平成19年1月4日(木)第14610号

◆全県◆
平成の大合併パート2
=自主的実現へ再発進=

◆全県◆
ラムサール条約
一括登録へ胎動
=琵琶湖33内湖=


◆大津・大津市◆
子ども守る里親ファミリーホーム
=NPO「さかもと みんなの家」=


◆湖東◆
秦荘PAにスマートIC設置へ
=(仮称)湖東三山IC建設促進期成同盟会=


◆東近江・東近江市◆
ロシアからの手紙
ペルミで過ごす3年間
=バレエ留学中の安田有仁子さん=


◆東近江・東近江市◆
―中学生インタビュー―
聞いてよ 中村市長さん
=東近江市まちづくりへ「膨らむ期待」=


平成の大合併パート2

=自主的実現へ再発進=


◆全県◆

 滋賀県の市町は旧合併特例法下での合併とその後の編入合併により、現在十三市十三町になった。合併で新たに誕生した新市では新しいまちづくりが着々と進められている。一方、合併を実現できなかった市町あるいは合併を選択しなかった市町は、自律のまちづくりや将来の合併に向けた取り組みを独自に進めている。昨年十一月末には、平成十七年末から協議を続けてきた県市町合併推進審議会(真山達志会長、委員十二人)から、合併新法の期限内(平成二十二年三月三十一日)に自主的な市町の合併を推進する必要性があると認められる市町の組み合せを盛り込んだ「滋賀県における自主的な市町の合併の推進に関する答申」が、嘉田由紀子知事に答申された。県はこの答申を受け、「自主的な市町の合併の推進に関する構想」と、構想対象市町への支援策を盛り込んだ新たな市町合併支援プランを関係市町に示し、これを基に関係市町では合併に向けた議論が始まる。

 この中で、自主的な市町の合併を推進する必要性があると認められる市町の組の合せとして「近江八幡市・安土町・竜王町」「彦根市・豊郷町・甲良町・多賀町」「長浜市・虎姫町・湖北町・高月町・木之本町・余呉町・西浅井町」の三組が設定され、日野町と愛荘町は外れた。

新法期限は平成21年度末


 組み合わせの対象となった市町では、積極的な自治体もあればやや慎重な自治体もあり、その受け止め方は様々。

 合併新法では合併協議会設置勧告や合併協議会のあっせんや調停、合併協議推進勧告等の措置が新たに設けられているが、県は、自主的な合併の推進という合併新法の趣旨を踏まえた運用を前提に、各地域の議論を見極めながら、関係市町の意見を十分聞いた上で、適切に対応するのが望ましいとしている。もし、構想の組み合せ以外での合併協議が進められた場合には、構想の組み合せを変更または追加することもある。
 二月には、合併新法や合併のメリットなどについての解説や意見交換を行う県主催のシンポジウムが関係地域ごとに開かれる予定だ。

 近江八幡市・安土町・竜王町の組み合わせは、▽日常生活の結びつきが強く、消防や警察など行政上も一体性がある▽人口約九万の都市として行財政基盤を確立することができ、農業、工業、商業のバランスのとれた都市形成が期待できる▽地域の歴史文化資源と多様な農産物を活かした滞在型の体験観光の一体的な展開などが可能▽名神竜王インターチェンジを生かした企業誘致▽食肉の生産・流通機能の集積を生かした近江牛ブランドの向上などが、合併の展望として高く評価されてのもの。

 近江八幡市の冨士谷英正市長は「平成二十年四月をメドに精力的に取り組みたい」、安土町の津村孝司町長は「近江八幡市との一市一町では住民に抵抗感があったが、竜王町を加えることで遠くない将来に合併できるベターな枠組み。新法期限内にこだわらず、町民や議会と協議を重ねて」、竜王町の山口喜代治町長は「町民の総意を大切にしたい、平成十九年度末までに結論を」と、それぞれの考えをこれまでに示している。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

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ラムサール条約

一括登録へ胎動

=琵琶湖33内湖=


◆全県◆

 琵琶湖の周辺には、西の湖や伊庭内湖など開発や干拓を免れた内湖二十三か所(四百二十五ヘクタール)、琵琶湖総合開発事業の湖岸整備、復元活動などによって新たにできた人造内湖十一か所(百十一ヘクタール)の、三十三の内湖(五百三十六ヘクタール)が存在する。この三十三の内湖を一括して湿地保全の国際的な取り組みであるラムサール条約に登録しようという動きが、県内の環境保護団体や市民グループ、研究家の間で、胎動している。

 日本最大の琵琶湖(六万五千六百二ヘクタール)は、一九九三年に国内九番目のラムサール条約登録湿地に指定され、近畿の水がめ、母なる琵琶湖として、水質保全や自然保護などの活動が続けられている。

 しかし、その琵琶湖の自然環境は、単独ではなく、内湖との関係から成り立っている部分が大きい。水系全体を保全しないことには琵琶湖を守れないとの観点から、内湖もラムサール条約に登録すべきであるという動きが出てきた。

 最大の内湖である西の湖では、近江八幡市で二〇〇一年ごろから、安土町でも昨年から、単独登録に向けた機運が高まっている。また、湖北町の早崎内湖での内湖再生活動や、人造内湖での水辺再生活動など、内湖保全の取り組みが各地で活発に展開されてきた。

 そこで、内湖それぞれの単独登録よりも、一括登録が望ましいと、来年十一月に韓国で開催される第十回締約国会議への登録申請に向けた計画が、近江八幡市の財団法人ハートランド推進財団(前田典夫理事長)などの呼びかけで、始まろうとしている。

 今年十一月の「KODOMOラムサール」開催もその一つ。ラムサール条約の精神を将来に継承するために全国の小学生から高校生が集まって開かれるもので、近江八幡市を中心に琵琶湖で開催するための準備委員会設置も検討されている。ここで出される「子どもアピール」を世界に発信して、締約国会議に臨む公算だ。

●ラムサール条約

 湿地を守るための国際条約。正式名称は「特に水鳥の生息地として重要な湿地に関する条例」。一九七一年にイランのカスピ海湖畔にある都市ラムサールで水鳥と湿地に関する国際会議が開かれ、条約が採択された。

 条例の基本原則は「賢明な利用」。湿地の生態系や資源を守りながら、その恩恵を節度をもって利用し、子孫に伝承する。

 湿地の定義は、天然か人工を問わず、季節的なものや一時的もの、水田や塩田、下水処理場までをも含む。

 二〇〇六年四月現在の締約国は百五十一か国で、登録湿地は一千五百九十三か所、一億三千四百七十万ヘクタールに及ぶ。

 日本は一九八〇年に加入、釧路湿原を皮切りに現在三十三か所が登録されている。一九九三年には、琵琶湖も登録された。

 三年に一度、締約国会議が開かれる。次回は、二〇〇八年十一月、韓国で開催。


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子ども守る里親ファミリーホーム

=NPO「さかもと みんなの家」=




▲里親として10人以上の子どもを預かってきた元藤大士さん
◆大津・大津市◆

 NPO法人「さかもと みんなの家」(大津市坂本六丁目)は、家庭的なぬくもりを大事にして複数の子どもを育児ボランティアと一緒に世話をする「里親ファミリーホーム制度」の普及・啓発に力を入れている。児童虐待で親と暮らせない子どもが増加する中、里親ファミリーホームは将来的に重要な役割を担いそうだ。

 里親ファミリーホームとは、家庭的な雰囲気のなかで、四〜六人の子どもらが生活し、孤独感を解消し、互いに助け合い、競い合って自立心を磨く施設と里親の中間にある形態。ところが、世話に休みのない里親夫婦だけでは負担が重く、家事などをサポートする補助要員が必要で、これを資金的に援助する公的制度も不可欠だ。

 国では制度化されておらず、近畿地方ではゼロ。このため滋賀県里親会は、県に対して制度化を働きかけている。東京など六都道県・三政令市(平成十七年六月現在)では単独実施し、ファミリーホームへの家賃やスタッフの人件費などを補助している。

 そんな中で一昨年十一月、有志の協力のもと里親ファミリーホーム「さかもと みんなの家」が、代表の元藤大士さんの自宅を開放して設立された。県で制度化されていないので、独自の船出だった。

育児サポートなど地域子育て拠点も担う
元藤さん 「子どもは天からの預かりもの」


 「子どもはもともと天からの預かりもの。自分の子であれ人の子であれ、障害があろうとなかろうと、大切な預かりものを育てて社会にお返しするのが子育て」と語る元藤さんは、これまで里親として十数人の子どもを預かってきた。昨年八月までは、三人兄弟を含めて六人預かり、元藤家の人たちを加えて十四人の大家族だった。

 「みんなの家」では、家庭に恵まれない子どもの養育だけでなく、地域の育児サポート、子どもの人権擁護、健全育成、里親家庭への家事手伝いボランティアの派遣といった役割も担っている。

 元藤さんの持論は、「子どもは競い合って育つ」だ。「親は子どもにとって後ろ楯であって、本来の成長を引き出すのは子ども同士。一〜二人の子どもを預かるよりも、三│六人いるファミリーホームがうまくいきやすい」と経験に基づいて話す。

 県こども家庭課によると、平成十八年三月現在、県内で里親として登録しているのは百七十七組で、里親を必要している子どもは六十五人、一家庭で一〜四人を養育している。

 なお、さかもとみんなの家は、里親家庭に派遣する保育、学習、家事ボランティアを募集するほか、活動を全国発信するための支援も募っている。正会員(年間)三千円、学生会員(同)千円、賛助会員一口三千円。問い合わせは知的障害者授産施設・瑞穂(077-525-9520)へ。


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秦荘PAにスマートIC設置へ

=(仮称)湖東三山IC建設促進期成同盟会=


▲本格的なICの検討を前に駐車場から出入り出来るスマートICの設置が検討される秦荘PA
◆湖東◆

 二市四町(彦根、東近江、愛荘、豊郷、甲良、多賀)でつくる(仮称)湖東三山インターチェンジ建設促進期成同盟会(会長・村西俊雄愛荘町長)は、会結成から四年目を迎える今年、IC(インターチェンジ)の早期建設に向けた前段階の取組として秦荘パーキングにスマートICの設置検討委員会を今月末に立ち上げ、IC計画の実現に向けて新たな一歩を踏み出す。

 スマートICは、高速道路の有効利用や地域経済の活性化の推進を目的に建設費や管理コストを抑えたETC専用の小規模なICで、本格的なICの建設計画を進めるのに当たり、利用台数の実測や経済効果、交通の利便性などの実態調査を行うことを目的とするもの。開設期限は三ヶ月から六ヶ月間と定められている。昨年七月、国土交通省が制度化し、全国の自治体から実験候補地を募ったところ、同期成同盟会も含め三十五カ所の応募があり、各地で取組が始まっている。

今月末に検討委員会立ち上げ

本格ICへ社会実験開始

 実際には、パーキングやサービスエリアの駐車場付近から高速道路近くの一般道に出入り出来るようにETC専用の出入りゲートとアクセス道を設置。既存のICと同じように開設し、通行車両台数の把握、出入りゲートの安全性、本線への影響、一般道の交通状況の変化などを調査して本来のICの設置可能な条件が整うかを見極める。

 同期成同盟会が目指している湖東三山ICの建設を進めるのは、地元関係自治体や組織、国土交通省、高速道路会社などからなるスマートICの地区協議会を設立する必要があるが、今回の検討委員会は、その前段の協議で、スムーズに協議が進んだとしてもスマートICが開設されるのは平成二十一年度になる見込み。

 湖東三山ICの計画が現実のものとなるには、スマートICでの利用車両が一日三百台以上なければならない制限が設けられているが、国土交通省が昨年十月に示した調査によると同IC開設後の利用台数は一日一、二○○台が見込まれている。

 検討委員会では、秦荘パーキングのどこに出入りゲートを設置するのか、ゲートから一般道に繋ぐアクセス道のルート設計と用地の確保、アクセス道路の建設事業費等の負担割合などの協議が行われる。


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ロシアからの手紙

ペルミで過ごす3年間

=バレエ留学中の安田有仁子さん=



▲ペルミのまちで留学生活を送る安田有仁子さん
 バレリーナのプロを目指して日野町出身の安田有仁子さん(18)が、ロシアの国立ペルミバレエ・アカデミーに留学して今年で三年目。言葉の壁を乗り越え、技能のレベルアップに取り組んでいる。

 安田さんは、小学一年生の時からバレエをはじめ、内藤ひろみバレエ研究所(東近江市八日市本町)に所属。一九九九年の第九回全国バレエコンクールでの初入賞以来、通算五回の入賞や第四回オールジャパンバレエコンペティションでの入賞のほか、バレエ公演に出演するなど活躍している。何もかもが初めての経験だったロシア留学。夢に向かって自分自身との戦いに挑んでいる奮闘ぶりをお伝えします。


 私がロシアのペルミにバレエ留学をしたのは、平成十六年の九月からです。幼い頃からご指導下さった内藤先生や先輩・後輩にお別れをし、大切な家族、大切な友達に見送られ期待と不安一杯な気持ちを背負ってロシアへ旅立ちました。

 ペルミの空港に着くとすごく静かで日本との違いに驚き、ただ無言で辺りを見回す事しか出来ませんでした。

 バレエ学校の寮は、道路を挟んで学校の向かい側にあります。初めて寮の中に入った時、すごく独特な匂いがしました。夏と冬休みに帰国し、またペルミに戻ってきた時に久々に寮に入るとこの匂いがします。今では初めてペルミに来た時を思い出す「思い出の匂い」となっています。

▲氷の造形作品が並ぶ、ペルミ市内の冬の公園
 寮は五階まであり、私たち留学生は三階で、それ以外はみなロシア人の生徒が利用しています。

 生まれて初めてのペルミはすごく新鮮で、新しい発見の連続だったので寮にある自分の部屋の中が唯一、我に帰れた時間でした。

 学校の学年は、一年生から八年生までで一学年二クラスあります。私は六年生から三年間学ぶ事に決めました。私のクラスは日本人留学生が三人、ロシア人が七人、合計十人でした。みんなすごく明るく優しい子達ばかりで、先生も若く、美人の現役ダンサーでした。

 数ヶ月経ったある日、急にクラス替えがありました。私は、その時のクラスがすごく気に入っていたのでクラス替えが非常にショックでした。クラスの子達と泣きあったりもしました。仲の良かった子が隣のクラスへ移動し、新しい子がクラスに入ってきました。

 生徒の入替えが終り、新しく組み直されたクラスは日本人三人、ロシア人十二人。このメンバーでスタートする事になりました。そのクラスは一人一人の個性がすごく強く学校で一番柄が悪いといっていいようなクラスでした。それが嫌で同じ日本人留学生の子が一人隣のクラスへ移ってしまいました。授業に遅刻してくる子、毎回授業の前に先生と口喧嘩をする子、真面目にやりたいのに周りが不真面目で自分まで不機嫌になってしまう子、家庭に問題のある子など、いろんな問題のあるクラスでした。本当に自分まで駄目になりそうで、毎日授業を最後まで受ける事が精一杯でした。

▲ペルミ市街地のようす。冬は厳寒になる
 でも、クラスの子達にも可哀相な面がありました。踊りの中で、磨けばすごく輝く素質を持った子達なのに小さい頃から良い環境でバレエをしていけなかったため、その素質に気づかれないままここまで来て、クラスの子達は自分達を“捨て組”だと思いぐれてしまっていたのです。

 先生も若く、教師をする事が初めての方だったので、自分のクラスの事だけで精一杯でした。なので、自分の踊りは全くといっていいほど見てもらえませんでした。悔しかったりむなしくなったり、無性に腹が立ったりする日もありました。なかなかクラスがまとまらず何回もモメた事もありました。そんな毎日が続き何回も一人で泣いていたけれど、日本にいる家族、友達、高校の先生達がロシアに応援の手紙を送ってきてくれたり、支えてくれたお陰で耐え抜く事ができました。また、クラスのロシア人の子達が抱えている悩みの相談にのったり文通したりしていくうちに、ロシア人の子達と心が通じ合うようにもなりました。

 クラスも少しずつまとまりはじめました。留学一年目の出来事は自分の中で一生忘れる事はないと思います。

▲一緒にバレエを学ぶクラスメイト(左上が安田さん)
 留学二年目は七年生。七年生になったという実感がわかないままスタートしました。クラスのメンバーの中から二人が退学してしまいその二人を抜いたメンバーで始まりました。先生も別の方に変わりました。その先生はすごく優しく心が温かい方で年輩でした。その方が先生になったと聞いた時、クラス皆で喜び合いました。お陰でクラスの雰囲気は大分よくなり、まとまりも出来てきました。

 クラスのロシア人の子達は、素質がある子達ばかりなので今まで発揮できなかった踊りの良さを少しずつ発揮出来るようになりました。自分もそれに負けないように必死で頑張りました。しかし、どれだけ頑張っても頑張っても、ロシア人が優先で役に選ばれたりする時があります。それは当然の事なのだけれどそれが悔しくて、自分には全く関係のない、いろんなリハーサルに行って、役に選ばれて練習しているロシア人達の後ろで踊りの振り付けを覚えたりしました。その時「役に選ばれた子達は良いなぁ、出演できる子達は良いなぁ・・・」と思った事もあったけれど、踊れない立場になってどれだけ踊れる事が幸せな事か、どれだけ一つ一つのパートが重要な役割を果たしているのかを、気づくことが出来ました。

 どんな役でも、その役がないと主役や演目が輝かなかったりします。だから、後ろで必死にどのパートでも踊れるように全てのパートの振り付けを覚えました。

▲学生寮で友だちと写す
 ある日突然、リハーサル中に先生が役の中に自分を入れてくれました。そして、ペルミの劇場で学校公演が行われた時に、ロシア人と一緒に出演する事が出来ました。その時の喜びは言葉では言い表せないぐらいのものでした。その後に開かれた学校の発表会の時も、ソロのバリエーションを踊らせていただく事ができました。そして、今年の九月に最高学年、八年生になりました。

 現在は、ロシア人十人と日本人は私一人、合計十一人で頑張っています。相変わらず一人一人の個性が強いクラスだけれど、みんな明るくオープンな性格の子達ばかりなので、すごく話しやすく溶け込みやすいです。二年前に比べて大分クラスもまとまってきたし、みんなはすごく仲良くしています。今ではこのクラスで良かったと心から思えます。今年の夏には国家試験、卒業コンサート、卒業式と大きな行事が待っています。

 これからも辛い事があっても諦めないで努力し続けて頑張っていこうと思います。ここまでやってこれたのも、内藤先生のご指導と家族や友達が笑顔で支えてくれたお陰です。本当に心から感謝しています。ありがとうございました!。そして、ペルミバレエ学校に留学している三年間。自分の人生の中のこの三年間を一生忘れる事のない最高な思い出になるように残りの留学生活を思いっきり過ごしたいです。

 


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―中学生インタビュー―

聞いてよ 中村市長さん

=東近江市まちづくりへ「膨らむ期待」=



◆東近江・東近江市◆

 十年後の将来を見据えた新市まちづくりの「総合計画」策定も大詰めを迎え、東近江市は「市民と行政との協働で育むまちづくりの森」の実現を目指す。スタートとなる初年度の重要テーマに「安心」「子ども(少子化)」を掲げる同市に何が求められているのか、大人の目線からでなく、社会勉強にも目を向ける聖徳中学校二年生の生徒四人が、中村功一市長に直撃インタビューした。聞き手は、山本恵梨花さん、菊井梨加さん、村田崇さん、槙田光亮さん。

 本論に入る前に中村市長は、ミャンマーへ戦跡慰霊巡拝に訪れた時の心境を生徒たちに語った。「何で、こんな戦争をしたのだろう。水道も電気も十分でない貧しいミャンマーの生活を目の当たりにして、ぜいたくな日本の暮らしを振り返り、恵まれ過ぎていることを痛切に感じた。だから、皆さんも毎日の生活に喜びを感じ、与えられた時間には一生懸命勉強に頑張り、相手の痛みを分かち合える人になってほしい」と呼び掛けた。では、インタビューを受けましょうか。

 
▲中村 功一市長
―学校にクーラーを付けて―

 小・中学合わせて三十二校の学校があり、古い順番に建て替えを進めています。老朽化や地震対策に取り組んでいますが、一遍にできないので、暑いけれども、それまでは辛抱して下さい。

 ―緑を増やして―

 市の面積の半分以上が緑に囲まれた山だが、まちの中に公園がほしいということだろう。河辺いきものの森って知ってるかな。ボランティアのお陰で市民の憩いの場となった。生活の身近なところで、憩える公園を増やしていきたい。

▲山本恵梨花さん
 ―いじめへの考えは―

 いじめは許されないこと。生徒仲間で相談して、辛い人を助けようとする姿勢がほしい。皆で励ます力をクラス全体でつくることも必要だろう。弱い人を助ける優しい気持ちが学校全体に広まればうれしい。

 ―歩道の段差が気掛かり―

安全な生活をしようと思うと、障害者や高齢者ともども安心して通れる道路が必要だ。現実は、そうでないところも多い。信号機も十分でないし車椅子が楽に通れる歩道に変えていきたい。

 ―道路を増やして―

 道路は生活の一部で、冬場でも通れるよう国道421号の三重県境でトンネル整備を進めている。それと国道8号、307号を結ぶ愛知川の両岸に早く道路を造りたい。名神インターチェンジが無かっ
▲菊井 梨加さん
たら、東近江の発展は無かったであろう。それだけ道路は大切です。

 ―介護・病院の充実へ―

 日本は長寿国となったが、お年寄りは元気でないといけない。しかし、寝たきりになった人をどのようにお世話するかだが、この点に関心を持ってもらいたい。高齢者は若い人たちが支えなければならない。お年寄りをいたわる気持ちが重要で、一緒に生活することで自分の感性を磨くことができる。社会に出たらきっとそのことが役立つでしょう。

 ―地域活性化への方策は―

 道路・下水道などが整ってないと、魅力あるまちとは言えない。観光地などのトイレも整備し、美しく
▲村田 崇さん
きれいなまちにしたい。まちの活性化は、企業誘致や観光が大きなウエイトを占める。それとケーブルテレビも役立つと確信している。何とか近江鉄道を活性化に結び付けたいが。

 ―公園のトイレを美しく―

 トイレが街に無いようでは大きな声で「東近江市に来てよ」と言えない。なおさら公園には美しいトイレが必要。全国から、外国から多くの人に集まってもらうためには細かい心遣いが大切だ。ほかにも、布引運動公園に八レーンを持った陸上競技場が二十二年に完成する。レベルの高いまちや施設でないと、有名な一流選手も来てくれないのではないか。

▲槙田 光亮さん
 ―市長から一言―

 勉強して高校、大学に行くのもよいが、よい友達をつくって、人間として真っ直ぐに、素直に育って下さい。おじいちゃん、おばあちゃんを大切にする心は、思いやりの心を育てる。

 また、東近江市は、美しいきれいなところがいっぱいある。自分が住んでいるところだけでなく、機会を見付けては訪ね、隅々まで知ってほしい。皆さんは、東近江市の将来を支える大切な人だから、立派な人になるよう頑張って下さい。皆さんとおしゃべりして、少し若返ったような気がします。ありがとう。 


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