滋賀報知新聞(ニュース)平成15年9月6日第13581号


第50回 八日市市美術展覧会

作品募集 市芸文祭のメイン

発表の場と鑑賞のチャンス
=11月開催 出品要項など決まる=

(湖東・八日市市)
 第四十一回八日市市芸術文化祭のメイン「第五十回八日市市美術展覧会」(市展)は、十一月六日から県立八日市文化芸術会館での開催が決まり、作品の募集要項などが発表された。

 市展は、市民や近隣市町の芸術を親しむ人たちに、作品の発表の場と鑑賞の機会を広く提供し、文化の高揚を図る目的で毎年開かれ、今年で記念の五十回を迎える。昨年は、市内外から日本画、洋画、書、写真、彫刻などに計二百点以上の作品が出展された。

 出品資格は、昭和六十三年四月一日以前に生まれた人で、市内在住か在勤、在学ほか、近隣市町(近江八幡・彦根両市と蒲生・神崎・愛知・犬上の各郡内町)の在住者に限られ、故人の作品については近親者が出品できる。

 作品は、日本画(F八―五〇号、額装、ガラス・アクリル不可)▽洋画(F八―五〇号、額装、アクリルのみ可)▽彫刻塑像(縦一メートル×横一メートル×高さ二メートル以内)▽美術工芸(大きさ自由で展示に支障のない作品、額装はアクリルのみ)▽書(二×一メートルで表装、仮巻き不可)▽写真(半切り以上の単写真、一〇〇×二〇〇以内の組写真で、わく張またわ額装に限りガラス不可、デジタルカメラ・パソコン処理の作品も可)の六部門。自作未発表で、作品の裏には金具(ヒートン)、ヒモを付ける。

 出品数は日本画・洋画・書が一点、写真・彫刻塑像・美術工芸が二点以内。所定の出品申込書に必要事項を書き、作品に出品票を添付し、出品料(一点につき千円)とともに、十一月一日の午前九時―午後五時か同二日の午前九―十一時に会場へ搬入する。

 各部門の審査を市展開催までに行い、市展賞や特選、佳作ほか特別賞などの入選作品を選び、十一月六日から同九日まで八日市文化芸術会館に展示する。表彰式は同九日午後一時半から会場で行われる。詳しくは市芸文祭事務局(TEL24―5672)へ。なお、審査員は次のみなさん。

 【日本画】国府克【洋画】福井重男【彫刻塑像】斉藤辰美【美術工芸】高橋政男【書】三原博【写真】中島登代子


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人権文化の花を咲かそう!

八日市 市民のつどい

=八日市文芸会館で開催=

辛坊治郎さん
(湖東・八日市市)
 差別のない明るい町づくりを目指して、八日市市の「第二十五回市民のつどい」(実行委主催)が、六日午後一半時から八日市文化芸術会館で開催される。

 市の人権まちづくり条例に基づき人権文化の花を咲かそうと、人権感覚を高めていく上で人権の尊さについて考え、市民一人ひとりが毎日の生活の中で、差別をなくす実践の輪を広げてもらう目的で開く。

 入場無料。

 八日市高音楽部のオープニングに続き、人権意識を高める作品の中から、福島亜衣子さん(八日市西小)が「私のおかあさん」、村田明さん(船岡中)が「身近な障害者と人権」、古澤政和さん(上羽田町)が「ふれあい傘」について、それぞれ意見発表する。

 また、ニュースキャスター(読売テレビ解説委員)の辛坊治郎さんの講演「人権を侵害しない為に=正しい情報の選び方=」ほか、会場近くでは人権パネル展、人権シアター(泣くな三吉・おじいちゃんの花火・ジェンダーフリーな社会を目指して〜今どき「女と男」事情〜)もある。


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子ども達がシミュレーションで学ぶ

あっ!変なおっちゃん、逃げろ

=八日市市で初の児童対象研修会開く=

子ども110番ハウスに逃げ込む子ども達
(湖東・八日市市)
 「助けてくださーい」と子ども達が子ども110番ハウスに駆け込んだ。

 八日市市の玉緒学童保育所に通う子ども達約四十人が、知らない人に声をかけられるなど危険を感じる状況に遭遇した場合の対処法などを、実際の場面を想定した体験訓練などを通して学んだ。

 市立子どもセンターと八日市署が協力して、狙われやすい児童を対象に「不審者・変質者から身を守る」研修会として、はじめて開いた。

 学童保育所がある市立玉緒小学校多目的ホールに集まった子ども達は、センター職員による寸劇で、知らない人に声をかけられても絶対について行かない、子ども110番ハウスや近くの大人に助けを求めることなどを学んだほか、八日市署の警部さんから、防犯ブザーや大声を出して逃げる、車のナンバーや犯人の特徴をしっかりと覚えること、駐在所のお巡りさんからも地域の危険な場所について、教わった。

 また、子ども安全リーダーの武久健三さんとは、「一人で遊ばない」「行く先や一緒に遊ぶ友だちを家の人に言う」など五つの約束をして、大きな声を出す練習をした。

 このあと子ども達は外に出て、車で近づいてきて道を聞くふりをする男に四人の女の子が車に乗せられそうになるというシミュレーションを行った。

 女の子達は近くの子ども110番ハウスとなっている武久建設の社屋に逃げ込み、対応してくれた女性社員に出来事の一部始終を報告、学校と警察に通報することができた。

 先生や親から「知らない人に絶対について行ったらあかんで」と耳にタコができるほど注意されていても、巧みな言葉で迫ってくる不審者や変質者に実際に遭遇したときにとっさの行動がとれるかどうかわからない。

 今回の研修会で子ども達は、とっさのときにどうすればいいのかを頭と体に叩き込むことができた。

 市内では、五月下旬から変質者や不審者などの出没が急増、小学校から高校の女児や女生徒に被害が出ている。七月には、市内の子ども110番ハウスを対象にした研修会も開かれている。


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1地区が候補擁立断念

湖東町議選 無投票か

=新人3人・現職11人=

(湖東・湖東町)
 九日告示の湖東町議会議員選挙は、これまで交代で候補者を出してきた南花沢・北花沢・読合堂の連合地区が候補者擁立を断念したことで、無投票の公算が大きくなった。文中敬称略。

 立候補が予想されるのは、現職四期の西沢英治60(小田苅)、三期の加藤勝彦63(横溝)、松野幸夫60(湯屋)、二期の太田禎彦68(平柳)、小嶋柳太郎73(僧坊)、田中佐平58(下岸本)、一期の青木佐一郎70(小池)、青山弘男63(小八木)、植田勲65(清水中)、大橋政善60(南清水)、西沢善三53(小田苅)、新人の中島定一郎63(池庄)、馬場憲一56(下里)、福島与一60(勝堂)の十四人。このまま告示まで新たな候補予定者が出なければ、定数十四に立候補者十四人で、無投票に。

 十四人中、共産の松野以外は無所属、地区推薦を得ないのは加藤勝彦(初当選以来)と青木佐一郎(前回地区推薦)の二人、あとの十一人が全て地区から推薦での立候補となる。

 これまで交代で候補者を出していた連帯する各地区では、現在進められている八日市・永源寺・五個荘・愛東との合併をやり遂げる約二年の任期ということもあり、現職が続投する地区が増え、これまで通り新人を擁立するという割合が前回までの選挙に比べて少なくなっている。

 また、今回も女性の立候補者はない模様で、町議会史上一度も女性の議員が誕生しないまま、合併を迎えることになる。

 九日午前八時半から午後五時まで、町役場二階会議室で立候補の届け出が受け付けられる。


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全町議に聞きました!

ともに考えるまちづくり

=NPOいちご会が会誌創刊=

会誌のレイアウトなど構成を考えるメンバーら
(湖東・日野町)
 年々低下の一途を辿る投票率、政策が見えず有権者の判断基準も曖昧な選挙戦、若年層の政治離れと、住民の関心が政治や自分の住む地域のまちづくりからかけ離れていく傾向にある。長引く不況による閉塞感や一住民が何かを発しても変わらないという諦めの境地が要因の一つとなり、無関心を引き起こし行動意欲を減退させているのではないだろうか。そんな中、「政治やまちづくりに関心を持ってほしい」との思いで、日野町を中心に活動を続けるNPOいちご会(麻原克司代表、十人)が、最も身近な日野町議会の各議員のまちづくりに関する考えをまとめた会誌「いちごレポート」を作成した。

 NPOいちご会は、平成五年の設立以来、「日野町のまちが活性化し、元気になるために」をキャッチフレーズに、歴史文化や環境、地域振興といったあらゆる角度からまちづくり活動に携わっている。設立の発端となった空港問題に関わる一方、酔宵山コンサートや環境トークなどを他の団体やNPOと連携しながら取り組んできた。

 今回の会誌発行前には、選挙期間中に立候補者の公開討論会を開催することが検討されていた。しかし、各議員の思いを文章にする方が誰でもいつでも読み返せて保存ができ、発信する側の中立な立場を保てるとの判断から会誌の作成に至ったという。
議員が回答した原文そのままを掲載している会誌「いちごレポート」

 事務局の西岡孫衛さんは、「まちづくりのプロになろうとしている議員には、責任を持ってやってほしい。町民の質問に答える姿勢が大切で、議員自身が何を考えているのかを町民に明らかにし関心を引き付けることが、まちづくりを考える上で町を良い方向へと向わせるきっかけになるのではないだろうか」と語る。

 同会では、今年四月二十七日に行われた日野町議会選で当選した第十三期の議員十八人に、まちづくりについての考えを問うアンケート用紙を五月中旬に郵送。うち回答のあった十七議員の原文そのままを掲載した会誌「いちごレポート〜みなさん一緒にまちづくりに参加しませんか〜」を、メンバーが仕事帰りに集まり自費で製作した。第一号は先月三日に発行し、新聞折り込みで全戸配布した。

 メンバーらが練り上げた設問は、「まちづくりとは何だと思うか」や「これからのまちづくりはどうあるべきか」、「どういう取り組み(施策)をすべきだと思うか」、「それに対してあなたは具体的にどう取り組むか」、「市町村合併をどう思うか」、「空港問題をどのように考えているか」、「パートナーシップによるまちづくりを進めるにはどんな取り組みが必要か」、「あなたが任期中に取り組みたい一番の課題は何か」、「そのために一番にどんな行動をするか」など十四項目。

 会誌には「(会誌を見て一票を投じた町民が)何かを感じ、行動を起こすきっかけにしてほしい。スタートを切った議員の思いを知り、これから有言実行されるか町民の一つの判断材料になれば」との期待が寄せられている。
 麻原代表は、「まちづくりは、ただイベントを積み上げたからといってすぐに結果が見えるものではない。地道な息の長い活動を通して、みんなで考え作っていくという機運を高めていくことが重要だと考えている」と話し、自分のできることから始めようとする住民の意欲と参画がこれからのまちづくりには必要であると強調している。

 今後、いちごレポートは第三号まで発行される予定。詳しくは、同会事務局(電話0748―53―0231)へ。

 


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