滋賀報知新(ニュース)平成15年3月10日(月)第13407号


若手現代芸術作家2人の作品展

金属が語りかけてくる

=八日市文化芸術会館 16日まで=

見つめていると息づかいさえ聞こえてくる作品展
(湖東・八日市市)
 今にも動きだしそうな“生命体”を感じさせる金属の作品たち。県立八日市文化芸術会館で県内で活躍する若手現代芸術作家の藤原昌樹さんと鈴木典明さんの作品を紹介する「表現と素材の発見――金属が語るアートシーン――」(県文化振興事業団主催)が、十六日まで開かれている。

 鉄やステンレスで創られた作品は、二人の作家により命が吹き込まれた。「生命〜誕生」「森の妖精」などの人体をかたどった作品からは、息づかいさえ聞こえそうで、じっと見ていると何か話しかけてきそうな雰囲気が伝わってくる。

 組み合わされ、並べられた抽象的な作品「人になりたい」も、今にも隊列を組んで行進をはじめたり、大地をしっかりと踏みしめて立ち続けているようにさえ見えてくる。

 入場無料。月曜日休館。


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蒲生町新予算案 5・2%減

一般会計 52億5千万円

=生活向上につながる施策優先=

(湖東・蒲生町)
 蒲生町は、一般会計と八特別会計を合わせた総額百十一億四千六百三十万円(前年度比三・二%減)の平成十五度当初予算案を六日に開会した町議会に提案した。

 弾力的な施策が行える一般会計の総額は、五十二億五千万円で前年度当初予算に比べ、二億九千万円(五・二%)のマイナスで、国の地方財政計画(一・五%減)を大きく上回る厳しい予算となった。

 これは、平成十四年度当初予算で、蒲生西小学校屋内運動場建設事業や同町デイサービスセンター整備事業、社会福祉法人雪野会が竜王町山之上地先に建設中の高齢者生活支援ハウス等の竜王町との共同建設補助、今年二月の臨時議会で補正予算として蒲生東小学校屋内体育館(木造交流施設)新築事業を盛り込んだことが影響している。

 予算編成では、二年次を迎える同町総合発展計画の目標「風土をみがき みんなで次代を拓くまち 蒲生町」を掲げ、新しい時代にふさわしいまちづくり▽豊かな自然を守り、次代へと引き継いでいくまちづくり▽地域の文化を守りながら、いきいきと人がかがやくまちづくり▽誰もが安心して健やかに暮らせるまちづくり▽ゆとりと活力を創造するまちづくり▽安全で快適な暮らしを創造するまちづくり―の六つを柱に、町民生活の向上につながる施策を優先した。

 歳入の柱となる地方税は、IT関連企業の業績悪化から法人税の大幅な落ち込みを予測し、前年対比九・一%減の十三億円(全体構成比二四・八%)と見込み、不況のあおりを受け、ゴルフ場利用税交付金(前年対比三六・一%)と利子割交付税(同三一・三%)などが大幅に削減されるとした。財政再建に取り組む国や県からの補助も期待できず、国庫支出金が十六・二%減の一億八千四百七十六万円、県支出金が一二・五%減の四億八百四万円と軒並み減少している。

 また、地方交付税を法人税の落ち込みを考慮して前年度より六千万円(前年対比四・五%増)多い十三億九千万円と見積もり、繰入金の四億七千三百五十三万円(同一五・九%減)と、町の借金にあたる地方債の六億八百四十万円(同五・八%減)で賄った。使い道が自由な自主財源比率も四五・一%(前年対比七・一%減)と落ち込み、厳しい財政状況が浮き彫りとなった。

 歳出面では、桜川石塔線道路改良や鈴大塚線歩道設置工事など地方道路整備事業を盛り込んだ土木費が前年対比一八%増で、次いで国際交流公園整備事業を実施する総務費が同一一・四%増、公債費が一一・六%増、衛生費が同六・八%増となっている。

 一方、朝桜中学校校舎増築工事を実施する教育費二一・九%と、住民福祉に直結する民生費一九・二%、労働費三一・二%、商工費二八・五%と大幅に減少し、農林水産業費四・四%減、消防費七・二%減、議会費六・六%減となっている。

 なお、六つのテーマ別の主な新規事業は次の通り。
【新しい時代にふさわしいまちづくり】住民基本台帳ネットワークシステム(八百七十七万円)戸籍総合システム(五百十八万円)ホームページ製作委託(二百十二万円)

【豊かな自然を守り、次代へと引き継いでいくまちづくり】あかね古墳公園整備(三千四百万円)環境美化推進員設置事業(二百三十二万円)

【地域の文化を守りながら、いきいきと人がかがやくまちづくり】朝桜中学校普通教室増築(一億五千六百三十一万円)国際交流公園整備事業(七千二百二十五万円)東小学校木造交流施設備品等(六百六十七万円)蒲生幼稚園下水道接続工事(五百八十六万円)町民体育館アリーナリフレッシュ(四百五十一万円)生徒指導ふれあい相談事業(二百三十万円)男女共同参画推進事業(三十五万円)

【誰もが安心して健やかに暮らせるまちづくり】居宅生活支援費(三千百四万円)施設訓練等支援費(七千七百十二万円)学童保育所運営負担(七十三万円)

【ゆとりと活力を創造するまちづくり】環境こだわり農業担い手育成事業補助(二百九十一万円)みずすまし支援事業補助(百五十万円)ファームトピア蒲生野駐車場整備(百二十九万円)

【安全で快適な暮らしを創造するまちづくり】桜川石塔線道路改良工事・鈴大塚線歩道設置工事(一億七百万円)長峰安全対策工事(三千三百五十六万円)移動系無線増設(九十九万円)女性防火クラブ設置(九十七万円)


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ストレス発散法教えます!!

=蒲生町保健センター受講生募る=

(湖東・蒲生町)
 蒲生町保健センターは、十三、十九日にストレスをテーマに同センター多目的室で開催する「からだとこころにやさしい健康講座」の受講生を募集している。

 同講座では、「ストレスと上手に付き合おう」と題して、関西大学大学院臨床心理学専攻の松本哲知氏が講師を務める。初日の十三日は、身の回りに潜むストレスについて学習し、十九日にはストレスを上手く対処する方法を体験活動を交えながら教わる。両日とも、午後一時半から午後三時半まで。

 対象者は蒲生町に在住する人で、定員は先着三十人。受講希望者は、電話で申し込む。申し込み期間は十一日まで。申し込みおよび問い合わせは、同センター(電話0748―55―2910)へ。

 


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郷土・安土の詩人

井上多喜三郎の世界

=安土町立図書館で講演会=

(湖東・安土町)
 安土町立図書館で15日午後2時から、安土に生まれた近江の詩人・井上多喜三郎の人物像と作品を紹介する講演会が開かれる。

 井上多喜三郎は1902(明治35)年、老蘇村の中山道に面した呉服商家に生まれ、家業を営みながら詩の創作活動に精励した近江を代表する詩人で「近江の多喜さん」の愛称で慕われた。

 その温かい人柄は人々に親しまれ、母校の老蘇小学校には詩碑が建立されている。

 講演会には、井上多喜三郎の研究者で「近江の詩人・井上多喜三郎」の著者でもある外村彰氏(大阪産業・立命館大学講師)を講師に迎え、多喜三郎の詩の世界をたっぷりと解説する。

 参加無料で事前申し込み制。問い合わせと申し込みは、同図書館(電話46−6479)へ。


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新公民館にきらり!ビー玉

=住民参加で埋め込み作業=

モルタルのいぬばしりにビー玉を埋め込む参加者ら
(湖東・近江八幡市)
 完成間近の市立八幡公民館で、コンクリートが固まる前の「いぬばしり」に1日、地元の住民が色とりどりのビー玉を埋め込む作業が行われた。行政と地元住民が建設計画から一緒になって取り組んできた公民館の移転改築。この日の作業は、建物工事の最終段階を迎え、住民の思いを後世に伝えようと同公民館建設検討委員会が行った。

 作業には、親子連れや児童ら約30人が参加し、各自持ち寄った1組15個のビー玉を割り当てられた125センチ幅の区画に一つ一つていねいに埋め込んでいった。

 ビー玉は全部で23区画に計345個が埋め込められ、色鮮やかないぬばしりができあがった。

 同委員会では、住民参加のガーディニング作業やデザインタイルの貼り付け作業なども計画している。竣工式は29日午前9時半から行われる。


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