八日市市内で開かれている住民説明会
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(湖東・八日市市)
昨年暮れの3町合併破たんが、風邪のように伝染したのか、2市5町の枠組みの存続がきわどい時期を迎えている。12月議会で八日市市議会が、議決を見送り、継続審議としただけでなく、同市内の議論が枠組み離脱の方向に進んでいることから一緒に取り組んできた1市5町側からその成り行きが注視されている。
八日市市議会の最終判断は、住民説明会が終了し、住民の意向を集約した内容を参考に2月当初に出される見込み。否決になれば、残る1市5町の枠組みも全壊する。
2市5町の枠組みは民意を反映したものか、との疑問が広がっている八日市市で、枠組みの見直し論が広がっている。
同市議会が、12月議会で2市5町の枠組み議決を見送り、継続審議とした理由は、議会2日目の12月5日、「(市町村合併を)民意で進める会」(代表・山田正次郎元市長)から請願書が提出されたのに続き、玉緒地区(11日)、建部地区(18日)、御園地区(19日)の3地区自治連合会から見直しを求める要望書が相次いで提出されたことが発端。
議会閉会後の26日には平田地区から3地区とは反対の「2市5町で推進してほしい」とする要望書が提出されるなど、合併の枠組みに対する市民の意向が、地域によって異なる現象が表面化。このため、市は今月12日から来月2日までの日程で市内70か所を回る住民説明会を開き、住民の意見集約に乗り出している。
議会が継続審議とした経緯や住民説明会で出ている住民の意見内容と議論の方向性から、2市5町で進める方がよいという意見も根強いが、見直し論の方が勝っているムードが強く感じられる。
参加住民の間では、5町との合併ではなく、近江八幡市と合併についての話しが中心になっており、市職員の説明の後、2市の合併論に終始している会場もある。
その多くは中立的な説明が行われているが、中には、近江八幡市だけの行政課題の予想事業費を列記したビラを説明会会場の入り口で配布し、参加住民の不安をあおっている市議がいたり、説明にやってきた市職員の中には、住民の質問に対し、偏った私的意見を発言しているところもある。
合併問題は相手のある話しのうえ、八日市市を除く1市5町は、これまでの合意事項を守って2市5町の枠組みを議決し、最終段階を迎えている大事な時に、曖昧な情報がまことしやかに伝わることは避けなければならない。
八日市市内の議論は、2市の合併、いわゆる近江八幡市と一緒になることは今回は見直した方が良いではという方向に傾いており、決定権を持つ市議会内でもその方向で意見が落ち着きつつある。
市では、説明会の住民の声や意見を集約し、その結果を議会に報告して最終決断をすることになるが、住民説明会の参加人数が少ないことや一部で他市町に対してフェアーでない情報提供の行為などが見られることから、もし、合併の枠組みを見直す決断をするのなら、1市5町に対して八日市市民の民意が客観的に読みとれるアンケート調査を実施し、その結果から「離脱せざるを得ない」との判断を導かなければ、1市5町側の理解は得られず、離脱は出来ても感情的なシコリが残る。
と同時に、市議会は市当局が提出した議案を否決することは、中村市政の不信任行為となるため代案を示すか、市当局側と十分な協議を得た新たな枠組みが示せないと離脱する責任を市民に果たせないことになる。
八日市市が離脱した後に考えられる新たな枠組みは、八日市市、愛東、湖東、永源寺の1市3町に五個荘町が加わる1市4町の可能性が自然。そこに五個荘町が、能登川町を誘い入れ神崎郡が足並み揃える形で参入する動きも予想される。
反対に残された近江八幡、蒲生、日野町の1市2町が、1つになることは、竜王町が参入しないと地理的につながらないことから、今のところ水面下の動きは浮上していない。
2市5町の中心の八日市市が離脱すれば、残された近江八幡市、蒲生、日野町の新しい枠組み議論が始まることになる。
その一方で、2市5町も一旦白紙に戻し、破たんした3町と竜王町を誘い、愛東、湖東町も含めた「東近江は1つ」を一から目指す議論も残っている。そこには、東近江が1つにならなければ、愛東、湖東町の参入によって分離する愛知郡広域行政組合のリスクを八日市市とその合併町が同時に抱え込む現実的な問題の解決が長引く。
合併は、将来の市民が「なぜそうなったのか」、「その結果、当時の人々の判断は、正しかったか」など、合併の結果を検証する議論が生まれることから、その結果責任を誰が取るのかも忘れてはならない。まちの歴史が大きく転換する歴史的な帰路に立っているいま、その責任の一翼を担う民意の反映は欠かせない。
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頭をかんでもらって喜ぶ園児ら
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(湖東・八日市市)
八日市市内の幼稚園や保育園では新春の風物詩となっている「獅子舞」が行われ、子どもたちが恐る恐る頭をかんでもらいながら、一年を健康に過ごせるよう祈願している。
子どもたちに日本の伝統文化に触れてもらおうと毎年見学会を開催している市立八日市幼稚園にもこのほど獅子舞一行が訪れ、園児八十一人に入園前の地域の子どもたち十五人も加わって、獅子舞を楽しんだ。
遊戯室を二匹の獅子が舞うと、最初は顔をこわばらせていた子どもたちも、その見事な舞や曲芸に魅せられて体を乗り出し、一つの演目が終わるたびに大きな拍手を送っていた。
ところが、舞が終わって頭をかみに獅子が近づいてくると、やっぱり怖くなって目をつぶって首をすくめたり、逆に獅子をにらみ返したり、先生やお母さんにしがみつきながら獅子の大きな口が頭の上を通りすぎるのをじっと待つ、いたいけな子どもたちの姿も見られた。
頭をかんでもらった園児の一人は「怖くなかったけど、かんでもらったとき、ちょっと痛かった」と、ちょっと強がってみせた。
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完成間近の蒲生西小体育館内部
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(湖東・蒲生町)
六十五年間にわたり子どもたちを見守り続けてきた講堂との別れを惜しみつつ、昨年七月から建設が始まった蒲生西小学校(八木晃隆校長)の新体育館。児童たちにとっては待ちに待った完成が近づき祝賀ムードいっぱいのはずだが、三月一日に行われる竣工式典後のアトラクションについて、大人の思惑が交錯し、体育館を舞台に綱引きが続いている。
式典後の祝賀行事は、当初、学校とPTAとが昨年夏頃から、毎年十一〜十二月の間に開いている校内音楽会と年一度の芸術鑑賞が、新築工事のため開催できなかったため、授業につながる教育的価値を持たせたものにしようと、学校関係の吹奏楽部を招いての音楽鑑賞会を計画していた。
しかし、この十七日のPTA本部会で、学校側から町が計画した空手演技に内容を変更するよう連絡があり、吹奏楽部の公演が急きょ中止になったことが報告され、PTAは「なぜ今頃になって」と町のトップダウン的な姿勢にPTAが態度を硬化させている。
町側は、学校とPTAの思いを知らなかったのか。十一月六日に工事関係者と町教育委員、役場課長、同小教職員などが参加して行われた西小屋内運動場改築工事定例打ち合わせ(毎週一回開催)では、学校側はセレモニーとして音楽会を開きたいとの意向を伝えていた。
以後、PTAと学校は準備を進めるものの、年が明けた一月七日の役場内の課長会議で、「体育館であるのだから、アリーナを利用したスポーツのアトラクションをしてはどうか」と、山中壽勇町長が独自の計画を提示。町長は自ら、知り合いの教育関係者に相談を持ちかけ、アジア大会に出場した空手競技のメダリストを紹介され、会議から一週間後に空手演技の披露を指示し、学校側に伝えた。
学校側は、町からの指示をPTAに連絡し、学校側も立場上、これを受け入れることにした。新体育館建設とほぼ同時に祝賀行事の持ち方の検討をはじめ、町役場に音楽会にふさわしいものをしたいというPTAの思いを知っているはずの町が、突如、PTAの計画を無理矢理撤回させたことに反発を呼んでいる。
行政と住民とのパートナーシップの重要性が叫ばれている中で、こうした町の一方的な考えの押しつけは、おかしいとの批判の声が上がっている。また、音楽が中心となる学習発表会のすぐ後での「空手」は、その余韻が残る会場の雰囲気に馴染まないのでは、や教育現場の体育館なのになぜ学校側とPTAの思いが尊重されないのか、など疑心もある。
同小PTAの植木誠男会長(44)は、「竣工式の祝賀行事については、学校と一緒に取り組んできた。その中で音楽会がよいとなり既に決めていた。一月になって町から唐突に空手にするといわれ、びっくりしている。当初のPTAの計画を認めてもらいたい」と話している。
PTA代表者は二十三日、山中町長と祝賀行事の在り方について話し合うため町役場を訪れる。
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できあがった伝統のういろ
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(湖東・近江八幡市)
近江八幡市立武佐公民館で18日、地元の伝統菓子・ういろを親子でつくる教室が開かれ、昔ながらの製法で伝統の食文化を味わった。
ういろは、武佐宿時代から伝わる地元の名物として知られてきたが、飽食の時代を迎えてその名声は聞こえなくなり、いつの間にか地域の人々の間でも知られなくなった。
この日のういろづくりは、地域コミュニティコーディネーターの福嶋美弥子さん(44)の発案で開催。親子連れら約30人が参加した。
参加者らは、配られたレシピを見ながら仕上げの色合いを決める白と黒の砂糖、主材料の小麦粉をお湯に溶かしながら練り合わせ、四角い容器に流し込んでせいろで蒸し上げたあと、冷まして出来上がり。
出来上がったういろは、好みの大きさに糸で切り、参加者で試食した。ういろを作ったこどもたちからは「簡単に作れて、おいしかった」と好評だった。
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