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連綿と続く“滋賀の志”
武村〜稲葉〜国松県政
まだ超えられない国民休養県構想
=動き出した知事選-3-=
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▲「自然と人間がともに輝くモデル創造立県・滋賀」をかかげて平成15年に策定された県中期計画の冊子。人間がどう輝くかの人間論がまだ十分に描かれていないうらみがある。
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◆全県◆
いったい国松善次知事は、武村(正義)県政のなにを引き継ぎ、そしてなにを捨てたのかーー。先月二十三日、三選出馬を表明した記者会見で国松知事は武村県政の評価に触れている。
「武村さんは二つの点で画期的だった。一つは滋賀県は環境に取り組まなねばならないとまっ先に言われ、実行されたことだ。それは私も継承してきた。もう一つは、草の根自治を唱えられたこと。しかし財源が少なくなっている今、わたしはそれを一歩進めて県民との協働によって『自立と協働』の地域自治(県、市町村、地域コミュニティーまで含む)へと進化させ、地域力を高めていきたい」と武村県政との連続性と違いを明らかにした。そこには武村時代になかったNPOなどへの信頼もあった。
●存在しないグランドデザイン
武村県政時代に、滋賀の方向性(グランドデザイン)として「国民休養県構想」が生まれた。滋賀を美しく魅力ある県にして全国から多くの人に来てもらい、新しい産業を起こそうとした。すでにこの時点で新幹線新駅や琵琶湖環状線など、今日の県政プロジェクトが検討されていた。 武村氏の直系の稲葉稔前知事は、「国民休養県構想」を、琵琶湖をリゾート基地にする「リゾートネックレス構想」に切り替えるが、結局、とん挫する。その後、びわこ空港計画を核にする「高速交通ネットワーク構想」にシフトするが、これも行き詰った。この中で、稲葉氏は歴史を振り返って滋賀の存在意義を探ろうと、文化的鎖国ともいえる内省作業を続けて「自然と人との共生」を理念とする“淡海文化の創造”にたどり着く。これにより琵琶湖は抽象的な理念にまで高まったが、武村時代以降、本格的な滋賀のグランドデザインは描けずに終わった。
●持続可能な滋賀へ
稲葉氏から後継者指名を受けた国松氏は、稲葉県政の理念を引き継ぎながら、環境、福祉、経済、文化の四つの実験を掲げて文化的鎖国を解き放った。さらに県は今年に入って環境を重視し、二〇三〇年(平成四十二年)を目標に持続可能な社会を目指す「サステイナブル滋賀」に取り組むことを明らかにした。ただ国松県政には、行政改革を進める一方で(環境もさることながら)福祉をどう守れるかが問われているようだ。最後にあえて辛口のコメントを紹介しておこう。
●理念にセフティーネットを
武村知事側近の元県庁職員で東近江NPOセンター運営委員長の山田実氏は「武村さんの時にも新幹線新駅構想はあったが、そこには県庁移転や京津トンネル構想などが実はセットされていた。これからは面的な滋賀のグランドデザインが必要だ。そのためには、格差社会が進む中で、弱い立場の人が安心して暮らせるセフティーネットをきちんと県の理念に入れるべきだ」と指摘する。
市民団体の市民運動ネットワーク滋賀代表の池田進氏は「確かに環境問題には長いスパンの理念が大切だ。しかし武村県政以降も、琵琶湖総合開発の総括がきちんとなされておらず、さらにはRD産廃処分場や遺伝子組み換えなど、現実の問題にも真正面から取り組んでほしい」と注文をつけた。
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◆湖南・栗東市◆
栗東市議会は九、十、十三日、議員による市当局への個人質問を行なう。質問は次の通り。敬称略。
▽三木敏達(新政栗東)=「住宅建築許可を美之郷東宝ランドに」「命を守るスクールバスの実現を」「先生に仁愛の精神を育てる道徳学習を」
▽三浦忠一郎(新政栗東)=「防災・防犯・安心・安全について」「18年度栗東市一般会計予算」
▽久徳政和(新政栗東)=「栗東丸の前は見えたか」「特区計画」
▽宇野哲(市民ネット)=「風格のあるまちづくりとはどんなまちづくりなのか」「新幹線新駅設置による経済的波及効果について」「RD産廃最終処分場問題について」
▽田村隆光(市民ネット)=「放課後児童への安全対策について」「RD処分場問題について」「ケーブルテレビの活用で情報インフラの整備を」
▽池田久代(公明)=「地域福祉計画の策定について」「障害者自立支援法について」「子どもの安心プロジェクト・学校の安全対策について」
▽太田利貞(新政栗東)=「官から民へは熟慮を重ね」「期待する国道8号バイパス沿線地域まちづくり計画」
▽井之口秀行(新政栗東)=「栗東市一般会計予算について」
▽国松篤(市民ネット)=「栗東市東部地区まちづくりについて」
▽馬場美代子(共産)=「18年度予算と市民の暮らしへの影響とその対応は」「墓地開発にともない樹木葬の取り組みを」「指定管理者制度について 聖域なし発言を撤回し安全安心のまちづくりを」「民生児童委員の役割と情報提供について」
▽国松清太郎(共産)=「国民保護計画は市民に必要か」「危機的な栗東農業をどうして守るか」
▽太田浩美(共産)=「RD処分場のドラム缶の拡張調査と有害物質の除去を求める」「くりちゃんバスの活用で子どもたちの登下校の安全確保を」「栗東市ならではの障害者への支援充実を求める」「行政のアウトソーシングと今後の方向性について」
▽野村昌弘(新政栗東)=「不動産売払い計画のこれから」「食育のその後はどうか」
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行財政改革に本腰
愛荘町政がスタート
=村西町長が初登庁=
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▲初登庁のあと、職員を前に訓辞する村西町長
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◆湖東・愛荘町◆
五日に執行された愛荘町の町長選挙で初代町長に選ばれた村西俊雄町長(65)が七日、愛知川庁舎に初登庁した。
午前八時、職員が拍手で出迎える中、村西町長が玄関前に到着。女性職員から祝福の花束を贈られるとニッコリと笑顔を浮かべ、庁舎に一歩を踏み入れた。
その足で、二階会議室に移動し、約一二○人の職員を前に「選挙期間中、新しい町づくりに対する住民の期待が多くあり、そのためには、町が変わらなければならない。同時に職員のみなさんの意識も変わらなければいけない。そして、町民の皆さんにはまちづくりへの参加意欲をさらに高めていただくように変わってもらいたい」と行政と住民が一体になった行政改革の必要性を強調した。また「合併で、町が大きくなるだけがよいことではない。透明で公正な町政を実現するため、皆さんから住民の立場に立った意見を寄せてもらいたい。また、山積する行政課題の解決に住民の意見を聞く百人委員会を設置し、企画段階から住民の意見を採り入れていきたい。職場では風通しの良い環境づくりにも取り組んでもらいたい」と訓辞した。
その規範として、思いやりを持って人と接し、自ら進んで働き、奉仕の心を説いた釈迦の教え「無財の七施」のプリントを全職員に配布した。
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“心の故郷”描く絵画展
B・ウィリアムズ&福山聖子
=五個荘で12日まで=
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▲見学者を引き付けるB・ウィリアムズさんと福山さんの作品(東近江市てんびんの里文化学習センター)
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◆東近江・東近江市◆
日本の風土に魅せられ、湖国の原風景を描き続ける画家、ブライアン・ウィリアムズさんと、県内の古い町並みや人々の暮らしを描く画家、福山聖子さんの絵画展『ブライアン・ウィリアムズ&福山聖子〜美しいくらしの風景〜』(主催=人と自然を考える会、東近江市立図書館)が、同市五個荘竜田町の市てんびんの里文化学習センターで開かれている。十二日まで。
この五十年余りで大きく変化し、失われつつある日本の原風景、里山。残された「心のふるさと」を未来に受け継ごうと、何げない風景から「大切なもの」を描き続ける両氏の作品展で、自然が創り出す豊かな光や、脈々と営み継いできた棚田、自然と暮らしが共存する茅葺き民家など、約百点が展示されている。
ブライアンさんは一九五〇年にペルーで生まれ、米国カリフォルニア大学で美術を専攻。卒業前の世界一周写生旅行で来日し、日本の自然と人情に魅せられて昭和五十九年に定住。その後、大津市の湖畔に移り住み、民家や琵琶湖の自然、四季の移り変わりを詩情豊かに描き続けている。画集「ブライアンの目」や、写真家、ジョニー・ハイマス氏との共著「美しい日本のこころ」などがある。
展示作品は、画集の中から「湖東の民家」「湖畔の秋」等の水彩画、版画などが紹介されており、風に揺らめくヨシや夕陽に輝く草木など、時々に見せる自然の表情から、そこに繰り広げらる生命のドラマを表現、そこに居合わせているかのような感覚が生まれる。
福山さんは、嵯峨美術短期大学洋画科を卒業。平成四年から近江の風景を描き、画用紙に木炭で描くシンプルなスケッチ風の作風を確立。朝日新聞滋賀版の挿し絵や、県文化振興事業団発行「湖国と文化」の連載は知られ、毎年開かれる東近江市五個荘地区「ぶらりまちかど美術館・博物館」での個展はお馴染みとなっている。大津市在住。
展示では、開通四百年を迎えた中山道、東海道をはじめ、八風街道、御代参街道、朝鮮人街道、北国街道、北国脇往環、西近江路、伊賀道、杣(そま)街道、若狭(鯖=さば)街道といった、趣ある町並みや、歴史の重みを感じさせる旧家、地域の人々に愛され続けてきた老舗など、昭和の田舎が広がり、身近な大切にしたい風景が並んでいる。
入館無料。午前十時〜午後五時開館(最終日は午後四時まで)。問い合わせは同センター(0748―48―7100)。
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伊藤みき選手
「帰国報告会」
=11日 日野町で=
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◆東近江・日野町◆
「伊藤みき選手トリノ冬季オリンピック帰国報告会」(主催=日野町、同町体育協会)が、十一日午後六時から日野公民館で開かれる。
同報告会では、ビデオでトリノオリンピックを振り返り、すでにバンクーバー冬季五輪に向けて始動している伊藤姉妹が抱負を語る。
また、翌十二日には、余呉高原スキースクール主催の「伊藤三姉妹(あづさ・みき・さつき選手)モーグルエキシビジョン」が午前十時から余呉高原リゾートヤップスキー場で催される。
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あこがれのパイプオルガン
第11期受講生募集
=11日まで 文芸セミナリヨ=
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◆東近江・安土町◆
安土町文芸セミナリヨ(桑実寺)は、チャーチオルガンとパイプオルガンを使った「オルガン教室」の新年度(第十一期)受講生を募集している。
対象は、中学生以上のパイプオルガンに興味のある、楽譜を読める楽器経験者。定員は昼の部と夜の部を合わせて十人。
講習期間は三年間で、三年間のカリキュラム受講が条件となる。講習時間は、昼の部が午後一時から五時まで、夜の部が午後五時半から九時までとなっており、月二回、一人三十分の個人レッスンを行う。一年目にチャーチオルガン、二年目途中からパイプオルガンを弾く。
受講料は、安土町在住・在勤者は一般二千円、学生千円、町外の人は一般三千円、学生千五百円、いずれも月額。また、二年目からのパイプオルガン使用一回につき、町内在住・在勤者千円、町外者千五百円と、オルガンシューズ、楽譜代が必要となる。
応募者多数の場合は、書類選考の上、面接が行われる。
応募は、所定の申込用紙に必要事項を記入し、三月十一日までに文芸セミナリヨまで郵送か持参する。問い合わせは、文芸セミナリヨ(TEL0748―46―6507)まで。
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