平成18年8月15日(火)第14491号

◆東近江・東近江市◆
金賞ときらめき賞に輝く
故・中島先生寄贈の楽器で
県コンクールでダブル受賞
=聖徳中吹奏楽部=

◆東近江・東近江市◆
みんなで守ろう、きれいな川
能登博の「川の健康診断」
=ちびっ子Dr 水生生物を調査=

◆東近江・東近江市◆
尻無町自治会館
=町民ら竣工祝う=


◆東近江・東近江市◆
愛東福祉センターで
第3回全国菜の花学会
=事例報告と交流=


◆東近江・日野町◆
4年に一度しか見られない
地獄と極楽 16、17日に公開!
=日野町の光明寺と誓敬寺=


◆東近江・安土町◆
ヴォーリズ建築と美術品
11月まで 公開始まる
=安土町旧伊庭家住宅=


金賞ときらめき賞に輝く

故・中島先生寄贈の楽器で

県コンクールでダブル受賞
=聖徳中吹奏楽部=



▲関西吹奏楽コンクールに向けて練習する聖徳中吹奏楽部
◆東近江・東近江市◆

 今年五月、市立聖徳中学校の前身・旧町立八日市中学校の教師だった故・中島保典先生の遺産から購入された楽器を贈られた聖徳中学校吹奏楽部(奧ありか部長)が四日、大津市民会館で行われた中学校の県吹奏楽コンクール本選で、金賞と審査員特別賞「きらめき賞」をダブル受賞する栄誉に輝き、二十三日、和歌山市民会館で開かれる関西吹奏楽コンクールに県代表として出場する。

 同校の吹奏楽部は、昨年のコンクールで銀賞を受賞する県内でも高い実力を持っているが、故・中島先生から新しい楽器が贈られた部員たちは、その善意に応えようと一生懸命、練習に励み今回の成果を挙げた。

 楽器の寄贈は、昨年四月、八十歳でなくなった中島先生(五個荘新堂町出身)に多額の遺産があったため、教え子らが「遺産は社会に還元してほしい」との遺言に基づき「中島保典先生の遺志を社会に生かす会」をつくり、中島先生が最も愛着を抱いていた旧八日市学校(現・聖徳中学校)に遺産の四七%に当たる二、三○○万円を分配。学校の要望を受けて楽器三十点と楽器収容庫などを寄贈した。

 寄贈を受けた同校では「保典先生に感謝する集い」を開き、吹奏楽部が贈られたピカピカの楽器で演奏を披露して中島先生に返礼のハーモニーを届けた。

 指導に当たっている谷口知子教諭(27)は「素晴らしい楽器をいただいたことと、生徒たちが頑張ったことが今回の受賞につながった。木管楽器を中心としたやわらかな響きを得意としており、生徒たちはまだまだ伸びる力がある。関西吹奏楽コンクールでもいい成績が残せるよう頑張りたい」と話している。

 現在、生徒たちは、関西吹奏楽コンクールに向けて毎日午前九時から午後五時まで練習に取り組んでいる。関西吹奏楽コンクールに県代表として出場するのは、聖徳中を含め三校。

 故・中島先生の教え子で同生かす会の事務局長を務めた中島伸男さん(71歳・昭和町)は「自分のことみたいにうれしい。こんなに早く(金賞を)実現したことに驚いている。故・中島先生のお盆にいい報告ができ、生徒の頑張りと学校の努力に感謝したい」と話している。


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みんなで守ろう、きれいな川

能登博の「川の健康診断」

=ちびっ子Dr 水生生物を調査=


◆東近江・東近江市◆

 水にすんでいる生き物を調べることによって、川の水質を知る「川の健康診断」がこのほど、東近江市能登川地区の新山路川で行われた。

 平成十二年から毎年実施する市立能登川博物館の環境学習。七回目を迎えた今年も、博物館前の新山路川に出掛け、川の水質と水生生物を観察し、「きれい⇔よごれている」の分類調査を行った。

 地区内には琵琶湖につながる川や湧き水が流れる水路が数多くあり、今では貴重種となったタナゴやハリヨ、ムギツクなどの魚たちも生息している。近年では、魚や昆虫等の生態調査を行い、環境保護活動を行うグループが生まれており、この日も、子どもたちの環境学習を応援するメンバーがボランティアで協力。自然の素晴らしさと保護の重要性を伝えている。

 今年の調査では、きれいな所にすむナガレトビケラやガガンボの幼虫から、汚れている所にすむヒル、モノアラガイまで二十種類の水生生物を見つけたほか、スジエビやドンコ、カワムツ、ヨシノボリなども捕まえた。

 これらの生物から診断結果は「少し汚れている」となったが、子どもたちは、身近な川や水路にも様々な生物が生きていることを確認。命の大切さと、日々の「心がけ」で川の健康改善が出来ることを学んだ。


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尻無町自治会館

=町民ら竣工祝う=


◆東近江・東近江市◆

 東近江市尻無町(谷勲夫自治会長、九十九戸)の自治会館が完成し、このほど竣工式を真新しい大広間で催した。

 中村功一市長や吉澤克美議長、小寺裕雄、山田実両県議ほか、地元選出の市議らが来賓として招かれ、谷自治会長は「町民の交流や教育の場となる拠点として活用していきたい」と完成を祝った。

 山田利治建設委員長は、皆さんの協力を得ながら蛇砂川新川問題が合意に達したことで、老朽化が進んでいた旧公民館も「立派な自治会館に生まれ変わった」と感謝した。

 同会館は昨年七月に着工、五百四十平方メートルの敷地に木造瓦葺き平屋延べ三百平方メートルを建てた。バリアフリー構造で調理室(十畳)ほか、五十畳の大広間などがある。


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愛東福祉センターで

第3回全国菜の花学会

=事例報告と交流=


◆東近江・東近江市◆

 愛東福祉センター・じゅぴあで二十六日午後一時から「第三回全国菜の花学会・楽会」が開かれる。

 菜の花プロジェクトがスタートした愛東地区で、同プロジェクトに取り組む子どもたちや団体代表者から事例報告をしてもらい、それについて学識者などからアドバイスを受けたり、情報の交換の場とすることを目的に開催。

 今回は、午前十一時からあいとうマーガレットステーションでランチパーティーを開催して参加者同士の懇親を深めた後、午後一時から菜の花学会を開催。「菜の花プロジェクトが地域の力となるためには」と題して「菜種」、「食」、「BDF」、「地域づくりと学び」の四セッションに別れて、各地の先進的な取り組み事例と課題を出し合い、専門家や参加者との意見交換を通して問題の解決策を探る。

 各セッションでの事例報告では、地元から東近江市下中野町営農組合、愛東こだわり農産物研究会、滋賀GPN・食のグリーン購入研究会、東近江市役所などが発表を行う。

 参加自由で定員二三○人。ランチパーティーへの参加には、一般一、五○○円、学生一千円が必要。参加申し込み問い合わせは、あいとうエコプラザ菜の花館(0749-46-8100)へ。


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4年に一度しか見られない

地獄と極楽 16、17日に公開!

=日野町の光明寺と誓敬寺=



▲誓敬寺の極楽のご絵さんとして親しまれている絵図「異相智光曼荼羅」
◆東近江・日野町◆

 日野町鎌掛にある光明寺の「地獄絵図」と誓敬寺の「極楽絵図」が十六、十七日の二日間、四年に一度の虫干しをかねて一般公開される。

 「地獄のご絵さん」として恐れられてきた光明寺の絵図は、音羽の養泉寺より迎え入れられ同寺を継いだ第八世・諦眼(たいげん)が、十数年かけて他図を参考に独自の構図を加え、五十歳の時(江戸時代の後期)に全十幅を完成させたもの。

 大昔より強烈な死後の恐怖を与えた地獄の思想は、一般的には浄土七高僧の一人である恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)が完結させた「往生要集(おうじょうようしゅう)」という念仏勧奨の書の最初の部分に書いた地獄描写が始まりとされる。

 源信は、罪深い人間が行く「六道(ろくどう)」という六つの迷界のうち、地の底深くにある地獄には一番軽いとされる等活地獄(とうかつ・殺生をした罪)から順に下方へ、黒縄(こくじょう・盗みをした罪)、衆合(しゅうごう・よこしまな性関係を持った罪)、叫喚(きょうかん・酒を飲んだ罪)、大叫喚(だいきょうかん・嘘をついた罪)、焦熱(しょうねつ・前述の五戒を犯し邪宗へ走る罪)、大焦熱(だいしょうねつ・五戒と邪宗の上に尼僧を犯す罪)、無間(むけん・五戒を犯し親・僧を殺し仏を傷つけるなどの五逆罪を犯した罪)と八つの地獄が続き、生前の罪の軽重によってそれぞれの地獄へ落ちていくのだと説いた。

 当時の人々は地獄の様子に恐れおののき、信仰心を深めるとともに説かれた地獄の模様を戒めのため絵に表して「地獄変相図」と名付け、阿弥陀如来がいる極楽浄土への往生をひたすら願うようになったという。

 光明寺では、この八大地獄が描かれた「地獄変相図」のほか、閻魔大王が妄者の罪を裁く「閻魔大王庁図」、無間地獄の外側を説明する「無間別処地獄」が保管されている。

 一方、「極楽のご絵さん」として親しまれている誓敬寺の絵図「異相智光曼荼羅(いそうちこうまんだら)」には、右側に大勢至菩薩(だいせいしぼさつ)、正面に阿弥陀如来(あみだにょらい)、左側に観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)の弥陀三尊(みださんぞん)が描かれ、その周りを多数の菩薩が取り囲んでいる。 

 両絵図を通して、見えない物でも受け入れ信じた昔の人々の人間像に触れられ、今一度自らの生活・行いを見直す好機を与えてくれる。

 


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ヴォーリズ建築と美術品

11月まで 公開始まる

=安土町旧伊庭家住宅=



▲旧伊庭家住宅
◆東近江・安土町◆

 安土町小中に建つヴォーリズ設計の旧伊庭家住宅(町郷土館)が、同館の保存活用に向けたボランティア組織「一日館長」の協力で、六日から毎週日曜日の開館を再開させた。

 今回は、夏休みの開館試行と秋の一般公開を連続して行い、十一月二十六日までの開館となる。

 また、伊庭家所蔵の美術品を毎月一点ずつ展示し、紹介して行く。八月は、臨済宗・山田無文老師の書「寿」。

 開館時間は午前十時から午後三時まで。維持管理協力金二百円。

 町教委では一日館長の臨時募集も行っている。申し込みと問い合わせは、文化体育振興課(TEL0748―46―7215)まで。

 


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