平成20年12月5日(金)第15206号

◆全県◆
県内公立小中高の暴力・いじめ
=平成19年度は 減少傾向に=

◆全県◆
狩猟解禁来年2月まで
=カワウも追加=


◆全県◆
大戸川ダム計画「反対」
県会へ知事意見案提出


◆湖東・愛荘町◆
まちづくリ創造ゼミナール
NPO講座 「愛荘未来塾」
協働へ法人立ち上げをサポート


◆東近江・永源寺◆
池田牧場の鹿ロースト料理
近畿農政局長賞を受賞
地産地消メニューコンテスト
食を通した地域活動にも評価


◆東近江・蒲生◆
長く感じた2分間
蒲生郵便局で 「強盗訓練」
犯人の特徴記録シートに


県内公立小中高の暴力・いじめ

=平成19年度は 減少傾向に=


◆全県◆

 県教育委員会はこのほど、平成十九年度の公立学校における暴力行為、いじめ、高等学校の長期欠席、中途退学者の状況をまとめた。

 それによると、暴力行為の発生件数は、全国では小中高で過去最高の件数に上っているのに対して、県内では四百六十九件でやや減少している。

 学校別に発生件数を見ると、小学校二十六件(前年度比増減なし)、中学校三百二十一件(同四十五件減)、高校百二十二件(同二十一件増)。

 暴力行為で最も多く発生したのは小中高ともに「生徒間暴力」で、小学校十七件(前年度比八件増)、中学校百二十七件(同十一件増)、高校七十七件(同十件増)だった。

 「対教師暴力」は減少傾向で、小学校五件(前年度比五件減)、中学校九十四件(同二十七件減)、高校十一件(同三件減)となっている。

 いじめの認知件数は、すべての学校種で減少傾向にあり、前年度比六十件減の四百四件だった。学校別では、小学校百九十件(前年度比二十一件減)、中学校百五十件(同二十六件減)、高校五十六件(同八件減)となっている。

 高校の中途退学者数は四百七十九人で、減少傾向にあり、在籍者数に占める割合(中退率)は一・五二%で、全国を〇・〇六ポイント下回っている。

 高校における長期欠席者数は九百七十九人で減少傾向にあり、在籍率は三・〇四%で全国を〇・一五ポイント下回っている。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

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狩猟解禁来年2月まで

=カワウも追加=


◆全県◆

 狩猟が来年二月十五日まで、解禁されている。鳥獣保護法の改正により、昨年度の狩猟期間から、とらばさみの狩猟における使用が禁止され、くくりわなにあっては規制が強化されるとともに、カワウが新たに狩猟鳥獣となっている。

 ニホンジカについては、十七年度の狩猟期間からそれまで捕獲が禁止されていたメスジカの狩猟が可能となっており、狩猟者一人につき一日あたりニホンジカを五頭まで(そのうちオスは一頭まで)捕獲することができる。さらに、ニホンジカに限っては、狩猟期間が二月末まで延長されている。

 県内で狩猟をするには、狩猟免許所持者で、かつ、知事が交付する狩猟者登録証が必要。ちなみに今年度の登録者数は十一月七日現在、県内者千三百四十四人、県外者三百八十三人、合計は千七百二十七人(登録種別による重複を含む延べ人数)。


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大戸川ダム計画「反対」

県会へ知事意見案提出


◆全県◆

 国土交通省の淀川水系河川整備計画に含まれる大戸川ダム(大津市)と丹生ダム(余呉町)の建設などについて嘉田由紀子知事は三日、十六項目からなる意見書案を開会中の県議会へ上程した。二十二日の採決で同意を得られれば、同省近畿地方整備局へ提出する。

 内容は、大戸川ダムについては、「中・上流の改修の進捗とその影響を検証しながら、その実施についてさらに検討を行う必要がある」との京都府の提言を踏まえ、下流の財政負担が見込まれない中、「施策の優先順位を考慮すると河川整備計画に位置付ける必要はない」と計画の白紙撤回を示唆している。

 また、ダム予定地の生活再建や振興策を「引き続きその責務を果たされたい」と事業主体である国へ求めている。

 丹生ダムに関しては、「事業計画や事業費および負担割合が明らかにされていないことから、渇水対策容量の必要性を含め速やかに調査検討の成果を提示するとともに、本県とも早急に協議されたい」としている。


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まちづくリ創造ゼミナール

NPO講座 「愛荘未来塾」

協働へ法人立ち上げをサポート


▲東京名物もんじゃ焼きで始まった愛荘未来塾の初講座
◆湖東・愛荘町◆

 愛荘町NPO講座「愛荘未来塾」(まちづくり創造ゼミナール五回シリーズ)の初講座が二日、町立愛知川公民館横の町民センターで開かれた。

 未来塾は、市民活動や地域活動に取り組みたいとの町民の「想い」を「カタチ」にしようと、シリーズを通して「NPO法人の立ち上げ」から「活動中の悩み」まで、トータル的にサポートする目的で開設された。

 初日の講座では、こほく共同オフィスたまるんゼネラルマネージャーの中田恵理香さんらの指導で調理した東京名物・もんじゃ焼きを食べながら、車座になって和気あいあいと「なんじゃもんじゃ談議」に花を咲かせた。

 市民活動に取り組む米原、彦根、近江八幡、野洲の先進団体や町職員、町民ら二十人が参加し、せかい創造都市会議愛荘代表を務めるNPO法人フィールドの高見啓一専務理事をコーディネーターに講座は進められていく。

 村西俊雄町長と細江新市総務主監から、合併後の愛荘町まちづくりの展望とともに、住民と行政のパートナーシップ「協働のまちづくり」に関し、従来の自治会を中心にしたまちづくり協議会の立ち上げも視野に、町の方向性や検討課題などが提示された。

 福祉・環境・教育・文化など個々の取り組みが、すべて「まちづくりに通じる」とした上で、情報の相互交流が必要となるばかりでなく、行政側も「町民が関心を持つ情報の提供や伝達方法に工夫が求められる」との考えを示した。

 一方、先進十団体の活動事例から、ボランティア推進には「何が必要か」を学び、任意団体よりも法人格を取得することが先決で、活動資金に対する「補助制度が利用しやすい」と報告された。

 参加者から、町民を動かそうとすれば「町職員が先頭に立って動くことが求められる」や、情報発信に関しては「一方的でなく、伝達の手段として中間介在人(口コミ役)が必要」などとする意見が出された。

 今後の日程と内容は次の通り。ボランティア活動に興味ある一般参加を呼び掛けている。無料。会場は愛知川公民館で、午後七時から二時間。

 【十二月九日】 講義「想いをカタチに」▽ゼミ「やってみたい企画を考えてグループを作りましょう」

 【来年一月十四日】 講義「NPOの手法・協働について」▽ゼミ「グループの企画会議をしよう」

 【同二月十日】 講義「グループ活動を進めるための『お得な情報』を提供」▽ゼミ「グループの企画・活動を報告しよう」

 【同三月三日】 講義「資金調達・資金マネジメントについて学ぶ」▽ゼミ「二十一年度年間計画を発表しよう」


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池田牧場の鹿ロースト料理

近畿農政局長賞を受賞

地産地消メニューコンテスト
食を通した地域活動にも評価


▲近畿農政局長賞を受賞した「鹿ロースト料理」
◆東近江・永源寺◆

 農林水産省が今年度から開催した「地産地消給食等メニューコンテスト」で、東近江市和南町の池田牧場が出品した「大皿料理・鹿ロースト」が外食・弁当部門で近畿農政局長賞に選ばれた。

 同コンテストは、同省が地産地消の取り組みの推進を目的に開催。九月二十四日〜十月十七日まで学校給食や社員食堂等を対象に提供される給食、外食や弁当を対象に地域で生産される農林水産物を使った地産地消メニューを公募した。

 同賞に選ばれた池田牧場の料理は、十度以下の気温下で狩猟された良質の鹿肉をブドウ酵素に一晩漬けて臭みを消し、二年かけて開発した肉が硬化しない調理方法で鹿肉の旨さを引き出した。現在、有機米のご飯、地元産の野菜、牛乳を材料にグラタン、天ぷら、丁字麩の辛子和えなど、十二品の献立を盛り込んだコース料理として提供している。

 地域の生産者と連携した地場産物が積極的に取り入れられている点や優れたメニュー内容であることが高く評価された。

 鹿コース料理は、築百六十年経つ民家を移築したレストラン「香想庵」のメイン料理の一つで、田舎の親戚を訪れたような温かみある家庭的な雰囲気の中で食材の持ち味を活かした本格的な料理を提供しており、食通だけでなく、名物のジェラードを買い求めにきた客にも人気がある。

 池田牧場では、料理だけでなく、牛乳豆腐づくりなどの体験教室の開催や小学校に出向いた出前講座で食べ物の大切さを伝えるなど食を通した地域活動にも取り組んでおり、これらにも評価が寄せられた。

 表彰式は一月三十日京都市内で行われる。


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長く感じた2分間

蒲生郵便局で 「強盗訓練」

犯人の特徴記録シートに


▲緊迫感が漂う蒲生郵便局での「強盗訓練」
◆東近江・蒲生◆

 金融機関を狙った強盗事件が増える歳末を前に、東近江警察署は先月二十八日、東近江市市子川原町の蒲生郵便局で「強盗訓練」を実施した。
 訓練の想定は、けん銃などを持った二人組の男が郵便局に押し入り、人質を取って現金を要求するというもの。「パン、パン」と局内に響き渡る模擬銃声音で緊迫感が増す中、社員は警察への通報とともに現金を奪った犯人を追い、逃走車両に模擬カラーボールを投げ付けた。

 同郵便局では、強盗事件発生時の対応マニュアルとして、警戒・通報・対応・観察・追跡・現場保存の六つの係に社員を振り分けている。犯人逃走後は、社員全員で人相や着衣、逃走車両のナンバー、音声、歩き方など犯人の特徴を記す
▲逃走車両にカラーボールを投げ付ける社員と柵によじ登ってナンバーを記憶する社員
チェックシートに向かい、記憶をたどりながら記入。

 東近江東部・西部地区の郵便局長ら約二十人も訓練を見学し、二分ほどの犯行を「すごく長く感じた」と漏らした。蒲生郵便局・荻野九一局長は「訓練とは思いながらも気が動転し、想定していたことすべてを行動に移すのは難しかった」と振り返った。

 通報を受け緊急配備を行う警察にとって、一目見て犯人であることが分かるような印が重要。そこで、犯人の逃走車両を特定できるようカラーボールの投てき訓練も行われた。

 参加した局長らは「下へ投げているつもりが、ボールが軽くて上へいってしまった」と語り、カラーボールの特性をつかんだ。

 


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