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滋賀報知新聞(ニュース)■平成16年2月1日(日)第13706号
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住民意見ふまえ追加修正
新市まちづくり計画(素案)中間報告
1市4町合併
4事業は引き継ぎ確認
=最終の教育事業を提案=
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9割方、協議を終えた1市4町合併協議会の第7回会合(湖東町みすまの館)
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(湖東・広域)
八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町合併協議会(会長=中村功一八日市市長)の第七回会合が、湖東町ひばり公園内のみすまの館で開かれ、新市まちづくり計画素案に対する住民意見と、事務局対応および中間修正が報告されたほか、協議項目の▽建設関係事業▽都市計画関係事業▽農林水産関係事業▽商工・観光・労政関係事業が原案通りに可決された。
冒頭、中村会長は「結論に至るまでには各委員や多くの住民意見を頂いたが、報道にあった通り、能登川町の参画は一市四町合併が実現した後に努力するとの回答を行った」と報告し、あらためて東近江市成就の気持ちを強めた。
会合では、昨年十二月に開かれた市町村合併シンポジウムでの「新市まちづくり計画素案」に対する住民意見がまとめられ、それぞれに対する対応を中間修正として報告し、次回の第八回会合で最終修正案を提案したいとした。
寄せられた意見は、会場アンケートが百四十三件、意見ハガキが五十五件、電子メール一件の計百九十九件。同様の意見や計画と関係性のないものを除いた百十四件に対する考えをまとめ、追加または修正を行った。
具体的には、「近畿圏と東海圏を結ぶ国道421号の整備を行い、交流軸を位置づけてはどうか」に対して事務局では、連携を強めると共に可能性を高める産業分野に着目し、活用を視野に修正するとした。
また、「ケーブルテレビが整備されるが、個人情報保護などはどう対応するか」については、セキュリティーの高い情報ネットワークを構築し、情報センターとしての機能拡充を追加した。
関心の強かった「八日市市街地の渋滞解消」や「過密状態になる御幸橋、八千代橋」に関する要望では、追加・修正は行わなかったものの、渋滞緩和に向けた新橋の構想推進を記載した。
続いて、建設関係事業や都市計画、農林水産、商工・観光・労政関係事業が協議されたが、現在の計画や手法を新市に引き継ぐほか、新市において調整することを確認した。
次回は、最終項目の「学校教育事業」と「社会教育事業」が協議される。
事務局案によると、学校給食事業は現行の通り新市に引き継ぐとするが、幼稚園運営等については新市において検討するに留め、幼稚園の保育料・保育時間・預かり保育は平成十七年度から統一するよう調整するとしている。
ちなみに、各市町の現幼稚園保育料は、八日市市が月額六千円で年間七万二千円(十二カ月徴集)、永源寺町は四千円で四万四千円(八月を除く十一カ月徴集)、五個荘町は四千六百円で五万六百円(同)、愛東町は四千五百円で五万四千円(十二カ月徴集)、湖東町は五千円で六万円(同)となっており、八日市市と永源寺町とでは二万八千円の差額がある。どのように統一するのか、残り三町に合わせると永源寺町の保育料アップは避けられない。
第八回会合は二月二十六日午後二時から、愛東町総合福祉センターじゅぴあで開かれる。
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我が子への思い遊具に託す
八日市市立みつくり保育園
楽しく元気に遊ぶ姿忘れられず
=交通事故で亡くした母親が寄贈=
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寄贈の総合遊具に乗って遊ぶ園児
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(湖東・八日市市)
八日市市立みつくり保育園(種村京子園長、園児六十五人)の園庭にある総合遊具に乗って、楽しく遊ぶ園児の姿が見受けられる。交通事故でわが子を亡くした母親が昨年十月、通園していた当時の思い出とともに、元気に生きていた証(あかし)にと寄贈した。
子供の名前は松好晃希ちゃん。平成十四年六月まで八日市市東沖野五丁目に住み、みつくり保育園に通っていたが、家庭の事情で二男の智哉ちゃん(5っ)と共に大垣市内に移り住むことになった。
その二か月後の八月に悪夢の日を迎える。二人の子供を乗せ、母親の和子さん(30)が運転する車が交通事故に遭い、晃希ちゃん(当時五歳)は即死、智哉ちゃんも大ケガを負うという、何とも痛ましい光景だったと母親は振り返る。
「眠りからさめた晃希が着けていたタオルケットを智哉に巻き付け、後部座席におとなしく座っていたが、事故の瞬間、二人とも車から投げ出され、遠くまで飛ばされた智哉は助かった。タオルケットのお陰、晃希が守ってくれた」と。
遊具の寄贈は、守ってやれなかった情けない母の懺悔(ざんげ)の気持ちと、晃希の生きた証として、わが子に代わって「みつくりに通う子供たちが元気に遊び、幸せに生き続けてほしい」との願いからと話す。
一月二十六日は晃希ちゃんの誕生日という。「シートベルトさえしていれば死ぬことはなかったに違いない」と悔やみ、「子供は親が守らなければ誰が守るのか」との憤りとともに、私のように「重荷を背負いながらの一生を送ってほしくない」と訴えている。
寄贈された総合遊具は、滑り台やジャングルジム、階段、渡り通路などが一体になった横十五メートル、幅三メートル、高さ五メートルの大きさで、園児なら三十人以上が一緒に遊べる。このほか、子供の安全を守るマット、鉄棒やブランコの金具も安全性の高いものに取り換えられた。総額五百七十万円。
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法定協議会設置議案を可決
2月1日に法定協発足へ
新市建設計画や名称など協議本格化
=蒲生・日野町で臨時議会=
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 法定協議会設置議案について採決をとる蒲生(上)・日野(下)町議会
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(湖東・蒲生広域)
二町合併に向け協議している蒲生・日野町は二十九日、両町とも臨時議会を開き、法定協議会の設置議案について賛成多数で可決した。二月一日から法定協議会に移行し、協議会名はこれまで通り「蒲生・日野まちづくり協議会」を引き継ぐ。
蒲生町議会は、合併調査特別委員会に付託後、全員協議会でも審議した後、本会議で賛成十二人、反対二人で可決した。一方、日野町議会では、合併問題特別委員会での審議を受け、賛成十一人、反対六人で可決した。
両議会とも、法定期限内の合併を目指し、「住民から詳しい内容を知りたいとの意見が多かった二町のまちづくり計画を、住民意見を吸い上げながら検討・策定した上で最終判断すべきだ」との考えの議員が多数を占めた。
両町は、昨年九月二十五日に蒲生町・日野町まちづくり研究会を立ち上げ、十月一日に任意協議会を設置、以降、月二回のペースで協議会を開催し、今月二十一日までに計六回の会合を開いた。
法定協議会の第一回会合は、二月九日に蒲生町あかね文化センターで予定されており、協議会の会長と副会長については両町長の話し合いで決定し、協議会委員は任意協議会の委員が引き継ぐことになっている。
今後、法定協議会では、来年二月十一日の合併を目標に、新市建設計画の作成や新市名称、新市事務所の位置など、住民の関心が寄せられている項目について本格的な協議に入る。
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安土の「質問」に八幡が「回答」
合併協議に向けて行政と議会
相互理解から始まる合併
=広域目指して まずは2市町から=
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安土町側に市政の実状を説明する川端市長
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(湖東・近江八幡市)
近江八幡市は29日、合併について是非を含めた判断材料としたいとして安土町から提出されていた将来のまちづくりの基本項目に関する同市の考え方を問う質問の回答と市政課題の現状について説明を行った。
川端五兵衞市長と岡田三正助役、前出幸久議長が同町を訪れ、津村孝司町長、藤井金次郎収入役、國分征雄議長と会見し、回答の内容を説明した。
安土町から提出された将来のまちづくりの基本項目は、同市と合併を進める場合の要望に近いもので内容は次の通り。
(1)対等合併を基本とする。
(2)日本の歴史上価値観の高い「安土」の名称を継承した新市名とする。
(3)安土の玄関口である安土駅舎の改築並びに南北周辺整備の事業の実施。
(4)県道バイパス工事の早期完成と併せ、観光並びに産業振興を図る「道の駅」の建設と周辺歴史公園の整備。
(5)安土町役場を安土総合支所として機能充実を図り、住民に不便を掛けないような支所の位置づけを図る、の5項目。
これに対して近江八幡市の回答の要旨は次の通り。
(1)よりよい合併の方法は「対等合併」と考えている。
(2)市町の名称は、歴史、風俗、文化を今に伝え、その土地のにおいや生活がしみ込んだ「文化財」と言える。「安土」という文字を抜きにして語れない重みがあると考えている。このことから(新市の名称については)地域外の第三者的な歴史や地名の専門家等で構成された委員会で決定されるべきである。
(3)交通拠点であるJR駅の駅舎改築と周辺整備は早急に着手しなければならないと考えている。安土駅は観光の玄関口でもあり、新しいまちの顔にもなることから、優先すべき課題と考えている。
(4)豊かな自然、歴史、広大な農地を有する1市1町において「歴史文化資産の保存と活用、特産品のブランド化」などを進め、「交流文化都市」として全国への発信基地となる「道の駅」の建設や質の高い歴史、文化を活かした歴史公園の整備は必要と考えている。
(5)合併によっても、住民サービスの向上が図られなければならない。地域格差のないまちを目指すべきであり、本庁機能のスリム化と支所機能の充実は必要であると考えている。
安土町が、近江八幡市に合併の考え方を求めたのは、昨年8月1日、近江八幡市からの正式な合併の呼びかけに対して、町としての回答を出す判断材料にしたいとの考えからで、その内容は議会の議論から生まれている。
近江八幡市の回答は、合併に向け作成された冊子「1市5町のまちづくり」で記述している考えと一貫した内容になっているが、安土町が、まず1市1町でスタートするとしても、その方針に変わりがないか再確認したい思いや同市の考え方を町民に説明する必要から、事前の共通認識を形成しておきたい意向が働いている。
合併の話し合いを始める前に、合併に対するお互いの考え方や行政の実状を開示し、直接理解し合うことは、行政が忘れていた最初にやらなければならない取り組みではなかったか。
東近江地域では、2市7町は1つとの思いを持ちながら、3町や2市5町が崩壊した経過がある。これらはいずれも合併協議の本質そのものよりも理解不足から生まれた感情的な確執や不確かな行政の数字情報が一人歩きし、その結果バラバラになるきっかけを作った反省がある。
近江八幡市と安土町では、行政規模にも大きな違いがある。小さなまちが大きいまちから合併の誘いを受けて、不安を抱くことは当然。その不安に大きいまちが、十分応え、払拭することで初めて対等合併のテーブルが生まれる。
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近江鉄道「トレイン&ハイクィング」
安井さん(八日市市)ら特選に
=優秀30句を掲示 京阪奈線実現もアピール=
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(全 県)
県と沿線市町で構成するびわこ京阪奈線(仮称)鉄道建設期成同盟会の彦根・米原接続部会が昨年秋に実施した「近江鉄道トレイン&ハイクィング」の優秀作品が、このほど決定した。
びわこ京阪奈線(仮称)構想を実現するための既存鉄道である近江鉄道の利用促進対策の一環として、近江鉄道沿線の地名や自然などを織り込んだ俳句を募集いたもので、県内外から百六十八人、三百二十句の投句があった中から、特選の部十句、入選の部二十句が選ばれた。優秀作品は、近江鉄道米原―愛知川と多賀大社前の各駅掲示板に二月末まで掲示される。
【特選の部】
「秋色の私鉄沿線ぶらり旅」安井弘信(八日市市)
「悲話ありし佐和山城祉山眠る」吉田えい(能登川町)
「千歳飴さげし児の乗る近江線」大倉ときよ(彦根市)
「無人駅誰かが今一日も落葉掃く」近藤寿子(彦根市)
「秋拾ふフリー切符の小さき旅」北村照子(彦根市)
「みづうみの烏人間に夏終る」早川好美(彦根市)
「お狩場を偲ぶ蒲生野雁渡る」田中尚尾(彦根市)
「尼子てふ駅の名が好き秋ざくら」清水はる(彦根市)
「みささぎの市辺皇子露けしや」柴田照子(彦根市)
「万葉の蒲生野の里麦芽ぐむ」日夏朋子(守山市)
【入選の部】
「干柿や近江商人発祥地」古谷多賀子(狭山市)
「郁子からむ釣瓶井のあり蔵屋敷」澤田陽子(彦根市)
「初時雨宿堵名残のしるべ石」長谷川康子(愛知川町)
「沿造の柿のたははに近江線」萩野久子(彦根市)
「旅人となりコスモスに電卓待つ」藤井初枝(彦根市)
「多賀を発つ二人づれなる神の旅」植野美子(彦根市)
「行き先は彦根と決めし小六月」中江美起世(彦根市)
「鈍色のレールの光り冬に入る」国分武(京都市)
「石楠花を見に鎌掛へ臨時パス」澤田知子(彦根市)
「晴れわたる船岡山の鵙高音」川崎勉(彦根市)
「近江野を走るトレイン柿の秋」小川恭子(彦根市)
「蒲生野に歴史繙く小六月」池田タ城子(彦根市)
「相聞歌又読み返し小春旅」野村代志子(彦根市)
「神無月多賀の烏居をくぐりけり」皿谷弘樹(京都市)
「無人駅降りて花野の人となる」若林久枝(彦根市)
「ことことと小春の音を近江線」知田照子(彦根市)
「時雨雲去来す万素野を巡る」林恭香(彦根市)
「髪置の父に抱っこをせがみをり」馬場佐喜子(彦根市)
「湖東路の紅葉の古剥巡る旅」江島芳子(彦根市)
「佐和山の栄枯を偲ぶ露の秋」馬場孝雄(彦根市)
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