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滋賀報知新聞(ニュース)■平成15年4月3日(木)第13431号
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ギルを拡散したのは県!?
県水産試験場に極秘資料
平湖で5百尾逃逸の記録
=県農水部長の 答弁に疑問符=
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いまやブルーギルの天下
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(全 県)
びわ湖の環境を守ろうと、ブラックバスやブルーギルなど外来魚の再放流を禁止する「琵琶湖レジャー利用適正化条例」がこの一日から施行された。しかしブルーギルについては、県水産試験場が淡水真珠増殖研究で誤って琵琶湖に逃逸させた可能性を裏付けるような記録がこのほど見つかり、波紋を投げかけている。
【石川政実】
ブルーギルは、昭和三十五年に現在の天皇陛下が皇太子時代に渡米された際、シカゴのシェッド水族館から贈呈されたもので、国の水産研究所で飼育繁殖された。昭和三十八、三十九年、同水産研究所はブルーギルを県水産試験場に分与した。県水産試験場では、稚貝の一時期を魚に寄生して過ごす淡水真珠の母貝であるイケチョウ貝の種苗生産に用いるため、昭和四十七年まで、水産試験場や西の湖を始め、能登川水路(能登川町)、平湖(草津市)、木の浜(守山市)などの内湖でも研究を続けた。
昨年の九月定例県議会の一般質問で、西沢久夫県議が「県水産試験場の研究過程でブルーギルが琵琶湖へ逃げたのでは」と質したが、浅田博之・県農政水産部長は「ブルーギルを西の湖で飼育する場合には、二重の網を用いるほか、試験終了時には全尾数を確認するなど注意を払っていた」と否定した。
ところが浅田部長の発言を覆(くつがえ)すような記録が同水産試験場の資料室から発見された。市民運動家の田中健雄・県外来魚有効活用研究会会長と樋上佳秀・県フィッシュボート協同組合専務理事らは三月五日、同水産試験場を訪れ、独力で資料室の最奥の棚から段ボール箱二つに入った資料を見つけ出した。すったもんだの末、同試験場は十二日、資料公開に応じた。
資料の中には、F氏(元同試験場長)の記録ノートがあった。昭和四十五年六月、平湖で研究した時のものだが、ノートには「五百尾のブルーギルを網のカゴに入れて湖水につけたが、回収時には網カゴが壊れておりゼロ尾で逃逸したと考えられる」と記載されていた。イケチョウ貝の稚貝を寄生させるため、ブルーギルを網カゴに入れて湖水につけるが、網カゴの外側を網で二重に囲む「網いけす式」と、網のない「網なし式」の二方法がある。浅田部長は「二重囲いだから大丈夫」との議会答弁をしているが、西の湖以外の内湖では「網なし式」などを採用したケースがあると見られ、琵琶湖にブルーギルが拡散した疑いは深まりそうだ。
訂正 三月二十七日付けの「漁協で計量されないバス」の表で、琵琶湖漁業魚種別漁獲量(近畿農政局滋賀統計事務所調べ)のうち、平成七年度から十三年度までの「その他魚類量(計)」と「その他魚種」の数値が一部違っており、訂正のうえ表を再掲しました。
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名作映画の灯、再び
滋賀会館シネマホール継続運営に
市民、事業者、県で共同運営
=初上映は「たそがれ清兵衛」=
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運営継続が決まった滋賀会館シネマホール
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(湖西・大津市)
財政難で閉鎖する予定だった滋賀会館シネマホール(大津市京町三丁目)が、「ホールの灯を消さないで」と相次ぐ県民の声や、映画ファンと事業者から事業継続が提案されたことを受け、県民を中心にした運営方式で今月二十五日から再開されることになった。
同ホールは、全国的に見て県内の映画館が少なかった平成七年、県の外郭団体である滋賀文化振興事業団が管理運営する映画館としてオープンした。大型映画館で上映されることの少ないカンヌ、ベルリンなどの国内外の映画祭受賞作品が安価で観れることから、映画ファンに根強い人気があった。
運営再開の気運が盛り上がったのは、「滋賀会館シネマホールファンクラブ」(代表・中川学氏)が今年一月に事業団に対して存続要望書を出したのが発端。これ以後、存続を求める県民の要望が、手紙や電話、Eメールなどを通じて国松知事、同事業団に多く寄せられた。
これを受けて、事業団、映画関係者、同ホールファンクラブが再開に向けて協議し、三者運営の形態で事業存続することに合意した。具体的には、県民側から同ホールファンクラブ、映画事業者からは大津セブンシネマ(支配人・山口宏二氏)、フィルム配給会社RCS(代表・佐藤英明氏)、公共施設側として滋賀文化振興事業団・滋賀会館が参画する。
上映日程としては、二十五日から五月下旬にかけて、三日連続の上映大会を開く。入場料金は、完全入れ替え制で千三百円、三作共通三千三百円。詳しくはRCS(電話075│342│4050、http://www.rcsmovie.co.jp)。なお、上映される作品は次の通り。
【25、26、27日】「たそがれ清兵衛」(10時半、17時10分)▽「刑務所の中」(13時5分、19時45分)▽「ごめん」(15時)
【5月2、3、4日】「8人の女たち」(10時20分、17時)▽「トスカ」(12時40分、19時15分)▽「スーパー8」(15時5分)
【5月16、17、18日】「至福のとき」(10時半、17時20分)▽「小さな中国のお針子」(12時40分、19時15分)▽「猟奇的な彼女」(15時)
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大津市議選に向けて
市民団体が質問状
=今月中旬からHPで公開=
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(湖西・大津市)
四月二十七日投開票の大津市議会選に向け、議会のあり方や議員の基本姿勢などの質問を市民から募集していた大津市の市民グループ「アクション21」(安楽好正事務局長)は、立候補予定者に回答を求め、同グループのホームページで今月中旬頃から公開する。
市民に身近な政治として市議会選挙に関心を持ってもらい、議会の活性化を図るのが目的。立候補予定者には十項目程度の質問を送付し、回答を得たものから同グループのホームページで公開し、有権者に関心を深めるのに役立ててもらう。 同グループは、平成十二年五月の大津市長選挙で市民の意見を反映させようと発足した。引き続く衆議院選滋賀一区での公開討論会や、昨年は市議会議員の「政治倫理条例」についてアンケートを実施した。
ホームページのアドレスはhttp://www.egroups.co.jp/group/action21
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ガーデンミュージアム比叡
深田充夫展を開催
=アートで環境を問う=
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開催中の美術展
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(湖西・大津市)
フランス印象派の画家が描いた花、風景をモチーフにした庭園を再現するガーデンミュージアム比叡(京都市左京区)は、地球や自然をテーマに創作活動を展開する画家、深田充夫氏の現代美術展「地球の調和」を開催している。五月十一日まで。
室内展示では、生命体の象徴であるアリ、トンボが公害で汚染された空き缶の山から山へ逃れ、花と緑に彩られた再生の世界に向かっていく様子を表現し、地球環境への問題を提起。屋外では、鏡面仕上げのステンレスのオブジェ二作品が、風でゆっくり回りながら庭園を映し出してる。
入場は、十九日まで通常料金(中学生以上千円、小児五百円)の半額。ただし三歳以下は無料。営業時間は午前九時半から午後五時半まで。問い合わせはガーデンミュージアム比叡(電話075-707-7733)まで。
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渡来文化と近江
考えるフォーラム
=13日、ピアザ淡海=
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木村至宏氏
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(湖西・大津市)
「渡来文化と近江への道」をテーマにしたフォーラムが、十三日午前十時半からピアザ淡海(大津市)で開催される。近江渡来人倶楽部(河炳俊代表幹事)などの主催。
基調報告は、谷川健一・日本地名研究所所長が「天日矛と秦氏」、講演では木村至宏・成安造形大学学長が「近江の渡来文化」をテーマに解説する。引き続き国内の研究家による報告、パネルディスカッションが行なわれた後、朝鮮舞踊の披露で締めくくる。
参加は二千円。問い合わせは同倶楽部事務局(電話077-526-2929)へ。
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