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村西町長が長寿訪問
100歳の木津さん
=愛荘町=
▲村西町長から「いつもでもお元気で」と100歳の長寿を祝福される木津さん(自宅で)
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◆湖東・愛荘町◆
村西俊雄愛荘町長が二十一日から今年で百歳を迎えたお年寄りの長寿を祝福する敬老訪問を始めた。
愛荘町になって初めての訪問で、町長寿祝支給事業として本年度に百歳を迎える六人の高齢者を訪れ、長寿のお祝いの言葉と油絵の肖像画、祝い金二十万円を贈る。
最初の訪問となったのは、東円堂の元住職・木津龍尊さん。木津さんは、明治三九年七月九日生まれ。難聴ではあるが、ゆっくり大きな声で話せば会話が出来、雨が降らなければ毎日、杖を持って二キロ余りの散歩を続けている。食事は、固い物以外なら家族と同じものを食べ、買い物にも行くなど元気に暮らしている。
小量の酒を季節に関係なく燗にして楽しんでいるが、週二回、禁酒を守るなど健康面に気をつけているという。週一回デイサービスを利用し、新聞を一日遅れで読み、俳句を楽しむ毎日を送っている。
午前十一時、木津さん宅を訪れた村西町長は「いつまでもお元気で・・・」と声を掛けると木津さんは「ありがとうございます」と訪問に感謝した。
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愛の田園発!菜の花エコプロジェクト
みんなでつくる資源循環
=能登川博物館のシリーズ第4弾=
▲廃食油を精製し、BDFで走るエコカート
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◆東近江・東近江市◆
東近江市の各地区をシリーズ「鈴鹿から琵琶湖まで 東近江の個性あれこれ」で紹介している市立能登川博物館では、その第四弾として、全国の自治体やNPOに刺激を与え続けている愛東地区の『菜の花エコプロジェクト』を案内している。今月二十七日まで。
多くの県民が水質汚染の深刻さを目の当たりにした昭和五十二年の琵琶湖赤潮大発生(合成洗剤のリンが一因)は、県民あげての「石けん運動」につながり、琵琶湖の富栄養価を防止する「琵琶湖条例」に結実した。
愛東地区では、住民有志が立ち上げた「愛の田園あいとう消費生活グループ」を中心に、天ぷら油などの廃食油から「粉せっけん」へリサイクルする活動が展開された。
しかし、無リン洗剤の普及で粉せっけんの使用が低下。一方、廃食油の回収は増え続ける―というアンバランスが生じ、新しいリサイクル方を模索したところ、軽油の代替として車を走らせる「バイオディーゼル燃料(BDF)」に出会った。
苦労の末、平成七年に試験的廃食油精製工場が完成し、旧愛東町も加わった「あいとう菜の花エコプロジェクト」がスタート。参考にするドイツにならって“エネルギー供給者としての農業”に取り組み、栽培した菜の花を食用にするほか、学校給食や一般家庭でナタネ油を使用、そこから出た廃食油をBDFにするという資源循環システムを確立させた。
さらに、プロジェクトの基になった「愛の田園あいとう消費生活グループ」の回収・資源化運動も広がり、自治会、行政協働による資源回収「あいとうリサイクルシステム」が誕生し、現在、七種類(空き缶・乾電池・空きビン・トレイ・牛乳パック・廃食油・ペットボトル)の資源ごみが住民の手で回収されている。
これらのプロジェクトは全国展開をみせ、各府県を巡回する「菜の花サミット」や「菜の花学会」等のネットワークを構築。愛地球博でも大きく取り上げられたことから、海外へも拡大されようとしており、最近では、BDF燃料で走るプロレーサー・片山右京さんのパリダカレースも話題になっている。
展示を通して、同館学芸員らは「私たちはいま、石油燃料から生物燃料に変わっていく大きな起点にいます。愛東地区の同プロジェクトを東近江市全体の取り組みに発展させ、世界をリードする事業にすることも夢ではないような気がします。地球のため、私たちの子孫のために、出来ることから始めたいですね」と話している。
入館無料。開館時間は午前十時〜午後六時。月・火曜休館。問い合わせは同博物館(0748―42―6761)。
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市の特産に
早生ナシ「筑水」初収穫
=生産者が市に贈呈=
▲初収穫を喜び「筑水」を届ける生産農家(左の2人)
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◆東近江・東近江市◆
たてべ大凧果樹生産組合(込山孫治郎組合長)はこのほど、五年前から育ててきたナシ「筑水」の初収穫を喜び、市に贈呈した。
同組合では、地域の活性化を図ろうと、生産農家四人が約一・五ヘクタールの果樹園(建部堺町)で早生品種の「筑水」を栽培。市などの支援を受けながら、有機質を入れるなど手間暇をかけ、初の本格的収穫を迎えた。
来庁した生産農家は「ようやく早い出荷ができたことで、これまでの成果が出てうれしい」と話し、中村市長は「これから東近江市の顔となるよう生産に励んでください」と激励した。
ナシは雨がかかると病気になりやすいため、今後は、ビニールをかぶせた「雨よけトンネル栽培」を行い、さらに農薬を減らした生産に取り組む―という。
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東近江市ゆかりの日本画家
=大塚さん 日展作品を市に寄贈=
▲中村市長に絵画の目録を手渡す大塚さん(右)
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◆東近江・東近江市◆
今年四月から六月まで、ゆかりの深い東近江市で個展「山水燦光」を開いた日本画家・大塚明さん(80)がこのほど、展示記念にと、同市に百六十号の大作「山湖偶感」を寄贈し、中村功一市長に目録を手渡した。
大塚さんの両親と、亡き夫人、その両親ともに東近江市の出身で、自身も大津市在住という関わりの深い地域。個展は、広がった市域に親しみ、すばらしい芸術を身近に観てもらいたい―と、近江商人博物館(同市五個荘竜田町)が企画した春季展として開かれたもので、日展や日春展に出された名画四十九点が展示された。
寄贈された「山湖偶感」は、日展評議員として出品した平成三年の第二十三回日展作品。澄んだ琵琶湖と豊かな森、静寂に包まれた民家の上空に雲が湧き立ち、天翔る龍の誕生が描かれており、雄大な自然からあふれ出る包容力、厳格さ、尊さが見事に表現されている。
大塚氏は「新しく生まれた東近江市が人々と一緒に成長し、飛躍していくことを願っています」と話した。作品は、同博物館に展示される。
大塚さんは昭和元年、京都市生まれ。京都芸術大学を卒業後、日本芸術院会員の西山英雄画伯に師事し、西山研究室がある京都芸術大学に勤務。同三十五年と四十年に日展特選・白寿賞を受賞し、五十二年から平成十一年まで日展審査員を務めた。現在、日展参与、日春展委員。NHK文化センターの日本画教室講師も務めている。
融人さんの素描
淡海高等女学校
同窓会が寄贈
またこの日、淡海高等女学校きぬがさ同窓会(秦成子、村田滋子代表)が、五個荘ゆかりの日本画家で日本芸術院会員・日展常務理事の中路融人さん(母親が五個荘木流町出身)の素描画「木の間伊吹」を市に寄贈した。
同女学校きぬがさ同窓会は、近江商人の妻・塚本さとが私財を投じて創立した淡海女子実務学校(大正八年に淡海高等女学校)の教師、卒業生でつくられている。しかし、高齢化のため同窓会活動を続けることが困難となり、会を解散。「学校の足跡を五個荘に残したい」と寄贈した。
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心に故郷の原風景
田中四郎・絵本原画展
=湖東図書館で 27日まで=
▲湖東図書館で開かれている田中四郎・絵本原画展
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◆東近江・東近江市◆
東近江市湯屋町出身のイラストレーターで絵本画家でもある田中四郎氏の原画展が市立湖東図書館で開かれている。二十七日まで。入場無料。
田中氏の作品展は、開館以来三回目になるが、二度の合併を機に、多くの市民に田中さんの作品のすばらしさを知ってもらおうと同館が企画した。
田中さんは一九五○年生まれ。サラリーマンを経てデザインの仕事に従事していたころ、フェーマス・スクールズの絵本講座を受講して絵本の世界に魅せられた。以後、フリーのイラストレーターになり、絵本画の創作に取り組んでいる。
代表作に保育・幼稚園や歯科医院などで歯磨き指導の教材としても使われている「がんばれはぶらしハーマン」や同図書館でよく読まれている「おにがでた」、「ウルトラジロちゃんシリーズ」などがある。近年では、韓国でも出版されるなど評価が寄せられている。
会場には、絵本に掲載されている原画二十三点と絵本二十点余りが展示されている。絵本には、韓国で出版されているハングル語の絵本やページをめくっていくと物語にあわせ絵が変化していく「しかけ絵本」などもある。左開きに製本される韓国の絵本は、右開きとは違う印象を与えておもしろい。
田中さんの絵の原点は、子ども時代を過ごしたふるさと東近江市の風景。現在、東京在住だが、絵を描くときはいつもふるさとの風景が自然と浮かぶと話している。
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▲護摩木の炎と子どもたちが灯したろうそくの明かりで夜空に浮かび上がる阿育王塔と石仏(東近江市石塔町にある石塔寺の万燈祭で)
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夜空照らす 日韓のともしび
=第17回石塔フェスティバル=
◆東近江・東近江市◆
星空と地域住民の願いが込められたともしびが誘う幻想的な光の世界―。「第十七回石塔フェスティバル」が二十日、東近江市石塔町にある石塔寺境内と石塔交流公園一帯で開かれ、約一千六百人が先人たちの築き上げた地域の宝を通して日韓交流の歩みに目を向けた。
▲地元住民が用意した炎の海に酔いしれる来場者ら
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同フェスティバルは、地元の石塔一区自治会を中心とした石塔フェスティバル実行委員会(山本景一実行委員長)が企画運営を担当し、一千年以上続く日韓交流の足跡を今に伝え、旧蒲生町が姉妹都市提携を結ぶ韓国・場岩面(チャンアムミョン)との交流・絆の深まりを狙いとした手作りイベント。
夕暮れ時の午後六時四十五分、石塔寺境内の献灯を頼りに、百段以上ある石段を登り切ると、百済様式が顕著な国指定重要文化財の三重石塔「阿育王塔」(高さ七・五メートル)がそびえ立ち、家内安全や商売繁盛など地域住民の願いが込められた護摩木が次々と炎の中へ投げ込まれた。
三万体の石仏は子どもたちが灯したろうそくの火でぼんやりと照らされ、石塔寺前の広場では同自治会役員と有志がペットボトルを再利用して作ったあんどんなど約一千個を灯し、来場者は炎の海に酔いしれた。
「今宵ひととき万燈の世界を楽しんでほしい」との山本実行委員長のあいさつで始まったセレモニーで、中村功一市長は「東近江市を一緒に大きく育て、まちづくりが進められることを誇りに思い、蒲生地区のみなさんと手を携えて地域発展のため取り組めることがうれしい」と語り、場岩面との交流を東近江市で引き継ぐため協力を呼び掛けた。
▲関西京都今村組による迫力のステージ
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石塔寺参道に続く石塔交流公園では、蒲生商工会が直径二メートルの大鍋で調理した具たくさんの“あかねちゃん山菜汁”(約六百食)を振る舞い、老若男女が「味がよくしみていて、おいしい」と顔をほころばせた。
また、石塔キムチやあかねちゃんあられを販売する屋台が並び、商工会が核となって建設した地元の特産品などを提供する「百済の館」も大盛況。
野外ステージ前には家族連れや若者らが集い、演歌歌手・華織さんが韓国とのつながりを意識して“冬のソナタ”のテーマソングなどを熱唱し、よさこいソーランの実力派チーム“関西京都今村組”が、激しさの中にもしなやかさを併せ持つ踊りで大爆発した。今村組の若者たちはステージを飛び出し、目の前で繰り広げられる生命力と若さあふれる踊りに観覧者は釘付けになった。
フェスティバル最後は、豪華商品が用意されたお楽しみ抽選会で締めくくり、万燈の明かりの下で地域住民が交流の輪を広げた。
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