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滋賀報知新聞(ニュース)■平成17年3月14日(月)
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代表質問に11人立つ
14、15両日 東近江市3月議会
合併直後の地域課題の解決へ
=行政側の見解や方向性ただす=
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(湖東・東近江市)
三日に開会した東近江市三月定例議会の代表・一般質問が十四、十五両日に行われる。今議会には、合併後三月末までの本予算、六月までの十七年度暫定予算ほか、条例の制定や一部改正など三十七議案が提出されている。
市議七十人の中から会派代表の十一人が質問に立ち、議員活動から得た地域課題の解決など、行政側の見解や対応、方向性をただす。初代市長に就任した中村功一市長の新市まちづくりを中心に議論が交わされる。質問議員と主な内容は次の通り。発言者(カッコ内は所属会派)順で敬称略。
【畑博夫(東近江市民クラブ)】新市と二町合併▽農地の規制緩和と平地林の環境整備▽介護老人保健施設▽観光行政と商工業振興▽教育施設▽道路・農業・医療▽木造住宅耐震診断
【太田康博(マーガレットクラブ)】選挙公約「六本柱」▽学校安全管理対策▽愛東北小プール建設▽ウエストランド構想▽ケーブルテレビ▽行政改革
【松本光郎(新風クラブ)】合併に伴う市民の不安解消▽一市二町合併アンケート▽公立病院(蒲生・能登川)の経営状況と施設更新予定▽ケーブルテレビ▽情報公開の進め方▽財政計画の策定▽人件費削減(職員数・賃金体系・調整手当)▽支所職員の採用
【市田治夫(緑風クラブ)】防災体制
【中村肇(新輝クラブ)】十七年度予算規模と最重要課題▽合併特例債活用とケーブルテレビ▽職員削減計画と機構改革▽愛知川第二ダム建設促進▽安心安全な暮らしと条例制定▽人権教育
【豆田昇一郎(日本共産党議員団)】三位一体改革の影響▽市長の所信表明と政治姿勢▽永源寺第二ダム▽福祉まちづくり
【森田粂一(湖風クラブ)】合併特例債活用の考え方▽新市誕生記念イベント▽介護保健施設用地(旧湖東町)
【諏訪一男(五葉クラブ)】行政機構の改革と支所機能の充実対策▽心の合併▽地域活動への支援対策▽一体感あるまちづくりと行財政改革
【高橋辰次郎(紅葉会クラブ)】日本習字教育財団から譲り受けた施設の利用計画▽東部振興会館の整備計画▽温泉の施設整備と利用計画▽山上町青野地区の町名
【加川泰正(公明党)】将来ビジョン▽まちづくり基本方針▽「まちづくり指標」の設定▽能力評価制度による市民サービス向上と行政改革▽観光地振興と温泉活用
【大橋保治(無会派)】子ども条例▽ニート対策や自立支援事業▽職員のメンタルケア
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こころにごちそう 東近江市
観光パンフとポスター作成
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▲東近江市の観光パンフレット
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(湖東・東近江市)
東近江市の観光パンフレット「こころにごちそう 東近江市」とPRポスターが作られ、県内の各公共施設や観光情報センター等に配布された。
パンフレットは、五感に触れる東近江市として「楽しむ」「学ぶ」「癒す」「味わう」「創る」をキーワードに観光スポットを紹介するほか、季節のイベント情報や特産品の味わいと伝統技術を満載。市内全域と市中心部の観光マップと併せて、バスやレンタサイクル、ハイキングで巡るお薦めコースと食事どころも掲載した。
また、旧八日市市の基礎を築いたとされる聖徳太子(五七四〜六二二年)や、木地技術を伝えた惟喬親王(八四四〜八九七年)、五個荘が生んだ文豪商人・外村繁(一九〇二〜一九六一年)、日本人初の南極越冬成功者・西堀榮三郎(一九〇三〜一九八九年)など、東近江市に縁の「偉人伝」コーナーを設けてまち歩きの楽しみを深めている。A4判カラー十八ページ。五万部作成。
PRポスターはB2判の大きさで、東近江市を構成する旧1市4町の風景を花形に組み合せ、四季に合わせた四種類(各二百五十部)の計一千部を制作した。
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前年対比12・5%減
一般会計60億3000万円
=能登川町 超緊縮型予算=
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(湖東・能登川町)
能登川町は、一般会計と八特別会計を合わせた総額百五十億七千二十五万円(対前年度当初比五・五%減)の平成十七年度当初予算案と、十六年度の補正予算九件、条例九件などの計三十議案を三月定例議会に上程した。あす十四日に代表質問と一般質問が行われ、十六日から三日間にわたる予算特別委員で審議したのち、二十四日の本会議で採決し、閉会する。
三位一体の改革が本格始動する超緊縮型の予算編成となり、一般会計予算は六十億三千三百五十四万円(同一二・五%減)となっている。
要因は、町内主要企業の減収から法人住民税が六六・五%減となり、歳入の根幹となる町税が六・三%減の二十二億七千九百十万円。また、大きなウエイトを占める地方交付税も臨時財政対策費を加えた額で一・一%増と厳しく、町は「必要不可欠な各部門配分の予算編成に努めた」と説明する。
このため、町四役の報酬額を百分の五に減額(年額百五十七万六千円の抑制)したほか、職員手当の一部(住居・通勤、調整手当)見直し、および議員定数削減による報酬減で人件費削減を図ったほか、町債を五億三千五百四十万円(対前年度当初比二五・七%減)発行して減収分を補てん。財政基盤の安定から、各種基金の取り崩しは千七百九万円(同二九・四%減)に抑えた。しかし、自主財源は四三・四%、依存財源は五六・六%と依然厳しい。
歳出面では、自転車駐輪場整備や町道能登川高校線道路新設事業などの主要事業が完了したことに併せて、駅西土地区画整理事業、県道改良工事等の終結見込みから、普通建設事業費が四二・三%減と大きく減少。衛生費は四・七%減、農林水産業費一三・六%減、教育費四四・四%減とし、事務事業の効率化を図りながら「安全と魅力ある機能を備えたまちづくり」として、地域防犯整備等に取り組む。
主な事業は、これまで一部負担だった予防接種を無料化する予防接種事業に千六百三十万円、栗見出在家開村200年村史発刊に百八十万円、町史編さん事業の文献・民族史料調査に九百五十万円、防犯灯整備(栗見八日市線・福堂今線・佐生今線)に千二百万円など。
新規事業は次の通り。
東小学校公共下水道接続事業(九百四十四万円)▽同校大規模改造事業(三百四十七万円)▽総合型地域スポーツクラブ設立準備委員会支援(百万円)▽役場庁舎耐震診断事業(八百万円)▽木造住宅耐震改修事業(百三十万円)▽自転車駐輪場維持管理事業(六百三十一万円)▽都市計画道路北部線整備事業(四百六十万円)▽新農業水利システム事業(五百七十万円)▽営農集落ステップアップ推進事業(三十九万円)▽農家台帳地図システム整備事業(五百万円)▽農業委員選挙(八十五万円)。
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義務的経費主体の骨格予算
一般会計19%減 48億4千9百万円
自主財源比率43・0%
蒲生町新年度予算
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(湖東・蒲生町)
蒲生町は、一般会計と八特別会計を合わせた総額百九億三千三百七十六万円(前年度対比七・二%減)の平成十七年度当初予算案を、四日に開会した町議会定例会に上程し、七、八、九日の三日間にわたり各課ごとに議員への説明を実施した。十一、十四日に一般質問を行い、各委員会で十五日から二十二日まで審議し、二十三日に閉会する。
山中壽勇町長は、施政方針の中で「大変厳しい財政状況である」と強調し、予算編成時期と町長任期満了(二月十一日)が重なったことから、継続事業と人件費、公債費といった必要不可欠な義務的経費を主体とした骨格予算を組んだ。
一般会計当初予算の総額は四十八億四千九百万円となり、前年度比一九%、十一億三千八百万円のマイナスで、厳しい台所事情がうかがえる。
歳入面では、地方税を一六・七%増の十五億九百八十万円(全体構成比三一・一%)、また前年度の大幅な落ち込みを勘案して地方交付税を五・三%増の十四億八千三百万円(同三〇・六%)、県支出金を三・四%増の四億三千二百五十九万円(同八・九%)、国の税源委譲による地方譲与税を四一・〇%増の一億一千万円(同二・三%)と増収を見込んだ。
一方で、国の三位一体改革や景気低迷の影響で、国からの仕送りともいえる地方特例交付金を前年度比二〇・〇%減の四千八百万円と見積もり、利子割交付金や諸収入、財産収入なども落ち込んでいる。
この財源不足を、借金にあたる地方債二億九千四百十万円の発行や預貯金の引き出しにあたる基金四千七十万円の繰り入れなどで補てん。平成十七年度末には、地方債残高が六十一億五千五十九万円、基金が十七億五千五百万円になると予想し、町民一人当たり約四十万円の借金を抱える。
自主財源比率は四三%と年々下降傾向にあり、依存財源が五七%と右肩上がりで、国や県からの支援に頼らざるをえない状況が浮き彫りになった。
歳出面では、前年度の減税補てん債借り換えや県貸付金の一括償還などで、公債費が四三・七%減の四億五千七百十六万円(全体構成比九・四%)、日野町との合併準備に絡んだ電算統合システム整備経費削減などにより総務費が三二・七%減(同一二・九%)、新規事業を計上していない土木費が三二・二%減(同七・五%)、前年度に図書館用地取得などを行った教育費が二五・六%減(同一三・七%)となった。
このほか、衛生費六・二%(全体構成比一二・四%)や商工費六・〇%(同〇・九%)、消防費二・五%(同四・一%)、民生費二・〇%(同二〇・五%)、農林水産業費一・五%(同一六・七%)と軒並み減少。事務事業の総点検や効率化を図り、行政改革に取り組み総体的に歳出を抑制した。
今予算案では、四年目に入った第四次総合発展計画のキャッチフレーズ「風土をみがき、みんなで拓くまち 蒲生町」を主眼に置き、わがまち夢プラン推進事業(二千二百九十一万円)や国際交流公園第三期整備事業(三千五百七十六万円)、在宅重度障害者通所訓練施設建設負担(四百八十六万円)、蒲生東小学校耐震補強工事(一千二百十二万円)、農村集落の環境整備工事(九千百七万円)、桜川石塔線踏切改良工事(三千六百万円)など、主に継続事業を計上している。
新規事業に関しては、合併協議が順調に進めば、蒲生町としての予算執行が九カ月間となるため、四月中旬以降に招集予定の臨時議会に、政策的経費を肉付けした補正予算を提案し、審議する。
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学び舎に46人の足跡残す
好きな石と陶板で「岩石園」
蒲生東小6年生 卒業記念制作
保護者や地域住民も協力
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▲6年生の児童が手作りした自信作「岩石園」
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(湖東・蒲生町)
蒲生町立蒲生東小学校の六年生四十六人がこのほど、校舎の児童昇降口近くの一番目を引く場所に、卒業記念制作として各自が拾ってきたお気に入りの石と陶板を埋め込んだ「岩石園」(縦一・四メートル、横四・六メートル)を完成させた。この十八日に卒業する児童らは、仲間と一緒に大声で笑い、助け合いながら、ときにはけんかもした学び舎に、岩石園という形でいつまで経っても色褪せない思い出と一人ひとりの足跡を残す。
同小学校には、児童の学習や学校生活をサポートする学校ボランティア「温守さん(ぬくもりさん)」という組織がある。主に、保護者や地域住民がボランティア登録しており、個々の持つ技能や趣味を生かして、児童と触れ合っている。
今回の岩石園も、盆石を趣味とするボランティアのアイデアを参考にしたもので、ノウハウのない児童や教諭を、保護者が全面的に支援し、手作りにこだわった。
六年生の児童は、理科の授業で「佐久良川」へ行き、自分の好きな形・色の石を集めた。中には、両親の実家がある県外やわざわざ永源寺まで出向き拾い集めた児童もいるほどで、専門家の岩石鑑定により水晶やチャート、セキエイハン岩、カコウハン岩、リョクショク岩など、約十種類が揃った。
二月に入ってから、校舎の児童昇降口近くの場所に穴を掘り、ブロックで囲いを作って、レンガで縁取り、土台となる土を入れた。平行して、児童は陶板制作に取り掛かった。指導したのは、東近江市山上町に工房「八風窯」を構える中根啓さん。
十九センチ角の陶板に、何色もある化粧土を使って、絵を描くように校舎や校章、熱中しているサッカー・テニス・野球・ピアノなどを形づくり、くぎで氏名と石の名前を彫り込んだ。
やさしい色合いに焼き上がった陶板を割れないようにそっと運び、さらに一人一つずつお気に入りの石を並べ、セメントを流し込み固定。三月三日に全員で最終作業に取り組み、半日かけて仕上げた。
児童らは、「どんなものができるだろうと思っていたが、とてもすごくて良かった。全員の石が置けて、拾ってきた意味もあってよかったし、石が生きているみたいに感じた」や「これから岩石園が、いろんな学年の勉強に使用されるといいなと思う」と出来栄えに大満足。
また、「完成したとき、疲れが吹っ飛んでいった。でも何とも言えない気持ち。うれしいんだけど、卒業記念が完成して、だんだん卒業に近づくのが寂しい」と学窓を巣立つ寂しさも感じつつ、「でも卒業式の練習をがんばる」と新たな一歩に向け気持ちを奮い立たせている。
六年二組の担任・小泉多恵教諭は、「ボランティアさんや保護者の方が、ノウハウや経験のない私たちに温かく教えていただいたからこそ、完成までこぎつけた。みなさんの協力が、児童の温かい心を育んでいる」と語り、多くの人の支援を受けながら成長した児童をこの十八日に見送る。
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