平成19年2月22日(木)第14652号

◆湖南・守山市◆
守山市のわんわん王国跡地に
専門店やシネコン、アウトレットなど
=大型ショッピングセンター計画=

◆東近江・東近江市◆
変則合併で混戦模様
近江八幡市のみ無風濃厚
=東近江地域の県議選動向(5)=

◆東近江・竜王町◆
場外馬券売り場の設置計画
竜王町小口地区 同意せず
=生活環境への悪影響を懸念=

◆東近江・日野町◆
安全と命を守る!
AEDの使用法体得
=日野警部交番で=

◆東近江・近江八幡市◆
向井万起男さんの講演と展示
宇宙メダカに命の大切さ
=千秋会がまちづくりフォーラム=


守山市のわんわん王国跡地に

200以上の専門店やシネコン、アウトレットなど
=大型ショッピングセンター計画=


▲完成イメージ図(仮称琵琶湖守山リゾートSC計画より)
◆湖南・守山市◆

 大和システム(大阪市)などは、守山市の琵琶湖岸のレジャー施設「わんわん王国」(同市今浜町)跡地に、二百以上の専門店やシネコン、アウトレットショップを備えた大型ショッピングセンターの建設計画を進めている。

 琵琶湖大橋によって湖西と湖東が結ばれ、南北に幹線道路が通り、さらにリゾート地であることに着目し、ショッピングだけでなくレクリエーション機能も合わせた構想となっている。

 計画によると、十三万二千平方メートルの敷地内に、延べ床面積六万九千八百平方メートルの二階建ての商業施設を建設するもの。駐車場は、屋上と平面を合わせて二千九百七十一台を収容できる。

 施設内容は主に「販売施設」「娯楽施設」「休養施設」「役所関連施設」「医療健康福祉施設」「サービス」「集会施設」となっている。

 具体的には、販売施設は二百店以上の専門店モールのほか、スーパーマーケット、家電、ドラッグストア、書籍、生活雑貨、ベビー雑貨、ブランド品のアウトレットショップなど。

 娯楽施設については、別棟のシネマコンプレックスとアミューズメント施設。さらに休養施設として、琵琶湖の眺めが美しい展望デッキ、展望レストラン、琵琶湖遊覧船の桟橋、観覧車の建設を計画している。

 大和システム広報部は「開発許可等もまだであり、開業時期も含めて計画については今現在、申し上げる段階ではない」としている。


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変則合併で混戦模様

近江八幡市のみ無風濃厚
=東近江地域の県議選動向(5)=


◆東近江・東近江市◆

東近江市(定数4)

上野幸夫 66 自現5
小寺裕雄 46 自現1
山田 実 56 民現1
宇賀 武 58 自現1
中島 敏 58 無元3
谷本善弘 67 共新
木沢成人 34 嘉新
   (注)嘉=嘉田新党 

 変則合併で、各候補(予定者)は、当確ライン八千票を目標に手探り状態が続く。出身の地元固めを念頭に置きながら、他地域への浸透に頭を悩まし、縁者や業界を頼って支援を呼び掛ける。自民、民主、共産、嘉田新党が公認候補を立てる中で、無所属の中島が時の風を呼び込めるか、合併後初の県議選だけに予断を許さない。

 上野(湖東)は愛東、永源寺、蒲生の農業団体を頼りに活路を見出し、小寺(八日市)は、出身の永源寺を皮切りに蒲生、五個荘の商工関係、遺族会を中心に攻め込む。民主唯一候補の山田(八日市)は、愛東、湖東を除き知名度低いが、比較的楽な展開をうかがわせる一方、宇賀(能登川)は、神崎郡を分け合い出馬を見送った五個荘の現職・小杉武志後援会を足掛かりに北上したいところ。

 石榑トンネルなど実績の中島(八日市)は、他の公認候補を相手に無党派層へ支持拡大を狙い、谷本(能登川)は、共産市議六人を足掛かりに全市的に攻撃をかける。嘉田新党の木沢(蒲生)は、山田との競合を避け、地元を中心に全市的に若い世代へ支援を呼び掛ける。基礎票(五千票)を持つ公明の動向が気になるところだ。有権者数は九万百六十人(昨年十二月二日現在)。


近江八幡市(定数2)

中谷哲夫 64 嘉(推)新
今江政彦 52 民新

 市議二期の中谷は保守系無所属での出馬を決意。対話でつなごう滋賀の会から推薦も受け、これまで築いて来た嘉田由紀子知事との信頼関係を生かした市と県のパイプ役へ、独自の後援会組織を拡大する。

 市職員二十九年の経験から「市民の声を県政に」と民主公認で出馬の今江は、連合をはじめ住民団体など万全の支援組織体制で選挙に臨み、参院選転出の現職からの確実な議席のバトンタッチをめざす。

 毎回候補者を立ててきた共産党は今回、東近江地域からの議席確保へ支援集中のため擁立を見送った。有権者数は五万四千九百十六人(同)。


蒲生郡(定数2)

山田尚夫 60 自現1
佐橋武司 58 嘉(推)新
片岡好夫 59 無新

 自民公認で現職の山田は、前回の選挙戦で立ち上げた後援会を基盤に、日野町の保守系町議が中心となって会員拡充に乗り出し、再選を目指す。

 同じ自民現職三期の杼木捨蔵(64)が勇退する竜王町からは、元竜王町職員・佐橋が立つ。地元また同級生・有志を核とした後援会組織を発足させ、嘉田新党にとらわれず党派を超えた支持浸透を狙う。

 長年県議を輩出していない安土町では、保守系議員による候補者擁立の動きがあったものの実らず、早くから名乗りをあげていた元町議・片岡が前回の雪辱を果たすべく出馬する。有権者数は三万八千四百二十一人(同)。


愛知郡(定数1)

塚本精一 53 嘉新
西澤桂一 65 民(推)新
有村国宏 72 無元7

 塚本、西澤、有村の三氏が立候補に向けて準備を進めているほか目立った動きはないが、自民単独候補の動きがどうなるのか注目される。現在のところこの三氏による三つ巴が予想される。

 元旧愛知川町議の塚本は、嘉田知事の政治団体「対話でつなごう滋賀の会」の公認を得て選挙戦のスタンスを明確化。また、西澤は、民主党の推薦を受け初選挙に挑む。現職七期のベテラン有村は、自民党の組織支援を受けず無所属での出馬を検討中。

 三人のスタンスが明確になってきた中で、合併で選挙区が一郡一町に狭隘化したことにより、前回の愛知四町での闘いとは自ずと変化を見せてくるのは必至。旧愛知郡が二分して塗り替わった選挙地図をどうのように読み、的確な作戦が立てられるかが前哨戦のカギと見られる。有権者数は一万四千七百十四人(同)。

〈文中敬称略〉


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場外馬券売り場の設置計画

竜王町小口地区 同意せず

=生活環境への悪影響を懸念=



◆東近江・竜王町◆

 竜王インターチェンジ近くの竜王町小口地先に、地方競馬の場外馬券売り場を建設するため、地元同意を求めていた事業計画者・武生土地開発(福井県)に対して、同地区の古株友弥区長が十一日、電話で「集落の総意として同意できない」ことを伝えた。
 
 竜王町小口地先の土地約一万七千平方メートルは、株式会社向茂組の所有地で、近江八幡市内の仲介業者を通じて、地方競馬の場外馬券売り場の設置を武生土地開発が計画。

 開発後は、株式会社日本レーシングサービス(東京都)が運営を担い、平日を中心に夜間も含め年間約三百五十日営業し、一日平均四百八十人の来場、一日平均五百十万円の売り上げを見込んでいた。

 昨年九月二十三日に業者が地元を訪れ、地域の生活環境を乱すことのないよう警備員を配置し、地元対策費として年間百二十万円を地元自治会に支払う旨を提示した上で、同意要請を行ったという。

 それ以後、小口地区では、区民への資料・情報提供のほか、事業計画者による説明会を実施。同時に、日本共産党竜王支部が中心となって、環境破壊への危惧や交通量が増えることによる生活道路の渋滞、子どもたちの教育への悪影響、離職者のギャンブル依存などを理由に、設置に同意しないよう求める署名活動が展開された。

 区民の意向把握のため、今年一月下旬に小口地区(九十四戸)の各戸へ一枚ずつ賛成・反対の意思表示する用紙を配布。区民は、署名・押印した上で、賛成・反対のいずれかを示し、反対の場合にはその理由も記した。

 今月四日に回収され、集計の結果、同地区の九〇%以上が反対で、「生活環境への悪影響」を懸念する声が圧倒的多数を占めた。

 また、計画地に隣接する松が丘地区(三百四十三戸)でも、賛成・反対に加えて反対理由を記す用紙が各戸に配られた。その結果、大多数が設置計画に反対であることが、古株区長へと伝えられた。

 業者から同意要請を受けている小口地区は、十日に組長会を開催。古株区長が、二地区の意向把握結果と共産党竜王支部が提出した三百人近い反対署名の思いを踏まえ「地元として同意しないこと」を提案すると、出席者から異論なく了承された。

 翌十一日に、古株区長が電話で同地区の総意を伝えると、武生土地開発は「そうですか」とだけ答えたという。


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安全と命を守る!

AEDの使用法体得

=日野警部交番で=


◆東近江・日野町◆

 子どもの安全を守る活動に取り組んでいる日野地区安全なまちづくり協議会(森田貞夫会長、会員約百三十人)と東近江警察署が合同で、「AED(自動体外式除細動器)習熟訓練講習会」をこのほど日野警部交番三階会議室で開いた。

 これは、突発事故や急病による心肺停止者に対して、AEDを効果的に活用できるよう日頃から習熟訓練を行い、救命率を向上させるのが狙い。 事件事故で使用する可能性が高いため、県下各警察署にはAEDが一台ずつ置かれている。

 午後七時半からの講習会=写真=では、東近江行政組合消防本部員指導のもと、同協議会メンバー十六人と警察署員一人の計十七人が、応急手当の基礎知識を深め、心肺蘇生法やAEDの取り扱い方法を体得した。


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向井万起男さんの講演と展示

宇宙メダカに命の大切さ

=千秋会がまちづくりフォーラム=


▲千秋さんの宇宙飛行で夫としての体験などを話す向井氏と参加者――近江八幡市文化会館小ホールで――
◆東近江・近江八幡市◆

 日本人初の女性宇宙飛行士、向井千秋さんを応援し、向井さんがスペースシャトルで実験した宇宙メダカの子孫などの育成を通じて、青少年の健全育成や環境保全活動などに近江八幡市を拠点に取り組んでいる向井千秋後援会「千秋会」(筈井洋子代表)が、夫の向井万起男さんを招いて「メダカと環境を守る町づくりフォーラム」(市、市教委、近江八幡市民国際交流振興会、NPO法人蒲生野考現倶楽部、びわこ沖島自然学校、赤煉瓦の郷後援)を、近江八幡市文化会館で十八日開いた。

 フォーラムの会場となった小ホールには市内外から二百人ほどが詰めかけ、千秋さんの二度の宇宙飛行での夫婦の宇宙交信のエピソードや、宇宙計画やスペースシャトル打ち上げに関する報道されていない詳しい内容など、時折ユーモアを交えながら「女房はメダカと共に宇宙へ」と題して行われた講演に耳を傾けた。

 会場では、向井千秋宇宙飛行士飛行十周年記念事業(平成十六年 群馬県館林市)での「子ども宇宙教室」の模様を収めたビデオの上映や、宇宙メダカの子孫、宇宙ツツジ、宇宙キュウリ育成記録なども千秋さん関連資料などと共に展示され、参加者の関心を集めた。

▲宇宙服を試着する参加者
 講演終了後には、スペースシャトルの発射と帰還時に宇宙飛行士の命を守る貴重なスーツ(宇宙航空研究開発機構提供)の着用体験も行われ、試着した子供達は宇宙への夢を膨らませながら、カメラに向かってポーズをとっていた。

 千秋会は、千秋さん(旧姓・内藤)の弟、雅文さんが琵琶湖に釣りに来ていたときに、筈井さんがおにぎりをおすそ分けしたのがきっかけで、内藤家との家族的な交際が始まり、命を大切にする千秋さんとその家族の生き方や考え方などへの共感から、その後の後援会ヘ発展した。

 夫の万起男さんとは、一昨年の栗東市での催しで講師を務められたとき、千秋会の展示コーナーを設けてもらい、講演後には展示を見てもらっている。慶応義塾大学医学部助教授として多忙なスケジュールの中で、講演が実現した。

 講演の中で、「結婚生活二十年間で二年半しか一緒に暮らしていない」と話しながらも、随所に心あたたまる夫婦愛を感じさせ、「長かった米・仏での生活を終え、秋にはようやく日本に帰ってきます」と、うれしそうに語った。

 千秋会としても、千秋さん来幡という究極の夢実現に、希望の陽が射した。


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