平成18年7月13日(木)第14463号

◆全県◆
副知事1人制へ
副知事 廣田、澤田、近藤の3氏に白羽の矢
公室長 沢井、川口、中村の3氏が浮上!!
=初の嘉田人事を本紙が占う=

◆全県◆
RD問題
新知事へ根本的対策求め
=住民団体が署名運動開始=


◆全県◆
“びわ湖ヨシたいまつまつり”
=8月26日に8会場で =


◆大津・大津市◆
朝ごはん「毎日食べる」93%
=大津で子どもの生活リズム調査=

◆東近江・東近江市◆
不思議なパワー秘めた楽器!
琵琶湖生まれが人気
=蒲生公民館で「よし笛教室」=


副知事1人制へ

副知事 廣田、澤田、近藤の3氏に白羽の矢
公室長 沢井、川口、中村の3氏が浮上!!
=初の嘉田人事を本紙が占う=


 滋賀県知事選で当選した嘉田由紀子氏(56)は二十日に初登庁し、二十六日から開会の七月県会に臨むことになる。初登庁に向けて、まず手掛ければならないのは、副知事、知事公室長などの人事異動である。そこで船出の初仕事になる“嘉田人事”を予想してみた。           【石川政実】

●正統派から現場主義へ

 県庁の中枢部は、本館三階の“松の廊下”にある。ここには財政(予算調整課)、人事(職員課)、市町を監視する自治振興課が鎮座し、正統派エリート職員が養成されている。この“松の廊下”は自民県議や知事にだけに顔を向けるエリートを輩出する権力機構である。現場主義をかかげる嘉田氏が、“松の廊下”から「邪道」とされる人事を行うかが焦点だ。

 国松県政を支えてきた三役の廣田義治副知事、安藤よし子副知事、池口博信出納長は十日、国松善次知事に辞表を提出して受理され、十八日付けで退任することになった。安藤よし子副知事は厚生労働省に戻る。嘉田氏は、行財政改革の観点から、現行の副知事の二人制を一人制に戻す方針と見られる。また出納長も国の方針で来年三月から廃止される。このため三役人事は、副知事一人に絞られるが、庁内からでは、職員から信頼の厚い廣田氏に白羽の矢が立つと見られる。辞表を提出した同氏だが、職員の不安回避のために“火中の栗”を拾うことも考えられるのだ。また総務省から来ている澤田史朗・総務部長の昇格も有力だ。

 その他では、嘉田氏が琵琶湖研究所の研究員時代から面識のある近藤月彦・政策調整部長、伊藤潔・琵琶湖環境部長が続いている。県庁OB組では、嘉田氏が琵琶湖博物館の学芸員時代から旧知の田口宇一郎・淡海環境保全財団理事長(元琵琶湖環境部長)や財政畑の県立大学副理事長の馬場章・副理事長らが下馬評に上っている。

●公室長は部長級格上げ

 副知事一人制で、逆に重要性が増すのが知事のスポークスマン役である知事公室長(現在は福井正明氏)と秘書課長(南史朗氏)。人事刷新は必至で、知事公室長については部長級に昇格させる公算が大だ。公室長には、部長級では馬力のある沢井進一・南部振興局長、次長級ではまじめ一筋の行政経営改革担当の川口逸司・理事心得、女性知事を強調するなら中村きよ子・県民文化生活部次長、順当なところでは瀬古良勝・政策調整部次長、シャープな山仲善彰・琵琶湖環境部管理監、山田光二・商工観光労働部次長らが下馬評に上っている。

 秘書課長には、深井俊秀・企画調整課長、吉田正子・エコライフ推進課長らの名が出ている。

 人事異動は二十日発令だが、副知事人事については七月県会の最終日の八月十一日ごろに提出されると見られるが、議会の同意が必要になる。自民党・湖翔クラブが副知事の人事案件を否決し、“嘉田攻撃”の火ぶたを切るか注目されるところだ。


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RD問題

新知事へ根本的対策求め

=住民団体が署名運動開始=



▲県庁前で今春行われた抗議集会
◆全県◆

 総水銀など有害物質が流出しているRD社産廃処分場について、地元の住民団体「産業処理問題合同対策委員会(合対)」(矢持雅彦代表)と、下流域住民の「RD産廃処分場の有害物質から飲み水を守る会」(村上廣造会長)は、さきごろの知事選挙で嘉田由紀子氏が当選したのを受けて、新県政で問題解決に向けて積極的に取り組んでもらおうと、署名活動を開始した。

 署名は、一、二カ月にわたって、県内を中心に街頭や家庭訪問などで集める。内容的には、掘削調査を昨年行った処分場内西側だけでなく、処分場全体を対象に掘削調査を実施した上で、有害物質を見つけて除去することを要望している。

 合対の高谷清副代表は「嘉田氏は環境分野の専門家なので、環境を守る政策に取り組んでもらえると期待している。根本的な対策を出してもらいたい」と話している。 

 同処分場の所有者であるRD社は六月に破産し、管理は破産管財人に渡っている。県は環境省の専門チームの助言を得ながら「全面解決」を進めるとしている。現在人選中で今月中に来県し、▽住民参画の方法▽財源の捻出方法▽技術-を検討する。

 県は、「全面解決」の枠組みの中で、処分場西側から見つかったドラム缶百五本などの処分については、行政代執行するとしている。

 そのほかの具体的な方策については未定で、秋頃までに決めたいとしている。地元では、「県の掲げる“全面解決”は“全面除去”でなく、看板倒れの可能性がある」と危惧する声もある。


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“びわ湖ヨシたいまつまつり”

=8月26日に8会場で =


◆全県◆

  県は八月一日から県内各地で繰り広げられる「びわ湖まつり二〇〇六」のフィナーレを飾るイベントとして、「びわ湖ヨシたいまつまつり」を同月二十六日、琵琶湖周辺九会場で開催する。

 各会場ではヨシたいまつを点火し、ヨシ笛コンサートや、郷土太鼓の演奏、模擬店の出店など、さまざまな催しで過ぎ行く夏を彩る。

 なかでも、長浜会場「湖国灯火祭二〇〇六」は必見。長浜出身の大発明家・国友一貫斎が発明した“玉燈”(照明器具)を使った約一万個の玉燈イルミネーションが今夏初登場する。琵琶湖に浮かぶ湖上ステージから夜空を焦がす五十本のヨシたいまつとともに、湖国の夏夜を幻想的に演出する。 そのほか最新の観光情報として、九月中旬オープン予定の「エジプト館」情報も紹介。「愛・地球博」のパビリオンを丸ごと譲り受け、再現する。

 なお開催場所は、次の通り。

 ▽大津・膳所会場「膳所夏まつり」(大津市なぎさ公園サンシャインビーチ)▽草津・北山田会場「山田ヨシ松明まつり」(草津市北山田)▽草津・烏丸会場「ヨシ松明まつり二〇〇六KUSATSUフェスタ」(草津市烏丸半島)▽守山会場「もりやま夏おくりヨシたいまつ」(琵琶湖大橋東詰)▽鹿深夢の森会場「かふか夢灯り二〇〇六」(甲賀市鹿深夢の森)▽東近江会場「東近江地域ヨシたいまつまつり」(安土・西の湖)▽彦根会場「二〇〇六びわ湖ヨシたいまつまつりIN柳川」(彦根市柳川町湖岸)▽長浜会場「湖国灯火祭二〇〇六(長浜市豊公園)▽高島会場「マキノ高原から夏をありがとう」(マキノ高原)ーとなっている。問い合せは、びわ湖まつり二〇〇六推進委員会(電話077ー511ー1535)まで。


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朝ごはん「毎日食べる」93%

=大津で子どもの生活リズム調査=



◆大津・大津市◆
  大津市地域女性団体連合会は、子どもの生活リズムの実態を把握し、健全な心身の発達に望ましい食生活の形成を図ることを目的に実施した「生活リズムのアンケート調査」の結果をこのほど発表した。

 調査期間は平成十七年六月下旬〜七月中旬、大津市内小学校(34校)の四年生三千十九人を対象に行った。回収率九六・八%。

 それによると、「朝ごはんは食べていますか」という質問には、「毎日食べる」「大体食べる」九三%、「食べない」「時々食べる」六%、「回答なし」一%だった。

 「食べない」「時々食べる」と回答した理由については、主に「食欲がない」三九%、「時間がない」四七%、「その他」一三%、「回答なし」一%だった。その他の理由で印象に残ったものでは、「食べるものがない」「作ってもらえない」「用意してない」「ゲーム」など、現代社会のひずみを感じるものだった。

 なお、「食べている」と答えた子どもであっても、「主食」「主菜」「副菜」をそろえて食べるのではなく、単品で食べていることが多い。

 「夜は何時に寝ますか」という問いには、「午後九時│十時頃」七五%、「午後十一時頃」一七%、「午前零時以降」八%だった。

 次に「体の調子はどうですか」では、「良い・普通」六七%、「疲れやすい・朝起きにくい」三二%、「その他回答なし」一%となっている。

 アンケート結果について大津市地域女性団体連合会は「体調と就寝時間は関係しているとみられる。食育を進める上で、睡眠時間は切っても切れない関係である。“早寝、早起き、朝ごはん”で規則正しい生活習慣を身に付けるのが望ましい」としている。


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不思議なパワー秘めた楽器!

琵琶湖生まれが人気

=蒲生公民館で「よし笛教室」=



▲琵琶湖で生まれた“よし笛”の練習に励む受講生ら(蒲生公民館の多目的室で)
◆東近江・東近江市◆

 琵琶湖生まれの楽器“よし笛”―。蒲生公民館は、今年度から新たに「よし笛教室」を開講し、受講生十五人が素朴でやさしい音色のとりこになっている。

 このよし笛教室は、隔週金曜日の午前中に蒲生公民館で開かれているもの。講師は日本よし笛の会会長・中村由紀子さんで、フルートやオカリナの演奏経験もあるよし笛演奏歴五年以上のベテラン。

 中村さんは「音楽は聞く一方だと思っていた人でも、よし笛なら演奏する側になれる。手軽に始められるのが魅力」と語り、同教室は主に中高年層が受講している。

 受講生らは、息さえ入れれば誰でも音を出すことができるよし笛を手に、毎回、よし笛の構えから復習し練習に入る。先月三十日の教室(二回目)では、徐々に出す音を増やしていき、弱く吹く低音と強く息を吹き込む高音の吹き分けを学び、“夕やけ小やけ”の演奏にも挑戦、四十分足らずで曲の半分をマスターした。

 息の調節と指の動きを覚えるのに必死で、受講生は「頭で分かっていても、手が動かない」と漏らしつつも、教室内に澄んだ音色が響き渡り一体となる瞬間を体感してよし笛の魅力に引き込まれていった。

 もっと練習して上手に吹きたいと願う受講生だが、家では音を出すと家族にうるさがられ気恥ずかしさもあるという。そこで、中村さんが音を出さずにできる練習方法を伝授し、「気持ちよく吹くことが大切。よし笛を通して自分自身の世界を広げてほしい」と語った。

 休憩も兼ね、中村さんは「よし笛の音は不思議な力を持っている」と前置きした上で、病に侵され意識のない入院患者がよし笛のCDを聞いて涙を流したエピソードを披露し、CDに入っていた“涙そうそう”を演奏。

 受講生らはじっと目をつぶって聞き入り、琵琶湖生まれの楽器への愛着をより一層強めた。これから十月まで受講生は練習に励み、“琵琶湖周航の歌”など二、三曲を習得し、文化祭で発表する予定。 


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