平成20年11月20日(木)第15193号

◆全県◆
琵琶湖北部深層部
=水質調査地点=

◆湖南・栗東市◆
嘉田知事 プラス・アルファで理解求める
三浦県議「7自治会全部の合意が必要」
特措法延長の政府提案に含みも
=RD問題 真価問われる嘉田知事<19>=


◆湖東・愛荘町◆
22日、愛知川公民館で開催
愛荘町史3巻発刊記念講演
=文献史料通じ民俗文化を紹介=


◆東近江◆
市身障者厚生会、喜びの報告
県障害者スポーツ大会
=地区対抗で総合3連覇!=


◆東近江・能登川◆
市にAED 2台を寄贈
=能登川ライオンズ結成45周年=


◆東近江・安土町◆
家茂ゆかりの名勝杉原氏庭園など
老蘇・観音寺城秋まつり
=23日 地域の歴史と文化再発見=


琵琶湖北部深層部=水質調査地点=


溶存酸素濃度
今津沖中央定点で過去最低!


◆全県◆

 県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)は十八日、今津―長浜の中間点にある今津沖中央定点(北湖第一湖盆で水深九十メートル)での溶存酸素濃度(湖底直上一メートル)が〇・五ミリグラム/リットルと、昭和五十四年から調査を開始して以来、過去最低値を記録したと発表した。

 それによれば、今津沖中央定点における溶存酸素濃度は、十月以降二ミリグラム/リットル未満の低い濃度で推移していたが、今月十七日の調査で〇・五ミリグラム/と過去最低値を記録した。これまでの最低値は昭和六十二年十月五日と平成十四年十月二十一日の〇・九ミリグラム/リットルであった。

 また、同研究センターでは昨年九月から、今津沖中央定点に加えて、その周辺の北湖第一湖盆六地点(水深九十メートル)でも調査を実施している。

 それによると、調査地点の中で溶存酸素濃度が最も低い傾向にあるL地点では、今年十月以降二ミリグラム/リットル未満の低い値で推移しており、十一月十日には〇・五ミリグラム/リットルとなった。なお、昨年九月からの北湖第一湖盆での調査の最低値は、L地点で同年十月二十二日に観測した〇・三ミリグラム/リットル。

 同センターでは「溶存酸素濃度の著しい低下が見られる水域は、北湖第一湖盆の底層部に限られている。底層部の溶存酸素は、二年連続して低く推移している。昨年は暖冬の影響などで全循環の期間が短かったことが溶存酸素低下の要因として考えられたが、今年は平年並みの循環が観測されており、前年と同様の理由とは考えられない。北湖底層部で生じている低酸素化のメカニズムに関しては、気象条件を始めとした様々な要因について検討が必要だ」と話している。


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嘉田知事 プラス・アルファで理解求める

三浦県議「7自治会全部の合意が必要」

特措法延長の政府提案に含みも
=RD問題 真価問われる嘉田知事<19>=


▲17日に開かれた自民党・湖翔クラブと県との政策懇談会(県庁議員室)
◆湖南・栗東市◆

「知事はRD処分場(栗東市)の周辺七自治会全部の同意が得られない限り、汚染対策を見切り発車すべきでない」。十七日に開かれた県議会の最大会派「自民党・湖翔クラブ」と県との政策懇談会の席上で、地元議員の三浦治雄県議が嘉田由紀子知事に釘をさした。RD問題について、嘉田由紀子知事と三浦、家森茂樹両県議との激論を再現してみた。                      

【石川政実】


 家森 県は処分場を遮水(しゃすい)壁で囲んで覆土する汚染対策(D案)に合意するよう周辺七自治会に要請し、この十日までに回答を求めたが、このうち中浮気自治会だけが回答を寄せた。その回答はノーだったが、他の自治会でも合意の見通しはあるのか。また、県のこれまでの説明では、われわれは国の支援が受けられる産廃特措法申請のために、十、十一月が地元合意のリミットと理解していた。ところが県はさきごろ、国に対し政策提案(予算要望)を行ったが、その中に産廃特措法の期限延長を新規に取り上げたのはなぜか。

 嘉田 D案の対策工事で三年、工事完了後のモニタリング(監視)で一年の計四年がかかるが、これらを産廃特措法の期限である二十四年度に終了するには、来年から(工事を)スタートしなければならない。県議会から産廃特措法の期限延長の意見書が出ていることや、対策工事が万が一遅れた時の保険をかける意味も含めて、期限延長を要望した。

 家森 それでは結局、D案ありきだ。これでは、地元の合意が得られないのではないか。

 嘉田 七自治会等とは、一巡、二巡目と地元説明会を開き、意見をうかがって、D案にダイオキシンを含む焼却炉の撤去、処分場の県有地化など四項目をプラス・アルファして、三巡目の説明をしたところだ。中浮気自治会のノーの回答には、その中身を検討し、プラス・アルファも考えて地元理解を求めたい。

 三浦 (一巡、二巡、三巡目の住民説明会でも)地元は終始、同じことを言っている。例え処分場を遮水壁で囲んでも、そのことで有害物が残ることは了解できないという共通認識がある。これに応えない限り、地元合意は来年になっても得られないのではないか。
 このような中で国松正一・栗東市長に、県の対策工法で合意する印を求められても、市長ははんこを押せない。やはり有害物を除去しない限り住民の了解は得られない。また、七自治会のうち、二つでも三つでも合意を得られれば見切り発車するという話も出ているが、七自治会の同意と納得がない限りダメだというのは議会の総意だ。見切り発車は絶対にしないことを、会派として重ねて要望する。


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22日、愛知川公民館で開催

愛荘町史3巻発刊記念講演

=文献史料通じ民俗文化を紹介=


▲豊満神社春季例大祭
◆湖東・愛荘町◆

 愛荘町史第三巻「愛知川町の歴史―民俗・文献史料編―」の発刊記念講演会(愛荘町、愛荘町教育委員会主催)が二十二日、愛知川公民館大ホールで開かれる。入場無料。

 同書は、旧の愛知川町における古代から現代かけての文献と民俗史料を通じて、近世に栄えた愛知川宿や昭和三十年代の商店街、戦中戦後の町民の暮らしぶりなどを収録している。

 午後一時からの講演会では、編集委員を代表して森隆男・関西大学文学部教授と宇佐見隆之・滋賀大学教育学部准教授が、町史の見どころと町域の文化について、発刊までのエピソードも交えながら分かりやすく紹介する。

 この中で森教授は「地域をつくる民俗文化の魅力」をテーマに、街道のマチと周辺のムラの伝統が結びついて育まれた民俗文化を謎解きながら、地域力を創造する民俗学の魅力を語る。

 また、宇佐見准教授は「文献史料にみる愛知川のあゆみ」をテーマに、古代から近世までの史料を読み解きながら、古代氏族「愛智秦氏」や近世宿場町といった同町の歴史群像を分かりやすく紹介する。

 講演会の終了後は、大正十一年に建設され、貴重な洋風建築である「旧愛知郡役所」が公開される。

 問い合わせは愛荘町教育委員会文化振興課(0749―37―8059)まで。


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市身障者厚生会、喜びの報告

県障害者スポーツ大会

=地区対抗で総合3連覇!=


▲中村市長(中央)に3連覇を報告し、喜ぶ本多会長ら
◆東近江◆

 第四十六回「滋賀県障害者スポーツ大会・地区対抗部門」において、総合優勝三連覇に輝いた東近江市身体障害者厚生会の本多伊久雄会長らがこのほど同市役所を訪れ、中村功一市長に喜びの報告を行った。

 同大会は、スポーツを通じて障害を持つ人々の体力維持や機能回復を図るとともに、参加者同士の交流を楽しんでもらおうと、県や県障害者スポーツ協会などが主催し、今年五月から十月にかけて、陸上・フライングディスク・ボウリング・アーチェリー・水泳・卓球の六つの競技で競ったもので、県内の十三市と三地域から計十六団体が出場。同市からは延べ二百人余りが参加した。

 報告に訪れたのは、本多会長をはじめ同会役員の四人で、中村市長に優勝報告を行った本多会長は「この連覇が他の地域の刺激になり、県全体のレべルアップに繋がればうれしい」と、来年以降の優勝と全競技種目の制覇に意欲を示した。

 これを受けて、中村市長は「障害のある方々の励みであり、また市民の誇りでもあります。誕生したばかりの東近江市において、一つ一つの積み上げと、力を合わせていかれたことが快挙につながった。お祝いというより、お礼を申し上げたい」とねぎらいの言葉を贈った。


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市にAED 2台を寄贈

=能登川ライオンズ結成45周年=


◆東近江・能登川◆

 結成四十五周年を迎えた能登川ライオンズクラブ(藤居正太郎会長)の第一〇九三回例会と記念事業発表がこのほど、猪子町の米定で開かれ、地域福祉の向上を祈念すると共に、相互の情報交換および交流を深め合った。

 例会には、久田元一郎副市長、宇賀武県会議員をはじめ、同クラブが所属する335―C地区(滋賀県と京都府の一部)のガバナー(総括)橋本隆夫氏、スポンサークラブの八日市および近江八幡ライオンズクラブ、姉妹クラブの江差ライオンズクラブなどから約五十人が参加した。

 あいさつで藤居会長は「先輩たちが実践してこられた奉仕の精神を受け継ぎ、次の世代に引き継いでいくことに意義があると感じている。時代のニーズにあった奉仕を検討し、地味ではあってもコツコツと細かな活動を続けたい」と決意を新たにした。

 同クラブは昭和三十八年、八日市市と近江八幡市の両ライオンズクラブによって日本で五百七十六番目、滋賀県で八番目のクラブとして旧能登川町・五個荘町をエリアに創立され、友愛と奉仕の精神のもと、青少年の育成支援や河川清掃等の地域活動を展開しており、結成四十周年には、両町に福祉自動車を寄贈したほか、JR能登川駅東口前にソーラー式時計塔を設置し、多くの人々に利用されている。

 今回は、四十五周年記念事業として、メンバー全員が一人五百ドルを出し合い、国際協会視力ファーストキャンペーンに百四十四万千円を献金したほか、緊急時に役立ててほしいと、AED(自動体外式細動器)を購入。能登川と五個荘支所にそれぞれ一台を寄贈し、藤居会長から久田副市長へ目録が手渡された。 


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家茂ゆかりの名勝杉原氏庭園など

老蘇・観音寺城秋まつり

=23日 地域の歴史と文化再発見=


▲杉原氏庭園
◆東近江・安土町◆

 安土の魅力を再発見してもらう「老蘇・観音寺城秋まつり」が、二十三日に安土町石寺から東老蘇にかけての一帯で開催される。

 七月に県の名勝に指定された東老蘇の「杉原氏庭園」をはじめ、史跡老蘇の森の奥石神社本殿(重要文化財)隣に鎮座し、今春修復された町指定文化財諏訪社本殿は、普段は入れないが、この日だけ特別に公開されることになった。いずれも、十一時半・十二時十分・十四時四十分・十五時二十分の四回、各回五十人程度ずつ。

 特に「杉原氏庭園」は、長浜の有名な庭師、勝元宗益(鈍穴)による江戸末期の回遊式枯山水庭園で、長州征伐のために大阪城に向かう途中に休憩に立ち寄った徳川家茂のために増築したと伝わる便所と風呂も残っている。

 このほか、十時からは「観音正寺の護摩焚き」が石寺楽市前広場で行われ、無病息災の「もちつき」や「そばのふるまい」などもある。

 また、十三時からは東老蘇公民館で、「歴史講演会」(安土町教育委員会主催)が開かれる。内容は、講演「観音寺城と老蘇中山道」と「観音寺城跡調査報告会」。

 問い合わせは、安土町観光協会(TEL0748―46―7049)へ。


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