栗東 三浦に迫る川崎、北野、九里
守山 大井トップで、辻、広實が激突
野洲 県内唯一の無風選挙区に
=県議選動向(4)=
◆湖南・栗東/守山/野洲◆
【栗東市(定数2)】
三浦 治雄 64 自現4
北野加代子 57 無現2
川崎 等 58 嘉新
九里 学 43 民新
(注)嘉=嘉田新党
栗東市選挙区は、前回(平成十五年)は無風のため、今回は八年ぶりの選挙戦。新幹線新駅の推進か凍結かが争点に。昨年十二月二日現在の有権者は、四万六千七百五十二人。
(文中敬称略)
自民公認で現職の三浦は、この中旬から市内七小学校区で幹事会を開催し、後援会(約七千人)の再整備を急ぐ。市議会の新政栗東の現職六人と新人数人を市議選に擁立して連動へ。約三千の公明票を取り込んで一万票を狙う。企業二百社の推薦も取りつけた。
昨年の栗東市長選で民主と袂を分かつことになった北野は、無所属となり、地域型選挙に方向転換。地元・葉山、葉山東学区を固める一方、既存の後援会(五千人)に加えて「県政フォーラム」(橋川潮会長)を新結成し女性を中心に全市的な拡大を図る。
市議会副議長の川崎は、嘉田知事の政治団体「対話の会」から公認を受け弾みがついた。地元・治田東学区をまとめながら、会派栗政会の四市議が全市をカバー。新幹線凍結を掲げて無党派層へ浸透も。京都産大出身の議員連盟にも支援を訴える。
三浦のお膝元の金勝学区から民主公認で出馬する九里は、子育て世代として、子育て環境を政策の柱に。民主、連合に加え、栗東高校などの同窓生、市民グループ、県ラクビーフットボール協会の仲間らが勝手連的に応援し出遅れのばん回へ。
頭一つリードの三浦に、底力を見せる北野や嘉田新党で弾む川崎が肉迫し、そこへ若き九里が殴り込むスリリングな展開。
【守山市(定数2)】
辻 貢 64 自現1
大井 豊 54 民現1
広實照美 56 嘉(推)新
有権者数は、昨年十二月二日現在で五万六千四百二十四人。定数二に、現職二人と新人一人の三人が名乗りを上げる。
辻は、十一日に金森町で事務所開きを行い組織強化を急ぐ。市議会与党会派「創政会」の議員十人が支援に回り、さらにロータリークラブの人脈を生かし、守山・速野・中洲の三学区を重点的に固める。まだ与党会派の一本化ができていないのが気がかり。
大井は、出身の日本バイリーン労組のほか、グンゼ、旭化成などの連合や、速野学区の地元組織で安定した戦いを続け一万票を目指す。しかし嘉田新党候補への危機感から、早くも昨年十二月に決起集会を開き、組織の引き締めを図った。
広實(市議)は後援会組織が小さく、特定の支持母体をもたないため、NPOや地域づくりコーディネートを通じて知り合った人脈を通じて全市的に支援を広げている。今月下旬には選挙事務所を開くともに、ミニ集会で女性の視点の県政を訴えていく。
このほか、元市議で会社役員の堀井隆彦(62)も意欲を示しており、四候補者による混戦も予想される。
【野洲市(定数2)】
吉田清一 59 自現3
青木愛子 70 民現2
前回は、無風選挙区が野洲郡を含め六選挙区に上ったが、今回は野洲選挙区が唯一の無風選挙区になる公算が大だ。
自民公認の吉田は、後援会支部として中主、篠原、祇王の三学区に加え、新たに野洲、三上、北野の三学区で支部をつくる準備を進めるなど態勢強化を図る。
民主公認の青木は後援会組織を中心に、地元の四ッ谷自治会(推薦)、各種環境団体、市民団体「女性を議会へ送る会」などが動く。なお嘉田知事の「対話の会」は、候補者擁立の動きにあるが流動的。
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