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市民の手でびわ湖を守ろう!
=NPO法人「びわ湖トラスト」発足へ=
◆全県◆
急速に進行する地球温暖化から、かけがえのないびわ湖を守り、その豊かな自然を後世に残そうと、市民、文化人、企業らが結集して四月十二日、大津市のピアザ淡海の県民交流センターにおいて、(仮称)NPO法人「ぴわ湖トラスト」の発足式を開催する。
同トラストの理事長には、山田能裕氏(比叡山行院院長)、副理事長には浦環氏(東京大学生産技術研究所教授)、西本梛枝氏(旅行作家)、事務局長には山内陽子氏(創作紙芝居作家)がそれぞれ予定されている。
予定事業は▽びわ湖の調査研究の支援▽琵琶湖の環境修復▽湖沼の情報交換▽環境教育を推進する事業▽琵琶湖に関する市民活動の支援▽琵琶湖周辺の民有地の買収、および借上げによる保全事業▽指定管理者による公益事業ーなど。
この一環として八月二日、高島市で「(仮称)びわ湖と地球の文化祭」、今秋には「トラスト設立記念式典」を大津市で開催の予定。
山田氏は「当面の活動は、企業などに寄附をお願いすることになる。浄財で、来年度から休止されることになった県の自律型潜水ロボットの『淡探』の調査再開なども目指していきたい」と話している。
詳しくは、山内陽子事務局長(高島市今津町)、電話0740ー20ー1866まで。
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生協コープしがの有償ボランティア制度
“ささえあいサポート”全県展開へ
=くらしの困りごと生協が応援します=
▲家具移動で活動する男性サポーター
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◆全県◆
生活協同組合コープしが(本部・野洲市、西山実理事長)はこのほど、有償ボランティア制度「ささえあいサポート」事業を県内全域で開始した。「ちょっとの間、子どもを見ていてほしいんだけど」「日中、独居になってしまうおばあちゃんにお昼ご飯を食べさせてあげてほしい…」など、暮らしの中でちょっと困ったときの“助っ人”として期待が寄せられている。
コープ滋賀は平成十八年から、大津市北部をモデル地域として有償ボランティア福祉事業「ささえあいサポート」をスタートさせた。十九年には大津市、草津市、守山市、野洲市、栗東市、高島市で実施。さらに二十四日からは、県内全域での展開に踏み切ったもの。現在、登録されているボランティア・サポーターは千四十七人、三千七百七十六時間を越える利用があるという。
▲突然、腰が痛くなってしまい、飼い猫のお世話ができないという高齢者宅でのサポート風景
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「ささえあいサポート」事業は、コープしがが運営する有償ボランティア制度のこと。コープしがが組合員に対し、「生活者としてできること」をメニュー化してサポート登録を呼びかけ、利用者とコーディネートする。入会金、年会費、登録料などは設けない。
主な活動内容は、介護保険制度ではしてもらえない部分の掃除、庭掃除、家庭菜園の手伝い、庭の草取り、産前産後の家事応援、子どもの預かりサポート、要介護高齢者、障害者のサポート、ベッド・布団干し、家具の組み立て・移動、部屋の模様替え、留守中の愛犬の散歩、庭の水まきなど、くらし全般に及んでいる。 利用料金は、千二百円〜千六百円(一時間)で、この他にサポーターの交通費実費が加算される。
ささえあい事務局では「人のつながりの中で暮らしを支えあうのが、この“ささえあいサポート”制度。暮らしのことで困ったら、気軽にご連絡を」と話している。
なお問い合わせは、「ささえあい事務局」0120−294−589、FAX077−574−1570、メールfukushi@coop-shiga.or.jp
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前途多難な対策委の答申案
全量撤去を県財政が阻む!?
=RD産廃処分場=
◆湖南・栗東市◆
栗東市のRDエンジニア社(破産)の産廃処分場の有害物の対策工法を検討するために、県が一昨年十二月に設置した「RD最終処分場対策委員会」(岡村周一・京都大学大学院教授)は二十六日、十五回目の最後の委員会を開き、処分場を遮水壁(しゃすいへき)で囲んで有害物を全量撤去する対策工法のA−2案が委員の多数を占めたことを理由に同案を推奨するとした委員会報告(答申)をまとめた。嘉田由紀子知事の日程調整がつけば、今月中にも岡村委員長から答申が行われて、県は六月をめどに実施計画を策定する見込みだ。
対策委員会は、多数を占めたA―2案(七委員が賛同)を推奨するとともに、現在の処分場で浄化して一部掘削撤去するとしたD案(六委員)、E案(一委員)も併記した。
委員会終了後に山仲善彰県琵琶湖環境部長は「委員会の答申をきちんと評価して対策工を決定していきたい。ただ(全量撤去の場合)、地元に悪臭や騒音などが起こらないか、制度的に措置命令が行えるのかなどの懸念も検討する」と述べた。
推奨されたA―2案の工法は、県の試算では、工期十三年、費用は総額で二百四十二億円がかかるだけに、厳しい財政状況にある県がはたして同工法を採用するかは不透明だ。
このため地元住民を中心にした市民団体「飲み水を守る会」(杉田聡司代表)は二十五日、「緊急対策は、処分場内で粘土層が破壊され、有害物が直接、地下水に接しているところをまず修復すべき」とする新たな対策工を県に提案している。いずれにせよ有害物の全量撤去をめぐって、県と住民とが同床異夢に終わる懸念も指摘されており、嘉田知事の真価が問われるところだ。
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「人間らしく生きられるよう支えて」
=ドキュメンタリーで認知症男性が訴え=
▲会場で上映されたドキュメンタリー作品
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◆東近江・東近江市◆
「もの忘れになっても考えることができる。笑うこともできる。人間らしく生きていかれるよう支えて下さい…」。先年、全国放送され反響を呼んだドキュメンタリー番組で、五十八歳の認知症の男性はそう訴えた。この作品はこのほど、東近江市五個荘地区で開催された「認知症を知り地域をつくる講演会」でも上映され、参加した市民三百人は先入観を改めた。
認知症は、脳障害によって知的機能(記憶、時・場所・人の認識、計算)が低下し、日常生活が困難になる病気で、原因はアルツハイマー型と脳血管性が考えられている。
脳が委縮するアルツハイマーが大半で、発症原因は不明。これに対し脳血管性は、脳硬塞などで脳細胞に十分な血液がいきわたらなくなり、徐々に細胞が死滅して起こるもので、生活習慣に気をつけることが予防となる。
ドキュメンタリー「ふたりの時を心に刻む」は、夫婦で過ごす時間を記憶にとどめられず、苦しみながらも前向きに生きようとする夫、それを支える妻の一日一日を精一杯生きる姿を見つめたもの。
アルツハイマーの男性は妻と二人暮らしで、毎月一回通院する。症状が出始めたのは、働き盛りの四十七歳の頃。出先から職場への帰り道が分からなくなったり、取り引き先とのトラブルが増え、五十二歳で退職した。
新しい記憶が消え、自分が自分でなくなりそうな不安と孤独。男性は「子どもみたいだが、母さんがいないと不安になる」と作品中で告白する。妻の留守は不安で、外出メモを何度も確認する。
見守る妻も進行する症状を目にして、言いようのない不安にしばしば襲われるが、明るく前向きに寄り添う。妻の一言「一緒にがんばろう」は、夫を何よりも元気づけている。そんな夫の姿を見て妻も安堵し、日々の穏やかな営みに幸せを感じている。
「認識し考える力ある。尊厳大切に」
小宮英美さん、講演で理解求める
会場では上映後、作品制作に関わった小宮英美さんが講演。「患者は記憶が消えても、物事を考え感じる力は残っており、それだけに本人はつらい。周囲の人は理解し、尊厳を大切にしてほしい。不適切に対応すれば、本人は不安を取り繕うため思わぬ行動(徘徊、暴力行為、異食など)をしてしまう」と訴えた。
また、市内で活動する認知症支援ボランティアは、認知症の予兆として、▽約束を忘れやすい▽計算間違いが増えた▽同じことを何度も言うーなどを上げ、予防するには▽太陽をいっぱい浴びる▽バランスよい食事▽散歩など適度な運動ーなどをアドバイスした。
認知症の人の支え方は、▽さびしくさせない▽やさしく接する▽よく話しを聞く▽笑顔でうなずく▽ゆっくりしたペースで行動する▽役割が果たせるように支援ーなどを呼び掛けた。
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市の花ムラサキの種まき
相聞歌に詠われた野草
=八日市南高校と育てる会=
▲八日市南高校の農場で行われたムラサキの種まき
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◆東近江・東近江市◆
船岡山の額田王と大海人皇子の相聞歌に詠われている野草「ムラサキ」の栽培に取り組んでいる八日市南高校と紫草を育てる会が二十四日、同校の農場で種まきを行った。
根が紫色から染色に使われたムラサキは、かつては全国の山野に自生していたが、現在は希少種になっている。東近江市では市の花に指定している。
これまで市内の愛好家らによって守り育てられてきたが、発芽率が低く、育てにくい植物であるため育てる会の協力で九年前から同校農業技術科の水谷博教諭らが中心になって研究を重ね安定的な発芽に成功した。生徒らも種から育て、育苗する取り組みを始め、育った苗を毎年、相聞歌碑がある船岡山の麓に移植している。
ムラサキの種は、米粒ほどの大きさのため、ピンセットでつまんで一鉢ずつ丁寧に種まきを行い、合わせて一人百粒を植えた。
二週間ほどすると発芽し、育苗の管理は生徒らが行うことにしている。
花は、五月下旬から咲き出し、八月下旬まで楽しめるという。昨年は、約一、二○○株の発芽に成功し、花を咲かせた鉢植が市役所ロビーに展示され、来庁する市民の目を楽しませた。花は、五ミリほどの小さな白色で野草の素朴さが特徴。
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インドネシア料理
研修生が手ほどき
=文化の紹介も=
▲調理を指導する研修生
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◆東近江・東近江市◆
料理を通じて海外の文化を紹介するクッキングフェスタ(東近江市国際交流協会)がこのほど、永源寺地区のふるさと文化体験学習館(市原野町)で開かれ、六十人が参加した。
毎年一回開く催しで、今回のテーマはインドネシア。同国から来日中の企業研修生が、炒めたミンチ肉を小麦粉と卵の生地で包んで焼いた「マルタバック」、牛肉をスパイスで煮込んだ「レンダン」の調理を手ほどきした。
料理を味わいながらのトークタイムで研修生は、同国と日本との違いについて「無数の島の集まりであるインドネシアは、様々な民族が住んでいるので、使う言葉も全く違う。同じインドネシア人でも言葉が通じないこともある」と話した。また、写真パネルを見ながら、インドネシアの結婚式や家の造りなどを紹介した。
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アルミ缶約4万個集めて
車いす2台寄贈
=竜王中学校の福祉委員会=
▲山口町長に車いす2台を寄贈する生徒代表ら(竜王町役場応接室で)
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◆東近江・竜王町◆
竜王町立竜王中学校(奥村和彦校長)の福祉委員会が二十一日、全校生徒で集めたアルミ缶を換金し購入した車いす二台を、地域住民に活用してもらおうと同町に寄贈した。
アルミ缶回収は、竜王中伝統の福祉活動の一つで、人の役に立つ取り組みを通して生徒の自主性と福祉の心を養っている。
昨年五月から福祉委員会が中心となって、アルミ缶回収を全校生徒に呼び掛けたところ、計四万三百四十一個が集まった。また、古切手二万二千五百十八枚と使用済みテレカ二千六十八枚も回収。
四千個集めるとゴールドスター賞、二千五百個集めるとシルバースター賞がクラス単位で授与される仕組みも作り、生徒のやる気を引き出す。
竜王町役場を訪れた福祉委員会の冨田諒委員長(二年生)と山本拓弥副委員長(一年生)は、アルミ缶回収の経過を説明した上で「困っている人のために使っていただけると光栄です」との言葉を添え、山口喜代治町長に車いすを手渡した。
生徒たちのがんばりを見て、山口町長は「本当にありがとう。学校全体の取り組みが一つの形となり、一人ひとりの温かさを強く感じる。地域に誇れる中学校であり続けてほしい」と語り、大切に活用することを約束した。
アルミ缶回収以外にも、福祉委員会では、今年二月に初の試みとして一人暮らし高齢者へ手紙と花を届けた。
冨田委員長は「思っていた以上に好評で、『ありがとう』の一言がうれしくてやりがいを感じた」と活動を振り返り、互いを思いやる心の大切さを痛感していた。
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