滋賀報知新聞(ニュース)平成16年7月20日(火)第13851号


事業所経営に大きなウェイト

パートタイマー活用術

=八日市商工会議所がセミナー=

パートタイマーの有効活用について学んだセミナー
(湖東。八日市市) 
 八日市市雇用対策協議会と八日市商工会議所のパートタイム雇用管理改善セミナー「パートタイマー戦力化セミナー」がこのほど八日市商工会議所会議室で開かれ、会員事業所の経営者や人事担当者ら約三十人が、この時代を乗り切るための方策としてのパートタイマーの効率的な活用法などについて学んだ。

 第一部「パートタイマーの有効活用のポイント」では、パートタイマーの募集方法、管理、戦力化、評価と賃金などについて、中小企業診断士からアドバイスを受けた。

 第二部「パートタイム労働者の雇用管理事例と助成金の活用について」では、実際の企業で取り組まれた正社員やパートタイマーの職務等級制度の統一や均衡処遇などの先進事例でイメージを膨らませ、健康診断の実施やキャリアアップ制度導入などに対する「中小企業短時間労働者雇用管理改善等助成金(モデル事業主助成金)」について詳しい内容を聞いた。

 企業にとっては、人件費削減、パートタイマーの戦力化、助成金活用など、経営戦略を駆使して厳しい時代に立ち向かわなくてはならないことを肌で感じているだけに、参加者は真剣な面もちでセミナーに取り組んでいた。


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涼を誘う夏の風物詩

うちわ・扇子展

=プレミア付き美人画など80点=

外村繁家で開会中の「うちわ・扇子展」、萱や昔懐かしい扇風機なども展示されている
(湖東・五個荘町)
 風鈴の音を聞きながら団扇でうたた寝…、日本情緒たっぷりの涼を集めた『うちわ・扇子展』が、近江商人屋敷外村繁家(五個荘町金堂)で始まり、骨董品の扇風機や萱とともに展示されている。

 花火やホタル、アサガオの絵など、夏の風物詩でもあるうちわは、日本の美意識を凝縮した職人技であり、商いの宣伝効果を活かした商人たちの祝儀用・中元用アイテムとが融合して、様々な趣向を凝らした作品が数多く作られた。

 同展では、日本三大団扇の京うちわ・丸亀うちわ・江戸うちわを中心に、江戸時代から現代までの流れを追っており、ポピュラーな花鳥画から大正ロマン画うちわなど約八十点を展示している。

 中でも、美空ひばり、山本富士子、八千草薫などの歴代スター美人画うちわはプレミア付きで、手に持つ商品名にも歴史を感じさせる。

 うちわの歴史は古く、中国では紀元前三世紀の周の時代、日本では奈良時代から使用されており、当時の物が広隆寺(京都市)や正倉院(奈良市)などに残されている。一般に普及したのは江戸時代からで、一世風靡した浮世絵や役者絵などの芸術的要素を取り入れた江戸団扇が流行したほか、台所の必需品であった柿渋うちわ、網代うちわもこの頃に登場した。

 一方、扇子展では、祝儀用の進呈品や文人画家・富岡鉄斎(1836〜1924)の模写作品などが集められ、水墨の見事な筆遣いや、豪商 外村宇兵衛家に伝わる第四代宇兵衛の直筆扇子が目を引く。

 八月二十二日まで。開館時間は午前九時半から午後四時半まで。月曜と祝日の翌日が休館。問い合わせは五個荘町観光協会(0748―48―6678)へ。


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13歳の若さで名取り襲名

大野敬正氏の津軽三味線

=8月1日 蒲生町でコンサート=

竹山節本流継承者として古典を守りながら独自のスタイルを確立する大野氏

(湖東・蒲生町)
 音楽から元気を「津軽三味線コンサート」(蒲生町文化体育振興事業団主催)が八月一日、蒲生町あかね文化センターで開かれる。開演時間は午後二時から(開場は午後一時半)。

 出演は、古典スタイルと現代音楽を混合させ個性的なサウンドを奏でる大野敬正氏(28)。新潟県生まれの大野氏は、十三歳の若さで名取りを襲名し、二十五歳のときに活動拠点を大阪に移した。邦楽ユニット「Bachi―撥―」を結成し、クラブハウスなどでの演奏を展開。竹山節本流継承者として古典を守りながらも他分野の演奏家とコラボレーションし、新たな音楽を生み出す独自のスタイルが注目されている。

 コンサートでは、津軽じょんから節やあいや演奏曲、即興曲岩木などを披露する。

 入場料は、前売り一千円、当日一千二百円。同文化センターおよび平和堂蒲生店サービスカウンターで発売中。問い合わせは、あかね文化センター(電話0748―55―0207)まで。


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青年海外協力隊の夢実現

竜王町の小谷さんネパールへ

=現地で野菜・果樹の栽培指導=

出発前に山口町長から激励を受ける小谷さん
(湖東・竜王町)
 青年海外協力隊の平成十六年度第一次隊としてネパールに向け、十二日に日本を飛び立った小谷可成子さん(28)=竜王町林=。出発前に竜王町役場を訪れ、山口喜代治町長に出発する旨を報告し、「慣れない所へ行くというのは勇気のいることでなかなか勇敢だ。体には気を付けて、向こうの良い知恵を学び、帰国後にまた話しを聞かせてほしい」と激励を受けた。

 小谷さんは、ネパールのカトマンズ盆地南部に位置するラリトプール郡トウケルに二年間派遣される。現地では、農家の所得や生活向上を図ることを目的に、穀物中心の栽培体系から野菜・果樹栽培への転換を促すため優良苗の生産や農薬利用といった具体的な栽培技術の指導を行う。主にカキの栽培方法を普及させるという。

 青年海外協力隊に応募したきっかけについて、「学生の頃から旅行が好きで、発展途上国へ行く機会が多かった。そこで、お世話になった人たちにいつか恩返しをしたいと思っていた」と語り、大学生時代から同協力隊に応募していたがなかなかチャンスが与えられず何度も涙をのみ、長年の夢がようやく実現した。

 大学卒業後、非農家にも関わらず農業大学校の二年間で果樹栽培を学び、グリーン近江農業協同組合に就職。勤務する日野町の南部営農センターで野菜を担当しており、ネパールへの派遣期間中は休職扱いとなる。

 「環境を整えてくれた周りの人たちにとても感謝している。実際に果樹の栽培方法をどこまで普及できるかという不安はあるが、やりたかったことがやっとできるという喜びの方が大きい」と目を輝かせる小谷さん。

 ネパール語の学習やOG・OBらの体験談など約二カ月半の訓練を受け、「初めの六カ月はネパールの人たちの生活や動きをじっくりと見る期間として、その後の約一年半に仕事ができればと思っている。世界の中でも五本の指に入るくらい貧困な国で日本と同じような生活はできないが、向こうの人たちと同じ目線で生活し、実践ありきでがんばりたい」と小さな体にやる気をみなぎらせる。

 二年間は特別な事情がない限り帰国できないため、小谷さんは「両親はあきらめて『気を付けて行っておいで』と言ってくれている。一カ月に一度は必ずメールなどで連絡をとりたい」と話していた。

 果樹のように、ネパールの大地に根をはり、実体験を通して多くのことを吸収し、ひと回りもふた回りも成長した小谷さんとの再会が今から待ち遠しい。


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ボリショイサーカス
近江八幡公演
=9月9日〜12日=

(湖東・近江八幡市) 
 ロシア国立ボリショイサーカスの公演が九月九日〜十二日までの四日間、近江八幡市立運動公園体育館で行われる。

 ボリショイサーカスは規模、内容ともに世界トップクラスのサーカスで、日本公演は一九五八年に来日以来四十六年間続けられている。

 特にライオンの綱渡りや熊の曲芸など動物が多く出演してステージを盛り上げることで有名。

 入場チケットは、前売り四千円(当日四千五百円)で子ども(三歳以上)と大人は同一料金。平和堂各店のくらしのサービスセンター、ローソンチケット、近江八幡駅北口観光案内所で発売中。

 問い合わせは、直望プランニング(電話0748―58―2781)まで。 

 


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