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滋賀報知新聞(ニュース)■平成17年7月7日(木)第14149号
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栗東女子挺身隊と
巨大兵器工場の惨劇
豊川海軍工廠の8・7空襲
30分で爆弾3200発、死傷者1万2千人以上
=今夏、栗東歴史民博が 挺身隊の足跡たどる=
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▲空襲を受け炎上する豊川海軍工廠(国立国会図書館蔵)
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(湖南・栗東市)
栗東歴史民俗博物館は平和祈念行事として今夏、太平洋戦争中に栗東の女子挺身隊が動員された旧豊川海軍工廠跡(愛知県豊川市)への戦跡見学会を企画している。旧日本海軍直属の巨大兵器工場である同工廠では、戦争末期の昭和二十年八月七日、米軍機百六十九機による大空襲で死傷者一万二千五百人以上の惨劇となった。同博物館は「戦場へかり出された男性の代わりに女性が強制的に働かねばならなかった状況や犠牲になった事実を、戦争を知らない若い世代に伝えたい」と参加を呼び掛けている。
女子挺身隊とは、太平洋戦争末期、国が深刻な労働力不足を補うため、未婚女性を軍需産業などへ動員したもの。栗東市域(旧葉山・大宝・治田・金勝の四村)では昭和十九年十月に各村一、二人が徴用され、同年十一月一日から豊川海軍工廠で勤務するよう命ぜられた。
この工廠は、昭和十四年に開設された国内最大規模の兵器工場で、航空機や艦船に装備する機銃と弾丸を生産した。六万人近くの労働者のうち、全国から集まった女子挺身隊は六千人以上を占めた。
滋賀県からの女子挺身隊は全て、弾丸を製造する火工部に配属された。女性にとって工作機械を操作するのは重労働で、相当な注意力を要した。少しでも気を抜けば、指を切断する事故につながったという。
▲見習い工員実習風景(桜ケ丘ミュージアム蔵)
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そして大空襲のあった運命の昭和二十年八月七日。米軍機百六十九機は午前十時十三分から三十分足らずの間に、工場敷地百八十六ヘクタール(外周約六・三キロ)に二百五十キロ爆弾三千二百五十六発を投下。落下地点には直径十メートル前後の大きな穴があいた。死者二千五百人以上、負傷者一万人以上の犠牲が出た。
幸い、栗東の女子挺身隊は、豊川工廠から北東約三キロの分工場に疎開していたため、空襲の難を逃れた。
元隊員の記憶では、豊川工廠から煙りが上がっているのが見えたが、分工場では普段通りの作業が行われた。
被害の実体を目にしたのは、復旧作業に向かった同日夕方。工場の施設は廃虚と化し、一面は焼け野原。すでに重傷者の収容は終わっており、兵が遺体を大八車に乗せて運んでいた。爆風で胴体、手足がバラバラになった遺体が目に焼き付いて離れないという。
復旧に関わったのは一日だけで、翌日から通常勤務にもどり、そして終戦を迎えた。ちなみに当時の新聞で報じられた同空襲の被害は、「若干の被害があった模様」と記されたのみである。
なお、同博物館主催の戦争遺跡見学会は八月四日の開催。桜ケ丘ミュージアム(豊川市)の豊川海軍工廠展、旧豊川海軍工廠跡など見学。先着二十人。参加費五百円。申し込みは同博物館(電話077-554-2733)へ。
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JRの安全を求める滋賀の会
「企業文化の再構築を」
=土居立命館大学教授が講演=
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▲土居靖範・立命館大学教授
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(湖南・草津市)
JRの安全を求める滋賀の会(建交労西日本鉄道本部などで構成)の総会がこのほど、草津まちづくりセンター(草津市西大路町)で開催され、土居靖範・立命館大学教授が「今、JRの安全を問う」をテーマに講演した。
このなかで土居教授は、JR福知山線の列車脱線・転覆事故の原因を解明するには運転手のミスやハード面だけでなく、ソフト面である会社組織のあり方も検証すべきと訴えた。
とくに大きな誘因として、国鉄の分割・民営化による「利潤追及」「安全軽視」の企業体質と指摘。このため、京阪神で私鉄との激しい競合があったJR西日本では、「国鉄を解体するため第一線の運転手、車掌が閑職に追いやられ、安全が損なわれた」とした。
これを踏まえて信頼回復に向けた今後の課題として、<1>市民参加でJR西日本の企業文化の再構築<2>安全軽視のもとになった国の運輸業規制緩和の見直し<3>鉄道業従事者の労働条件の向上----を挙げた。
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懐かしい街、学び舎の風景収録
=写真集 「大津・志賀の今昔」=
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▲写真集「大津・志賀の今昔」
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(湖西・大津市)
身近な郷土の風景の移り変りがひと目で分かる写真集「大津・志賀の今昔」が、滋賀教科図書販売(大津市におの浜)から発売されている。サイズはB4判百四十八ページで、千五百冊を発行した。価格は一万千五百五十円(税込み)。
同書は大津・志賀地域の思い出深い百五十景を厳選し、昭和初期から同五十年頃を中心とした古い写真と、現在の写真を対比させた写真集で、郷土史家や専門家の解説が添えられている。
内容的には「変ぼうする風景」▽「交通の変遷」▽「街並み・商店街の移り変り」▽「思い出の建物あれこれ」▽「暮らしと産業」▽「レジャー・観光ブームの到来」▽「懐かしの学び舎」│の七編をテーマ別に収録している。
▲昭和32年頃の浜大津駅
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「変ぼうする風景」に掲載されている昭和三十二年頃の浜大津駅付近の写真は、京阪電鉄と江若鉄道、国鉄(貨物のみ)の三つの駅、琵琶湖汽船浜大津港の交通施設が集まり、駅舎と周辺の建物には看板が所狭しと掲げられている活況を呈した風景。路面電車やボンネットバス、自動車の間を縫うように、歩行者や自転車に乗った人の往来が見える。
平成十七年に同じ場所を撮影した写真は、再開発事業によりビルディングやマンションが立ち並び、大きく変ぼうを遂げた駅周辺を紹介。
複合ビルである明日都浜大津が平成十年にオープンし、往時のにぎわいを取り戻そうと様々な取り組みがなされている
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(湖西・大津市)
大津市は「花登筐文芸奨励賞」の作品を募集中。大津市出身の劇作家、故・花登筐氏の業績を称えて、県内在住・通学の青少年の文芸活動を奨励するもの。部門は、<1>小学生の作文<2>中高生の作文・随筆<3>中高生の演劇シナリオ・小説。<1><2>は四百字詰め原稿用紙五枚程度、<3>は四百字詰め原稿用紙四十枚程度。題材は自由。応募するには、作品に指定の応募票を添えて、十月三十一日までに〒520-8575大津市御陵町三-一、大津市文化市民交流課内「花登筐文芸奨励賞」作品募集係へ。
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読者参加の紙面づくり目指し投稿募集
テーマは“靖国神社参拝問題”
=写真集「大津・志賀の今昔」(定価一万円)プレゼント=
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(湖東・東近江市)
滋賀報知新聞社は、読者参加の紙面づくりを目指して投稿コーナーを新たに設けます。今回のテーマは、中国・韓国から批判のある小泉純一郎首相の「靖国神社参拝問題」について読者の幅広い意見を募集します。字数は二百七十字程度。投稿するには、意見と本人の住所、氏名を明記し、封書またはファックス、メールで、七月二十一日までに〒520-0051大津市梅林一丁目三-二五、滋賀報知新聞社大津本社(ファックス077-527-1113、s-hochiy@bcap.co.jp)へ。
なお、採用された方の中から抽選で、郷土出版社(松本市)刊行・滋賀教科図書販売(大津市におの浜)販売の写真集「大津・志賀の今昔」(一万千五百五十円)をプレゼントします。同書は、身近な郷土の百五十景の移り変りが、昭和初期〜五十年代と現代の写真約三百点で紹介された写真集。
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