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未来を拓く共生社会へ
県予算案 一般会計4934億円
基本構想の実現を目指して
=施策推進3戦略に取り組む=
◆全県◆
滋賀県の平成二十年度当初予算案は、一般会計四千九百三十四億円、十三特別会計二千百十六億円、三企業会計二百九十六億円を合わせた総額七千三百四十六億円となった。一般会計は、ひっ迫する財源不足を最小限にとどめたいとして、前年度当初に比べ二・七%減額されたことから、平成三年度以来十七年ぶりに四千億円台の緊縮予算となった。特別会計が同六・〇%増、企業会計は同三・九%減額した。
財政再建を進める中にあっても、県基本構想「未来を拓く共生社会へ」の実現に向けた二十年度予算案は、その戦略を▽人の力を活かす▽自然の力を活かす▽地と知の力を活かす――の三本柱に置いている。
施策推進では、生命と暮らしを守り、次世代を育成することを主眼に▽社会で子育て▽多用な協働を推進▽地球温暖化に対応▽琵琶湖の再生保全▽戦略的な企業誘致▽滋賀の魅力の発掘・発信――に力を入れた。戦略別の主な新規事業は次の通り。
【人の力を生かす】
地域力を生かす子育ての「わ」づくり研究(三百万円)▽出会い発見!青少年応援(四百万円)▽笑顔かがやくたんぼのこ体験(千二百万円)▽近江水の宝調査活用(六百万円)▽乳児死亡率改善緊急対策(二千六百万円)▽琵琶湖マザーホスピタル(八百万円)▽後期高齢者医療制度関連(九十八億五千万円)▽ともに地域の未来を拓き隊派遣(五十万円)▽まちの常夜灯モデル(三百万円)▽協働事業の総合推進(百万円)▽e―まち映像発信支援(四百万円)
【自然の力を活かす】
滋賀県型木材生産流通システム構築(百七十万円)▽滋賀エコ・エコノミープロジェクト推進(二百万円)▽協働による「家庭CO2削減プログラム」推進(一千万円)▽農産バイオ燃料生産導入可能性調査(百万円)▽温暖化に対応し得る水稲栽培技術の確立(千三百万円)▽水温上昇が琵琶湖の水産生物に及ぼす影響の解明(六百万円)▽環境に配慮したクルマ利用モデル(四十万円)▽ラムサール条約COP10・滋賀県こども環境特派員派遣(四百万円)
【地と知の力を活かす】
しが新事業応援ファンド支援(三十四億円)▽滋賀の優位性を活かした地域活性化調査検討(四百五十万円)▽環境産業クラスター創造(三百万円)▽国際陶芸産業都市特区推進(六百万円)▽感性産業創出(百七十万円)▽感性価値創造支援(四百万円)▽滋賀ならではの地域資源発信(百五十万円)▽「源氏物語千年紀」関連誘客促進(八百五十万円)▽「滋賀・琵琶湖ブランド」構築(三千六百万円)▽にぎわいのまちづくり総合支援(二千二百万円)▽次世代文化芸術推進(一千万円)▽歴史的文書の有効活用(五百万円)▽第八回全国障害者芸術・文化祭滋賀大会開催(三千六百万円)
このほか、動向が注目される平和祈念館は、資料収集調査(六百万円)や巡回平和展の開催(百九十万円)などに、保存および活用具体化調査(百二十万円)を加えた約千六百万円を計上している。一方、湖東三山と蒲生スマートインターチェンジの用地測量・土質調査(計七千万円)に取り組む。
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冬の風物詩
=「ユリカモメ」をミシガンで=
◆大津・大津市◆
琵琶湖汽船株式会社(本社・大津市、中井保社
長)は、心なごむユリカモメと琵琶湖クルーズが楽しめる「ミシガンとユリカモメクルーズ」を運行している。
毎年冬になると北の国から琵琶湖へ飛来する「ユリカモメ」。今年も大勢の仲間を引き連れて帰ってきた。そしてこのユリカモメ、ミシガンが港を出港すると後を追って、クルーズ中ずっとミシガンのそばを飛びまわりエサをねだる。
クルーズでは、塩分の少ない人間の赤ちゃん用の「ベビーえびせん」を用意する。何羽ものユリカモメが間近で空を舞う様子は、まるで白く光る雲のようだ。
運航は、三月七日までの日、祝日の午前九時五十分、同十一時四十五分、午後一時四十分、大津港から出港。大津プリンスホテル港には、乗船・下船の予約があった場合のみ寄港する。乗船料は大人二千六百円、小人千三百円。
問い合わせは琵琶湖汽船株式会社販促営業部(077ー522ー4115)まで。
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買い物も出かける 満100歳
=市が慶祝訪問=
▲聖徳保育園児からお祝いの花束を受ける和田さん。
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◆東近江・東近江市◆
東近江市今堀町の和田キクさんが十五日の誕生日で満百歳を迎えたのを祝って同日、市からお祝いの訪問が行われた。百歳を迎えたお年寄りを敬う市の慶祝訪問で、今年度は、和田さんで十七人目。
午前十時、川南義博健康福祉部次長と担当職員、聖徳保育園児が同行して和田さん宅を訪問。川南次長が「百歳おめでとうございます。元気で長生きしてください」と声を掛け、百歳祝状をゆっくり読み上げたあと記念盾、祝金十万円を届けた。受け取った和田さんは「きょうは、丁寧にすいません。ありがとうございます」と感謝した。また、園児からは手作りの花瓶と首飾りが、プレゼントされ、和田さんはニッコリ。
和田さんは、明治四十一年生まれ。膝が少し不自由だが、家では花を育てたり、近所の畑で野菜を栽培しているほか、姉妹で買い物も出かけるほど元気な毎日を送っている。
家族は「両親も夫も早く亡くなりましたが、兄弟は長寿です。じっとしているのが嫌い人で、出来るだけ身体を動かしていることが、長生きにつながっているのではないでしょうか」と話している。
この日の慶祝訪問には、家族も集まり、一緒に節目の誕生日を祝った。
市では今年度、百歳を迎えた十七人を慶祝訪問し、三月末までにあと二人を予定している。今年度になって百歳を迎えた長寿者は十人を超え、来年度も十数人の訪問を予定している。現在、百歳以上の高齢者は三十四人。
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蒲生地区で「第29回市民のつどい」
互いを知り、感じ、思いやる心を!
=参加者約180人 身近な問題考える=
◆東近江・東近江市◆
人と人が互いのことを認め合い、つながりを大切にするまちを目指して「第二十九回蒲生地区明るいまちづくり市民のつどい」(蒲生地区人権のまちづくり協議会主催)が、蒲生公民館一帯で九日に開かれ、小中学生や地域住民が身近な問題に目を向けた。
積雪による悪天候の中、つどいには約百八十人が詰め掛けた。冒頭、同協議会の岡崎嘉一会長が「人権とは、すべての人は生まれながらにして自由であり、平等であるという権利だと言われている。しかし、親の赤ちゃんへの虐待や学校でのいじめ、親子での殺害行為、外国人・身体障害者・老人への嫌がらせなどが、新聞やテレビをにぎわさない日はない。今こそ、真剣に暮らしの中にある課題に取り組む必要があると思う」とあいさつした。
特別報告では、元つくし保育園・杉本栄子園長が「家庭でいい子を演じる子どもが増えてきた」と育児文化の変質を指摘。「人間形成にかかわる根っこの時期(幼児期)の子育てが一番大切だ」として、<た>(大切な家族を見守ろう)<す>(すばらしい知恵袋を発揮しよう)<け>(健康な心と体を作ろう)<て>(手と手をつないで楽しく過ごそう)<あ>(あいさつは自分から進んでしよう)<げ>(元気・根気・やる気をあげよう)<よ>(喜んで親育て・孫育てをしよう)<う>(美しい言葉で話そう)という子育て支援の心構え
を伝授した。
続いて、安土町在住の藤井美智子さんが視力・言語・知的障がいのあるわが子の育児や社会の中で感じた偏見・差別を明かした。十年前にわが子をモデルに作ったストーリー“ひでくんのハートはお日様みたい”も紹介し、「心の連帯が各種保障制度と同じレベルにあるかというと、現実は低いと思う。お互いが直に触れ合うことで、それぞれの人権を感じ、知り、思っていけるのではないか」と訴えた。
▲子どもの鋭い視点に大人が舌を巻いたシンポジウム
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高齢者の人権に関しては、特別養護老人ホーム万葉の里・大宮尚美副施設長が報告。時間と業務に追われ一人ひとりの違いに目を配れなかった開設当初から個々の利用者・家族・地域の声を敏感に感じ考える施設への変遷をたどり、「高齢者の人権を常に意識した施設であることが目標であり、究極の課題でもある。人生最期の瞬間まで、家族とともに温かく過ごせる施設にしていきたい」と結んだ。
これら特別報告の内容を受けて、子育て・障害者・高齢者の三テーマ別に分科会が開かれ、身近な問題を参加者同士が自由に語り合った。
一方、同時開催の「子どもと大人のシンポジウム」では、スクールカウンセラーの山本真司さんが司会進行を務め、小中学生五人と大人四人が本音をぶつけあった。
子どもたちは「暴力など親であれば子に何をしてもいいのか。笑顔でいられる家庭にしていくことが大切ではないか」や「大人はあいさつをしろと言うが、あいさつをしたら不思議な顔をされた」、「木登りなど昔の子どもの遊びができるところがない。いろんな世代の人が集まり、それぞれがやりたいことを一つの場所で楽しめるような施設を作ってほしい。そうすれば家族のコミュニケーションも図れるのではないか」と日常生活で感じた矛盾を鋭く突き、豊かな発想力で大人たちをうならせた。
また、「進路の話が出てくるようになり、人生計画が詳しく立てられていない、計画性のない自分自身に気が付いた。これでは大人になって困るなと感じた」との発言もあり、将来に漠然とした不安を抱く思春期の心の内が垣間見えた。
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「風景づくり協定」を認定
近江八幡市 小舟木エコ村に
=持続可能な暮らしの全戸共有へ=
◆東近江・近江八幡市◆
近江八幡市小船木町で環境にやさしい持続可能なまちづくりをめざして今春住宅工事がはじまる「小舟木エコ村」の風景づくり協定が、このほど市から認定された。企画・開発をてがける株式会社地球の芽(秋村昂代表取締役)と入居者が、持続可能な暮らしづくりや地域に調和した環境づくりの実践に取り組む。
協定では、ふるさとの木を育てるや、菜園づくり、雨水利用、省エネルギーなど全員が取り組む「みんなで大切にすること」、窓辺に花をなど推奨する「積極的にやってみよう」、カーシェアリング(自動車の共同使用による台数削減)のすすめなど「将来的にチャレンジしよう」といった、小舟木エコ村での家づくりや暮らし方について、三段階三十項目が定められている。
風景づくり協定制度は、住民同士が協定に基づいて、自分達にとって大切な風景を自分達の手で守り、ふるさとの詩情あふれる風景を育て、次代へ引き継ごうというもの。今回の認定は、同市丸の内町の「プラザスタイル丸の内a街区 町並協定」(平成十七年十二月、五戸)に続く第二号。
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