平成20年12月4日(木)第15205号

◆全県◆
CO2削減にチャレンジ
県がサイト「みるエコおうみ」開設
=温暖化防止は家庭から=

◆湖南・草津市◆
生命のゆりかご
棚田の保全考えよう
=20日、草津市でシンポ=


◆甲賀・甲賀市◆
甲賀地域鳥獣
保護管理計画
=サルの群れ半分を捕獲=


◆湖東・愛荘町◆
かるの湧水湿地景観保全会が活動
間伐材で遊歩道整備に着手
=愛荘町 希少植物の紹介も計画=


◆東近江◆
第31回八日市ウイーズ体操クラブ大会
鉄棒や床などで華麗な演技
=130人が元気いっぱい日頃の成果を披露=


◆東近江・竜王町◆
竜王町が「異常事態」
交通死亡事故2カ月で3件
=命を落とす高齢者=


CO2削減にチャレンジ

県がサイト「みるエコおうみ」開設

=温暖化防止は家庭から=



◆全県◆

 県はこのほど、地球温暖化の原因になるCO2(二酸化炭素)の排出削減を推進するため、WEBサイト「みるエコおうみ」(http://www.biwaco2.jp/)を開設した。

 このサイトは、各世帯で日常の生活における省エネ・省資源行動や、電気、ガスの使用量などをインターネット上で記録することにより、CO2排出の削減量を目に見えるものにしようとするもの。

 さらに省エネの成果を上げれば、企業などからエコバッグ、文房具などといった環境関連グッズがもらえる。インターネットを使える人なら誰でも参加でき、携帯電話からの利用も可能だ。

 「みるエコおうみ」のプログラムは<1>削減チャレンジ=日常生活における省エネ項目の取り組み宣言と振り返りを記録する<2>光熱使用量の入力=毎月の電気、ガス、水道などの使用量を記録する<3>独自の省エネルギー行動について日記形式で記録する<4>二か月分以上を報告した世帯に、WEBサイト上で「認定証」が発行されて、割引やプレゼントなどの特典が受けられる。特典交換期間は、来年三月一日から三十一日まで。

 現時点で特典を提供する企業は、大阪ガス、関西電力滋賀支店、国華荘、三洋電機、滋賀銀行、びわこ銀行、平和堂、(財)淡海環境保全財団だが、県では随時募集する。なお、特典は、エコバッグ、ソーラー充電器、定期預金の金利優遇など。

 県温暖化対策室では「各家庭でCO2がどれだけ削減されたかがホームページで分かることにより、温暖化問題を自分のこととしてとらえてもらえれば。初年度目標は、五千世帯を目指している」と話している。


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生命のゆりかご

棚田の保全考えよう

=20日、草津市でシンポ=


◆湖南・草津市◆

 棚田シンポジウム(県主催)が二十日、草津商工会議所コミュニティーホール(JR草津駅東ロから徒歩十分)で開催される。

 棚田の景観は、そこに暮らす人々の絶えまない農作業などによって保たれ、米づくりの場としてだけではなく、様々な機能を担っているが、過疎・高齢化、獣害などによって存続の危機にさらされている。

 このため県内五地域では「棚田ボランティア制度」が取り入れられ、地元住民と都市住民が交流を深めながら保全活動に行っている。また近年は、企業との連携のもと、県内の棚田を保全する動きも活発化している。

 シンポジウムでは、棚田の価値を見つめ直し、社会が一体となって保全することの意義について、多様な立場から発信する。

 午後一時から嘉田由紀子知事の基調講演「新しい棚田の価値」、木村和弘・信州大学農学部教授の講演「棚田の保全 必要な取り組みと支援」に続き、パネルディスカッション「今後の棚田の保全 地域、企業、ボランティア、研究者、行政などの視点から発信」で意見交換が行われる。コーディネーターは山田國廣氏(京都精華大学環境社会学科教授)。

 参加費無料。申し込みは、ファックス、電話、EメールにてNPO法人木野環境(TEL075―751―0289、FAX075―751―0284、Eメールoubo@kino-eco.orjp)へ。


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甲賀地域鳥獣
保護管理計画
=サルの群れ半分を捕獲=


◆甲賀・甲賀市◆

 県は、ニホンザルの総合的な保護管理を図るため、第二次特定鳥獣保護管理計画(ニホンザル)を策定し、平成二十年度より施行しているが、同計画に基づき、甲賀地域実施計画(案)を策定した。同計画(案)は、一定期間公表の後、必要な修正を加え、平成二十年度内に実施する予定。

 概要は次の通り。

 甲賀地域には、十二群のサルの群れの存在が明らかになっている。今回、このうち特に大きな被害を出している甲賀A群および信楽A群について、保護管理実施計画を定める。

 甲賀A群については、その個体数が全国的にも例がない約二百六十頭という非常に大規模な群れであり、住宅(工場)、農耕地などが点在する丘陵地に行動域を持っている。

 この群れによる農作物被害金額は、年間約二千五百万円にも上ると推定されている。今まで、行動域内の集落では、農作物被害への防除対策として、要因除去や追い払い、集落環境点検、防護柵の設置、ヤギの放牧など様々な取り組みが実施されてきたが、非常に大きな群れであるため、防除対策の効果は十分に現れていない。このため、今まで実施してきた総合的対策とともに、群れの半分を捕獲する部分捕獲を実施する。

 信楽A群については、個体数は約四十頭と推定されている。この群れの中には、特に加害レベルの高い個体が数頭存在し、家屋侵入や人身被害を発生させている。そこで、追い払いや柵の設置などを進めるとともに、加害個体の捕獲を進め、群れの管理を強化していく。問い合わせは、甲賀地域協議会事務局(甲賀県事務所農産普及課)へ。


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かるの湧水湿地景観保全会が活動

間伐材で遊歩道整備に着手

=愛荘町 希少植物の紹介も計画=


▲間伐材で遊歩道を作る保全会メンバー
◆湖東・愛荘町◆

 愛荘町軽野地区の南側(一級河川宇曽川北側)に位置する「軽野湿地帯」(約〇・三ヘクタール)が今年三月、滋賀県守りたい育てたい湖国の自然一〇〇選に選ぱれたことを機に、地元住民をはじめ町民が中心となり、軽野地区に今も残る十二か所の湧水や湿地帯の保存活動を展開している。

 六月に「かるの湧水湿地景観保全会」(北村清孝代表、会員二十人)を発足させ、町民の自発的・主体的に取り組む「まちづくり活動支援事業」として、愛荘町から補助対象の指定を受けた。

 保全会は、誰でも安全にそして希少植物を踏み荒らすことなく環境学習ができるようにと、滋賀県生物環境アドバイザーで地元秦荘東小学校の村長昭義教諭の指導を受け、湿地帯一帯の遊歩道整備や希少植物
の紹介看板の設置を計画し、準備を進めてきた。

 七月に入って、同町斧磨の向山生産森林組合から無償提供を受けた間伐材約二百本の皮はぎ作業に取り掛かり、十一月二十三日には「間伐材による遊歩道づくり」を行った。

 軽野公民館近くの湿地帯入り口から、長さ三メートルに切った間伐材五本を組み合わせ、遊歩道三十メートルを作った。今後二年で総延長百メートルに整備し、湿地内にある五か所の池を結ぶ。

 軽野湿地帯には約百五十種の植物が生育し、この中には冷温帯性のタンナサワフタギ、コシアプラ、中間温帯性のカナクギノキ、暖温帯性のクロバイ、湿地性のカラコギカエデ、トンボソウ、サワオグルマなどが混生し、複雑な植物相を形成している。

 中でも、カラコギカエデ、トンボソウ、コムラサキは、滋賀県で大切にすべき野生生物(二〇〇五年県版レッドデータブツク)に挙げられていることから、湿地内にある希少植物の紹介にも取り組む。


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第31回八日市ウイーズ体操クラブ大会

鉄棒や床などで華麗な演技

=130人が元気いっぱい日頃の成果を披露=


▲日頃の練習の成果を披露する選手――八日市高校体育館で――
◆東近江◆

 体操競技の普及と、青少年の体力向上や健全育成に取り組む八日市ウイーズ体操クラブの第三十一回クラブ大会(NPO法人東近江市体操協会主管、東近江市体協・同市教委・同市スポーツ少年団・滋賀報知新聞社など後援)が、このほど県立八日市高校体育館で開かれ、東近江市内や周辺市町から通う練習生や教室生総勢約百三十人が、日頃の練習の成果を披露した。

 競技選手育成のAコース(男女別二班十一人)は、鉄棒、床、鞍馬、平均台、跳馬の競技に小中学生とは思えない華麗で豪快な演技を披露。

▲本格的な技に取り組む選手
 運動能力向上を目指すB(六班五十二人)は鉄棒、跳び箱、マットで、さらに一歩上のAコースを目指すCコース(一班五人)は鉄棒、跳馬、床の競技で、各選手が一年間の成長ぶりを発表した。

 また、幼児から小学低学年を対象にした教室の生徒六十三人もマットと跳び箱で元気いっぱいの演技を見せ、観客席では我が子の姿をカメラやビデオで追うお父さんやお母さんら家族の姿が見られた。

 表彰式では各班ごとに総合成績と種目別の順位発表と表彰が行われ、教室生にも全員にメダルが贈られた。また、出席優秀者には年間ガンバリ賞、長期継続者に継続賞、成績優秀や功績者への特別賞で、それぞれの努力をたたえた。

 八日市ウイーズ体操クラブでは、練習生や教室生を随時募集している。問い合わせは、TEL0748―22―3555。


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竜王町が「異常事態」

交通死亡事故2カ月で3件

=命を落とす高齢者=



▲ドライバーに安全運転を呼び掛ける街頭啓発(2日、竜王小学校前で)
◆東近江・竜王町◆

 最近、竜王町の住民間で「ほんま気を付けなあかんな」があいさつ代わりになっている。それもそのはず、十、十一月の二カ月で、町内の高齢者が亡くなる交通死亡事故が三件連続発生したからだ。当事者や遺族に深い悲しみ・苦しみを残す交通事故を食い止めようと、近江八幡警察署と同町役場生活安全課が対策に乗り出した。

 「二カ月で三人も亡くなるのは、異常事態だ」と、近江八幡警察署交通課・塚田豊美課長は語る。十一月二十六日現在、管内で発生した交通死亡事故は七件(近江八幡市内三件、竜王町内四件)。そのうち六件が高齢者(六十五歳以上)の死亡事故だ。

 同町の事故状況を見ても、犬の散歩で県道を横断していたところ普通乗用車に跳ねられた七十歳女性や県道交差点で普通貨物自動車と出合い頭に衝突した自転車走行中の八十二歳男性、町道交差点で普通貨物自動車と出合い頭に衝突した原動機付自転車を
▲県警察音楽隊による振り込め詐欺を防止する啓発ソングに聞き入る老人クラブ連合会の役員ら(竜王町防災センターで)
運転中の七十九歳男性と、高齢者ばかり。

 先月二十二日、同町は、各自治会長・地域安全指導員・交通安全指導員・地域安全推進協議会役員・役場課長ら約百三十人を集めて「交通安全緊急会議」を防災センターで開き、光るホイッスルとピカピカ棒を配布して夜間に身を守る対策を紹介、自治会単位での啓発徹底を促した。

 ドライバーに安全運転を訴えるのぼり旗はすでに町内主要個所に設置済みで、十二月中旬までほぼ毎日のように街頭啓発や防犯・啓発パトロールを実施する。

 一方、近江八幡警察署は、同町老人クラブ連合会(神田利三朗会長)の学習会に出向き、無理な横断を止めて左右をよく確認し、夜間外出時に反射材を活用するなど、事故にあわないための自己防衛策を伝授し注意喚起した。

 神田会長は「身近な話ばかりで、教わったことをしっかり心に止めて、各地域に持ち帰って徹底していきたい」と話していた。

 


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