目が鋭く光る執務中の中村市長
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(湖東・八日市市)
八日市市長選で三選を果した中村功一市長(70)は、市政運営に対する「責任の重みを改めて痛感した」と原点を振り返る。八日市市最後となる短命市長だが、敢えて挑戦した初選挙が刺激となり、勝ち得た信任こそ、二期八年の実績で培った自信に結び付いている。任期中に迎える市町村合併で、半世紀に及ぶ行政経験を持つ東近江地域のリーダーにかける市民の期待は大きい。新市誕生を目指す中村市長に「まちづくりへの夢」を語ってもらった。
――新春を迎えて――
市民の皆様、あけましておめでとうございます。先の市長選挙では絶大なる御支援を賜り、身に余る光栄とともに責任の重大さを心から痛感しております。新春を迎え、本市総合計画の将来像であります緑園文化都市の実現に向かい、市民の皆様とともに知恵を絞り、汗をかき頑張りますので、どうか、ご協力下さい。
――市町村合併への思い――
将来の東近江、愛知郡の大同合併も視野に入れながら、一市三町から枠組みを拡大して協議を行うこととしています。平成十六年十一月一日の新市誕生を目標に、市民の理解を得ながら「是非とも成就させたい」との思いを持っています。
――ますます財政が厳しくなってきましたが――
来年度は十五億円以上の財源不足が見込まれ、一般会計で経常経費マイナス五%(本年度当初比)の予算編成に追い込まれています。貯金となる基金も底をつき、これ以上の借金(市債)もできませんし、市民の皆さんのご理解を得ながら、この苦境を何とか切り開いていきたい。
――厳しい現実に庁内への対応は――
職員の意識改革、コスト意識の徹底を図り、節約と倹約の精神を求め、財政の健全化には職員が率先垂範して取り組まなければならない。進んで市民の中に入って耳を傾け、市民の目線に立って、肌で感じながら要望を聞くことによって、事業展開の優先順位が見えてくるのではないでしょうか。
――市民要望の事業について――
福祉・教育・環境・都市基盤の充実ですが、特に少子高齢化対策、青少年の健全な育成、歴史資産の観光面も含めた活用、道路、下水道、排水が挙げられます。最重要の蛇砂川カットでは、市民のご理解をほぼ得られましたので、大幅な進ちょくが図られるよう県にお願いしたい。
――新市誕生までに取り組みたい事業は――
生涯学習や地域活動、ボランティアの拠点となり、雪野山の歴史遺産を展示する「市民活動拠点施設(市民センター)」と、中心市街地活性化計画に沿って商店街の整備でしょうか。観光面の取り組みに力を入れ、街道文化の発掘も必要でしょうし、布引運動公園に平和的なのシンボルを取り入れた「布引平和公園」と言った整備も手掛けたい。このほか、市内循環バスの本格運行、河辺いきものの森の総仕上げとなる新駅「エコステーション」ですか。
――新市につなぐ八日市に残された課題は――
文化遺産の活用とともに観光面の充実ではないでしょうか。人が集まれば、それだけ商業も活性化するし、農業の面にも好影響を与え、振興にもつながる。一方で、環境が整ったまち、とりわけ潤いと憩を与えてくれる水辺を大切にし、清水川や筏川などに昔の姿を取り戻した「大凧と緑と水のまち八日市」でしょうか。
――三百六十五日、二十四時間体制の激務は大変ですね――
そんなことは言ってられません。二年間で四年分の仕事を心に決めていますから、一日が三十時間あればと思う心境です。この分、家族に窮屈な生活を押し付けていますが、覚悟の上です。
――意気込みには敬服しますが、どうか健康に留意し、ご家族に迷惑がかからないよう、最後の市長を務め上げて下さい――
この一年、市民の皆様のご協力を得ながら精いっぱいがんばります。
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(湖東・五個荘町)
任期満了に伴う五個荘町長選は二十一日に告示される。現在のところ現職の小串勲町長(70)=無所属=の他には動きはなく、無投票になる公算は極めて高い。
昨年の九月定例議会で出馬表明した小串町長は「町政最後のご奉公をさせて頂き、その責任を果たしてまいりたい。先人が築き上げたわが故郷・五個荘は町の誇りであり、てんびんの里五個荘の存亡を賭けて取り組まなければならない合併問題をはじめ、山積する諸問題を完遂させたい」と述べ、各政党の推薦を受けることなく立ち向かう。
同町長選は、昭和四十六年の中村哲三前町長の初当選以来、九期連続で無投票が続き、過去十二回の選挙で見ても投票は三回にとどまっている。今回も無投票となれば十期連続で、小串町長自身も四期連続の無投票当選となる。
これについて小串町長は「たとえ無投票でも町民に選ばれたという実感のもとで臨み、町民の幸せを考えた将来性のあるまちづくりを行いたい」と話し、これまでに町議や自治会、商工、文化などの支持を得ている。
小串町長は昭和二十一年、旧制県立神崎農業学校修了し、四十年に自動車整備工場を創設。県自動車整備振興会理事、湖東地区自動車整備協議会会長、町商工会理事などを務めたほか、五個荘中学校PTA会長として青少年育成活動に尽力。五十八年の町議補選で初当選し、副議長などを経て平成三年に初当選した。石塚一四〇。
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