(湖東・蒲生町)
蒲生町は、一般会計と八特別会計を合わせた総額百十一億四千六百三十万円(前年度比三・二%減)の平成十五度当初予算案を六日に開会した町議会に提案した。
弾力的な施策が行える一般会計の総額は、五十二億五千万円で前年度当初予算に比べ、二億九千万円(五・二%)のマイナスで、国の地方財政計画(一・五%減)を大きく上回る厳しい予算となった。
これは、平成十四年度当初予算で、蒲生西小学校屋内運動場建設事業や同町デイサービスセンター整備事業、社会福祉法人雪野会が竜王町山之上地先に建設中の高齢者生活支援ハウス等の竜王町との共同建設補助、今年二月の臨時議会で補正予算として蒲生東小学校屋内体育館(木造交流施設)新築事業を盛り込んだことが影響している。
予算編成では、二年次を迎える同町総合発展計画の目標「風土をみがき みんなで次代を拓くまち 蒲生町」を掲げ、新しい時代にふさわしいまちづくり▽豊かな自然を守り、次代へと引き継いでいくまちづくり▽地域の文化を守りながら、いきいきと人がかがやくまちづくり▽誰もが安心して健やかに暮らせるまちづくり▽ゆとりと活力を創造するまちづくり▽安全で快適な暮らしを創造するまちづくり―の六つを柱に、町民生活の向上につながる施策を優先した。
歳入の柱となる地方税は、IT関連企業の業績悪化から法人税の大幅な落ち込みを予測し、前年対比九・一%減の十三億円(全体構成比二四・八%)と見込み、不況のあおりを受け、ゴルフ場利用税交付金(前年対比三六・一%)と利子割交付税(同三一・三%)などが大幅に削減されるとした。財政再建に取り組む国や県からの補助も期待できず、国庫支出金が十六・二%減の一億八千四百七十六万円、県支出金が一二・五%減の四億八百四万円と軒並み減少している。
また、地方交付税を法人税の落ち込みを考慮して前年度より六千万円(前年対比四・五%増)多い十三億九千万円と見積もり、繰入金の四億七千三百五十三万円(同一五・九%減)と、町の借金にあたる地方債の六億八百四十万円(同五・八%減)で賄った。使い道が自由な自主財源比率も四五・一%(前年対比七・一%減)と落ち込み、厳しい財政状況が浮き彫りとなった。
歳出面では、桜川石塔線道路改良や鈴大塚線歩道設置工事など地方道路整備事業を盛り込んだ土木費が前年対比一八%増で、次いで国際交流公園整備事業を実施する総務費が同一一・四%増、公債費が一一・六%増、衛生費が同六・八%増となっている。
一方、朝桜中学校校舎増築工事を実施する教育費二一・九%と、住民福祉に直結する民生費一九・二%、労働費三一・二%、商工費二八・五%と大幅に減少し、農林水産業費四・四%減、消防費七・二%減、議会費六・六%減となっている。
なお、六つのテーマ別の主な新規事業は次の通り。
【新しい時代にふさわしいまちづくり】住民基本台帳ネットワークシステム(八百七十七万円)戸籍総合システム(五百十八万円)ホームページ製作委託(二百十二万円)
【豊かな自然を守り、次代へと引き継いでいくまちづくり】あかね古墳公園整備(三千四百万円)環境美化推進員設置事業(二百三十二万円)
【地域の文化を守りながら、いきいきと人がかがやくまちづくり】朝桜中学校普通教室増築(一億五千六百三十一万円)国際交流公園整備事業(七千二百二十五万円)東小学校木造交流施設備品等(六百六十七万円)蒲生幼稚園下水道接続工事(五百八十六万円)町民体育館アリーナリフレッシュ(四百五十一万円)生徒指導ふれあい相談事業(二百三十万円)男女共同参画推進事業(三十五万円)
【誰もが安心して健やかに暮らせるまちづくり】居宅生活支援費(三千百四万円)施設訓練等支援費(七千七百十二万円)学童保育所運営負担(七十三万円)
【ゆとりと活力を創造するまちづくり】環境こだわり農業担い手育成事業補助(二百九十一万円)みずすまし支援事業補助(百五十万円)ファームトピア蒲生野駐車場整備(百二十九万円)
【安全で快適な暮らしを創造するまちづくり】桜川石塔線道路改良工事・鈴大塚線歩道設置工事(一億七百万円)長峰安全対策工事(三千三百五十六万円)移動系無線増設(九十九万円)女性防火クラブ設置(九十七万円)
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(湖東・安土町)
安土町立図書館で15日午後2時から、安土に生まれた近江の詩人・井上多喜三郎の人物像と作品を紹介する講演会が開かれる。
井上多喜三郎は1902(明治35)年、老蘇村の中山道に面した呉服商家に生まれ、家業を営みながら詩の創作活動に精励した近江を代表する詩人で「近江の多喜さん」の愛称で慕われた。
その温かい人柄は人々に親しまれ、母校の老蘇小学校には詩碑が建立されている。
講演会には、井上多喜三郎の研究者で「近江の詩人・井上多喜三郎」の著者でもある外村彰氏(大阪産業・立命館大学講師)を講師に迎え、多喜三郎の詩の世界をたっぷりと解説する。
参加無料で事前申し込み制。問い合わせと申し込みは、同図書館(電話46−6479)へ。
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