平成18年2月16日(木)第14338号

◆全県◆
営農組合・町・JAから
農業改革の実情を聞く
=県環境・農水常任委員会=

◆全県◆
若年ニート対策に本腰
県の18年度一般会計予算案で新規事業
「格差社会」でニートも増加
=県内は5千人と推定=


◆大津・大津市◆
ニホンザルが街で我がもの顔
=大津で19日、緊急シンポジウム=


◆湖南・栗東市◆
職員・警察で連携
不審者の侵入、許さん!
=葉山東幼稚園で訓練=


◆東近江・東近江市◆
手づくりにチャレンジ
金襴を使った「おりびなづくり」
=人形師・東之湖さんが考案=


◆東近江・東近江市◆
芸術・文化で交流深める!
18日 「第2回よかよかまつり」
=ステージ発表や模擬店など=



営農組合・町・JAから

農業改革の実情を聞く

=県環境・農水常任委員会=

▲県議に報告を行うグリーンファーム21と西老蘇営農組合の役員ら――安土町防災センター会議室で――
◆全県◆

 「食料・農業・農村基本計画」(昨年三月)や「経営所得安定対策等大綱」(同十月)に基づく国の農業改革政策に応じて、県議会環境・農水常任委員会(吉田清一委員長 八委員)はこのほど、県内の現状を把握するため、認定農業者や特定農業団体の数が県内でも突出して多く、その活動も活発である東近江地域振興局管内、その中の安土町を訪れ、集落営農に積極的に取り組んでいるグリーンファーム21(東老蘇)と西老蘇営農組合の役員や、町、JAグリーン近江関係者から話を聞いた。

 両組合からからは、設立の経緯や運営努力、現在の経営状況、課題や今後の目標、県への要望等に、「地域の農業を誰かが守らなければならない」という思いへの共感、「サラリーマンからの農業未経験者による立ち上げでチャレンジ精神旺盛だった」などの苦労話も交え、克明に報告された。

 また、町からは、町全体の状況、特定農業団体をめざしながら果たせなかった原因分析(リーダー不在・認定農業者との調整失敗・経理関係の人材不足・面として集約できなかった)とその対策について、JAグリーン近江からは、地域農業戦略として「担い手づくり」「売り切れる米づくり」「安全・安心な米づくり」について行政と連携を取りながらの集落への説明会、認定農業者や特定農業団体の要件を満たさない集落への対策などについて、それぞれ説明が行われた。

 報告を聞いた委員から、順調に実績を積み上げてきた実例と、まだまだクリアできない多くの集落や個人農家の存在、県内多地域の状況等と比較して、「要件を満たさない部分をどうするか」の質問に、町やJAでは、JAと地元が連携して法人化をめざす「農協参加型法人」で対応する計画のあることを紹介した。

 委員会では、この日の結果を持ち帰り、今後の審議の参考にすることにしている。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


若年ニート対策に本腰

県の18年度一般会計予算案で新規事業

「格差社会」でニートも増加
=県内は5千人と推定=

▲世帯年収300万円未満の割合(%)
◆全県◆

 小泉純一郎首相が「格差は別に悪いことでない」「成功者をねたむ、能力のある者の足を引っ張る風潮は慎しまないといけない」と答弁をしたことをきっかけに、国会では「格差社会」問題が論議を呼んでいる。そんな中、学校に進まず働かない十五歳から三十四歳の、いわゆる若年ニートが低所得者世帯の広がりとともに増加傾向にある。事態を重く見た県では、十八年度から「若年ニート支援事業」に新たに乗り出すことになった。 【石川政実】

 ●「下流社会」の出現

 厚生労働省の「所得再配分調査」によれば、所得のジニ係数(不平等度を測る指標で、分布が平等であれば〇に近づき、不平等であれば一に近づく係数)は、平成二年の〇・四三三四から、平成十四年は〇・四九八三と上昇し、格差が広がり、「中流化」から「下流化」へと大きく流れが変わってきた。

 内閣府政策統括官が昨年七月にまとめた「青少年の就労に関する研究調査」でも、向かって左の図のように年収三百万円以下の低所得世帯で十五歳から三十四歳のひとがいる世帯の割合は拡大しているが、右図のように同世帯における若年ニートの割合も増加傾向にある。つまりこれまでニートは裕福な家庭の子に多いと見られていたものが、むしろ低所得世帯と連動していることがわかってきた。

 ●「小泉改革」で拍車

 十四年の総務省の「就業構造基本調査」によれば、全国ではニートが六十四万人に上り、このうち滋賀県では四千七百六十人が若年ニートと見られている。「小泉改革」によって、さらに格差社会が進めば、ニートが急増する。

 ●セミナーで突破口

 県雇用対策推進室では「若年ニートは社会の問題」としてとらえ、十八年度一般会計予算案に新規事業として「若年ニート支援事業費」二百五十五万二千円を盛り込んだ。具体的な事業としては、ニートの子どもを抱える親(家庭)や本人を対象にセミナーを開催して、専門家(臨床心理士) によるカウンセリングを開始し、就労(就学)に向けた支援を行うもの。また経済団体、民生委員児童委員協議会、NPO、大学・専修学校、労働組合、臨床心理士、滋賀労働局、県などで構成する「(仮称)ニート問題連絡協議会」を設置し、支援策の在り方を協議したり、関係機関の連携を深めていく。 

 ●社会的ひきこもり対策も

 一方、県障害者自立支援課では、若年ニートの一因にもなっている社会的ひきこもりの対策事業として十八年度予算案で新たに二百十六万円を計上している。県立精神保健総合センターと連携しながら、県内にある七保健所二支所で専門相談窓口を設置し、カウンセリングなどを進めていく。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


ニホンザルが街で我がもの顔

=大津で19日、緊急シンポジウム=

▲民家から食べ物を奪うニホンザル
◆大津・大津市◆

 大津市の一部市街地で、比叡山麓に生息するニホンザルの群れの出没が増加し、人家侵入や器物破損などを引き起こす事例が多発している。このため県、同市は共催で十九日午後一時半から対策緊急シンポジウムを同市役所で開く。入場無料。

 問題になっているのは、比叡山麓の坂本〜三井寺間を縄張りにする群れ(推定四十〜五十匹)で、とくに穴太三丁目の住宅地への出没が目立つ。

 食料品を狙って、買い物の帰りの人に背後から近づき、買い物袋を引っ張ったり、ベランダに登って威嚇することもあるという。

 同市は平成十四年度に猿害対策室を設置し、花火などによる追い払いを実施してきたが、ニホンザルの人慣れはますますエスカレートしている。

 同市猿害対策室の職員は「現在の対策では効果を上げるのは難しく、このままでは人に直接危害を加えることも予想される」と頭を抱える。

 シンポでは、撃退方法の紹介、県内におけるニホンザルの保護管理、大津市での生息状況、意見交換を行なう。

 申し込みは、同対策室(077-528-2757)もしくは県自然環境保全課(077-528-3483)へ。先着百五十人。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


職員・警察で連携

不審者の侵入、許さん!

=葉山東幼稚園で訓練=

◆湖南・栗東市◆

 帽子を深くかぶり、マスクをつけた男が幼稚園グランドに侵入。数人の職員に護身用具「サスマタ」で取り押さえられ、駆けつけた警察官によってあえなくお縄となった。これは栗東市立葉山東幼稚園でこのほど行なわれた不審者対応訓練。

 訓練では、不審者を見つけた職員が外へ出るよう促したが、相手が応じなかったため、笛を鳴らして他職員に応援要請。これを合図に園舎で子どもの安全を確保するとともに、警察など関係施設に連絡。サスマタで押さえられた不審者は、まもなく到着した警察官に引き渡された。

 参加したシルバーボランティアポリス代表、里内雅次さんは「先生方は日頃から緊張感をもってほしい。また保護者も、学校の努力だけでは限界にきているので、積極的に防犯活動に参加してほしい」と呼びかけていた。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


手づくりにチャレンジ

金襴を使った「おりびなづくり」

=人形師・東之湖さんが考案=

▲おひなさまづくりに熱中する参加者(東近江市五個荘塚本町の農村環境改善センター)
◆東近江・東近江市◆

 手づくりのお雛さまは愛情がいっぱい―と、金襴を使った「おりびなづくり」がこのほど、東近江市五個荘塚本町の農村環境改善センターで行われ、自分だけのオリジナル雛づくりに参加者らは熱中した。

 五個荘地域で開かれている「ひな人形めぐり」(四月九日まで開催中、江戸〜平成雛まで百セット展示)は、全国から一万人余りが訪れる人気の観光イベントだが、地域住民を中心に楽しめるイベントはないかと、五個荘観光協会が企画した体験教室。二回目となる今年は、市内の高齢者ら約三十人が参加した。

 講師の布施東之湖さんは、人形自慢大会で全国人形通算大臣賞をも受賞した能登川地区出身の人形師で、国道8号沿いに工房(人形の布施五個荘店)を構え、地区の文化や観光振興にも力を注いでいる。「おりびなづくり」は、この日のために試行錯誤した結果、失敗してもすぐに作り直せる両面テープの着脱可能な折りびなを考案した。

 衣装に使う金襴は、工房で使用している京都西陣織の残り布で、吉祥模様が美しい橙、朱色の金襴と、黄、桃、鶯色の春の色目を合わせた。

 さっそく、作り方を教わった参加者たちは、縦十二センチ、横二十センチほどの金襴に両面テープを貼り付けて折り、袴と十二単を制作。用意された顔部分に目や口を描き、かわいい折りびなを完成させた。

 孫にプレゼントしたい―と言う女性(69)は「楽しく参加させてもらいました。喜んでもらえると嬉しいですね、今からドキドキです」と話し、可愛らしいおひなさまの完成を喜んでいた。

 


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


芸術・文化で交流深める!

18日 「第2回よかよかまつり」

=ステージ発表や模擬店など=

◆東近江・東近江市◆

 障害のあるなしにかかわらず芸術や文化活動を通して心通わせる「第二回東近江よかよかまつり」(東近江よかよか事業運営委員会主催)が、十八日に東近江市あかね文化センターで開かれる。参加無料。

 これは、東近江圏域の障害者施設や作業所のほか、各種団体・病院・学校・福祉保健行政・社会福祉協議会などで構成する“東近江地域障害児・者サービス調整会議”から生まれた“よかよか事業運営委員会”が中心に企画運営するもの。

 当日は、てんびん太鼓「郷音」がオープニングを飾り、しいずんや聖徳中学校吹奏楽部、滋賀学園中学・高等学校チアリーディング部、八日市養護学校OBバンド、あかね児童合唱団、ゆりかご会、万葉の郷絆などが音楽・踊りで盛り上げ、最後はみんなで踊る。

 また、模擬店や作品・パネル展示なども行われ、地域住民と交流を深める。開催時間は、午前十時から午後三時まで。詳しくは、東近江よかよか事業運営委員会事務局(0748―34―8804)へ。

 


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ