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滋賀報知新聞(ニュース)■平成16年3月24日(水)第13753号
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東近江の観光振興へ意見と情報交換
住民主導のネットワークで活性化
=2市7町 セミナー開き展望を探る=
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観光振興へ熱心な意見交換が行われたパネルディスカッション
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(湖東・八日市市)
東近江観光の新たな展開と地域の活性化をめざして、「東近江観光セミナー」(東近江観光振興協議会主催)が、このほど八日市市ロイヤルホテルで開催された。
セミナーには東近江地域二市七町の行政担当者、観光協会、観光ボランティア、県などの関係者約百人が出席。今回は、「住民参加の観光振興」をコンセプトに、講演やパネルディスカッションで東近江観光の展望を検証した。
京都橘女子大の織田直文教授による基調講演「住民参加の観光振興にむけて」を受けて、長浜市のNPO法人まちづくり役場・山崎弘子理事長、淡海観光ボランティアガイド連絡協議会副会長を務める八日市市観光ボランティアガイド協会・辻本宏雄会長、近江八幡市のまんなかの会・いまいひさのり事務局長、日野町在住で日野のまちづくりなどに活躍のフリーアナウンサー・竹田久子氏の四人が、織田教授と共に、「観光に関わる住民組織のネットワークと支援」をテーマに、パネルディスカッションで意見を交した。
この中で、辻本氏「地元に開発できる観光資源がたくさんある。友好・学習型観光が多くなっている」、山崎氏「行政にまかせない住民組織によるまちづくりの展開と、(黒壁のように)保存だけでなく使う(活用する)ことが大切。商店街は入場料無料のテーマパーク」、山田氏「桟敷き窓を生かした住民参加の町並み保存やイベント開催」、いまい氏「行政の枠を越えた広域地図が好評」など、それぞれの取り組みや会場からの意見を通して、人を含めた宝ものさがし、おもてなしの心遣い、よいものを守って使う、住民組織を作る、新たな組み合わせ(ネットワーク)でつなぐといった、観光振興へのキーワードを見つけた。
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花の命は短くて 低地では珍しい
白く可憐に キクザキイチゲ
=今月いっぱい 河辺いきものの森=
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(湖東・八日市市)
八日市市建部北町の河辺いきものの森に、平地では珍しいキクザキイチゲの白い可憐な花が群生して咲き、森を訪れる人の目を楽しませている。
キクザキイチゲは、近畿地方以北か県内の山地付近でしか見ることのできない花で、森を管理している花と緑の推進室では「たぶん、愛知川上流から種子が水と一緒に運ばれてきて根付いたのではないか」とみている。
落葉樹の森の湿った土地を好み、どの植物よりもいち早く葉や花をつけ、開花期間は一週間程と散るのも早く、別名スプリングエフェメラル(春のはかない命)。漢字では「菊咲一華」。キクの花びらに似たがく片がある。
その清楚な姿を楽しめるのは、今月末まで。
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「さよなら政中」
政所中学校の閉校式
思い出詰まる学舎にお別れ
=4月から永源寺中としてスタート=
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57年の歴史を閉じる政所中学校の閉校式
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(湖東・永源寺町)
来月の中学校統合で、五十七年の歴史に幕を閉じる永源寺町立政所中学校の閉校式が二十日、同校体育館で行われ、在校生や歴代の卒業生ら約二百三十人が思い出の詰まった学舎に最後のお別れをした。
静寂のなか、校旗を町に返還した外村美夫校長は「五十七年間で、千二百二十八人が卒業しました。社会情勢の変化とはいえ、このような素晴らしい学校が無くなるのは残念です」と別れを惜しみながら、在校生たちへ「永源寺は一つとして、新しい中学校が生まれます。クラスメイトが一気に三十数人となり、少し戸惑うかもしれませんが、ここで学んだことに自信と誇りを持って頑張ってください。われわれ教師陣も君たちの不安をなくすよう努力します」と話し、人間育成を目指してきた同校らしいエールとなった。
これを受けて、生徒会長の瀬戸友里恵さん(14)は「私にとって政中は宝物。何でも相談できる先生や、兄弟のような仲間たちに囲まれて幸せでした。不安はあるけれど、新しい中学校で頑張りたい」と力強く話した。
このあと、吉澤克美議長、河島平東部区長会長、小口広之進政所小中学校PTA会長の挨拶に引き続き、最後の校歌を全員で斉唱。時折、すすり泣きの声も聞こえ、学校は卒業生を含めた地域のものであることを感じさせた。
会場には、昭和二十二年の第一回卒業生から第五十七回卒業生までの卒業写真とアルバムが展示され、旧友たちは写真を見ながら「これ◯◯ちゃんや」や「お互い老けたな」など当時を懐かしんでいた。
昭和二十九年の卒業生(64)は「学校周辺には段々畑の茶畑が広がっていてね、雪が積もるとスキーを楽しんでいた。おかげで茶畑はグチャグチャ、先生によく怒られたものだ」や、「当時は四角い運動場だったから円形のコースしかとれなくてね、長距離練習になると目が回って大変だった。思い出の場がなくなるのは寂しい」と、目を赤くした。
同校は、昭和二十二年に政所小学校地に開校し、翌年に校舎を竣工。同四十年代からは一学年四十数人という賑わいを見せ、同五十四年に現在の校舎が建てられた。しかし、平成からは年々生徒数が減り、今春の三年生卒業で全校生徒は十一人。教育環境の向上のため青野中学校と統合し、この四月から永源寺中学校としてスタートする。
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障害者の引きこもり防ぐ
親睦深める「ふれあい会」
=日野町社会福祉協議会が初企画=
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歌に合わせて手を動かす参加者ら
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(湖東・日野町)
障害者の引きこもりや孤立をなくし、社会参加の促進を図ることで共に生きる社会の実現を目指そうと、日野町社会福祉協議会(安田一郎会長)が十七日、初の「障害者ふれあい会」を日野町町民会館わたむきホール虹ふれあいホールで開いた。在宅の身体障害者や介助者、民生委員・児童委員、ボランティア、町職員など約百人が集まり、親睦を深めた。
参加者らは、桜やチューリップ、しゃくなげ、マーガレット、梅、福寿草、ベコニア、たんぽぽ、ふじの九テーブルに分かれ、談笑しながら二部構成のふれあい会を楽しんだ。
午前十一時から始まった第一部では、安田社協会長や奥野弘三町長、奥村嘉三議長のあいさつの後、町役場福祉課職員が「日野町障害者福祉の手引き」に沿って同町の現状と制度の改正点を詳しく解説し、よりよいサービス利用方法などをアドバイスした。
続いて、日野町ボランティア連絡協議会に属する日野レクリエーション協会「とんぼ」の蒲生洋子さんと池内雅子さんの二人が、「春がきた」などの歌に合わせながら座ったままでもできる手や指を使った遊びを繰り広げ、最後に「大きな花が咲きました」という歌詞が含まれた歌と振りで、つどいが今後ますます発展することを参加者とともに願った。
昼食をはさみ、第二部のアトラクションでは、歌謡や舞踊など地元グループが舞台にあがり、日頃の練習の成果を披露し盛り上げた。また、参加者もカラオケで飛び入り参加し、日常生活とは少し違った時間を満喫し心身ともにリフレッシュしていた。〔櫻井順子〕
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駅と駅前周辺を重点整備
交通バリアフリー化促進
誰もが安全でスムーズに移動
=基本構想検討委員会が答申=
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バリアフリー化の重点整備地区に指定された駅舎と駅前周辺
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(湖東・近江八幡市)
国の交通バリアフリー法(高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律)に基づき、近江八幡市ではどのような取り組みが必要か、を検討してきた「交通バリアフリー基本構想検討委員会」(委員長・若井郁次郎大阪産業大教授)はこのほど、基本構想案をまとめ19日、川端五兵衞市長に答申した。
同法は、高齢者や身障者はもとより子どもからお年寄りまで誰もが安全で安心、快適に移動ができるまちづくりをめざし、改良点や新たな取り組みを探り、事業化につなげていく指針をとなるもので、同市では、学識経験者、公共交通事業者、行政、住民代表など22人で構成する検討委員会を昨年7月に発足させ、ワークショップ、市民からの意見募集、障害者が街頭に出て現状をチェックするバリアウォッチングなど、それぞれの取り組みの成果を計4回の委員会に持ち込み、議論を積み重ねてきた。
提出された答申では、近江八幡駅と駅を中心にした概ね半径1キロの周辺地区をバリアフリー化の重点整備地区に位置づけ、駅舎とその構内については、視覚障害者誘導用ブロックの敷設拡大、点字による案内所の増設、線路への転落防止柵の設置、車椅子が利用しやすい改札口、券売機の改善、エレベーター、エスカレーターの設置などを提案している。
駅周辺では、主な公共、商業施設を結ぶ公道に対してバリアフリー化を促進すると共にすでに段差の解消や勾配の緩和が行われている部分についても見直しを行い改良を加えることを必要としている。また、歩道は、車椅子でもすれ違える幅2メートルを原則とした。
公共交通機関の車両については、更新時には低床型や転落防止など高齢者や身障者に配慮した車両の導入を基本とし、車両が出入りする駅前広場については、広場までのエレベーターや階段に手すりの設置、トイレの改善、案内板を見やすく改良することなどを必要としている。
最後に、こうしたバリアフリー化の推進には市民の意識啓発と人材育成活動の取り組み、ソフトの導入を説いている。
今回の答申を受けて、公共交通事業者や行政は、まとめられた基本構想に沿った事業に取り組んでいく。
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