今春の県議選
=合併後初=
◆全県◆
任期満了に伴う滋賀県議会議員一般選挙(定数四十七)は、三月三十日告示、四月八日の投票に向け、水面下での動きが活発化してきた。市町村合併で、愛知郡を含めた東近江地域の定数は、東近江市四議席、近江八幡市二議席、蒲生郡二議席、愛知郡一議席と、全体で従来通りの九議席となったが、中でも変則合併で誕生した東近江市選挙区での激戦が予想される。各選挙区の動向を探る。敬称略。
旧市町の色合い強く手探り状態
混戦模様 東近江市選挙区に8人立つ
【東近江市(定数四)】 旧八日市市から小寺裕雄(46)=自民=、山田実(54)=民主=の現職二人が再選を狙い、自民元職の中島敏(58)=無所属=が四期に挑戦する。旧五個荘町の小杉武志(65)=自民=、旧能登川町の宇賀武(58)=自民=もそれぞれ再選を期し、旧湖東町の上野幸夫(66)=自民=は六期に挑む。
新人では、共産の谷本善弘(67)=旧能登川町=と、無所属の木沢成人(34)=旧蒲生町=の二人が立つ。共産が全市的な戦いを目指す一方で、民主は二議席確保へ旧五個荘・能登川を中心に人選を進めている。
【近江八幡市(定数二)】 冨士谷英正が市長選に出馬して初当選し、徳永久志が夏の参議院選挙の滋賀県選挙区に民主党から出馬するため、現職二人が居なくなり、新人対決となる。
冨士谷の後継者として市議二期の中谷哲夫(64)が出馬するほか、民主党、共産党でも年越し前後で対抗馬を擁立。また、冨士谷の自民党籍停止や市長選の結果を受けて、自民党からもう一人、元市議、現市議、元県議の間で出馬の可能性もあり得る。
【蒲生郡(定数二)】 現職の山田尚夫(59)は自民党から二期への出馬を決め、着々と選挙準備を進めている。一方、同じく自民現職の杼木捨蔵(64)は、三期務め上げたことから勇退の意向を後援者に伝え、竜王町から新人擁立の可能性も。
三十六年間にわたり県議を輩出していない安土町からは、前県議選で涙をのんだ元町議の片岡好夫(59)が名乗りを上げた。自民系候補に対抗すべく、民主・共産両党ともに候補者擁立に向け検討に入っている。
【愛知郡(定数一)】 合併により、これまで四町だった選挙区が旧二町になったことにより、選挙区地図が大きく塗り変わる可能性が大きい。小さくなった選挙区の中での有権者の関心と票の流れが注目される。
現在のところ、元職の有村国宏(72)と元旧愛知川町議の塚本精一(53)の二氏が出馬に向けて準備を本格化させているが、二人とも旧愛知川町からの候補者となるため、旧秦荘町から対立候補を擁立する動きがあり、元職と新人が争う三つ巴戦の可能性が出てきている。
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