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滋賀報知新聞(ニュース)■平成15年1月7日(火)第13345号
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東近江展望 岩永峯一衆院議員
本社冨田正敏社長と対談
今後の滋賀発展に県庁移転を
=東近江を中心に県政策を重点推進=
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対談する岩永峯一衆院議員と冨田正敏社長
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(湖東・広域)
衆院選新4区(東近江地域と甲賀郡)の候補選出問題で、自民党県連の決定を受け、東近江を地元としていた小西理氏が2区(愛知川町以北)での出馬を決意したことから、地元を甲賀とする岩永峯一氏が東近江への浸透を目指し精力的に動き出した。そこで、岩永氏と冨田正敏・滋賀報知新聞社長の対談を通じ、東近江の今後を展望してもらった。
冨田社長 新4区が選挙区となり、新春を迎えた心境はいかがですか―
岩永氏 明けましておめでとうございます。このたび、東近江の皆さんに大変お世話になることになりました。地盤としていた小西理先生の心を大切に、東近江の発展に全力を尽くして参りたいと考えております。
冨田社長 ここ東近江を展望されて、将来構想をお聞かせ下さい―
岩永氏 ここに来て、ようやく県議当時からの構想「滋賀県の中心を東近江にしたい」に一歩近づけた思いです。地理的にも県の中心ですし、バランスの良い県行政推進こそ滋賀の発展につながることを確信しております。東近江を中心に県の政策が重点的に進められるべきではないでしょうか。
冨田社長 東近江の発展に欠かせない基盤整備を何に求めておられますか―
岩永氏 蒲生インターと第二名神を結ぶ名神名阪連絡道も、日本海から太平洋を縦断する国土交通軸に不可欠です。それに国道421号県境トンネルの十五年度着手、狭く渋滞する国道8号のバイパスの調査にも乗り出したい。地域発展に道路整備は欠かせない問題と受け止めています。
冨田社長 道路だけでなく、環境にも通じる河川についての認識は―
岩永氏 近畿の水ガメといわれる琵琶湖に清水を流す手だてが必要ではないでしょうか。日野川、蛇砂川、愛知川の三大河川を抱える東近江にとって、環境・排水対策なども含めた改修を検討していきたい。
冨田社長 歴史保存や観光面も東近江の発展に寄与すると思いますが―
岩永氏 幸い全国に誇れる安土城を有し、天守閣や大手門復元も必要でしょう。また、五個荘や近江八幡の町並み保存も全国に誇れる一つでもあります。八日市市の長年の悲願でもある平和祈念館についても、早期実現に向け最大限努力して参ります。
冨田社長 小泉首相が掲げる「構造改革なくして景気回復なし」は、机上の空論のように思われますが、いかがでしょう―
岩永氏 私は、そうは思いません。戦後五十四年にわたる大きな無駄、新しい価値観にマッチしない部分をいかに改革するかが試されている時です。二十一世紀の経済発展は構造改革にかかっているといえます。
冨田社長 市町村合併枠組みは、今年五月がタイムリミットと聞きますが、その点についてのお考えは―
岩永氏 総務大臣政務官の立場からして、地方分権推進が私の仕事でもあります。国が六〇%の税を取り、地方は四〇%と言う国民負担を解消し、地方主権の自治を目指しております。この観点から「東近江は一つ」が理想じゃないですか。
冨田社長 新4区候補としての支部結成は近いように思われますが。
岩永氏 次期総選挙で勝利できる体制づくりを進め、できるだけ早い時期に4区支部を立ち上げたい。東近江の支援なくして「私はない」を肝に銘じ、地域住民の理解を得るよう努力してまいります。
冨田社長 東近江発展への貢献を期待してます―
岩永氏 ありがとうございます。期待に背かないよう誠心誠意、頑張らせて頂きます。
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訓練を行方不明者捜索に切り替えて
感謝と激励 新年の誓い
=八日市市消防出初式=
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新年の防災への誓いも新たにした出初式
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(湖東・八日市市)
新しい年の安全・防災を誓う八日市市消防出初式が五日布引運動公園体育館で開かれたが、式典のみ行われ、訓練は二日から行方不明になっている老人の捜索活動に切り替えられた。
市内八分団の百九十五人が参加。県知事、市長、県消防協会長、同八日市支部長、市消防団長の表彰と感謝状授与式では勤続功労など延百五十八人、六団体に表彰状、感謝状が贈られた。
そのうち市長表彰では、地域防災に努めている下羽田町自警団と建部下野町自治会が優良自主消防組織として、毎日火災予防の夜回りを続ける土器町、柴原南町、建部下野町の各子ども会が優良火災予防活動子ども会として表彰を受けたほか、消火活動で火災を最小限に食い止めた吉川敬司さん(愛東町)と市立玉緒小学校職員一同に感謝状を贈り、その功績をたたえた。
そろいの団服姿で勢ぞろいした団員を前に中村功一市長が式辞で、「災害への備えを万全に、地域住民の自主防災意識の高揚を図り、不屈の精神で人命と財産を守るためより一層訓練に励み、安全で安心なまちづくりのための努力と協力を」と激励するとともに、連日の悪天候の中での行方不明者捜索を含め、日頃の献身的な活動に感謝の意を述べた。
来賓の祝辞のあと被表彰者代表として國枝政二郎第六分団長が、「この栄誉を心に刻み、なお一層奮起し、防災活動に邁進(まいしん)します」と力強く謝辞を述べ、宇川惠三団長の今年の防災への意気込みのこもった答辞で式典を締めくくった。
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甦れ! 幻の玩具「近江だるま」
保存会が復元教室を開催
=「能登川にしかないもの、後世に」=
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近江だるま保存会の活動風景
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(湖東・能登川町)
県内唯一の張子として知られた幻の郷土玩具「近江だるま」。その表情は楽しくもあり厳しくもあり、見る者を勇気づける不思議な魅力を持っている。作り手を失ったいま、残念ながら廃絶の玩具となってしまったが、復活に情熱をそそぐ「近江だるま保存会」が結成され、月に一度の復元教室が開かれている。
今から七十数年前、近江だるまは能登川町佐野に住む故・寺井大門(善左衛門)さんが生み出した張り子のだるまで、転んでは起き上がる姿に当時は戦勝や戦地での無事を祈る「祈願だるま」として愛用された。昭和初期には国外にも知られる人気を得たが、昭和十九年、同氏の死去によって幻の玩具となってしまった。
それから十年、復活の声に応じた息子・清二さんが再開を果たし、努力の末、再び全国有数の郷土玩具に成長。しかし、昭和五十八年に不慮の事故に遭い、残念ながら今も廃絶の玩具となっている。
その近江だるまを復活させるべく、町内に住む谷村昭仁さん(55)が立ち上がった。昭和六十年当時、青年会議所社会開発委員長だった谷村さんは、川原崎幸二教育長(当時)から近江だるまを紹介され、作り手を失った郷土玩具の復興を決意した。さっそく、会議所仲間と清二さんの妻・ミサ枝さんの協力を得て復元に取り組み、代表作の「男だるま」「女だるま」「姫だるま」「やんちゃ姫」を完成させた。
これを聞きつけた愛好家の声援が全国から届き、町や県も「新しい淡海文化の創造」事業でバックアップ。軌道に乗った平成九年、ついに同保存会が誕生した。
会員は谷村さんを含めて十二人で、製作方法について調査・研究を行い、月に一度の復元教室を開いている。また近年、郷土玩具収集家・甲津義彦さんにより新種のだるま「五色だるま」「鉢巻だるま」「共栄だるま」「起上だるま」「いちらふだるま」「白蔵主」が見つかり、先の四種を加えて計十種があることが分かった。
近江だるまは、基本となる木型に和紙を幾重にも貼り付けていくもので、乾燥させては貼り付けを繰り返すなど、時間と根気、絵心のいる作業だ。近年では、地元小学校からの依頼で復元教室を開くなど、郷土の歴史や文化を考える学習の場ともなっており、保存会メンバーの教えにも熱が入る。
谷村さんは、復興活動について「能登川にしかない可愛らしいものを後世に残していきたい。伝統に恥じない作品を作り出せる人が育てば、これほど嬉しいことはない」と想いを語った。
起き上がりだるま―、子供の成長を願う親心を捉え、いまも復興の声は絶えない。郷士の文化を見つめ直し、魅力ある街づくりにつなげてほしい。
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3年保育スタート
今春から能登川町の2幼稚園
異年齢交流で相互に成長
=子育ての悩み 情報交換で安心を=
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一日体験入園で夢をふくらます子供たち
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(湖東・能登川町)
家庭生活を基盤に人格形成されるのが三〜四歳の第一次成長期。自立に必要な技能が身につき、創造することの楽しさや思いやりの心が育つ時期である。能登川町では、核家族化の中で育児に悩む母親や共働き家庭が増えるなか、子育ての一つの方法として、この四月から「三歳児保育」を始める。
以前と比べて、ここ能登川でも地域の希薄化が進んできた。相談相手がいないなど育児に悩む母親・父親が増えており、育児情報やアドバイスを育児情報誌に求めている。これは、子どもたちにとっても寂しい環境といえ、両親以外との人間関係を学びとるのは難しい状況だ。
同町では、安心して子育てが出来るよう、保育園や幼稚園での保育事業をはじめ、子育て支援センター、ふれあいセンター、総合健康福祉センターなごみで育児相談や親子を対象にした各種事業を行っており、集まった保護者間の情報交換も大きな力となる。
このようななか、文部省では「地域の子育て支援センターとしての役割」を幼稚園に期待し、平成三年度から三年保育を打ち出した。三年保育は、従来の受入年齢(四、五歳児)を引き下げて三歳児から保育する新体制で、県内では、志賀町や伊吹町、石部町、日野町、蒲生町、安土町、五個荘町などで全園または一部幼稚園で始められ、異年齢交流による相互成長に効果を表している。
能登川町には第一幼稚園と第二幼稚園の二園があり、これまでに新入園児の一日入園や保護者説明会等が開かれてきた。昨年暮れには入園受付が行われ、三歳児は各五十人ずつ、四歳と五歳児は百四十人ずつの定員となっている。
このため町は、身体が小さな三歳児のために施設改修を行い、トイレを和式から洋式に、床をクッションカーペットに張り替えて、転んでも大丈夫なようにした。
幼児教育について小川脩哲園長は「家庭や地域の連携とともに保護者間の情報交換はとても大切です。同園では、幸いにも保護者ネットワークが充実しており、四〜五歳児の停留所会議(通園バスの待合い)も大切な相談場所。まず、一人で悩みを抱えず、いろいろな子育て支援を活用してほしい。園としては、豊かな感情や夢を持ち、人の痛みがわかる教育を行いたい」と話している。
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近江日野郵便局の名物イベント
武蔵や小次郎ら勇ましく年賀状配達
=今年の年賀状配達一人あたり22通=
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イベント初参加の女性職員扮するお通から年賀状を受け取る地域住民
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(湖東・日野町)
近江日野郵便局(木山喜博局長)と近江日野郵便局郵便利用者の会(広瀬三十二会長)は一日、元旦出発式とNHK大河ドラマ“武蔵”の登場人物に扮した職員による年賀状イベント配達を行った。
午前八時から行われた出発式では、同会の広瀬会長が「年賀状を通して、住民に喜びを届ける橋渡しをするのがみなさんの使命である。郵便精神にのっとって、地域のために絶大なる協力をしてほしい」とあいさつした。
職員を代表して、山田淳一郎さんが「日野町のお客様へ、チームワークで着実、丁寧、安全運転で年賀状を届けることを誓います」と宣誓し、奥野弘三日野町長と木山局長、広瀬会長の三人によるテープカットが行われた。
出発を合図する花火とともに、職員とゆうメイトがバイクと自転車にそれぞれまたがり、年賀状五十一万九千通の配達に向かった。今年の年賀状配達割合は、一人あたり二十二通、一世帯あたり七十七通となっている。
年賀状イベントでは、二天一流の開祖で剣豪として知られている宮本武蔵と、その最大のライバル佐々木小次郎、武蔵の恋人であるお通に職員が扮し、本格的な時代劇衣装で年賀状を歩いて配達して回った。
ヒツジのみこしも行列に加わり、周辺地域の人々は武蔵らの勇姿を一目見ようと、表に出て待機していた。年賀状を受け取った人々は、「やっぱりこの行列を見ないとお正月が来た気がしない」と語り、元旦の名物イベントを楽しんでいた。
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