郎の襲名狂言の一つとなっている「六歌仙容彩〜喜撰」の一幕。喜撰法師を三津五郎が、お梶を中村芝雀が演じる。
夜の部は午後六時からで、「義経千本桜〜吉野山」の一幕で、佐藤忠信(源九郎狐)を三津五郎、静御前を中村芝雀が演じる。
また、昼、夜の部ともに、人間国宝、中村富十郎、中村信二郎らの顔ぶれで「梶原平三誉石切〜鶴ヶ岡八幡社頭の場」を演じる。
入場料はS席六千円、A席五千円。チケットは、びわ湖ホール(電話077-523-7136)、チケットぴあ(電話06-6363-9999)、ローソンチケット(電話06-6387-1900)で販売している。
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